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2012年1月 24日

今日は夜昔の教え子が来ました。彼は近所の医者の息子で今チューリヒの医学部で勉強しています。 この夏で終わりで10月からある病院に勤めることになっています。彼は幼稚園時から高校を終わるまで僕のところに来ていました。スイングキッズの前身のバンド、ジャンピング・アプルスでやっていました。とても才能がある子で素晴らしい演奏をしていました。

彼とはもちろん友達付き合いです。もう先生と生徒という感覚は全くありません。こういう教え子が何人もいます。時々電話をして来ます、「元気?今なにやってんの」という感じで。本当に嬉しい限りです。みんな僕を年寄り扱いしないでいろいろなことに誘ってくれます。「友達とボーリング行くんだけど一緒に来ない?」とか電話をして来ます。

この彼の名前はロマンといいます。医学部の学生ですがもの凄い遊び人です。こんなに人生を謳歌している人間は少ないと思います。休みには世界中を飛び回っています。もう普通の人の何倍もの経験をしています。遊び人とは言えどもやる時にはがむしゃらにやります。素晴らしい頭脳を持っています。努力家でもあります。庭師のところで重労働をしたりバーテンダーとしてクラブで朝の7時まで仕事をしたりして学費を稼いでいます。お父さんは医者でいくらでも息子を経済的に援助出来るのですが、ロマンは自分で稼いでいます。夜の8時から朝の7時までクラブで働いてそれから大学に行く日もかなりあるのですがよく頑張っています。

高校生の頃は学校から放り出されそうになる程ムチャをやっていましたが、今はかなり落ち着いています。

 

2012年1月 22日

雪のダボスに行って来ました。天気予報では車はチェーンを着けなければならないとあったので「嫌だなあー」と思って出発したのですが幸い除雪されていてそのまま走れました。金曜日にチェーン装着を練習したほどです。

演奏したホテルは最近オープンした高級ホテルGrischa、グリーシャで何もかも新しいので輝いています。このホテルの建っている土地は前に他の名前のホテルが建っていたのですが古くなったので壊して新しく建て名前を変えたものです。支配人とかトップのスタッフは前のままです。

部屋は最高級です。あまり高級すぎて僕などには落ち着けない感じです。3人の小さなキッズは最高級のスイートに泊まりました。高すぎるので部屋が空いていたのでしょうね。ホテルは満員だったのですが。ハリウッド映画に出てくる大金持ちが泊まるようなスイートです。ただただ驚くばかりです。グリル設備の付いた大きなバルコニーもあってグリルパーティーが出来るようになっています。

ここの支配人は僕たちのことをとても買ってくれています。夏のジャズフェスティバルの実行委員の一人でもあるのですが、ある時言いました、「スイングキッズなしではフェスティバルはもう考えられなくなったよ」と。

ですから子供達にもとても敬意を持って接してくれます。昨日のコンサートでもたくさんの人が来てくれて彼曰く「こんなに入ったことは今までにないよ、今まで何百というバンドが演奏したけどスイングキッズが最高だよ」と目を潤ませて言っていました。翌朝も興奮まだ冷めやらぬ、という感じで、「昨晩は最高だったよ、俺は嬉しくてしょうがないよ」と。

昨夜はダボスの常連客もたくさん来てくれました。本当にありがたいことです。こういう人たちのためにもはやり彼らが好きな曲を演奏してあげたいですね。聴衆の90パーセントはジャズの愛好者という訳ではありません。もちろん軽快なスイングは誰でも好きでしょうけど。ですからジャズにこだわらないでどんなものでも演奏するようにしています。大切なのはたくさんの人たちと一緒に素晴らしいひと時を過ごす、ということですから。

2012年1月 16日

北ドイツに行って来ました。

土曜日の昼の飛行機でデュッセルドルフへ飛び、そこから迎えのバスで30分走りました。エッセンという工業地帯の一角にある街の素晴らしいコンサートホールで日曜日に演奏がありました。RWEというエネルギーコンツェルン、まあ日本でいう電力会社のようなものでしょうか、そこが財界、政界、顧客など1500人を招待して毎年行っている新春音楽会です。

いくつかのアーティストが出演しました。休憩なしで殆ど2時間近くかかりました。シンフォニーオーケストラはずうっとステージに上がりっぱなしでした。そんなにたくさんは演奏しなかったのですが。自分達の演奏の他オペラ歌手やジャズ歌手の伴奏をしていました。それから3、4つの出し物、こんな言い方をしたら失礼かも知れませんが、があり最後スイングキッズが登場しました。招待状に写真と名前が載っていたとはいえ生で接するキッズの演奏にみんなびっくりです。それまで真面目な顔で聴いていた聴衆の顔が緩んでぱーっと明るくなりステージも会場も一緒になって最後のひと時を楽しみました。こんな生きている音楽をやる子供のバンドとは想像もしなかったのでその驚きと喜びは一倍です。

他のアーチスト達には何だか気の毒な気がしました。みんなプロとして名前のある人たちばかりです。それが最後に子供がステージに上がってショーをかっさらってしまうのですから本心では面白くない、と思う人もいるのです。でも正直言って歌がうまい人とか楽器がうまい人はいっぱいいる訳です。しかし聴衆はそういう人たちはいつも聴いています、ですから新しい発見とか喜びというのはもうないですからスイングキッズの生の演奏に接すると驚く訳です。ただ演奏が上手いだけではなく喜びに溢れて演奏している姿、そこからあふれ出るエネルギーや喜びが聴衆の心を動かすのです。スイングキッズはこれ見よがしに難しい曲を見せびらかすような演奏をしているのではありません、本当にみんなが喜べる演奏を心がけています。聴いていて自然に体が動くような曲とテンポを選んでいます。ゆっくりした曲でさえ心と体が動くような、そんな音楽が本当の音楽だと信じています。

来週末は避暑地、スキー場で有名なダボスに行きます。ダボス会議で有名なところです。又ホテル泊まりです。みんな子供のような生活を送ってない感じです。でもみんな学校で得意になって話をしているんでしょうね。僕たちの子供の頃から比べれば夢の又夢です。今の若い人たちには想像が出来ないかも知れませんが飛行機に乗るなんて本当に遠い夢だったんです。

2012年1月 8

今日は土曜日で午後リハーサルをやりました。休憩時間にチャップリンの「The Kid」という映画を観ました。チャップリンの映画は本当に素晴らしいです。涙、笑い、ギャグなど人をひき付ける全てが入っています。後の映画界はチャップリンから大きな影響を受けています。スイングキッズもみんな大いに楽しみました。それから練習の後もう一本観ました。

これはBette Midler主演の「For The Boys」というもので、ある女性歌手が男性歌手と組んで朝鮮戦争とベトナム戦争の前線に兵士を励ましに行くという感動の話です。Bette Midlerの一番有名な曲は「The Rose」ですね。彼女は俳優として歌手として大変有名です。

彼女は歌っている時も映画で役をやっている時も全く自然で自分をぶつけています。だからその迫力は凄いです。YouTubeで聴いてみて下さい。偉大な歌手です。

歌手はいいです、声とフィーリングで音楽を表現しています。楽器奏者はそれに引き換えテクニックの競争ばかりしています。人間の心が本当に欲しているものはそんなものではないと思います。

昔イタリアのトランペット奏者のNini Rossoが日本で大変有名でした。彼の一番のヒットは1965年の「夜空のトランペット」です。本来彼は素晴らしいジャズトランペッターだったのですがそれ以来美しい旋律をストレースに演奏することに徹して世界中で大衆から大変愛されるトランペッターとしての地位を築きました。ジャズにかぶれている人は彼をバカにしたりしていました、簡単なものばかり演奏すると。それは大きな間違いです。簡単なメロディーをあれだけ心に響くように吹ける人はそんなにいるものではありません。「夜空のトランペット」は瞬く間に世界中で1千万枚売れました。いろんなバージョンがYouTubeにもありますが彼のオリジナルを超えるものはありません。みんなきれいに吹いてはいますが心に突き刺さるものがないです。クラッシク的な見地から音が悪い、という人がいますがとんでもない話です。ただきれいなだけの音は音楽としては価値のないものです。彼はジャズトランペッターでマウスピースはニューヨークのPardubaというメーカーのハリー・ジェームス・モデルを吹いていました。専門的になるのですがこれはダブルカップと言われるちょっと変形型のものです。ハリージェームスが使い出して世界中で大ヒットしたマウスピースです。高音域の息のスピードが増すのですが低音域がちょっと雑になるという欠点があります。今はヨーロッパではもう殆ど誰も使っていないです。会社はまだあるのでアメリカでは売れているのでしょうね。Nini Rossoの音が典型的なダブルカップの音です。余計な話になりましたが。

スイスは今山間部では大変な雪ですが低地では雪が全くありません。子供達にとっては残念ですが。

2012年1月 7日

来週の日曜日から演奏が始まります。いきなり北ドイツです。土曜日の昼の飛行機でチューリッヒを発ちます。

これはドイツのある大きな会社が主催する新年演奏会です。1500人の招待客を集めて大きなシンフォニーホールでやります。政財界からたくさんの大物も招待されています、ベンツの社長とか元ドイツの首相とかそうそうたるメンバーが出席するそうです。シンフォニーオーケストラも出演します。それにスイスの子供のバンドが招待されているというのも面白い話ですね。

スイングキッズどうしてこんなに世界中から愛されているんでしょうか。それはスイングキッズの核が喜びだからでしょうね。喜びの泉、これがスイングキッズです。それは上手いとか下手とかそんな次元を超えています。もちろん素晴らしい演奏をしていますが、それだけではないですよね。もっと奥深く人間が持っている喜びを呼び起こす、それが出来るのがスイングキッズです。

音楽は技術の優劣を競うものではないです。コンクールとかそういう点では次元が低いですし音楽の音質から外れています。

スポーツの欠点は優劣をはっきり形に出すことです。音楽には本来それはないのでコンクールは音楽の音質とは少し外れていると思います。コンクールがなければ目標が持てない、ということをよく聞くのですがそれでは何のために音楽をやっているのか疑問に思います。音楽をやるのが、楽器を演奏するのが好きだから、楽しいから、それだけで十分なのです。何で人より上手いからって自慢になるんでしょう。世の中には技術だけ習って本当の音楽をやっていない人たちが星の数ほどいます。それでは悲しいです。音楽をやる価値がぜんぜんないです。

土台人間に優劣を付けること自体疑問に思います。誰もが奥深く持っている人間性はどんな人でも同じものではないでしょうか。ただ生まれや環境によって表面的な形が違うだけでそれで優劣を付けるのは正しいこととは思えません。

大王製紙の御曹司の問題がそれを語っています。名門に生まれて英才教育を受けてストレートで東大に入って会社を継いで、世の中の誰もが羨むような人生を送っていてもあんな風です。人間の今ある姿はその人の全てではないということを証明しています。

人間は社会から作られた存在であるということを自覚して少しでも感謝の気持ちを持てばあんなことにはならなかったと思えてなりません。優秀な人を失うことは社会の損失ですから。いつかは立ち直って今度は自分のためではなく社会のために人生を送ってもらいたいと心から願っています。能力のある人ですから。

社会の底辺でみんなと手をつないで楽しく毎日を過ごすのが最高の生き方かも知れませんね。

2012年1月 3日

明けましておめでとうございます。 クリスマス前からご無沙汰しています。

20日に長男のベニーがベルリンから帰って来て26日までいました。この秋はずうっとヨーロッパツアーをやっていてもの凄く忙しかったそうです。昨年ベルリンで初演した「Flying Bach」という75分のブレイクダンスショーが大ヒットして色々な大きな賞をもらったりして大変注目されています。これはバッハのピアノ音楽とブレイクダンスを組み合わせたダンス劇で今までになかった試みとブレイクダンスのレベルにみんながあっと驚いて瞬く間に世界の注目を集めました。来年は世界15国回るらしいです。日本でも東京と大阪でやるとのことです。Flying Stepsの6人のブレイクダンサーと一人のバレリーナ、それにステージにグランドピアノとチェンバロというもので世界最高レベルのブレイクダンスのすざましいエネルギーが観る人を圧倒しています。

そのバレリーナが何と日本人なのです。ベルリンで活躍しているゆいちゃんという大阪出身の女性です。日本人離れした長い足と手が優雅に動いて観衆を魅了してくれます。6人のブレイクダンサーは色々な国籍の若者達ですがみんな世界最高レベルの技術と迫力でみんなをあっと言わせています。今年の秋のツアーは50回全部売り切れで大盛況だったらしいです。来年は15カ国で70回くらいの公演をやるそうです。GoogleやYouTubeでFlying Bach、Flying Steps,Benny Kimotoなどで検索してみて下さい。

ベニーがベルリンでマドンナに食事に招待されたそうです。彼女の恋人はベニーの長年の友人なのです。マドンナは朝から晩まで次のショーの準備に忙しくしているそうです。すごい仕事熱心だとベニーは驚いていました。

スイングキッズはクリスマスから正月にかけては休暇を取りました。今日3日やっと久しぶりにリハーサルをやったのですがみんな張り切っていましたね。正月に入って新しいトランペットとドラムの子が練習に来ています。春のスイスツアーが終わったら少し入れ替えがあるので段々と準備しなければなりません。近々サックスの二人とトロンボーンの子たちも練習に来る予定です。

今年もびっしりスケジュールが入っています。これ以上もう取れないくらいです。

2012年みなさんにとって素晴らしい年になるように祈っています。

 

2011年12月 20日

びっくりしました、2週間もご無沙汰してしまいました。12月はイベントが多くやはり忙しいのです。水曜日と土曜日に最後の演奏をしてこれで今年の演奏は終わりです。火曜日に最後のリハーサルをして一月4日までは活動休止です。

今年は何と言っても震災の支援などで特別な年でした。以前にも増してやることが多い年でした。しかしそれなりに大きな意義もありたくさん勉強も出来ました。

子供達もどんどん成長して素晴らしいグループになりました。2005年のバンドは音楽的にも人間的にも今までで最高です。来年はFlavioとNicoが春に退団します。この二つの大砲がなくなるのは本当に残念ですが小さい子供達が何人も待っているのでやはり場所を空けねばなりません。又夏にはLindaもバンドを去る予定です。新しく入って来る子供達もこの素晴らしい3人の跡を継ぐので楽ではないですが一生懸命頑張って欲しいと思っています。

来年はいよいよ10周年です。それを記念して初めてのスイスツアーを3月から4月にかけて行います。スイスではいっぱい演奏依頼があり自分達では何も企画する必要は全くないのですがまあ、一度ちょっと違ったことをやろう、という訳です。余計な手間がかかるのですが。もちろん自分ひとりで全部やる訳ではありません。でも何を決定するのも僕がからまっているのでどうしても時間がかかります。3月から11月まで予定はぎっしりです。どうなるんですかね。まあ、全ては時が解決してくれると、いつも呑気に思っています。

先日練習の時にベンが病気で来れませんでした。それで僕がベースを弾いたのです。ベースというのはいれば余り目立たない存在なのですがいないとなるとテキメン間の抜けた音になってしまうんです。ベースなしではコンサートはとても出来ないです。ピアノもいないですから。ですからベンが急に病気にでもなって誰も代わりが見つからない場合も想定しなければなりません。それで又ベースの練習を始めました。テンポのゆっくりした曲はもちろん問題ないのですがテンポが速くて初見読みだとお手上げです。レパートリー65曲の内なんとかして25曲くらいは問題なく弾けねばなりません。何とかコンサートをしのげるように。また一つ仕事が増えました。睡眠を30分減らさねばなりません。指導者は辛いですよ。

音楽を書くので一応は色々な楽器をかじっています。それぞれの楽器の特徴を知っているとやはり大変役に立ちます。 想像からだけではなく実際に体験した知識としてそれを楽譜の上に書けますから。

特に初心者にはどこが難しいか、ということを知っていれば大変教えやすいし適切な楽譜を書くことが出来ます。

また新しい子がトランペットを始めました。アンナという子で8歳です。トロンボーンのソフィーと同じクラスの子です。素晴らしい素質をしています。今日2回目のレッスンだったんですがもう何曲もクリスマスの曲などを吹きました。すごいスピードです。みるからに出来そうな顔をしています。又将来が少し明るく鳴りました。又写真で紹介します。

 

2011年12月 5日

最近は演奏が余りたくさんないとはいえやるべき事は山とあります。演奏に追われている時はそれで目一杯で他のことが余り目に付かないのですがちょっと時間が出来るとやたらとこれをやらねば、あれをやらねば、といっぱいあるんです。もうやけくそになりますよ。

今までドイツ語のサイトと日本語のサイトは別々のプログラムを使っていたのですが最近両方の言葉が使用できるプログラムを見つけたので全てそちらの方に移そうかと考えています。これが又大変な時間がかかるのです。まずプログラムを勉強しなければならないですから。それから全ての内容を移さねばなりません。どういう形が一番いいかプランを練らねばなりません。

バンドに新しいアレンジも書かねばならないし、家の整理整頓も時にはやらねばならないし、蓄音機も修理しなければならない、それに最近のテーマとして車があります。最近アイスランド用に一台車を買ったのです。アイスランドの高地は川を横切らねばなりません。橋などないのです。時に深さが1m前後の時もありそれが出来る車でなければなりません。それで1991年製のイギリスのランドロバ-をドイツで見つけました。この車は世界一頑丈な車で修理すれば永遠に使えるという評判の車です。エンジンは新しいのに代えています。新しい中古です。最新のエンジンは電子制御で壊れるととてもやっかいなのでこういう車には余り向いていないのです。この90年代後期のエンジンはまだ電子制御が導入される前のシンプルなもので世界中どこでも誰でも修理出来るものです。

アイスランドは石や穴がいっぱいある道が多く、頑丈に作ったこの車は最適です。

しかしこの車をスイスに輸入するのは大変なのです。スイスの陸運局はすごい厳しいです。一応イギリスナンバーは付いているのですがもう廃車したものです。本来なら路上を走れないものなのです。今ドイツの修理所ですべてチェックして修理しています。まずドイツの陸運局で申請してドイツナンバーを取得して後にスイスに輸入する予定です。ドイツの方があまり厳しくないのです。スイスではイギリスからよりもドイツからの輸入の方が規制が厳しくないのです。

この車にまつわる面白いストーリーはかなり長いものになります。又書きます。もともとイギリスの田舎の小さな町で救急車と使われていたものですが余り出動の機会がなく走行距離は大してありません。そして一度事故を起こしてそれ以来何年もほったらかしだったのです。

ランドロバ-は必要最低限のものしか付いていないとてもシンプルなものです。窓も手で取っ手をぐるぐる回して開閉をしなければなりません。メーターも速度計と燃料計しか付いていません。エンジンの回転メーターもないのです。恐ろしくシンプルですがこれで十分なのです。パンクした時用のスペアのタイヤは前のボンネットの上にあるという例のないものです。

その打ち写真を載せます。またこの車の数奇な運命もお話したいと思います。

2011年12月 4日

土曜日は友人が指揮している吹奏楽の金管楽器に奏法などを教えに行って来ました。金管が金管らしく鳴らないので「ちょっと教えてやってくれ」と言われやりました。彼はスイングキッズの大ファンで自分の金管がスイングキッズのように迫力がないのでいつも不満に思っていたのです。彼はクラリネットとサックスの専門なので金管楽器の吹き方は全く知らない、と言っても当たり前ですが。そこの子供達はスイングキッズのように生気がないんです。これでは音も出ないだろうと、いうのが第一印象でした。少しでも役に立てたのなら嬉しいです。

ヨーロッパでは12月6日はサンタクロースの来る日です。子供達のスポーツクラブや音楽のグループとかは夜集まって食べたり飲んだりして楽しみます。その時サンタクロースがプレゼントを袋に入れて持って来るのです。スイングキッズはリハーサルの代わりに中華料理を食べに行きます。バイキングなのでみんな好きなものを選べるので楽です。

今年ももうそろそろ終わりです。又最高に忙しかったです。来年も又同じでしょうね。もういっぱい予定が入っています。金土日の3日間で4回のコンサートが入っている週末もあります。冬の間は少し暇なのでたっぷり休養を取っておかねばなりません。3月からスケジュールがいっぱいです。

2011年12月 1日

最近やっと少しずつ日本ツアーの余韻から醒めて、というか手紙の返事も殆ど片付いて来ているし疲れも取れてごく普通の状態に戻りつつあります。前にも書いたと思うのですが日本ツアーは本当にきついです。毎日2時ごろ就寝して起きるのは7時か、8時で移動、演奏、打ち合わせ、インタビュー、夜の付き合いなど目まぐるしい2週間で自分では気が付かないですがもの凄いエネルギー使っているのです。それもこちらに帰って初めて感じるのです。それに日本にいる間は食べ物が美味しいのでどうしても暴食、そして暴飲。体をかなり痛めつけています。それで余計に回復が長くなるのかも知れませんね。年のせいでもあるでしょうが。

まあ、どっちみち冬はそんなに演奏がないので休養期間でもあります。冬眠という感じで意識して少し多めに眠るようにしています。それでも7時間も眠れないですが。

来年春には初めてスイスツアーをやります。国内ではやったことはないのです。演奏依頼が多いので自分達で何か企画する必要は全くないですから。でも10周年という記念と日本支援というテーマでやります。日本支援まだまだ忘れてはいけないと思っています。

みなさんもこの災害と支援をいつまでも心にとどめて下さい。

2011年11月 29日

日本ツアーにカメラマンとして同行した我が家の次男Fabianは映像の世界で生きています。初めて自分が監督をして制作した映画が今年の春にスイスの映画館で上映されましたが今イギリスで上映されているそうです。平生は主にテレビのコマーシャルを製作しています。専門は色処理で以前はたくさんテレビ映画の色処理をしていました。色処理というのは色々なロケーションで撮影するとその時の色温度の差で色が違ってくるのを最終的に色が不自然にならないように調整する仕事です。この専門家はスイスに2,3人しかいないので忙しくしています。時にはカメラマンとして行くこともあったり撮影したフィルムの編集の仕事もやっています。ここ一週間はカメラマンとしてあちこち回っていたのですがあの有名なマッターホルンの周りでヘリコプターから撮影する日もあったそうです。扉を開けて足を宙ぶらりんに外に出して撮影したそうです。もちろんベルトで安全は確保していますが。ヘリコプターから撮影するのはこれで3度目だったそうです。やはり山国で観光地も多いのでヘリコプターはよく飛んでいます。事故で重症を負った人を病院に連れて行くのもスイスではヘリコプターはよく使われています。

聞いただけで怖くなるような話です。僕はすごい高所恐怖症ですから。ヘリコプターには乗れないと思います。

スイスに来た当初は困りました。山登り、ロープウエイ、スキーリフトなど生きた心地がしなかったことが何回もありました。飛行機に乗るのもすごく怖かったほどですから。それでも回数を重ねて行くに従って少しは慣れましたが。

寒くなりかけましたがでもまだまだ本格的には寒くなっていません。来週あたりは雪が降る、というようなことを言っていますが、どうなることやら。最近はずうっと霧が多かったです。標高1000mくらいまで行くと晴れているのですが。

2011年11月 27日

今 週末は又土日と演奏がありました。土曜日は地元の僕たちがリハーサルをしているところでのイベントでした。スイングキッズがどんなところでリハーサルをしているかまだみなさんにはお話していないと思います。昔ロマンスホーンの町にアルコール貯蔵所がありました。3百万リッターのアルコールを貯蔵していたらしいです。それはもう何十年も前から使っていなかったのですがスイス人でF1レーサーだった人が11億円をかけて改築してスポーツカー博物館をオープンしました。たくさんのレーシングカーや珍しいスポーツカーなど何十億円分の車が展示されています。車好きな人にはよだれがでそうなところです。そこの一角にスイングキッズの専用のリハーサルルームがあるのです。これはそこのオーナーがスイングキッズを一度聴いて大変感動して何かサポートしたいということからそのルームを無料で提供してくれています。又4月には6百万円もするマイクロバスもプレゼントしてくれました。次のサイトで概要が少し見れます。http://www.autobau.ch/eng/  

日曜日はここから車で50分くらい行ったWinterthurという街でブランチコンサート、朝食を食べながら音楽を聴くもの、がありました。普通このようなイベントでは100人前後のお客さんなのですが今日は300人近くいてびっくりしました。主催者の話によると前売りが250枚以上売れたということです。当日直接かなり入った人もいるので300人くらいと思います。スイングキッズの人気に自分達でも驚いてしまいました。10時半開演なので9時半に僕たちは到着したのですが入り口にいっぱい人が待っていて、あれ、場所を間違えたかな、と思いました。スイス人はみんなかなりぎりぎりに来るのです。それにそんなにたくさん人が来るとは想像していなかったので本当に一瞬場所を間違えたかと思ったのです。

いっぱいいるとやはり盛り上がります。お客さんの反応がいいと司会のしゃべりもすらすらと行きます。もう長い間スイスのドイツ語が生活用語なのでこれの方が日本語で司会するより楽です。ステージで日本語を話す時はやはりちょっと考えてから話さなければなりません。平生使うことがないですから。それで昔外国語を話していたような感じになってしまうのです。自分でもたどたどしいと思う時もあるしコンサートの後に人から言われることもあります。

昨日と今日ソフィーが来て何曲かトロンボーンを一緒に吹きました。7歳ですからね。誰もが驚きますよね。自分の背より高いトロンボーンをばりばり吹くのですから。数年前ジェシカがトランペットでセンセーションを巻き起こしたような感じです。それにソフィーはすごく可愛いんです。みんなに大きな印象を刻み込みました。これで一つスイングキッズの魅力が増えました。

後4週間もするとクリスマスです。これで今年も又終わりです。一年がどんどん過ぎて行きます。

2011年のスングキッズは今までのグループでは最高のものです。性格的にみんな良い子ばかりだし演奏のレベルも今まででは最高です。本当に素晴らしい一年でした。

来年も大変忙しい年になります。年明け最初の演奏は3日間北ドイツです。これは1500人も聴衆がいる大きなものです。大きなシンフォニーホールでやります。金曜日に飛行機でチューリッヒを発ち日曜日の夕方帰って来ます。みんな演奏よりも旅行を楽しみにしている感じです。もちろん演奏はいつも目一杯楽しんでいますが。これはちょっと近所で演奏、というのとは少し違いますがら。s

2011年11月 23日

今日の夜は久しぶりに州都Frauenfeldフラオエンフェルドに行って来ました。今年の文化大賞の授賞式があったのです。受賞者は個人的には知らなかったのですが久しぶりに教育省の知っている人たちや知り合いの政治家に会えると思ったのが理由です。とても楽しかったです。面白かったのは夏にアイスランドで会った人とばったり出会いました。式の前にちょっと時間があったのでコーヒーでも飲もうと思って会場の中のバーに腰掛けたら隣の男性が「こんにちはキモトさん」と言うではないですか。あれ、この人知り合いだったかなあ、と考えていると「夏にアイスランドで会ったんですよ」と言うではないですか。

そうなんです、アイスランドの田舎の小さな町のスーパーの前の駐車場でスイスナンバーの車が隣に駐車していてお互い、「あれ、スイスからですか?」とか話しかけたのです。それで向こうが「スイングキッズのキモトさんではないでしょうか?」と言って来たのです。それでちょっと話をしてそのまま別れたのです。

それが今日スイスでばったりです。驚きました。縁とは本当に不思議ですね。彼は僕より20歳くらい年下ですが話が良く合って楽しかったです。今度は住所を交換したので又いつでも会えます。

今週は土日と演奏があります。小さなトロンボーン奏者ソフィーも一緒に来て何曲か一緒に吹きます。7歳になりましたがどんどん上達しています。体全体を使ってばりばり吹いています。見るだけで楽しいです。スイングキッズの簡単なアレンジは何曲か吹けるようになりました。次の日本ツアーには必ずいっしょに来ると思います。超可愛いです。楽しみにしていて下さい。明日学校のミュージカルの中でトロンボーンを吹くというので観に行ってきます。昨日先生に会ったのですが、「ソフィー、トロンボーンすごく上手く吹くよ、あんたと一緒に練習したの?」と言うので「いや、自分で練習出来ると言うので一緒には練習してないよ、自分でやったんじゃないの」と答えました。そうなんです、すごく自立しているんです。何しろ頭がいいので。前にも書きましたが、英語、ドイツ語、フランス語、ロシア語しゃべるんです。ドイツ語は標準語とスイスの方言両方上手いです。

 

2011年11月 20日

週末又演奏がなくゆっくり出来ました。土曜日は車を飛ばしてドイツに行って来ました。東京から奥さんとやって来た岩崎さんと顔を合わせるためです。岩崎さんは日本ツーの時には東京から金沢まで車でコンサートを聴きに来てくれました。途中故郷の長野に寄って名物のぶどうも持って来てくれました。そのぶどうの美味しいこと!キッズ達も「こんな美味しいぶどうを食べるのは生まれて初めて」と大変喜んで食べました。

彼は古いカメラやそのアクセサリーの売買をやっています。それで毎年最低一度はヨーロッパのカメラ市を回って買い込みをやっているのです。彼とはスイスのあるカメラ市で知り合いになった仲ですが初対面からとても気持ちの良い人ですぐ意気投合して付き合いが始まりました。まだ40歳前後ですがとても行動力のある人で言葉は分らなくてもどこにでも行って地元の業者と堂々と渡りあっています。誠実なので気持ちが通じるのでしょうね。

その彼と奥さんの裕子さんが日本から餅をたくさん持って来てくれました。昨年も持って来てくれたのですが餅などもう2,30年食べていないのでその美味しいことと言ったら想像を絶する程です。底なしに食べれる位です。餅ってこれ程美味しいものだったのかと再発見しました。

今日は日曜日で殆ど家にいました。今日は玉名女子高校から来た71通の手紙に返事を書いています。もう一度読み返しているのですが高校生らしい観点からスイングキッズについての感想を書いていて大いに感心させられます。深くまで入り込んだ感想や思いもあり読んでいて涙が出るようなものもあります。音楽がここまで人の心を動かすのかと思うとこれからも益々努力して行かねば、と思います。

来週末は土日と演奏があります。演奏はいつも楽しいです。今はみんなのソロもレベルが高くなっているしアンサンブルも素晴らしく一体となっているので毎回聴くのがとても楽しみです。週2回の練習もいつもとても楽しくやっています。

先週の木曜日は3人来れませんでした。それで何人かがおなかが空いたというので練習をやめて近くのイタリアレストランにピザを食べに行きました。 こんなことも時には大事です。春以来忙しくて余暇、というのが殆どなかったですから。冬の間は時間が少しあるので又みんなでボーリングをしたり食べに行ったりしようと思っています。

 

2011年11月 17日

今日も仕事以外の時間は手紙の返事を書くためにずうっとコンピューターの前に座っていました。いつも日本ツアーの後は2ヶ月くらい手紙やメールの返信に追われます。今回は学校の吹奏楽部やクラスとか玉名女子のように71人もコンサートの感想をA4紙いっぱいに書いて下さったところとか例年より量が豊富です。各自一行でもいいから返事を書きたいと思って頑張っています。手紙は100通を超えています。僕にとって日本ツアーは2週間だけではないのです。でもたくさんの人たちに喜んで頂いてこんなに嬉しいことはないです。特に中学生や高校生が感動してくれるのは本当に嬉しいです。ひとつみなさんにぜひ紹介したい手紙があります。宮城県七ヶ浜町の七ヶ浜中学校吹奏楽部の一年生でトランペットを吹いている千葉なぎさちゃんからのものです。原文のまま載せます。

「Tpパート一年千葉なぎさと言います。このたびはトランペットをいただき本当にありがとうございます。みなさんの演奏はとてもすばらしくて、はくりょくある演奏でした。聞いていると楽しくなってきて笑顔になりました。私もあんな風に人を笑顔に出来る、そんな人になりたいな、と思いました。

Dai Kimoto & his Swing Kidsの皆様は七中吹奏楽部にトランペット、そして楽しい演奏本当に忘れません。ありがとうございました。」

この手紙を読んで涙が出て来ました。「私もあんな風に人を笑顔に出来る、そんな人になりたいな、と思いました。」 スイングキッズの演奏を聴いてこんなことを思った、ということに驚くしこちらが感動をもらいます。13歳の女の子がこう感じてくれたことは最高の幸せです。「笑顔」、この世の中でどんなに大切なものでしょうか。

もう一つ同じく中学一年生の水澤優さんはこの年齢とは思えない素晴らしくしっかりとした字と文面でこう書いています。

「、、、、私はホルンパートなので、今回出演していた楽器の中にはありませんでしたが、技術面、そして表現などで真似できる面もあると思うので、みなさんの演奏を胸に頑張っていきたいと思います。そして皆さんのように人を楽しく出来る演奏を目指したいと思います。、、、、、」

七ヶ浜に行って本当に良かったです。又行きたいです。日本、北から南まで素晴らしい人たちが溢れています。日本民族世界最高です。首相を初め政治家のみなさん、世界に目を向けるのもいいですが自分達の足元も見て下さい、財産がごろごろしてますよ。

2011年11月 16日

スイスに帰って以来メールや手紙がいっぱい来ていてそれの対応に追われている毎日を送っています。今回は特に被災地支援というテーマだったのでいつもより多くの反応がありたくさん感想などが寄せられています。

支援が少しでもテーマになったことを心から嬉しく思っています。帰ってからもこれからどうやって支援を続けて行くか考え続けています。今考えているのはドイツ、スイス、オーストリアの3国で湖を囲んで日本支援の輪を作ろう、というものです。これは大変大掛かりで僕一人では無理なので何人かの有志が集まって計画実行しなければならないと思いますがいつの日にか実現したいと願っています。

2011年11月 15日

又ツアーの話ですが、大きい子供達は学校の教材も持っていたのですがツアー中はもちろんそんなことはまるで頭になかったようです。それが帰りの飛行機に乗ったとたんにみんな勉強を始めたのには笑いました。

最後の最後までやらなければならないことを延ばすのは僕とそっくりです。でもそれは教えたことはないのですが。

演奏に行った宮城県七ヶ浜町の七ヶ浜中学校の吹奏楽部の部員25人から手紙が届きました。一人一人が便箋に書いて封筒に入れていました。本当に嬉しいことです。この交流がこれから発展して行くことを願っています。

玉名女子高校のある一人もサムの住所を訊いてきました。どんどん交流して欲しいです。

ニコとフラビオが来年4月でバンドを去ります。リンダももうそんなに長くありません。これからレベルを保って行くのが大変です。次に入って来る子たちが速く上手くなってくれることを願うのみです。まあ、今までも何とかなっていたので問題はないでしょうが。

最近のメリーナの進歩が凄いです。トランペットを吹き始めて一年ちょっとというのに音は素晴らしいしアドリブの構成がすごい音楽的なんです。そしてハイCまでアドリブで使えるというのは凄いことです。10歳のか細い女の子が。彼女がいるというだけで将来は明るいです。ビッグバンドは何と言ってもファーストトランペットが一番重要ですから。

2011年11月 13

泊りがけの演奏から帰って来ました。車で一時間半ほどの所ですから距離的には全く苦にならないところです。ドイツ国境に近い温泉地のホテルです。日本の温泉地とはちょっと違いますが。

僕たちが毎年招待されているホテルは野外に大きな温水プール、日本流に言えば露天風呂、があり子供達にとっては最高です。ホテルの支配人から従業員のみなさんが僕たちが行くとものすごく喜んでくれるんです。食事も美味しいしコンサートの雰囲気も最高でいつ行っても楽しさを満喫出来るところです。

昨日面白かったのはみんな子供のバンドだと思っていたので先ずその音の大きさにびっくりしていました。たった14人で登場するのを見れば小さい子も何人かいるでしょう、それで始まったらドカーン、と来たのでびっくりしたのです。それで一曲終わって言いました、「今、音が大きいと思うでしょうが、すぐ慣れますから。特にワインをたくさん飲んだ後は心地よく響きます」と。終わったらドイツから来た人が言いました、「全くあんたの言う通りでしたよ」と。

昨日は土曜日でみんな昼間は休みだったのですがベンとサムが「ねえ、今日僕たちがステージのセッティング手伝うよ」と言ってきたので3人でみんなより1時間半早く出発しました。その前に褒美に二人に巻き寿司を作って昼ごはんの時に家に持って行ってやりました。二人とも寿司が好きなんです。

昨日はいつになく夜ホテルで静かだったので不気味なほどでした。いつもなら2,3時くらいまでわいわいやっているんですが昨日は1時半頃にはもう静かだったので驚いてしまいました。もちろんいつも11時を過ぎたら静かにしなさい、とは言うんですが言うことは聞きませんよ。2時くらいにうるさいと部屋に行って「静かにしろ」とは言うんですが。それ以上僕も起きて見張っている訳には行かないんで寝ます。ホテルの人も気を利かせてくれて僕たちが行く時は殆ど一つの階にスイングキッズだけ、と言う風にしてくれます。他のお客さんに迷惑がかからないように。夜中にわいわい騒いでいたら何か罰を与える、というようなことも出来ないですものね。「自分で考えて回りに迷惑がかからないようにしなさい」と彼らには言っていますが苦情が来たこともあります。

一度ミュンヘンのホテルでフランスの若者のグループと一緒になったのですがこれはまた度肝を抜かれる騒ぎでした。音楽をぼんぼん鳴らして狭い部屋で踊っているんです。それも夜中の3時頃まで。こんなのは典型的なフランス流です。わーっと人生を楽しむ、喜びを力いっぱい表現する、中途半端ではないんで何だか怒る気にもなれないです。それから見ればスイングキッズは可愛いものです。

2011年11月 11日

2011年11月 8日

昨日スナックのことを書いたのですが、酒を飲ませたのですか、とある人から問われたのですが子供達には飲ませていませんよ、もちろん。僕がビールを飲んだということです。スイスの法令から言えば16歳から飲めるのですがFlavioもNicoも欲しいとは言わなかったので僕の方からは何も言いませんでした。スイングキッズと一緒の時はお互い飲まない、と決めているんです。小さい子がいるので。ですからキッズと一緒の時は夕食の時でも僕はビールとかワインは飲みません。その後から子供達がいない時は飲みますが。付き合いもあるんです。

例外はありますよ、沖縄でのコンサートの後交流会で大人の席で乾杯をする時にビールを出されたんです、そんな時拒否は出来ませんよね。

FlavioとNicoはスイスでは飲める年齢ですが平生は飲んでいません。一度だけダボスのフェスティバルが終わった夜中に「ねえ、今日だけ例外で飲んでもいい?」言うのでもちろん「いいよ」と言いました。6日間毎日演奏して最後の夜は大フィナーレで最高の雰囲気だったのです。子供達の開放感も理解出来ます。その時は小さい子供達はもう部屋に帰っていてNicoは来ていた両親や知り合いたちと一緒にいたかったのです。どれ程飲んだのかは知りませんが。

日本では教員が飲酒運転をしたら大抵職を失うようなことを時々読んだりするのですがあれは疑問ですね。あれは職業の差別ですよ。教員がクビになって会社員が何でクビにならないのか理解に苦しみます。誰だって間違いはするでしょう。何回も何回も懲りずに繰り返していたら話は別ですが。完璧な人間なんてどこにもいないのは誰も知っています。その必要もないし、それだからこそ人間なんです。総理大臣でもどんな大金持ちでも砂漠の真ん中にぽつんと置かれたらただの人間なんです。どんな人間もどんな職業も元来はみな同じなんです。

高校野球でも一部の部員の喫煙や飲酒でチームが何ヶ月も対外試合を禁じられたりしていますがあれも他の部員に公平ではないと思います。監督や顧問の先生は選手達に24時間くっついている訳には行かないんです。目の届かないところで選手がやったことなどに責任を取らされるなんて気の毒だと思いますね。指導が悪いからだと言っても、いくら良い指導をしていても時にはそういう子はいるものです。ちょっとタバコを吸うくらいそんなに悪いことなんですかね。誰にも迷惑をかけている訳ではないのに。そんなに悪いなら酒もタバコも法律で禁止してこの世から失くしてしまえばいいでしょう。それが出来ないのならそれは大人の勝手というもので自分達の問題を青少年になすりつけているのではないですか?高野連はみんな酒もタバコもやらない人間の集まりなんでしょうか?誰か知っている人がいたら教えて下さい。

話は進みますが、最近芸能界と暴力団の関係が話題になっていますがこれなど昔から当たり前のごとくあったのです。相撲の八百長や弟子への暴行など誰もが知っていたことです。それをそんなことはないと主張する協会もどっちらけですよ。暴行はダメですけど力士同士が星の借り貸しをするのが何で悪いんですかね。相撲は一種のショーです。100パーセント真剣勝負と思う方がおかしいんです。協会は八百長など百も承知で人気力士を作って来たのです。そうしなけば存在出来なかったでしょう。ボクシングだって弱い相手ばかり探して来て勝って、俺は強いと言っていますがあれが真剣勝負と言えますか?あれが問題にならなくて相撲の八百長が問題になるのは矛盾していないのでしょうか。

遠く江戸時代には真剣勝負で殺し合いをやって人を殺してもお咎めはなかったのです。お互いにそれを納得してやるのですから第三者が何か口を挟む道理はなかったのです。敵討ち、という公認の殺し合いもあったのです。アルバニアなどでは今も敵討ちというのがあります。もちろん禁止されているのですが慣習として残っていて田舎ではまだやっているのです。首都のTiranaにはそういう環境にある子供達を集めて保護している学校もあるのです。もちろん場所は公表されていませんが。

人を傷つけたりすることはもちろん良くないですが何が何でも人のアラを探して揚げ足を取る社会になってしまったことは残念ですね。面白味が全然ないです。要は人に迷惑をかけなければ何をしてもいい訳です。人がとやかくいう問題ではないのです。誰も人の嫌がることをしなかったら警察も軍隊も必要ないのです。前にアイスランドの話をしましたがあそこは警察すら近代になるまでなかったのです。それが本来の人間の社会ではないでしょうか。

もっと余裕を持って失敗やいたずらも笑って過ごせるような世の中であって欲しいとおもうのですが。

2011年11月 7日

日本ツアーに関する大きな記事が先週の金曜日に新聞に出ました。熊本城をバックにしたみんなの大きな写真がぱっと載っています。

またたくさんの人から「ツアー、どうだった?」と訊かれます。今回は震災のこともあってみんないつもより強い関心を持っています。七ヶ浜に行ったこと、みんなが喜んでくれています。

今回も話題が豊富です。一つ軌道を少し外れたお話をします。

熊本県玉名市に入った夜、夕食の後僕はFlavio,Nico,共に17歳、それにRoman 14歳を連れてパチンコ屋に入りました。社会勉強ですよ。みんな年上に見えるので問題はありませんが念のために一応「年齢を訊かれたら18と答えろよ」とは言いましたが。でも九州の田舎町で誰も英語で青年の年齢を訊く人はいないですよね。最初やり方をちょっと教えて3千円ずつ渡してやりました。すぐ負けましたが。

その後スナックに入りました。入り口に一応は18歳未満お断り、とかスイスの子供には読めない日本語がありました。

カウンターは4人分席がなかったのでテーブルに着きました。早速若い(そうに見える)可愛いお姉ちゃんが愛想良くやって来ました。とても気持ちのよい人です。僕にビールと子供達にはトニックをたのみました。もちろんお姉ちゃんは外人の子供達を見てどこから来たのか、とか訊きますよね。それから何歳なのか、と。最初は「みんな18歳です」と答えたのですが話が進んで和やかになると「本当は二人は17歳で一人はまだ14歳です」と言うと「あら、私も14歳になる息子がいるんです」とお姉さん。びっくり、27,8かと思ったんです。ちょっと薄暗かったからでしょうか。本人は後から35歳と言っていました。本当でしょうね。正直そうな人でしたから。

それで翌日玉名女子高でコンサートをやることを話したのですがコンサートに本当に来てくれました。普通はこういう感じだと商売上、「明日ぜひ行くわ」とか口先だけで言うでしょう。でもこの人は本当に来てくれました。だから嬉しかったです。

パチンコ屋やスナックに先生が生徒を連れて行ったりすると日本ではやばいでしょうね。17歳ならまだしも14歳では。

僕は昔から時々簡単に軌道を外れるんです。他の人なら慎重に考えて控えるところを僕は全然慎重に考えないですぐやってしまうんです。今でもこの年になっても全然変わっていないんです。「誰にも迷惑をかけている訳ではないんだから」と考えてしまうんです。「規則」だから、とか言われるのはいやですね。時と場合によっては規則が全然意味をなさないこともありますから。臨機応変でいいんではないでしょうか。と、思うんですけど。

僕なんか日本では学校の教師としては通用しないでしょうね。なっても何か常識外れのことをしでかしてすぐクビでしょうね。

2011年11月 6日

ルクセンブルグに行って来ま した。片道5,6時間と見ていたのですが金曜日の夕方ラッシュで7時間かかりました。というのも途中ドイツを走っていてGPSが先の都市での渋滞を感知して他のルートを示したのです。それがその新しいルートは途中工事中で先に進めないのです。こうなるとナビは使い物になりません。地図を見て他のルートを探して何とかルクセンブルグに到着しました。遅れたので休憩などなしです。7時間運転しました。家内は外国とか大都市で運転出来ないのです。疲れました。

ルクセンブルグはとても美しい都市です。ブルグというのはドイツ語でも砦という意味でたくさんの都市や町が何とかブルグという名前を持っています。街の周りを城壁で囲んで外敵を防ぐのです。ルクセンブルグは大きな丘の上に作られてた巨大な砦です。その中の旧市街はとても風情がありセンスに富んでいます。歩いている人たちの服装のセンスにはただ驚いてしまいます。いろんな大都市を知っている家内もびっくりしていました。品のあるデザインの服がショーウインドーに並べられていてこの国の豊かさを物語っています。ここもスイス同様に銀行で豊かになった国らしいです。

帰りはフランス、ドイツを経由して車を走らせましたが、フランスに入った途端に高速道路の状態が悪く、フランスの経済状態が目に見えるようでした。ドイツに入るとこれが又完璧な状態で自動車王国の名にふさわしい、と感じさせられました。どこに行っても道路の状態でその国の生活レベルが即判断出来ます。日本のどこに行ってもきれいに整備されている状況しか知らない人にはちょっと想像が付かないかも知れませんね。

高速道路にひびや穴がいっぱいある国もあるのです。

でも、生活レベルと人の幸せは別の話です。生活レベルというのはあくまで物が豊かだということです。それを見て国民の幸せを判断するのは間違いだと思います。物が豊富な国にはそのひずみも大きいです。それは政治家が自分達の利益ばかり追求して国を動かしているからです。兵器産業は戦争が起こるように必死に工作しているのです。彼らにとってはどこで何万人死のうが何十万人死のうが知ったことではないのです。そうでなくては当たり前の心を持っていたら人殺しの道具など作れないですよね。さあ、これで殺せ!と言っているようなものです。誰も兵器など製造しなければ戦争なんてしようにも出来ません。簡単なことなんですけど。やっぱりお金、なんですね。

1800年代にアイスランドがデンマークから独立した時には20年もかけて話し合いを重ねて重ねてアイスランド人は彼らの独立を勝ち取ったのです。アイスランドはもちろん軍隊を持っていなかったのですがデンマークも武力でこれを退けようとせず長年に渡ってアイスランドの話に耳を傾けてついにはアイスランドの独立を認めました。

この当時はこういう場合戦争はなくても誰かが暗殺されるとか、そういうことが普通だったのですがデンマークの王様は例え敵対していてもアイスランドの代表を人間として尊敬していたのです。

これは人類の歴史の中でも本当に美しい物語の一つです。

2011年113

今週末演奏がないので家内と二人でルクセンブルグに行って来ます。友人がオーケストラを指揮するんです。30年来の友人でスイスでは親友の部類です。チューリヒの音大で作曲を教えています。時々スイングキッズのコンサートに顔を出してくれるので僕もこんな機会に行かねばなりません。彼は指揮するのは大好きなのです。オーケストレーションが得意です。

話は変わりますがスイングキッズの大ファン、高松の平井さんから頂いた讃岐うどん、無茶苦茶おいしいです。噛み心地が天下一品です。讃岐うどんは高校生の頃から大好きでした。見よう見まねで自分で作ったこともあるくらいです。平井さんは以前高松から東京までコンサートを聴きに来て下さったし、前回は金沢、そして今回は何と沖縄まで来て下さいました。孫の年齢のキッズが可愛くてたまらないらしいのです。そしてスイング音楽が大好きです。グレンミラーの大ファンでもあります。

大分にもキッズの大ファンがいます。山元さんです。娘のマヤちゃんは音大でピアノを習っていますが心に染みる感動の演奏をします。この人はとても感動屋ですぐ涙を流すのです。それほど人間が純粋なんです。僕は「感動のマヤ」と言っています。スイングキッズの演奏を聴きながら涙をぼろぼろ流しているんです。でも彼女が弾くピアノは人に感動を与えます。技術的にはもっと上手い人がたくさんいるでしょうけど、世界には。でも彼女のピアノは少し違います。音楽は技術ではない、そのことを教えてくれます。

お母さんも音楽センス抜群でアマバンドで頑張っています。

でもたくさんの人がスイングキッズの音楽の本質を理解して下さるので本当に嬉しいです。素晴らしい音色、躍動感、喜び、個性、みなさんがこんな言葉でスイングキッズの良いところを表現して下さいます。ありがたいです。

2011年11月2 日

ツアーでは熊本県玉名市の玉名女子高校を訪ねて演奏しました。ここの吹奏楽部は全国大会の常連で素晴らしい演奏をします。玉名市とグレンミラーの生誕地であるアイオワ州クラリンダとは姉妹縁組を結んでいるらしく高校生の交換留学なども行われています。そして吹奏楽部は2年おきにクラリンダのグレンミラー・フェスティバルに参加していてそこでスイングキッズは3度一緒になったことがあるという縁なのです。

ここの福岡校長は本当に素晴らしい人柄で正に教育者というにふさわしい人物です。教職員の人たちも穏やかでオープンでとても接しやすい暖かい人たちです。公立学校にはない自由な気風があり生徒さんたちも素直で明るいです。学校ってこんなに素晴らしいものなのかと生まれて初めて思いました。こんな学校だったらもう一回行きたいくらいですけど、もう遅い。それにここは女子高です。

コンサートは全校生徒のみなさんと町の人たちにも公開で大勢で楽しいひと時を過ごすことが出来ました。最後はみんなバンドを囲んで大いにノリました。本当に楽しかったです。ずうっと続けてやりたいくらいでした。

次の日出発の時にはみなさんが手を振って送ってくれました。今までたくさん学校訪問とかしたのですがこんな心の温かい学校は初めてです。信じられないでしょうが、「演奏やりたければやらせてあげますよ」という印象を与えるような学校もあったのです。それに小学校の校歌なんか聞かせてもらっても旅から旅で疲れているスイングキッズにはありがた迷惑ですよね。「我が校のアンサンブルの方が上手いですよ」と待ち構えている学校もありましたね、小学校ですよ。言っては悪いですがこちらは世界狭しと活躍しているバンドです。演奏のレベル、オリジナリティー、世界に二つとないバンドと言われているスイングキッズです。そんなバンドを迎えるのにこんな態度ですよ。それで下手なアンサンブルを聴かされるのです。最後キッズの演奏の後は嫉妬か何か知りませんが校長以下顔も誰も顔を見せず「ありがとうございました」の一言もないのです。北九州のある小学校でした。こんな連中が子供達を教えているんですよ。日本崩壊ですよ。

日本ツアーは今まで4回していくつもの学校に行きましたが後から音沙汰があったのは今回の玉名女子高校だけです。来て子供達と交流して下さい、と言われればどこにでも出かけますよ。そのために外国に出ているのですから。でも後からメールの一つぐらい書いて「ありがとうございました」と言うのが常識ではないでしょうかね。日本の公立学校どうなっているんですかね。工場化してしまったのでしょうか。まあ、ころころ首相が代わる政治ではこうなるのもやむを得ないのでしょうかね。

玉名女子高校は私立で人間教育に心から尽くしている気迫が感じられます。コンサートの後福岡校長も感激して下さって彼のアイデアで生徒に感想文を書かせましょうと言われました。

先日その感想文が71枚届きました。A4紙にぎっしり書いた生徒さんたちの思いが涙を誘いました。又3年3組のみさんは写真やみんなの寄せ書きを張ったブックレットを作ってくれました。何という優しさでしょう。

各地のコンサートを立ち上げて下さった人たち、一緒に共演してくださったグループのみなさん、みんなみんな素晴らしい人たちだったのです。今回はただ以前行った学校のことを書いたのです。玉名女子高校が余りにも暖かい学校だったので、つい以前の嫌な思い出が浮かんで来ました。

公立と私立、教育に対する誠意、熱意、気迫が全然違います。もちろん公立にも例外の人はいるでしょうが上からの命令で動く部署では許容範囲が狭くて身動きが取れないのが現実です。

2011年10月28日

今回のツアーは日本が初めての子が5人いました。何人かはやはりホームシックにかかっていました。はっきり言葉には出しませんでしたが。

アイリーンは日本の食べ物が全然口に合わず余計に家が恋しかったと思います。でも口には出さなかったですがチューリヒの空港に着いて荷物受け取りのコンベアーのところから向こうのガラス越しに両親を発見した彼女は「うあー」と叫び声を挙げ背負ってたサックスを床に放り投げて泣きながら走って行きました。安堵感と喜びで我を忘れたのでしょうね。分厚いガラスに唇を擦り付けていました。他の女の子たちは彼女と交互に抱き合って慰めていました。感動のシーンでした。

今は17歳のFlavioも最初の時はかなりホームシックにかかっていました。それに追い討ちをかけるように僕たちは彼をホテルに忘れてバスで出発したことがあります。次の会場に着いて初めて気が付いたのです。さぞかしびっくりしたでしょうね。

でもやっぱり強いのはジェシーです。8歳の時にたった一人の女の子としてやって来て初めて10日してお母さんに電話をしました。僕が強制したのです。「ほら、家に電話しろよ、お母さんが心配してるよ」と。彼女の第一声が振るっています、「お母さん、ちっとも心配いらないよ、私ホームシックなんか全然かかってないから」です。それからお姉さんが電話に出ると彼女はこう切り出しました、「ハロー、ヤスミン、あんた私が恋しい?」お姉さん何て答えたんでしょうね。聴こえなかったのが残念です。

それ以来日本4回、アメリカ3回、南米2回、と世界を飛び回っている彼女です。今までは問題なかったですが恋人でも出来ると家を恋しがるかも知れませんね。

2011年10月27日

日本ツアーの最後の夜夢を見ました。その他はいつも2時に寝て7時くらいに起きていたので夢を見るような暇はなかったのです。

どんな夢かって、笑う夢です。それはスイングキッズと演奏に行った時の夢です。休憩時間に家に帰ったんです、それもオートバイで。オートバイなんか高校生の時以来乗っていないのですが。どうしたんでしょうかね。それでその夢の中の話ですが走っている間ガソリンが無くなったんです。次の演奏は迫っていて急がねばならないのです。ここでみなさんは何を想像なさるでしょうか?多分ガソリンスタンドが見つからない、でしょうか?お金を持っていなかった?

それが僕の場合は違うんです。入れるのがガソリンかディーゼルか分らなかったのです。これを聞くと僕のエピソードを知っている人は大笑いです。

スイングキッズでドイツのフランクフルトで演奏を終えて帰る途中に僕はディーゼルエンジンの車にガソリンを入れてしまったのです。万事休す、少し走ったため部品を交換しなければなりませんでした。これで30万円以上かかったのです。それが何日もかかってドイツまで2往復しました。それからは給油の時念仏のようにディーゼル、ディーゼルと唱えてやっていたのですがそれから一年半ほどしてまたやってしまいました。というのもいつも生活に使っている我が家の車はガソリン車なのです。それの方が給油の回数が多いので頭の中は給油即ガソリンなのです。2回目はまあ、スイスで起こったのでそんなに面倒ではありませんでしたが。

それにしても僕は若い頃からこんなくだらない失敗ばかりやっています。一つお話します。高校を卒業してプロの世界に入って間もない頃です。ある晩演奏を終えて自分の車を駐車しているところに歩いて行きました。それがいつも止めている場所にないのです。路上駐車なのでいつも全く同じ場所ではないのですが近くは近くです。

それがその時はどこを探してないのです。一時間近く町を自分の車を探してさまよい歩きました。でもないんです、僕はてっきり盗まれたと思い近くの交番へ被害届けを出しに行きました。おまわりさんに住所氏名を告げたり車の種類、特徴などを言う訳です。

おまわりさんが言いました。「では何かあったら電話しますので」と。僕は「ありがとうございます、宜しくお願いします」と言って交番を出ました。一歩出たとたん思い出しました、その日は車を点検に出していて電車で仕事に出て来ていたんです。

こんな間抜けなエピソード、僕にはいっぱいあるんです。

2011年10月27日

ベースのベンが日本で動物のぬいぐるみを失くして泣いています。月曜日に帰って以来毎晩寝る時に泣いているそうです。

僕たちは最初の夜は京都山科のホテルに泊まりました。それから大津に一泊、金沢3泊、そして仙台に飛びました。その夜です。ホテルに着いて子供達に伝達事項を伝えるために僕は各部屋のドアーをノックしました。

ベンのいる部屋から彼が顔に涙をいっぱいためて出て来ました。

「どうしたんだよ」と訊くと涙を流しながら「ぬいぐるみを最初のホテルに忘れたんだよ、僕の一番大事なものなんだ、ねえ、ホテルに電話して訊いてみてよ」と言うではないですか。

11歳であのゆったりとしているベンからは想像出来ないですが本人には本当に大変ショックらしいです。長年の恋人に突然逃げられた感じでしょうね。仙台から京都のホテルにはすぐ電話をしたのですがありませんでした。カメラマンとして同行した次男のファビアンも言っていました、「これから日本で2週間生きて行けないよ」と大粒の涙を流して泣いていたそうです。

今龍谷大学の栗田さんがいろいろ当たってはくれているのですがもう日にちも経ち難しいと思います。

困ったものです。どうやってベンを慰めたらいいんでしょうか?

2歳年上の兄のサムが言ったそうです、これもファビアンの話ですが、「ベン、もう諦めなよ、11歳にもなれば違うものに興味を持つだろう、普通なら1に女の子、2に遊び、それから3にやっぱり女の子だろう」と。

6年生の男の子がまだ寝る時にぬいぐるみが必要というのも考えられない話ですしそれを失くして毎晩オメオメと泣くというのも信じられないです。まあ、スイスではありそうな話なんですが。子供達は甘やかされていますからね。もうこの子供達の親の世代ですら僕から見ると甘えん坊の子供たちです。ですからスイスでこんなバンドを育成するってもう先ず親から教育して行かねばならないんです。何か新しいものにチャレンジする、という勇気がないんです。

時々思うんですけど、日本でバンドを指導したらもっと楽だろうと。

2011年10月26日

月曜日の夜スイスに帰って来ました。長い旅でしたが子供達も僕も翌朝から学校です。日本ツアーは僕にとってはいつもハードです。僕の場合は全体の旅行の気配り、コンサートなどの打ち合わせ、セッティング、コンサート、新聞やラジオなどへの取材対応、毎夜の地元の人たちとの懇談、もちろん酒を酌み交わし、などなど朝から夜中まで一日中追われています。夜中に帰って来てからもメールの処理などをするので就寝はいつも2時、3時になります。それでも2週間ちょっと元気にやって行けるのはやはりみなさんの暖かい歓迎や声援からエネルギーをもらえるからだと思います。

前置きはこれくらいにして先ず大津、金沢、七ヶ浜、倉敷、大分、玉名、沖縄の関係者のみなさんに心からお礼を言いたいと思います。本当にありがとうございました。お陰さまで最高に楽しい、思いで深いツアーになりました。詳細は又日を改めて報告したいと思います。

今回は被災地である宮城県七ヶ浜町に出向いて実際に自分達の目で状況を見て、又現地の人たちと接して大変貴重な体験をさせて頂きました。仙台の空港を下りてバスで津波で被災した土地の真ん中を走って行ったのですが何とも形容しがたい気持ちになりました。それはショック、という一言では表現出来ない複雑な心境でした。被災当時の生々しい状況を想像したり、復興はこれからどうなって行くんだろう、とか数々の思いが頭を、胸をよぎってどっちかと言えば悲しい気持ちにさせられました。

しかし七ヶ浜に着いて現地の人たちと接触してみなさんが信じられないくらい明るいので落ち込んだ心も癒されました。あんな大災害の後とは想像できない逞しい、そして明るい人たちに接してまたまた大いに考えさせられるものを得ました。復興はこれから10年もそれ以上もかかるかも知れませんがせめて心だけでもみなさんと共にしたいと感じています。

世間は復興、復興と言いますが日本はこの災害前にすでに精神面での崩壊をしているのです。これを機に精神の復興、改革が必要なのですがそれを唱える政治家や識者は誰ひとりとしていないのが現状です、悲しいかな。明治維新以後、世界大戦以後日本は日本人の持つ素晴らしい面を忘れつつ欧米の文化技術が何もかも日本のものより優れたものであると錯覚して物質主義を追いかけて来ました。その結果が今の歪んだ社会構造です。そこから多くの人たちが本当は幸せであるはずの人生を犠牲にさせられているという事実を社会は一度じっくり考えてみる必要があると感じています。たくさんの新しい道は出来た、大きな建物も林立している、大きな病院もあちこちに建った、輸送機関はこぞってスピードアップされた、物は溢れている、、、これを発展と信じる国民が多いことに驚きを感じます。表向きは立派な車を作ったけれどブレーキの組み込みを忘れた、というのが今の社会です。ただ当てもなく暴走しているのが物質主義に犯された国々の姿です。まずこの病気を治す病院を建てて欲しいです。

暗くなってごめんなさい。明るい話題をひとつ。

最後沖縄でのコンサートで共演した鹿児島のリトルチェリーズのベース奏者中学一年の優花ちゃんです。バンドは言うまでもなく素晴らしいレベルで演奏していますがその中で彼女のステージでの姿が一番心に残りました。ベースは普通はソロもなく伴奏のラインだけを黙々、淡々と弾く、いわゆる縁の下の力持ち、という楽器ですが彼女は自然に立って演奏の喜び、ステージに立つ喜びを顔に体に満たして演奏していました。何人ものソロ奏者が前で素晴らしいソロを披露している時にも彼女は花が咲いたように光っていました。これが音楽をやる真髄です。何も難しいことを演奏したり技術を見せびらかしたりする必要はないのです。大切なのは喜びを感じその喜びを表現することです。スイングキッズには二人のカメラマンが一緒に来ました。一人はドイツ人でベルリンのラファエル、この人は映画の仕事をしている本物のプロです。もう一人は我が家の次男ファビアンです。この子も映画制作の人間で彼が監督した映画が今年スイスの映画館で上映されました。これからイギリスでもスタートするらしいです。

その二人の目にも一番にベースの優花ちゃんの演奏する姿が写ったそうです。今回も強く感じたのですが日本はコンクールがあるためにみんな何とか技術的に難度の高い曲をやろうとしています。そして回りもそうやって音楽を技術のレベルで評価しています。吹奏楽にしろジャズバンドにしろこの傾向で音楽をやっています。簡単な曲をやったら低く評価される、こんな気持ちをみんな持っていると感じられます。ですから難曲をこれでもか、これでもか、と披露することになる訳です。コンサートに来て下さったお客さんと一緒に楽しい時を過ごすという気持ちではなく「どうだ、俺たちは凄いだろう」という感じでやっているグループが殆どです。みんではないですが。 そういう音楽ではお客さんが音楽と一緒に呼吸する空間がないんです。一緒に呼吸出来る、それだからこそその音楽が生きている、ということになるんです。

かの大スター、エルビス・プレスリーが言いました、「俺は音楽のことなんか何にも知らないよ、俺たちの分野ではそんなもの必要にないから」と。エルビスが言ったからこそこの言葉には重みがあります。理論も音符もなしに心に響く音楽をやることは可能なのです。その反対に理論や音符に縛られて一生を過ごす音楽家もたくさんいるのです。

音楽の世界も現代の社会と同じでごちゃごちゃ複雑なものをやれば進歩したと錯覚しがちなのです。しかしそれで幸せや喜びは計れないということをみんなが考えねばならないと思います。そうしないとこれから20年、30年経った時の人々の演奏を考えると暗い気持ちになります。なぜかというと今20年前、30年前の演奏と比べると技術は大きく向上しているのです。でも一番大切なものを忘れているんです。

2011年10月05日

出発まで後1日になりました。

2005年が最初の日本ツアーでした。その時のメンバーでまだ残っているのはトランペットのジェシカだけです。何しろ彼女は8歳でしたから。

今日は日本ツアーの成り染めをちょっとお話したいと思います。それは2004年の夏のことでした。金沢の親友村田隆志君に当時のスイングキッズの写真を見せたことが全ての始まりです。その頃は子供達は小さく、写真を見た村田君が、「可愛いね、日本に呼んでやりたいね、どこかで合宿かなんかやればいいんじゃない、俺が場所を探してあげるよ」と半分冗談めいて言いました。それから4,5ヶ月して彼から「ねえ、本当にやろうよ」と話が来ました。じゃ、やろうか、ということになったのです。そのことを故郷倉敷の同級生小郷君に話したら「金沢に行くんなら倉敷にも来てよ、コンサートを企画するよ」と言われました。ああ、みんな興味を持ってるんだなあ、と思い龍谷大学の栗田教授にも話したら京都でもやって下さい、ということになり、そうこうしているうちに話がいろいろなところに飛んで大変大きなツアーの形が出来上がりました。

それからが日本に行くまでの約10ヶ月は厳しいものでした。せっかくコンサートを開いてもらってレベルの低い音楽では申し訳ないですから先ずはバンドのレベルを上げるのが一番の課題になりました。子供達はまだ小さくパワーもないしレベルはまだ幼稚でした。色々なアイデアを駆使してレベルを段々と上げて行って日本ではみなさんに心から楽しんでもらうことが出来て本当にほっとしました。

金沢の村田君を紹介しましたが僕たちがまだほんの若い頃の演奏仲間であり最高の遊び友達でした。女の子探しに行こうよ、と街に出かけたりしました。彼は僕より一才年下なのですがその道にかけては先輩でいろいろなことを教わりました。どうやって女の子に近付くか、どうやって口説くか、とか勉強になりました。まあ、効果は余りなかったですが。

村田君はですからもう40年来の親友です。信じられないです、そんなに時が経ったなんて。 彼はその間大人になったんですけど僕は相変わらずまだ子供で軌道を外れた行動を時々してみんなからあきれられています。僕には大人になる才能はないんでしょうね。

学校時代僕ほど先生方を困らせた子も珍しいと思います。いっぱいエピソードがあります。でも同級生とか上級生、下級生からはすごく好かれていました。みんながびっくりすることを時々やらかすし先生には恐れず向かって行くし。面白い話を一つだけしますと、高校の時、機械科だったので自動車の実習とかある訳です、ある時その自動車の実習の時僕は後ろであるクラスメートとだべっていました。すると佐野という先生が「おいコラ、お前らやる気がないんならもう家へ帰れよ」と言いました。僕はすかさず「ああ、ありがとうございます」と言って教室を出て行きました。もちろん先生は本気ではなかったということは分っていたのですがそのチャンスを逃すほど僕はのろまではありません。先生も含めて教室中があっけに取られてぽかーんと僕を見送ってくれました。

次の佐野先生の授業の時先生は僕のところに来て言いました、「あんたなあ、人の言うことを何でも全て本気に取ったらダメよ」

こんなエピソードはいっぱいあります。これはまだ微笑ましい方ですが、先生が涙をボロボロ流しながら僕に謝った、というようなこともありました。でも僕はいつも弱い者の見方でした。そのかわり権力や立場を利用して威圧して来る人間には向かって行きました。

日本でみなさんに会えるのを最高に期待しています。

2011年10月03日

土曜日ツアー前の最後の演奏がありました。バンドは益々冴えています。 何人かの人たちが休憩時間に楽屋に来てその喜びを語ってくれました。ある人が言いました、「みんな信じられないって言ってるよ、子供が演奏しているなんて」

もう3日でいよいよチューリヒを出発します。今回は初めてフィンランドのヘルシンキを経由して行きます。日本まで最短距離らしいです。

今回は被災地である宮城県七ヶ浜町でのコンサートともあり内容的にはかなり印象に残るツアーになると思っています。又バンドがかつてなかったレベルに達していてその意味でも誰にとっても素晴らしいツアーになることを確信しています。初めての沖縄もとても楽しみにしています。

日本が初めての子が5人います。みんな段々とエキサイトしていると思います。火曜日最後の練習をします。練習と言っても僕たちのは一緒にぱーっと演奏するだけですが。他人が見たらとても練習とは思えないでしょうね。余り細かいことは言わなくても新しく入って来る子供達は先輩達の演奏を聴きながら表現の仕方を自然に身に着けっていっています。スイング感、躍動感とかもうスイングキッズの伝統になっていますから。メンバーが変わっても何年経ってもスイングキッズの音楽は誰が聴いてもすぐにそれと分る独自のものを持っています。

みんな日本行きをとても楽しみにしています。

2011年10月04日

後2日で出発です。まだ持って行く物の準備は何もしていません。いつものように最後の最後まで待っています。水曜日は一日中休みなので何とかなるでしょう。

日本滞在中は僕は朝から夜中まであれこれに追われています。 やはりスイングキッズ側の責任者ですから気は使いますよね。それに色々なマスコミへの対応、コンサートの打ち合わせ、ステージのセッティング、もちろん演奏、夜は主催者側との会食、2次会とか目まぐるしいです。子供達と食事をしている時もちゃんと食べているかいつも見渡しています。出されたものを余り残さないようにといつも気を使っています。

でもここまでに来るには日本の主催地の人たちや龍谷大学の栗田教授などたくさんの人たちが大変頑張ってくれました。頑張って素晴らしい音楽をお届けするのが最高の感謝の印だと思っています。

特に栗田さんは大学教授という大変忙しい身の上でありながら大変な労力を注いでくれました。本当にありがたいことです。彼と彼の家族は数年前スイスに一年住んでいたことがあります。すぐ近くだったので時々夜電話して「ビールでも飲みに行きましょうよ」と誘って二人で色々なレストランに行って楽しい時を過ごしていました。普段は日本語を話す機会はないので特に日本語での会話は楽しかったです。今は日本語を話す人も近くにいなくてちょっと淋しいですが。栗田さんは学者ですが学者らしくなく自然で教授といってもそれぶらない素晴らしい人格の人です。龍谷大学の宝です。こんな先生ばかりだったらいいんですが現実はそうではないですよね。教授のセクハラ、教員の児童買春、スカート内盗撮、情けない。まあ、教員はいっぱいいるけど教育者は本当に少ないということの証明ですかね。

倉敷の小郷卓美君や木村義夫君とかたくさんの同級生にも毎回大変お世話になっています。同級生は本当にありがたいですよ。永遠の目に見えない絆があります。この年になっても昔のように同級生と一緒に遊びたいとの思いが時々こみ上げて来ます。外国生活が長いせいでしょうか?

小郷君は小さいころから秀才派で教育学部、教師、校長と典型的なエリートコースを歩いて来ました。僕と木村君は倉敷工業の機械科で一、二を争っていました。まあ、下から一、二ですけど。僕の方が一位の時が多かったんで木村君の方が優秀だったことは事実です。事実彼は今の中原三法堂をここまでに大きくした最高の功労者です。彼なくして今の三法堂はないばかりか多分もう会社もないかも知れません。面白いですね、工業高校の機械科を出て仏壇屋に就職するのですから。当時は支店が一つの田舎の小さい仏壇屋だったんですが今では20近くの支店があり日本でも1,2の大きな会社に成長しています。これも全て木村君の力量というか人間性が築き上げたものです。自然体と真心が真の発展をもたらす、という最高の見本です。全ての経営者は彼から大いに学んで欲しいと思います。こういう上司を持つ社員は本当に幸せだと思います。自分の力が出し切れますから。 仏のような人間なのでやはり仏壇屋が一番合っているんでしょうね。同級生として親友として大変誇りに思っているし人間としては最高に尊敬しています。奥さんのじゅん子さんが一目ぼれしてしがみついて離さなかったのも納得出来ます。

小郷卓美君を初めとした北中の同級生もこれまたみんな素晴らしいんです。殆どは幼稚園の頃から毎日一緒に過ごして一緒に大きくなった連中で兄弟のような感じです。定年の年になった今でもまだ一緒になって何かやれるのは本当に素晴らしいです。学校時代に戻ったような感じがして幸せな気分に浸れます。今回も芸文館という素晴らしいホールでのコンサートを企画してくれてとても楽しみに思っています。素晴らしい同級生、これは僕の人生の中で大変誇りに思っているものの一つです。まあ他には余り誇れるものはないですが。叩けばホコリはいっぱい出るでしょうけど。ですから叩かないで下さい。お願いします。

今日は何でか日本での身近な人たちが主役になりましたがツアーの主役はやはりスイングキッズです。 又驚くほどレベルが上がっているので楽しみにしていて下さい。

2011年10月03日

土曜日ツアー前の最後の演奏がありました。バンドは益々冴えています。 何人かの人たちが休憩時間に楽屋に来てその喜びを語ってくれました。ある人が言いました、「みんな信じられないって言ってるよ、子供が演奏しているなんて」

もう3日でいよいよチューリヒを出発します。今回は初めてフィンランドのヘルシンキを経由して行きます。日本まで最短距離らしいです。

今回は被災地である宮城県七ヶ浜町でのコンサートともあり内容的にはかなり印象に残るツアーになると思っています。又バンドがかつてなかったレベルに達していてその意味でも誰にとっても素晴らしいツアーになることを確信しています。初めての沖縄もとても楽しみにしています。

日本が初めての子が5人います。みんな段々とエキサイトしていると思います。火曜日最後の練習をします。練習と言っても僕たちのは一緒にぱーっと演奏するだけですが。他人が見たらとても練習とは思えないでしょうね。余り細かいことは言わなくても新しく入って来る子供達は先輩達の演奏を聴きながら表現の仕方を自然に身に着けっていっています。スイング感、躍動感とかもうスイングキッズの伝統になっていますから。メンバーが変わっても何年経ってもスイングキッズの音楽は誰が聴いてもすぐにそれと分る独自のものを持っています。

みんな日本行きをとても楽しみにしています。

2011年9月26日

スイングキッズが又日本に行くことはもうかなり一般の人たちも知っているので最近時々訊かれます、「いつ出発なんですか?」と。

「でも北へは行かないんでしょう」と言う人もいます。「いや、行くんです」と答えるとみんなびっくりします、「ええーっ、危なくないんですか?」と。

なかなか答えようがないですよね。説明のしようがないというか。

僕としたら、東北の人たちは震災以来元気に生きているんですから何が危ないのか理解出来ません。ボランティアーでたくさんの人たちも東北に行ったし、そんなことを言うのは失礼だと思います。もちろん原発の問題もまだ解決した訳ではないので油断はなりませんがそれも自分ではどうしようもないものですから。どこにいても事故にあったり、襲われたりする可能性はある訳ですから。反対に言えばリビアに行っても、イラク、アフガニスタンに行っても死ぬとは限らないですから。

生きるも死ぬも自分ではどうしようもないですよ。殺してくれ、と言っても多分誰も殺してくれないでしょうね。

僕は岡山県出身で東北とは直接縁はないのですがとても人事とは思えないです。そして「頑張って下さい」とか無礼なことは言えません。遠くから眺めるだけなんて無責任ですよ。「頑張れ東北」というような言葉はいやですね。本当に行動を起こしている人はそれを言う資格はあるでしょうけど、そうでなければただの「きれいごと」です。自分に中身がないことを証明しているようなものです。テレビの司会者なんかも真顔で「本当に頑張って一日も早く復興して欲しいものですね」と言っているんでしょうね。

でも何か出来る人は直接現地とコンタクトを取ってやって欲しいです。赤十字で集めたお金なんかまだ分配していないと聞いています。世界中の心ある人たちが差し出したお金ですよ。ある知り合いも50万円寄付したそうですが今では憤慨しています。

とにかく大きな機構、ユニセフとか、上層部の人たちは飛行機でもファーストクラスを利用しているそうですよ。普段は最高級車を乗り回しているとも聞いています。全てみんなの寄付したお金を使ってです。誰でも疑問に思うのが当たり前でしょう。常識では考えられないことですよね。まあ、そういうところの人たちは常識には当てはまらない人たちなんでしょうね。

僕たちは民間ベースで小さいながら心のこもった支援を続けて行きたいと思っています。

 

2011年9月23日

ツアーまであとちょっとになりました。今回は被災地でのコンサートもあり何だか大変意義あるツアーになる予感がします。

被災地の宮城県七ヶ浜町へ行くことについてキッズの両親達と大ディスカッションがありました。ヨーロッパでは震災直後の残酷な映像以来良いことは何ひとつ報道されていないので風評は日本よりひどいです。日本中が放射能に汚染されて壊滅状態になっていると思っている人が多いのです。その日本に行くこと、ましてや福島の近くに行くことなど想像できない人たちがたくさんいるのです。

最後はもうけんか腰で親達を無理矢理納得させました。

今回のツアーでは日本中の人たちにスイスの子供達も東北の子供達を支援していることを知ってもらいたいです。そして日本国内でも東北のことをいつまでも忘れないで欲しいと願っています。

2011年9月18日

宮城県七ヶ浜町は人口2万2千人の小さな町で今回の震災で大きく被災しました。その町とスイングキッズとの関係を少しお話したいと思います。

そのきっかけは4月10日の朝日新聞に掲載された被災者の談話記事です。その中で宮城県七ヶ浜町の鈴木吉夫さんの言葉に深く心を打たれました。

「津波で家は流されたけど、家族10人は無事。魚の仲買人やってっから、ここに漁師が戻らねぇと生活はできねぇ。でも、戻らねぇなら俺たちで捕ればええんだ。大事なのはやる気だべ。ここから這い上がる人も、落っこちる人もいるけど、でも、わしらは一人じゃねぇっちゃ。自然もすごいけど、人間もすごいっちゃ。昔から何度も立ち上がって来た。また何年かしたらここに来てな、必ず、ここを元に戻してやっから」 

この人の人間を信じる心に感動して連絡先を探したのがスイングキッズと七ヶ浜との交流の始まりです。その時点ではもちろん七ヶ浜はツアーの日程には入っていませんでした。まだ外国人が日本行きを躊躇していた時期です。それでも何とか支援したいと願って七ヶ浜支援のコンサートをスイスでやり75万円を集め送金することが出来ました。これは近くのあるグループがコンサートを主催してくれました。新聞にも大きくShichigahamaとタイトルが出ました。それと前後してバンドから七ヶ浜の児童生徒全員に2千枚のキッズの新しいCD「Good Old Days」を送りました。

そして9月に入って予定していた神戸のコンサートが不可能ということになり急遽、それでは七ヶ浜へ行こう、ということになったのです。

これが現在までの経緯で、これからもこの震災を忘れることなく継続性のある支援を続けて行こうと思っています。これが又子供達の国際交流に発展すればこの上ない喜びです。

 
日本ツアーの日程がもうちょっと詳しくなりました。

今年は震災の関係で企画が5月にやっとスタートとするという事情からぎりぎりまで日程等が決まりませんでした。今回も全ての主催地とのコーディネートや国内旅行の詳細な計画などをやって下さったのが京都龍谷大学の社会学部教授の栗田修司氏です。感謝の念に耐えません。彼は数年前一年間家族とスイスに滞在していたことがあり、その時に娘のニイナちゃんがスイングキッズと一緒にトロンボーンを吹いていたという縁もあります。多忙の中ツアー企画の中心となって大変骨を折って下さいました。ニイナちゃんは大津のコンサートでバンドに入って演奏します。

10月8日 大津 市旧大津公会堂 13時、15時の2回、1000円/500                                           円、問い合わせ、株式会社EGS 松崎悦子、077-554-8501

10月9日 金沢北陸大学 文化祭  14時、問い合わせ、北陸大学、茂登(もと)一位学生課長、076-229-6000

10月12日 宮城県七ヶ浜町 (スイングキッズが支援している町),   向洋中学校、?-18時、問い合わせ、向洋中学校    022-365-8151      

10月15日 倉敷芸文館 13時分開演、問い合わせ、086 425 8452

10月16日 大分ホテルソラージュ 15時30分開演、問い合わせ:070 5537 7328 リンクプラネット

10月18日 熊本県玉名市、玉名女子高校 14時30分開演、入場無料、問い合わせ:0968 72 5161 玉名女子高校

10月22日 浦添てだこホール、14時開演、問い合わせ:沖縄タイムス文化事業部 098 860 3588

 

2011年9月4日

大変ご無沙汰してしまいました。ダボスのフェスティバルの後すぐ4週間アイスランドへ行っていて帰って来たら仕事の山だし、演奏も毎週3回というのが続きました。その間ドイツへ行く用事も出来たりしてあっという間に時が過ぎてしまいました。

ダボスから帰ったのは7月17日です最後の演奏がホテルでありました。スイングキッズ大人のプロのバンドを前座において最後に演奏しました。例年のごとく異様な盛り上がりの中12時過ぎまでやりました。それから後片付けを終えて僕はすぐ車で家に帰りました。家に着いたのは夜中の3時でした。それから少し寝て8時にデンマークに向けて車を走らせました。ドイツの高速道路は家内が9時間くらい運転してくれたので僕は横で眠ることが出来ましたが夜中にデンマークの北端の港に着いた時はぐったりでした。

車の中で夜を過ごして朝9時にフェリーに乗りアイスランドに向かいました。車が800台も入るという大きなフェリーです。船室もホテルのようでシャワー、トイレ、洗面所、机、テレビ、冷蔵庫など必要なものは全てあり2泊の旅を楽しむことが出来ました。窓が船首に向けてあり部屋からの眺めも楽しむことが出来ました。ダボスでの疲れを十分に癒すことが出来、アイスランドでの旅にエネルギーを補給出来ました。

アイスランドは2度目ですがその限りない美しさに僕も家内も益々とりこになってしまっています。来年も又行く予定です。時間が出来たら写真を紹介します。

日本ツアーの日程がやっと決まりました。

10月8日 大津公会堂 (詳細は後日)

10月9日 金沢北陸大学 文化祭 (昼か午後)

10月11日 仙台 (未定)

10月12日 宮城県七ヶ浜町 中央公民館(スイングキッズが支援している町)

10月15日 倉敷芸文館 13時分開演、問い合わせ、086 425 8452

10月16日 大分ホテルソラージュ 15時30分開演、問い合わせ:070 5537 7328 リンクプラネット

10月18日 熊本県玉名市、玉名女子高校 14時30分開演、入場無料、問い合わせ:0968 72 5161 玉名女子高校

10月22日 浦添てだこホール、14時開演、問い合わせ:沖縄タイムス文化事業部 098 860 3588

 

2011年7月8日

スイングキッズが宮城県七ヶ浜町を支援していることは以前書いたと思います。あの素晴らしい言葉を残した鈴木吉夫さんの故郷です。最近七ヶ浜の児童生徒全員にプレゼントするためにスイングキッズの新しいCD2千枚を発送しました。まあ、被災地としては現金の方がいいかも知れませんが100万円くらいでは焼け石に水という感じでしょうから、僕たちは目先の復興も大事ですが将来を見据えて子供達に夢を持ってもらおうと思いお金よりCDをプレゼントすることにしました。復興はかなり長引くと見ています。5年、10年はすぐ経ってしまいます。そうすると今の子供達も大人になって町づくりの原動力になる訳です。ですからその子供達に世界のどこかであなたたちを心から応援していますということを知ってもらいたいからです。それが必ず復興のエネルギーになると信じています。

僕は東北の出身ではないですけどやはり見て見ぬふりをすることは出来ません。日本には育ててもらった恩があるし、日本が立ち直ることは世界にとって必要なことだと思うからです。いつも言っているのですが日本には民族と資質としては最高のものを持っています。これは日本を出て36年日本を外から見て、又他民族と比べてみて断言できることです。

日本は欧米に追従するだけではだめなんです。独自の精神文化をもっともっと大切にして世界に手本となるような国家を形成して行かなければならないんです。それが悲しいことに日本の政治家は茶番劇ばかり演じて肝心の政治が出来ていないのが現状ではないでしょうか。名の売れたタレントが県知事や国会議員になって注目を浴びるなんて常識では考えられないことです。それで国が正常に機能する訳はないです。

本来なら原爆を2発も落とされた、地震も多い、津波の心配もある、そんな国に原発を建設すること自体が信じられないことです。欧米の資本主義、個人主義に日本は汚されてしまっているんです。日本民族の本来の素晴らしい資質をもう一度見直して再出発するのはいつの日になるのでしょうか。

 

もうすぐ夏休みに入ります。今週末で学校は終わりです。金曜日は専門学校の卒業式で、土曜日はあるジャズフェスティバルで演奏します。

それから休みの第一週は恒例のダボスのジャズフェスティバルです。火曜日から日曜日まで毎日演奏します。日によっては昼夜2回コンサートをします。2時間半を2回ですからそれはきついですよ。でもみんないつも最後の最後まで力いっぱい演奏しています。子供達のエネルギーにはいつも驚かされます。

ダボスはもうこれで5年目です。スイングキッズの人気が凄いので主催者もスイングキッズなしではやって行けないくらいなのです。ここはどんなバンドも2年連続では招待されない規約があるんです。ですからスイングキッズがどんなにみんなから愛されているか分ります。

思い出深いのは最初の年の最初の夜です。まだジェシカが3年生の時です。ホテルでの夜の食事の時レストランはいっぱいで2,3人が他のお客さんたちと同じテーブルに着きました。それである年配の人がジェシカに訊きました、「あんたらダボスで何やってるの」、ジェシカは答えました。「音楽やってるの」、「ああ、音楽の合宿やってるの」とその人は又訊き返しました。子供のグループは夏休みよくやっている合宿だと思ったのでしょう。それでジェシカ、「いやコンサートをやるのよ」、「へえー、どこでコンサートやるの」、「ここのジャズフェスティバルよ」、その人は驚いて、「ええ、ジャズフェスティバルで?」と言いました。「ふうーん、凄いんだね、それでここ以外普段はどんなところでやってるの?」、ジェシカ、「もういろんなところよ、チューリッヒとかベルンとか、アメリカとか日本とか」、それでその人の驚きようといったらありませんでした。この小さな女の子がジャズを演奏して世界中を回ってるなんて。「ええ、あんたそれ本当なの?」、と。 そして次の日にコンサートに奥さんとやって来ました。

その人はずうーっと立ち上がって涙を流しながら僕達の演奏を聴いていました。それは映画の一こまのようでした。

ダボスでのキッズたちの人気は本当に凄いです。スイスで色々なところで演奏しますがよく人が来て「ダボスで聴いたんですよ」と言います。時には歩いていて見知らぬ人から「キモトさん今年もダボスに行くんですか?」と声をかけられることもあります。

ダボスの後やっと休みに入ります。今年はいつもより一週間長く4週間の休みを取ります。この間は練習も一切ありません。学校は8月15日から始まります。火曜日にリハーサルがあって木曜日にはもう演奏が入っています。8月も殺人スケジュールです。9月はちょっと息がつける予定です。その間音楽を書かねばなりません。

2011年7月3

昨日土曜日は2回演奏がありました。最初はチューリヒでの日本支援のイベントでコンサートをしました。夜の演奏があったので時間がぎりぎりで危なかったです。それにイベント自体のプログラムががかなり遅れて演奏開始がもう本来なら終わる頃になってしまいました。チューリッヒの土曜の夕方は停滞が激しい時があり。本来はバスで次に演奏会場に行く予定だったのですが変更して電車で行きました。どっちみち器材は運搬車になるのですが、これは停滞を想定して次の会場には2つ目の器材を前日に運んでその日の昼頃セッティングを済ませていました。

主催者からは昼の1時頃に演奏を、と頼まれていたのすがこの日はジェシカが他のところで教会の結婚式での演奏が入っていたためその時間に演奏を開始するのは無理でした。彼女は教会でやった後電車で急いでチューリヒまでやって来ました。本来はお母さんが車で連れて来る予定でしたが停滞を危惧して電車で一時間以上かけてぎりぎりに来ました。演奏開始が遅れたのが幸いでした。その代わりその後が大変でしたが。

日本支援のイベントなのでたくさんの日本人がコンサート会場に来て下さって何だか日本でやっているような雰囲気でしたがみなさんとても楽しんで下さいました。

夜はそこから車で一時間くらいのところで7時半から11時位まで演奏をしました。これはあるゴルフクラブのパーティーでしたが大変な盛況でした。お客さんがすごく喜んでくれました。みんな初めてスイングキッズを生で聴く人ばかりでそのレベルとパワーに驚いて枚曲終わるごとに長い拍手をしてくれました。特に小さいMelinaとAyleenの演奏には目を大きくしていました。

その日はMelinaの10歳の誕生日でした。先ずは楽屋でみんながハッピぃーバースデイを演奏してやりました。僕は外にいたのですが曲が聞こえて来たので覗いてみたらMelinaを真ん中に囲んでやっていました。彼女はとても嬉しそうでした。それから演奏の時に僕がマイクで「今日はMelina」の誕生日です、というと誰からともなくお客さんがハッピぃーバースデイ歌い始めて大合唱になりました。10歳の誕生日、Melinaにとっては忘れられないでしょうね。一日に2箇所で演奏して、そしてみんなから祝福されて。

ジェシカにも忘れられない日になりました。初めて教会でオルガン伴奏でソロを何曲か吹いてそれからスイングキッズと二つのコンサート、長い一日でしたがたくさんの人たちからいっぱい拍手をもらいました。

ここ10日間で7回も演奏に出かけました。こんなことは海外ツアーや休み中のジェズフェスティバルを除いては初めてです。

2011年7月1日

いよいよ7月に入り今年も半分過ぎてしまいました。一段と忙しくしています。ここ一週間でなんと5日も演奏に出かけました。学校もあるので子供達は忙しいですがどんなステージも喜びに溢れています。

昨日は七ヶ浜支援のコンサートが近くの町で開かれました。人口9千人の小さな町でそれも平日で400人近い人たちが来てくれました。本当にありがたいことです。支援金がいくら集まったかまだ聞いていませんがたくさんスポンサーも付いていたのでかなりの楽になったもと思われます。

これは七ヶ浜の支援口座に送金されるそうです。

これとは別にスイングキッズから七ヶ浜町の小中学生全員にCDのプレゼントがあります。今ドイツのプレス工場で作られています。もうすぐ2千枚のCDが七ヶ浜に向けて発送されます。

子供達の心が通じれば、と願っています。

2011年6月27日

最近は殆ど毎日のように演奏に出かけています。先週は木土日とあり今日の月曜日もあります。一日おいて水曜日にもあります。七ヶ浜支援コンサートです。バンドは最高の状態なのでお客さんも本当に喜んでくれます。これ程スケジュールが混むと僕も子供達も大変ですがお客さんにエネルギーをもらって頑張っているという感じです。もう2回週末があってそれから一週間ダボスのジャズフェスティバルでやってやっと夏休みに入ります。今年は春から無茶苦茶忙しかったので例年より一週間多い4週間の休みを取ります。この間は練習も何もありません。殆どの家族が休暇に出ます。

2011年6月14日

日本ツアーのロゴが出来上がりました。これでTシャツやステッカーを作ります。利益は宮城県七ヶ浜町に行きます。

 

2011年6月5日

5 月6月とこの週末を除いて全ての週末で演奏があります。最近ではこれが当たり前のようになってしまいました。いいのか悪いのか。たくさんの人たちがスイングキッズの演奏を聴きたがっているんですね。でもこれ以上は無理な状態です。

先日火曜日の夜に近くで演奏がありました。この日はベースのBenが学校の行事で来れなくて前任者のカロルが来ました。演奏開始は8時で集合は7時半にしました。ステージのセッティングはその前に済ませていました。近くに住んでいるVarerieとTamaraが早く来て手伝ってくれました。マイクのテストなどVarerieが面白おかしくやって3人で大笑いしながら楽しみました。

さて、7時半ですが定刻に来たのは2,3人です。そしてカロルが来たのは7時40分です。彼女が楽屋に入って来たのを見て僕は、「ああ、しまった」と思いました。Benが楽譜を家に持っているのです。忙しくてそのことを忘れてしまっていたんです。Benの家かお父さんの携帯に電話しようと思ったのですが、何と、そんな時に限って自分の携帯を家に忘れて来ているんです。丁度その時に主催者が入って来ました。「全てOKですか?」 僕はすました顔をして「はい、準備OKです、いつでも演奏できます」と答えました。「8時開演ですので」と言って彼は出て行きました。僕はすぐ車に乗って家までぶっ飛ばしました。家まで普通に走れば10分の距離です。往復で20分、普通に走っていては間に合う訳はありません。

50キロのところは80キロ、80キロのところは120キロも出して家にぶっ飛ばしました。パトカーに出会わなくて運が良かったです。家に飛び込んでベースの予備の楽譜を取って又ぶっ飛ばし。これが62歳のジジイがやることか?全く自分でもおかしさがこみ上げて来ました。沿道の人達は「どこの馬鹿野郎だ、あんなに飛ばして」、と思っていたでしょうね。

会場に着いたのは2分前。キッズの連中は知らぬ顔で夢中でだべっています。「ほら、何してるんだ、音を合わせろ」と言った瞬間主催者が入って来て「じゃ、ぼちぼちお願いします」と言いました。「はい、はい、今ステージに上がります」こう答えてみんなでステージに歩いて行きました。

何年もやっているとこういうことは何回かあるものです。特に夕方チューリヒを抜けて行く時は渋滞で生きた心地もしない時があります。実際に開演に滑り込みとか遅れて到着したとかいろいろあります。最初は気分を悪くしている主催者もスイングキッズの演奏が始まるとニコニコ顔になります。一番ひどいのはフランス語圏のあるジャズフェスティバルに2時間も送れて到着したことがあります。この時は幸い他のバンドが換わりに演奏してくれて大した問題はなかったのですが、主催者はかんかんになって怒っていました。でもその夜の演奏で観衆が興奮のるつぼと化したのでその人も上機嫌で、「又来年もぜひ来て下さい」と興奮して言いいました。もう何回もそこに行っていますがそこでのキッズの人気は凄いです。演奏会場は3つあるのですが僕たちが演奏をしている時は他のところは空っぽであるグループはバカらしくなって演奏を止めた、という程です。僕たちが演奏を始める前は会場は超満員で入りきれない人がまだ外にいっぱいます。中は今か今かと待っている人たちの期待感が空気の中にぴりぴりと感じられるような異様な雰囲気です。そしてみんながステージに上がるとそれだけで「うわー」という歓声で割れんばかりです。

そういう時のスイングキッズのパワーは又凄いです。熱狂した聴衆からエネルギーを貰ってそれを返して、また貰って、という感じで延々と爆発的な演奏を続けます。こういう体験でみんな鍛えられているしこのフィーリングがバンドの財産になっています。新しい子供達が次から次へと入って来ますが彼らはそれを先輩達から受け継いでいます。

こういうフェスティバルでスイングキッズのすぐ後で演奏するバンドは惨めです。お客がぱーっといなくなってしまうんです。ある時キッズの後にやるカナダのバンドのメンバーが「ああ、どうせ俺たちはどっかの名もなきバンドよ」とやけっぱちに言っていました。あるフェスティバルであるバンドが「スイングキッズの後には絶対やりたくないよ」と主催者に言ったそうです。

 

2011年6月3日

キリストの昇天祭で4日間休みです。家族で小旅行に出かけるキッズもいるので練習も演奏もなしで久しぶりに休めます。まあ、やることは山とありますが。

最近の面白い話としてはジェシカがパトカーで演奏会場に乗りつけたことでしょうか。お姉さんのヤスミンが18歳になって今自動車の運転を習っています。仮免で誰かすでに免許証を持っている人が隣に座ると路上で自由に練習出来るのですがこの日、ではジェシカを演奏に送って行こうとお母さんを助手席にジェシカを後部席に乗せて出発したそうです。ところが途中トラックと軽い接触事故を起こしてタイヤがパンクして走れなくなったらしいのです。もちろんパトカーも来て事故処理を始めたのですがジェシカが警察官に「今演奏に行く途中で急いでいるんです、何とかなりませんか?」と言うと、「演奏って何ですか?」、ジェシカ「スイングキッズでやっているんですが今日8時から演奏があるんです」。

そしたら警察官が言ったそうです、「スイングキッズ?知ってるよ、それは凄いね、それならすぐ送って行ってあげるよ」、ということでパトカーに乗って演奏に来たんです。こういうこともみんなから愛されているスイングキッズならではの話ですよね。

僕の方は最近は忙しくて頭も一日中フル回転なのでよく失敗もします。

最近演奏に行くのにちょっと遅くなって急いで車を走らせていたら何とガソリンが殆どないではないですか。次のスタンドに滑り込んで急いで給油しました。それで時計を見たらもうぎりぎりです。急いで運転席に飛び乗って競争自動車のよう飛び出しました。道路に出て、「しまった」と思いスタンドの方を見るとおじさんとおばさんが走りながら手を振っているではないですか。お金を払うのを忘れたんです。すぐ折り返しましたが、僕はおかしくて大笑いしながら車から降りました。それを見たおばさんは何かきつねにつままれたような顔をしていました。冗談でこんなことをやったと思ったんでしょうか。「ここで働き出してからこんなことは初めてです」、と言っていました。僕が笑っていたので彼女は怒ってはいなかったです。でも彼女の方が対応に困ったんでしょうね。本気か冗談か推測しかねたのでしょうね。

食い逃げという言葉がありますがこの場合は何と言えばいいのでしょうか。給油逃げ、ですかね。何かいい言葉があったら教えて下さい。

2011年5月30日

5 月ももう終わりです。余り頻繁に更新できなくてごめんなさい。今月は11回も演奏が入っていました。来月も10回あります。これから先どうなるのかと思います。もうこれ以上は出来ないという感じです。子供達には学校もありますから。

4月10日の朝日新聞に被災者の談話が出ていました。その中で宮城県七ヶ浜町の鈴木吉夫さんの言葉に深く心を打たれました。それをみなさんにもぜひ紹介したいと思います。七ヶ浜町は人口2万人ちょとの小さな町ですが大きな被害を受けました。災害情報などは町のホームページで知ることが出来ます。

http://www.shichigahama.com/

出来るだけ早い復興を祈ってやみません。6月29日に七ヶ浜支援コンサートをスイスでやります。秋には大きなものを予定しています。みなさんも応援して下さい。

 

s以前知り合いに送ったメールの一部です。

「津波で家は流されたけど、家族10人は無事。魚の仲買人やってっから、ここに漁師が戻らねぇと生活はできねぇ。でも、戻らねぇなら俺たちで捕ればええんだ。大事なのはやる気だべ。ここから這い上がる人も、落っこちる人もいるけど、でも、わしらは一人じゃねぇっちゃ。自然もすごいけど、人間もすごいっちゃ。昔から何度も立ち上がって来た。また何年かしたらここに来てな、必ず、ここを元に戻してやっから」 

 

この人の人間を信じる心に感動しました。これが何もかも失った60歳の男の言葉です。 また何年かしたらここに来てな、必ず、ここを元に戻してやっから」

何千年もの長い歴史の中で何回も何回も打ちのめされて、そして立ち上がって来た不屈の魂が東北人の血には流れているんですね。

 

今は連絡網、交通網が発達しているし復興にも大きな機械が使える、物資も豊か、保険もあるという時代ですが昔はもっともっと悲惨だったと想像出来ます。

その当時は頼るのは自分たちしかいなかったのです。

人と人とが手を取り合って這い上がって行くしかなかったんですね。そういう人たちのお陰で今の我々の生活があるということに感謝の心を忘れてはならないと思います。

 

人を信じる心、人間社会においてこれ程強い力はないです。

また、これがなければ何の生きる意味もないんです。

なぜかと言えば我々は人間と共に生きているからです。

 

 

2011年5月15日

5月も半ばになり今月は昨日までで6回の演奏をしました。この週末はきつかったです。金曜日はある町主催のジャズコンサートで3時間近くのフルコンサートをやって夜中に帰って来ました。土曜日は11時から2時まで先ず地元Romanshornで演奏をして夜はここから車で30分程のドイツ国境の街で7時から9時まで、間10分の休憩だけでぶっ通しで演奏しました。みんなさすがに最後には疲れていましたが聴衆に乗せられて勢いで楽しく演奏しました。それにしても子供達のパワーは凄いです。

こうやってバンドは鍛えられています。今のレベルは僕自身が驚く程です。パワーが前にも増して迫力満点ですし、ステージでたくさん演奏しているのでまとまりが凄いです。バンドが一つになって呼吸をしています。前に立ってみんなの演奏を聴いている時は本当に幸せです。時々一緒に吹かせてもらっていますがこれは今ではオマケです。ジェシカが凄いので僕の助けを借りなくてもトランペットセクションは全くプロのレベルで鳴りまくっています。惚れ惚れです、良く鳴っているトランペットセクションは胸がスカッとします。みんなのソロもどんどん上達しています。アドリブソロが本当に興味深いです。各自いろいろアイデアを練って競争しています。

これからまだまだ忙しいですがみんなで楽しく頑張って行きます。

2011年5月8日

福島の復旧作業も少しずつ前進しているようで嬉しい限りです。生命の危険を犯して作業してくれている従業員の人たちに心からお礼を言いたいです。

スイングキッズはいつもの通り元気にやっています。5月は11回も演奏が入っていて目まぐるしい月になりそうです。早く5月が終わってくれればと願っています。6月は8回の演奏でこれくらいがちょうどいいような感じです。子供達には学校がありますから。それにこの間個人レッスンやバンドのリハーサルもあるのでかなり厳しいです。学校の勉強も少しはやらねばならないでしょうし。

Bin Ladenがアメリカによって殺害されました。最近の嫌なニュースです。アメリカは狂っています。どこかの国に入って人を殺すのですから。どんな罪悪人でも裁判にかけねばならないでしょう。お互いに言い分はある訳です。そもそもアメリカがテロで狙われるいはそれなりにアメリカが憎まれる理由があるのですから。それを殺害して遺骸を海に捨てるとは信じられない野蛮な行為ではないですか。遺体はせめて家族に返すのが人間としての最低限の礼ではないでしょうか。一つの立法国がこんな行為をしていては世界の平和は遠いです。この行為によってオバマ大統領の「ノーベル平和賞」もただの紙切れになりましたね。もともと彼があの時点でこんな賞をもらうこと自体がなんの理由もなかったのです。ノーベル賞と言ってもその選考などいい加減なものですよ。

ここ最近は世界各地で日本支援のチャリティーイベントが催されていますね。スイスでも大小かなり行われています。スイングキッズもいくつも誘いを受けます。可能な限り参加するのは当たり前なのですがぼく達の場合は日程がもうびっしりでこれ以上は出来ない、という感じですからどこにでも飛んで行くということは出来ませんが必ずCDとかTシャツなどを寄付しています。

原発の問題さえ収まれば後は復興に集中出来るのですが、政府、東電一丸となって取り組んでもらいたいと願っています。

復興にどんな形で自分が力になれるか毎日考えています。

2011年4月3日

ご無沙汰しています。この大きな悲劇の時、スイングキッズの明るいニュースを書くことは出来ませんでした。みんな元気にやっています。CD発表のコンサートも大変盛況で、一段と成長した子供達の演奏をたくさんの人たちに楽しんでもらいました。

コンサートで日本支援の歌「こころ ひとつに」 を歌い、演奏しました。題名は英語で「Kokoro Hitotsuni」と付けました。英語と日本語の歌詞を書きましたが題名はあえて「Kokoro Hitotsuni」です、なぜかと言うと、世界中の人たちにこの言葉を日本語で覚えて欲しいからです。これからの日本は大変な時代を迎えます。みんなが手を取り合って以前よりもっと素晴らしい日本を建設して欲しいと願ってこの歌を書きました。YouTubeに「Kokoro Hitotsuni」と入れてみて下さい。画面に歌詞が出るので一緒に歌って下さい。それから楽譜の必要な人はwww.musicplay.chで無料でダウンロード出来ます。まだメロディーとコードだけですが、そのうちピアノのアレンジとかソロ楽器のピアノ伴奏とかいろいろ載せたいと思っています。先ずは一緒に歌ってみて下さい。

2011年3月1日

もう3月に入ってしまいました。一年の6分の1が終わったというか、それともまだ10ヶ月もあるというか、考えようですね。

CD発表のコンサートが段々と近付いています。どうってことはないんですがたくさん宣伝費をかけているのでどれだけ入るか興味大です。楽しみです。こんどは下のモンキージャズバンドも演奏します。とても楽しいコンサートになりそうです。

今年は初めて年始にメンバーの入れ替わりがありませんでした。秋に小さい子が二人入っただけで出て行った子は一人もいません。ですからレベルはそのまま、というかまだどんどん向上しています。平均年齢13歳ですから本当に伸びざかりですよね。

また例年の花粉病が始まりました。厄介なものです。目が痒いし、一番困るのは疲れです。以前は夜眠れなくて困ったのですがそれは最近はないです。以前よりうんと症状が軽くなったのはありがたいです。

Twitterの影響で何だか文章が細切れになって来ましたね。まずい。まあ、だらから書くよりは読むほうにとってはいいですよね。僕などだらだらスタイルかも知れないですから。

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2011年2月11日

Twitterって気軽ですけど書いたらすぐ消えるという感じで空しい気もしますよね。実際には消えてはいないんですが他の人の書いたものがどんどん入って来て自分のはすぐ視界から消えるんです。まあ、現代的ではありますが。

馬鹿げた話ですが今3台のコンピューターを使っているんです。これを書いているのは一番古いものです。何でかというとインターネットのプラグラムをインストールしていて新しいのにデーターを移していないのでこの一番古いのを未だに使わなければならないんです。3年前に新しいのを買ってデーターを写してコンピューターを変えようと思ったのですがたくさんの写真やファイルを写す時間がなく今までずるずると来てしまいました。

3台目は夏にMacを買いました。我が家は家内もベニーもファビアンもみんなMacなんです。それでお父さんも買え、買えと、うるさく言うので買いました。もちろん音楽やグラフィックのプログラムとかPCよりいいです。そういう意味ではここ何年間が乗り換えようとは思っていたのですが、何しろデーターの移送とか新しいプログラムの習得とかかなり時間がかかりそうだったのでやらなかったのです。

夏から冬にかけて新しいプログラムを随時買い入れてインストールして最近少しずつ実用になって来たという感じです。特に最近はiPhoneを使い出したのでMacなしでは便利悪いです。

でもコンピューターに人生の何分の一か時間を取られている感じです。昔は部品をいろいろ買って自分で組み立てていたんです。その頃は組み立てて作動するまで大変な苦労でした。ハードウエアーがどんどん進歩していて説明書が古いのが入っていたりするんです。それで説明書通りにやるのに作動しないんですね。それで会社に電話を入れて訊くと、ああ、そこの調整は新しくなっていてこうなんです、とか言われるんですね。そうやってやっととこさで作動するまでこぎつけるんです。それで何ヶ月かやっていると今度は新しいサウンドカードとかCDRomが出る訳です。そうするとそれが欲しくなって買うと、また作動しないんですね。今度は主になるメインボードが新しい部品に対応できないんです。そうするとしょうがない、又コンピューターを分解してメインボードの交換です。

そんなことを数年繰り返していましたね。それにたくさんのプログラムの説明書とかもう何千ではなく何万ページ読んだでしょうかね。馬鹿げた話ですよね。コンピューターがなかったらもう交響曲をいくつも書いていたと思いますね。

でもこうやって世界中とつながりを持つというとは素晴らしいことですけどコンピューターは世界中にストレスをもたらしていることも事実です。

昔ファックスさえなかった時代、一年がもっと長かったですね。手紙のやりとりで時間がゆっくり流れていました。

 

2011年2月11日

Twitterにどんなものか一ページ作りました。DaiSwingKidsで探してみて下さい。新しい情報をどんどん気軽に提供できると言う点では便利なものでしょうね。ホームページの更新は手間と時間がかかるのでついご無沙汰してしまいます。またTwitterはどこにいても気軽に出来るというのがいいですよね。

新しいCDにスイスで有名な若い民族音楽家が一曲共演します。名前はニコラス・ゼンといってハックブレットという民族楽器を弾きます。簡単に言えば箱の上に弦をたくさん張った楽器です。ギターを机の上に置いたようなものです。弦を手で弾くのでなくマレットのようなもので叩くのです。

彼は隣の子で今21歳です。ですから赤ちゃんのころから知っています。彼はスイス・ドイツ・オーストリアといったドイツ語を話す国々ではしょっちゅうテレビに出演していてとても人気者です。彼とスイングキッズキッズのために一曲書きました。楽器がハックブレットというのでロックンロールをもじってHack'n Roll No. 1、ハックンロール・ナバーワンという曲名にしました。リズムはもちろんロックンロールです。楽しみにして下さい。

2011年2月1日

今年も一ヶ月あっという間でした。これを12回繰り返せばもう来年です。人生は短いですね。

今月は新しいCDの録音をやりました。今度はサウンドエンジニアーが違うので音も少し違って来るかも知れません。それにしてもビッグバンドのサウンドとか知っている人はもう本当に少ないですから余り期待は出来ません。3月に発売です。コンサートを2回やりますが宣伝費だけでも100万円くらいかかります。僕たちがコンサートをやることを誰も知らないと誰も来ないですから宣伝にけちっていてはだめです。集客力はある訳ですからいかにコンサートのあることをみんなに知ってもらうかです。メールだけではどうにもなりません。色々な媒体を通さねば効果はないと思っています。

小さい二人頑張っています。 メリーナとアイリーンです。アイリーンはもうしっかりとアドリブをやっています。驚くセンスです。メリーナは素晴らしい音色と音程を持っていてジェシカの後継者としても申し分ないです。読譜力はアイリーン同様抜群です。先が楽しみです。

ジェシカが14歳になりました。この前の演奏では可愛いスカートを穿いてステージに上がりました。昔のボーイッシュな面影はもう殆どないです。5年生まで男の子の海水パンツを穿いていたくらいでこの変貌振りにはみんな驚いています。

2011年1月3日

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

一ヶ月もご無沙汰してしまいました。時が経つのがあっという間で何だか悲しい感じです。年々スピードが増している感じを受けるのは僕だけではないと思うのですが。恐ろしい感じです。子供の頃日曜日などはは退屈で退屈で困ったのを思い出します。早く大人になりたいと思っていた頃一年が過ぎるのが永遠に続くかのように感じました。あの頃が本当に懐かしいです。

例年のごとくクリスマスを過ごしました。長男のベニーもベルリンから帰って来て久しぶりに一家が揃いました。

28日にはアメリカからOld Style Pianoの世界チャンピオンAdam Swansonがやって来ました。彼はまだ若干18歳ですが左手のストライドが素晴らしいピアノの達人です。昨年の6月アイオワ州のグレン・ミラー・フェスティバルで初めて彼を聴いて驚きました。それで彼をスイスに招待しました。各地でコンサートをやっていますがセンセーションを巻き起こしています。

アイオワ州はまっ平らで山がなくスイスの山に驚いています。先日2500メートルのSaentis山に連れて行ったのですがロープウエイが怖くて必死にしがみついて目をつむっていました。雪が凍りになっていて聳え立つ山はさすがに恐ろしいほどです。僕もスイスに来た頃山は怖かったです。

スイングキッズは少し休養しましたが元旦から演奏がありました。3週間ぶりのコンサートとは思えない素晴らしい演奏でお客さんを楽しませました。ダボス会議のメインホテルでビル・クリントンがもう9回も滞在したというホテルです。ビル・ゲイツも何回か泊まったそうです。ホテルの支配人がスイングキッズの大ファンで夏のジャズフェスティバルの時もいつもここで演奏をします。

一月はこれから新しいCDの録音に取り掛かります。3月にSt.GallenのコンサートホールでCD発表コンサートをやります。

2011年2月8日

一月から3月にかけては各地の学校がスキーに一週間行ったりどの地域も一週間から2週間の冬休みがあります。これはスポーツ休みと称されています。みんな家族でスキーに行くのです。

ですからこの3ヶ月の間はしょっちゅうメンバーが揃いません。でも演奏もほとんどないので問題はありません。演奏があっても週末ですからみんなコンサートには来ることは出来ます。練習は全員揃わないことがかなりあります。問題なのは各地域によって休みが違うことです。

来年はいよいよ10周年記念です。4月に記念のスイスツアーをやろうと今企画しています。春休み返上です。また休みが短くなりますが、まあ10周年記念ですから仕方ないですかね。

今年はもっとレベルを上げるために練習の材料を書かねばなりません。いくら技術的にレベルが上がってもやはり最後に物を言うのは基礎の力です。昔数多くの世界最高レベルのトランペット奏者と一緒にやっていた時に考えさせられたことです。彼らは毎日毎日初心者がやるような簡単な基礎練習を繰り返していました。彼らは長年の経験から揺るがない基礎の力こそレベルを保つ秘訣だと悟っていたのです。

剣豪荒木又衛門は毎日木刀の素振りを1000回やっていたといわれています。野球でも大打者になった人たちは素振りを毎日たくさんやったと書かれています。何事も基礎の大きさだけ進歩するものなのですね。

新しいCDの編集が終わりました。何と言ってもジェシカのトランペットやボーカルが輝いています。これだけの音色とスイングのフィーリングを持った奏者は若いプロの間には誰もいないと思います。プロのバンドを見渡しても本当にいないです。みんな音符は吹いていますが、ただそれだけです。発売は3月です。

彼女は6歳の時から僕に習っているので音色とかビブラートなどは瓜二つです。ただ体力的な差で僕の方がまだ音域も高いし音も太いですが、これも時間の問題でしょうね。アドリブの能力は彼女の方が優れています。たくさんの子供達や若者達を教えて来ましたが僕を超えるのは彼女が初めてになるでしょう。嬉しいことです。まあ、作曲とか人を教えるとか、そういう面で僕を越えるのはまだまだ先のことでしょうが全てにおいていつかは僕を追い越して欲しいと願っています。

2011年2月1日

今年も一ヶ月あっという間でした。これを12回繰り返せばもう来年です。人生は短いですね。

今月は新しいCDの録音をやりました。今度はサウンドエンジニアーが違うので音も少し違って来るかも知れません。それにしてもビッグバンドのサウンドとか知っている人はもう本当に少ないですから余り期待は出来ません。3月に発売です。コンサートを2回やりますが宣伝費だけでも100万円くらいかかります。僕たちがコンサートをやることを誰も知らないと誰も来ないですから宣伝にけちっていてはだめです。集客力はある訳ですからいかにコンサートのあることをみんなに知ってもらうかです。メールだけではどうにもなりません。色々な媒体を通さねば効果はないと思っています。

小さい二人頑張っています。 メリーナとアイリーンです。アイリーンはもうしっかりとアドリブをやっています。驚くセンスです。メリーナは素晴らしい音色と音程を持っていてジェシカの後継者としても申し分ないです。読譜力はアイリーン同様抜群です。先が楽しみです。

ジェシカが14歳になりました。この前の演奏では可愛いスカートを穿いてステージに上がりました。昔のボーイッシュな面影はもう殆どないです。5年生まで男の子の海水パンツを穿いていたくらいでこの変貌振りにはみんな驚いています。

2011年1月3日

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

一ヶ月もご無沙汰してしまいました。時が経つのがあっという間で何だか悲しい感じです。年々スピードが増している感じを受けるのは僕だけではないと思うのですが。恐ろしい感じです。子供の頃日曜日などはは退屈で退屈で困ったのを思い出します。早く大人になりたいと思っていた頃一年が過ぎるのが永遠に続くかのように感じました。あの頃が本当に懐かしいです。

例年のごとくクリスマスを過ごしました。長男のベニーもベルリンから帰って来て久しぶりに一家が揃いました。

28日にはアメリカからOld Style Pianoの世界チャンピオンAdam Swansonがやって来ました。彼はまだ若干18歳ですが左手のストライドが素晴らしいピアノの達人です。昨年の6月アイオワ州のグレン・ミラー・フェスティバルで初めて彼を聴いて驚きました。それで彼をスイスに招待しました。各地でコンサートをやっていますがセンセーションを巻き起こしています。

アイオワ州はまっ平らで山がなくスイスの山に驚いています。先日2500メートルのSaentis山に連れて行ったのですがロープウエイが怖くて必死にしがみついて目をつむっていました。雪が凍りになっていて聳え立つ山はさすがに恐ろしいほどです。僕もスイスに来た頃山は怖かったです。

スイングキッズは少し休養しましたが元旦から演奏がありました。3週間ぶりのコンサートとは思えない素晴らしい演奏でお客さんを楽しませました。ダボス会議のメインホテルでビル・クリントンがもう9回も滞在したというホテルです。ビル・ゲイツも何回か泊まったそうです。ホテルの支配人がスイングキッズの大ファンで夏のジャズフェスティバルの時もいつもここで演奏をします。

一月はこれから新しいCDの録音に取り掛かります。3月にSt.GallenのコンサートホールでCD発表コンサートをやります。

2010年12月3日

最近初雪が降ったと思ったらすぐ寒波に覆われて真冬という感じです。吹雪で道路に雪が積もるので車の運転は大変です。4駆なので少しは楽ですがスイスは何しろ坂道が多いので注意しなければなりません。特に下りですね。雪の下が凍っている箇所などはブレーキをかけてもズズズっと滑ってお手上げです。すごい急な坂は下りられないです。それからカーブも危ないですね。ちょっとスピードがあると見事に滑ってこれ又お手上げです。こういう日は衝突事故がすごい多いんです。今日はカーブで3度尻を振って危うかったですが何とか無事切り抜けました。それから交差点で止まろうと思ってブレーキをかけたのですがズズ-っと滑って止まりませんでした。運良く他の車が来ていなかったので助かりましたが本当に命拾いでした。

今日の雪は硬く積もる粉雪なんです、気温が低いからですね。気温が少し高ければべちゃ雪で走るのはそんなに危険ではないのですが。

先週の土曜日は教会でコンサートがありました。美しい大オルガンの前にステージを作ってそこで演奏したのですが素晴らしく絵になりました。残念なのは誰も写真を撮らなかったことです。教会は上も下も溢れんばかりの人で大変素晴らしい雰囲気の中で演奏を楽しみました。途中ジェシーのトランペットと歌の曲が終わった時拍手が鳴り止まなかったです。こういうことは珍しいです。余程感動したんでしょうね。みんな鳥肌が立つと言います、あのトランペットのソロが始まると。何しろ音が素晴らしいですから、それとフィーリングが昔の有名なスイング・トランペッターを思わせる胸に迫るものを秘めています。それでびっくりしてそれに歌でしょう、夢を見ているようですよね。たった13歳の女の子が。

メリーナとアイリーンも頑張っています。二人とも本当に可愛いです。彼女達もお客さんの大きな拍手を堪能しています。まあ、余りあせらずレパートリーを少しずつ習って欲しいと思っています。とにかくスイングキッズとの演奏や旅を楽しんで欲しいと願っています。二人ともバンドの将来を担う存在ですから。

この二人が現れて正直言って少し肩の荷が下りた感じです。特に今のトランペットセクションは非常にレベルが高いのでこの子達がいなくなったらどうなるのかと心配していたのです。ジェシーなどはもうバンドで大きくなった感じですから。彼女がバンドを去る時はスイングキッズの歴史の第一章が終わるという感じですね。この子がバンドにもたらしたものは計り知れないです。この子がリードを吹くとバンド全体が歌っている感じで、ヤンやサンドロがいた時よりレベルが一段上です。これ以上は望めないです。

彼女の将来は本当に楽しみです。

他の連中もみんな凄いですよ、年齢にしたら。 それにこのバンドの素晴らしいところは全体の音が美しいということです。みんな一人一人が輝かしい音を持っているのでそれがまとまった時は本当にどんなテンポでも美しく響いています。これもみんな自由に伸び伸びと演奏しているから音も次第に良くなっていくのですね。時々人から言われるんです、ラジオで何かスイングキッズの曲が流れるとその音ですぐ分かる、って。音というよりまあ、演奏から感じる躍動感でしょうね。

明日から金曜日、土曜日、火曜日と演奏があります。12月11日が今年最後の演奏です。来年は元旦からコンサートです。もう何回もやりましたがあのダボス会議のメインホテル、ベルベデールです。

2010年11月21日

またまたご無沙汰してしまいました。やはり忙しくしている証拠ですね。まあ、年がら年中忙しいですが。南米から帰った後も毎週末演奏があったのですがツアーの印象が強すぎたのでしょうか。でもどこもとても興味深い演奏でした。温泉保養地で泊まりで演奏してみんな野外温泉で楽しんだりとか一億円近く集めた大きなチャリティーで演奏したとか、それとチューリッヒの最高級ホテルで演奏したとかいろいろやったんですけど今はもうこんなのが当たり前になった感じで子供達ももう特別とは思っていないんですね。

南米ツアーについては地元紙がほとんど一面を割いて大きな記事を載せてくれました。3人の子供達のインタビューもありました。

アルゼンチンでは国営テレビのインタビューがあって何人かの子供達が話していました。それから子供の雑誌に見開きで大きな記事が出ました。かなり注目を浴びていました。

最近トランペットにも新星が現れました。9歳でメリーナといいます。新学期からトランペットを始めたばかりなのですが素晴らしい音と音程を持っています。読譜力も驚くほどありもうスイングキッズに入れました。トランペットは難しい楽器でちょっとましな音が出るまでに時間がかかるし5年経ってもひどい音で吹いている人もいます。それに音程を取るのが非常に難しい楽器です。耳と口(専門語ではアンブシュアーといいます、元来フランス語ですが英語でもこの表現を使います。ドイツ語違いますが)が相当良くないと正しい音程で吹けないのです。これにもかなり時間がかかります。ですからこんな猛スピードでトランペットを習う子は天才というしかないです。誰もが驚いています。やっとジェシカの後釜が出来て僕も胸をなでおろしているところです。ジェシカがバンドを出て行くまでに立派に成長して欲しいと願っています。ジェシカは今13歳で中学2年ですが中学を卒業したら直接音大に入るので多分18歳まではバンドに残れないと思います。彼女の後任は大変です。ジェシカのパワーとフィーリングは例外ですから。

 

2010年10月27日

アルゼンチン、パラグアイから帰ったのは先週の水曜日でした。土曜日にはもうチューリヒで演奏をしました。アメリカ側から帰って来ると時差がきついです。みんなまだ疲れが抜ききれていない感Aberです。パラグアイから毎日いくつかメールが来てスペイン語で返事を書くのに追われていますが素晴らしい勉強になります。この機会にスペイン語のレベルを一気に上げようと願っていますが継続できるかどうか、どうなるんでしょうかね。スペイン語とは本当に腐れ縁を持っているんです。初めて勉強を始めたのは何と日本にいる頃もう40年近くも前です。少しは出来ていたのですが後ヨーロッパで半年間イタリア人ばかりのバンドで演奏した時にイタリア語が強くなってスペイン語は影を潜めてしまいました。それから90年代の初め頃家族のバンドでスペインへ演奏に行った時に又慌てて勉強しましたがその時は何とかコンサートの司会をした位でその後は全く縁がありませんでした。2年前にアルゼンチンに行った時は司会の内容をしゃかりき暗記してやりましたが、今回は話す内容の用意はまったくしなくて思いつくまま司会をしました。もちろんドイツ語や英語ほど自由ではないですがそれの方が自然でいいと思っています。次回行く時は本当に自由自在に話せるようにと願っています。今回はスイスに帰った翌日から又すぐスペイン語の勉強を始めました。自分でも驚いています。それはやはり何人もの素晴らしい人たちに出会ったからだと思います。

やはり人との出会い、大事ですね、というより次の方向を定めてしまいますね。人生は出会いが全てです。道路標識のようなものですね、止まりなさい、行きなさい、左へ曲がって、右へ行って、危ないから注意して、自分の意志で進んでいるようでもこうやって動かされているのが人生なんです、と僕は思っています。ですからいい人に出会うことは本当にありがたいことですね。s

2010年10月22日

ブエノスアイレスから来た一つのメールを紹介します。

Dear Mr. Dai Kimoto

幸運にも先週の火曜日にサン・マルティン文化会館であなた方の演奏を聴きまた見ることが出来ました。

感動の余り突然目に涙が溢れ出て来ました。あんなに若くて。天使が歌っているように。

見たこともないこの奇跡を実現したあなたの努力と奉仕に最大の敬意を表します。あなたが人間愛に溢れた人物であることは明確です。それがこのような祝福べき創造性を生むものと思います。

一番感動したのは演奏のレベルではありません、もちろんレベルは素晴らしいですが、それよりもフレッシュな自由な演奏のスタイルです。このクラスの天才達の演奏は普通テクニックのみですがスイングキッズの演奏は違います。飾らない自然で素朴でその上喜びに溢れた子供達の姿、これが他の天才達の演奏とは違うものです。

感動した14歳になる息子が言いました「お父さん、スイスに住むにはどうしたらいいの」、と。答えました、「こんな演奏するにはスイスに住む必要はないんだよ、大切なの音楽を心から愛することとDai Kimotoのような素晴らしい先生を持つことだよ」、と。

あなたの控えめな態度と奉仕、そして才能に敬意を表します。

敬具

Mario Morando

 

2010年10月21日

今日帰って来ました。アルゼンチンで6回パラグアイで3回コンサートをやりました。どこも熱狂的で本当に凄かったです。

あるフェスティバルでは2年前にも行ったのでたくさんの人たちが熱狂的に歓迎してくれました。ぼく達がステージに登場すると「マエストロ、キモト!」という絶叫が5千人以上の観衆から上がり演奏前から大変な盛り上がりようでした。途中何千と言う人達が「キ-モ-ト、キ-モ-ト」とコールしてまるでロックコンサートのようでした。僕がアルゼンチン訛りのスペイン語を話すのと日本人であるということから非常に好感を持たれてこんなことが起こるのだと思います。もちろんスイングキッズの素晴らしい演奏があるからこそですが。

パラグアイの首都アスンシオンに3泊しました。ファイブスターの最高級ホテルを用意していてくれて満喫しました。料理が言葉には表せない素晴らしいものでした。今までヨーロッパ、アメリカで食べたどんな素晴らしい食事も及ばないものでした。野菜、肉、魚、パスタ、全て自然の味がするし作る人の真心が伝わって来るようなそんな料理なんです。欧米に比べれば遅れていると言えるでしょうがそれは我々の物差しで計ってのことであり絶対的なものではないと思います。顔の表情から彼らが幸せに暮らしていることが感じられます。市内を走っているバスに惚れてしまいました。旧式の懐かしい形でホコリをかぶって、それも前と後ろの扉を開けたままもの凄いスピードでジャンプしながら走っています。時に5台も6台も連なってまるでバスの競争のようです。

パラグアイでは最大の新聞「La Nacion」が3日連続でスイングキッズについて全面紙大の記事を載せました。

詳しくはまた書きます。

2010年10月4日

ご無沙汰しています。超多忙でした。いつもですが。水曜日にアルゼンチンに発ちます。

先週末も土日と演奏がありました。日曜日はスイスジャズ博物館の10周年記念でスイングキッズのコンサートが企画されそこで演奏をして来ました。素晴らしい雰囲気の中いつもより長い3時間のコンサートを楽しみました。演奏の後ある年配の人が来て目に涙を浮かべて言いました、「私の人生の中で今日ほどこんなにも魂の奥深くまで感動したことはありません」、と。今日は主催者が電話をかけて来て「たくさんの人が目に涙を浮かべて聴いていたよ」と言ってくれました。最近のキッズの演奏は本当に凄いです。ジェシーのトランペットは益々冴えて心に響き渡るものがあります。彼女がソロを吹いている時の聴衆の顔を見るのが楽しみです。信じられないという表情でみんな聴いています。音といいフィーリングといいプロでも殆どいないです。特に今時の若いプロでは誰もいないです。

昨日はそれに加えあの天才少女アイリーンがデビューしました。5曲一緒に演奏しました。誰も信じられないですがもうスイングキッズのレベルを完全に持っています。今までスイングキッズに入った子の中でこれだけのレベルで入って来た子は誰もいないです。だってそんなことは不可能ですよね。でもアイリーンはつい先日サックスを始めたばかりですから桁が違いますよね。アイリーンはつい先日9歳になったばかりです。今まで一年間リコーダーを吹いていました。5月にスイングキッズのコンサートを聴いてサックスを吹く決心をしたそうです。それで夏休みの前に知り合いからサックスを借りて自分で教本を見ながら練習を始めたのです。

一度先生の所に指使いを習いに行ったと書いたのですが、それは僕の勘違いでした。全部一人で習ったそうです。

何と一週間で最初の150曲全部吹いたそうです。両親は音楽には縁がないので全く一人で習ったのです。それで夏休みに一度僕のところにサックスを持って来ました。その時にはもっと上達していて難しいものを吹いていました。それから夏休みの後一度モンキー・ジャズバンドのリハーサルに来ました。セクションでバリバリ吹いていていましたがその3日後にもうコンサートがありました。コンサートの前に僕のところに来て言いました。「テキーラのソロ練習したよ」と、それで訊きました、「暗譜で吹けるの?」と。「うん、出来るよ」と言うではないですか。「じゃ、今日前に出てマイクの前で吹きなさいよ」と言ってやったのです。1200人の聴衆を前に堂々と完璧に吹きました。彼女の初めてコンサートですよ。それにバンドとはたった一回リハーサルしただけです。誰もが驚きますよね。

それが昨日スイングキッズと演奏して彼女が本当に天才であることを証明しました。隣にいたサムよりもっと力強く吹くんですから僕も驚きました。小さな体を目一杯使って音を押し出している感じです。吹いている時体が踊っているんです。長いソロを暗譜でこれまた完璧に吹きました。顔は喜びに溢れいます。日本の子だとこれだけ喜びを表現することは出来ないでしょうね。音がもう何年もサックスを吹いているようですし、リズム感、耳、フィーリング全て第一級のものを備えています。真の天才です。それに驚くほど楽譜が読めるんです。スイングキッズの何人かより初見読みはもっと出来るんです。天から大きな星が降りて来ました。

昨日は本当に歴史的な一瞬を体験しました。この子は必ずサックスで大スターになります。これは今から断言できます。そういう風に生まれて来た子なんです。顔もとても可愛くて相当な美人になるでしょう。それだけでもスターの要素があります。ジェシーとアイリーン、この二人は本当に大物です。 頑張って長生きしなければなりませんね。

2010年9月11日

今週は金土と演奏がありました。金曜日はある識者用の雑誌「観察者」がその年に何か目覚しいことをした人に与える賞の授賞式で演奏しました。政界、財界、芸能界、スポーツ界から700人の有名人が招待される大きなイベントです。最高の来賓はスイスの最高議会の議長でした。下の写真を見て下さい。若い美しい政治家です。でも彼女は日本のようなタレントとかスポーツ選手ではありません。若い頃から、今でも若いですが、政治活動に献身している正真正銘の政治家であり殆どが年配である政治家からも一目置かれています。的を突いた言葉が溢れんばかりに口から出る素晴らしいスピーチをして人の心を掴みます。

その彼女もキッズの演奏にはとても感動して終わってからわざわざステージに上がって来てみんなにその喜びを話していました。小さい子供達は彼女が誰やらも知らなかったでしょうが大きい子はびっくりしていました。その日はスイングキッズが主役ではなかった訳ですから。

他には有名な国営テレビの女性アナウンサーとかそれから有名な女性歌シーナも来ていました。彼女は一番前のテーブルで目を大きくしてキッズの演奏に見入っていました。後で僕に「信じられない、信じられない」を連発していました。子供達にとっても平素では体験出来ない素晴らしい一夜でした。

土曜日はあるフェスティバルで演奏しました。ここもたくさんの人たちがキッズ目当てに来て溢れんばかりでした。演奏が終わってからたくさんの人たちが僕のところに来てその感動を話してくれました。ある女性は「2時間涙を流しながら聴いていたんです」と目に涙を浮かべて言っていました。涙を流しながら聴いておじさんもいました。確かに今のキッズの演奏は目を閉じて訊くと本当に心に響くものがあります。それが目を開けると子供でしょう。驚きますよね。Flavioのテナー、Nicoのアルト、ジェシカのトランペットと歌、プロでもそんなにたくさんの人たちが持ってないフィーリングですものね。僕でも一聴衆として聴いたら涙が溢れますよね。だって子供ですものね。信じられないですよね。スイスの政治家は世界で最高です。大臣でも誰一人として威張る人はいないです。本当にごく普通に振舞って誰とでも近所の人のように話ます。僕も今まで3人の大臣と話をしましたがみんな頭が低くとても丁寧に話してくれました。スイスは本当に公正な国です。賄賂とか知り合いだから便宜を図るということはないです。

先週のあるフェスティバルで演奏している時のことです。僕達の後に出るパリから来たバンドが待っていました、もちろん大人のバンドです。彼らはスイングキッズがアメリカから来た青少年のバンドだと思っていたらしいです。こんな素晴らしい演奏をするのはアメリカ人に違いないと。冗談ではないですアメリカにもこんなバンドはないです。これはアメリカ人も認めています。

それからあるスイス人が「どこからこんな才能豊かな子供達を集めているんですか」と訊いてきました。「ボーデン湖周辺の子供達ですよ」と言うと「えーっ、みんなスイスの子供達なんですか」とびっくりしていました。彼はてっきりヨーロッパ中から才能ある子供達を集めて来ていると思っていたらしいです。でもどんな才能ある子供達を集めも、即席ては本当にいい演奏は出来ないですよね。一度日本でアメリカのハイスクール選抜のビッグバンドを聴いたことがありますがみすぼらしいアンサンブルでした。個人個人のソロは素晴らしかったですが。

その日はたくさんのアマチュアの演奏かも訊きに来ていました。3人の人が僕のところに来て言いました、「家に帰ったら俺の楽器を踏みにじって、俺はもう音楽をするのをやめるよ」、と。もちろん冗談でしょうがかれらにとっては本当にショックだったんですね、自分が何十年かけても達しなかったレベルで子供たちが演奏しているのですから。

今日の夕方家内と一緒にボーデン湖が一番美しく見える丘の上のレストラン行って来ました。たそがれの空と鉄の垣根が平らな机に反射していたのを超広角で撮ってみました。

これから10月6日にアルゼンチンに出発するまで忙しいです。でも楽しみです。

スイスの最高議会の議長パスカル・ブルデラーさん、可愛い!

日本ではこんなのを美人すぎる、というんですよね。だんなさんが羨ましい。

 

日曜日の夕方ボーデン湖が見下ろせる丘の中腹のレストランに行って来ました。新しいレンズを試したところです。

 

アイリーンです。 昨日サックスを持って我が家に来ました。アドリブの初歩的なやり方を教えました。10分も経たないうちにCDをバックにバリバリ吹いていました。リズム感が素晴らしい上にアイデアが溢れるように湧き出てまだ楽器を始めて2ヶ月とは誰も信じられません。5年前のスイングキッズならもう今バンドに入れるレベルです。楽器を始めてたった2ヶ月で!天才としか言いようがないです。スター誕生に間違いはありません。10月にもうアルゼンチンに連れて行きたいくらいです。

いつスイングキッズに入れるか悩みます。他の子の手前もあるし。でもこんな素晴らしい子はいい環境で育ててやらねばなりません。性格も素晴らしいです。太陽のように明るい子です。誰からも好かれる、又近付きやすい感じです。

            

2010年9月1

一年中で一番忙しい8月が終わりました。最後の週は4回も演奏がありました。水、金土日、他から見ると大変なような感じですがキッズたちはいつも最高に楽しんでやっているので普段と全く変わりません。

先日書いたスイス最大のイベントでやりました。4万人の観衆がワーっと大変な反応を示してくれました。これは伝統的なイベントですから出演するのは民俗音楽が殆どです。そこにスイングキッズが現れて躍動感溢れる音楽をやるのでみんなもびっくりしたものと思います。子供のバンドが出演するのも初めてだしこんな生き生きとした音楽もこのイベントでは初めてなので効果は抜群でした。主催者も驚いて言っていました、こんな熱狂的な聴衆の反応は今までになかった、と。これはアルゼンチンのフェスティバルの主催者も言っていました。

7月8月はかなりのフェスティバルに出演しましたがどこも異様なほどの熱狂振りでした。バンドが若返って上にレベルが上がっているので余計に効果があるのでしょうね。ジェシカのトランペット、ニコやFlavioのサックスといったプロ級のソロもあるのでやはりみなさん驚くのですかね。

最近天才少女が現れました。写真がまだないので残念ですが来週あたりには写真も紹介出来ると思います。

8歳でサックスを吹きます。彼女は夏休みの前にサックスを知り合いから借りて一週間で最初の教本の150曲を全部一人で習ったそうです。それまでは一年間リコーダーを吹いていたのです。それが5月にスイングキッズの演奏を聴いてサックスを吹きたいと親に言って7月の初めにサックスを手にしたそうです。運指を習うのに一回だけ先生のところに行ったそうです。それから家に帰って一週間で150曲全部ちゃんと吹けるように習ったそうですから本当に信じられないです。家の人は誰も音楽をやっていないので彼女は全部自分ひとりでやったのです。それから夏休みに僕のところに来て吹いてくれました。150曲全部やったと言うのは嘘でなくそれ以上の難しいものを僕に演奏してくれました。それからスイングキッズの下のモンキー・ジャズバンドのレパートリーをCDをかけて一緒にやりました。初見ですよ。でもまったく物怖じしないでばりばり吹きました。リズムがもう体にあるんですね。

夏休みが開けて水曜日に初めてモンキー・ジャズバンドのリハーサルに来て吹きました。バンドなんかに入ってやるのは初めてです。でも夏休みに家で練習していたのでばっちりです。とても初めてバンドでやるとは信じられないくらい吹きました。

それから日曜日にコンサートがあったのです。水曜日まではセクションだけを練習していてソロはまだ習っていなかったのですが、日曜日の演奏の前に僕に言いました、「テキーラのソロ練習したよ」と。 それで僕が「暗譜したの」と訊くと「うん」と言うので、「だったら今日コンサートで前に出てマイクの前で吹きなさいよ」と言いました。

バンド入って5日目でもうコンサートです。それも1200人の聴衆を前に。でも前にすーっと出て行って力いっぱいソロを吹きました。完璧です。正にスター誕生の瞬間でした。本当に信じられないです。ソロが終わった瞬間緊張と喜びが爆発したんでしょうかねブルブルっと短く体が横に震えましたね。武者震い、というんでしょうか。ちょっと違うかも知れませんが。

何にせよ僕も信じられない光景を目の当たりにして喜びが爆発しました。

名前はアイリーンといいます。すごく可愛いです。写真楽しみにしていて下さい。

 

 

2010年8月19

2010年8月16

今週も2回演奏がありました。みんな頑張っています。レベルもどんどん上がっています。とくにみんなのアドリブの上達がすごいです。

今大津から栗田ニイナちゃんが来ています。夏休みで3週間スイスに来ています。もう4回一緒に演奏しました。ご存知の人も多いと思いますが、彼女は3,4年前に一年スイスに住んでいてスイングキッズと一緒にやっていました。今中学2年です。

来年1月に新しいCDを2枚録音します。今まで録音する時間がなかったのですがいよいよ久しぶりに新しいCDを出せます。

又来年はスイングキッズのドキュメンタリーDVDも発売されます。まあ、秋になるでしょうが。スイスのいくつかの映画館でも上映される予定です。もちろん国営テレビでも放映されます。

2010年8月9日

今年は州によって夏休みが違っているのでスイングキッズは2週間しか休みが取れませんでした。ちょっと短かったです。それでも何家族かは外国に行ったようです。

僕は一週間だけ家内とミュンヘンと南ドイツを回って休養しました。ミュンヘンはいつ行っても懐かしいです。僕の青春の故郷と言えるところですから。大都市なのに落ち着いていてヨーロッパの大都会のなかでは一番好きな街です。

キッズは活動を再開してもう2回コンサートをやりました。バンドのレベルは益々上がっています。みんな若いので限りなく進歩している感じです。ダボスでカロルがバンドから去ったのでベースはベンが一人で頑張っています。10歳でよくやっています。とても可愛いです。

最近新しいリハーサルルームでやっています。ここは自分達だけが使う場所なので毎回セッティングとか片付けをしなくて良いので助かります。それに自分達の好きなように写真やポスターも貼れて雰囲気を作ることが出来ます。

8月は10回も演奏があります。一月に10回というのは多分記録ではないかと思います。頑張ります。

新しい写真を見て下さい。

自信に溢れた顔をしています。たった12人で平均年齢13歳ですが驚くべきパワーを持っています。

2010年7月22日

ダボスのフェスティバルが終わりました。またまたとても楽しい時を過ごしました。今年は天気も良く空気がとてもおいしかったです。かなりの高地ですから。土曜日はみんなでロープウェイで2500mまで登って絶景を満喫しました。山のレストランで昼食を取ってそれから下山しました。

今年で4回目の出演なので、というよりいつものようにキッズが演奏するところは人が溢れて大変な盛況でした。最終日の日曜日は昼間博物館の前で3時間近く演奏しました。野外だったのですが人が回り中溢れて雰囲気は最高でした。

夜はいつも5スターの最高級ホテルでやるのですがここも溢れんばかりの人で最高に盛り上がりました。2時間休みなしでぶっ通しでやりましが異様な盛り上がりで子供達もお客さんからエネルギーをもらって最後の最後までパワー全開で会場を揺るがしました。もうみんなが最高に興奮していました。時間オーバーで終わりにしなければならなかったのですが、時間さえ許せばもっと延々と演奏できたと思います。しかし子供達のエネルギーと耐久力にはいつもただ驚くばかりです。特に今は平均年齢13歳ですからその爆発するようなエネルギーには誰もがただただ驚くばかりです。特にトランペットはきついですが3人とも凄く頑張って疲れ知らずという感じでした。

やっと休みに入ったのですが今年は2週間だけです。8月3,4日に練習をして5日と7日にコンサートがあります。8月は10回演奏が入っています。また忙しくなります。

2010年7月12日

随分とご無沙汰してしまいました。

アメリカから帰ってから休みも取れないまま又超多忙の毎日でした。アメリカから帰ると時差がきついのです。その上に今まで毎週末演奏がありみんな疲れは極限までいったと思います。多いときには週末3回も演奏があったりしましたから。アメリカから帰ってからいろいろなところに行ったので余り多くて思い出せないくらいです。そう言えばドイツのテレビにも出演しましたね。スイングキッズがテレビ撮影など余りにも慣れているのでスタッフの連中もびっくりしていました。素晴らしい映像を撮ってくれました。

昨日は夜野外シネマの会場で映画の前に演奏をしました。これは町の人たちがやっているもので今年で3回目です。湖岸に大きなスクリーンを張って映画をみるものです。とても雰囲気があります。一週間毎晩やりまs。過去2回は赤字を出したので客寄せを助けてあげようと思ってノーギャラで出演しました。これは初めてなのでお客さん同様キッズもみんな楽しみました。

その演奏の前に午後森のなかでグリルをして楽しみました。子供達の家族も来てとても素晴らしいひと時を過ごしました。写真を見て下さい。

水曜日から日曜までダボスでフェスティバルで演奏してやっと夏休みです。でも今年は2週間しか休暇がありません。この間みんな家族と外国などに休暇に行くようです。僕はスウェーデンに行く予定だったのですが車で行くには2週間は短すぎるので取りやめました。南ドイツを気の向くままぶらぶらする予定です。

Jasmin, Fyn, (Valerieの弟)、Valerie

 

2010年6月19日

火曜日に帰って来ました。みんなアメリカでの一週間を大変楽しんだようです。小さい子は顔つきが違うほど一週間で豊かに成長した感じがします。みんな本当に仲がいいので旅行中は笑いが絶えませんでした。特にヴァレリーとヤコーバは地下鉄の中でも飛行機の中でも所構わずけらけら笑っていました。

最初は3日間ニューヨークでした。演奏したのはコロンビア大学でのコンサート一回だったのでたくさん自由時間がありみんなでぶらぶらしました。それから飛行機カンサスシティーに飛んでそこからバスで2時間ほどのミズーリー州立大学のあるマリービルという町でコンサートをしました。今は夏休みで大学のキャンパスのなかで4百人の高校生が音楽の合宿をやっているところでその若者達にコンサートをしました。同じ年頃と言えばFlavio、Nico,それにCaroleです。特にFlavioとNicoがソロで前に出るだけでキャーっという女子達の叫び声が耳をつんざく程でした。2年前はドラムのマーセルが主役でしたが。

その夜コンサートの後でバスで一時間程走ってグレン’ミラーの生誕地であるアイオワ州のクラリンダに到着、みんなはホストファミリーに振り分けられアメリカに来て初めて離れ離れになりました。

翌日は何もなく完全休養で退屈したくらいです。町は小さく何もないですから。それに暑さが凄かったので外を長く歩くことが出来ないくらいでした。

そして土曜日は何と朝7時からの朝食のためのコンサートに借り出されました。でも雰囲気は最高でした。それから9時からトラックの上に乗ってパレードです。これは子供達はとても面白がっていました。スイスではこんな体験は出来ないですから。

そして一時から正式のコンサートをフェスティバルのステージでやりました。これで3回目の参加ですがその都度レベルが上がっているので関係者もみんな驚いていました。コンサートの後たくさんの人達が祝福の言葉を投げかけてくれました。

その午後4時半からの本家グレン・ミラー・オーケストラの演奏をみんなで聴きました。トランペットセクションはみんな音がイマイチという感じでそれはもうジェシカのパーっと自然に鳴る音にはかなり引けを取るものでした。これを見てもプロでも本当に素晴らしい音色を持っている人は少ないものです。ジェシカの音色とフィーリングはフェスティバルに参加した幾多のバンドのトランペット吹きの中でも最高でした。彼女が歌う前のトランペットのソロなど表現出来ないほど素晴らしいものです。もちろん彼女の歌も最高に受けました。

次の日は日曜日でフェスティバルの最終日でした。ぼく達は夜他の町でコンサートが入っていたので昼の1時からコンサートをsやってそれからすぐバスで移動をしました。 今度はネブラスカ州です。2時間でPawnee Cityという小さな町に着きました。ここの学校関係の人が2年前にグレンミラー・フェスティバルでスイングキッズを聴いてぜひ来て欲しいということで最後の日に演奏に来ました。5時に到着ですぐ食事をして7時開演でしたが余った時間みんなバスケットボールなどをして楽しんでいました。コンサートがあることなど全く忘れたかのように夢中でやっていましたね。知らない人が見たらこの子達がこれからすぐコンサートをやるなど想像も出来なかったと思います。開演20分くらい前に楽屋に入るように言ったのですが楽屋に入ってもみんな夢中でしゃべっていて誰も楽器を出そうとはしません。僕が10分前に言わなかったら7時に開演など不可能だったでしょうね。それから9時半までフルコンサートをやりました。昼間演奏していたのでさすがきつかったでしょうがみんな何食わぬ顔で演奏を楽しんでいました。お客さんたちはスイスから来た可愛い子供たちのレベルに度肝を抜かれたという感じで聴き入っていました。

翌日の飛行機で無事スイスに帰って来ましたがみんなの幸せそうな顔を見て出迎えに来た家族も大変安心したようです。やはり何と言っても小さい子も多いし海外へ初めて親なしで出る子も3人いましたから。

2010年6月5日

もうすぐアメリカに出発です。今日は近くで午後4時から8時まで演奏しました。スイングキッズのマイナーバンド、モンキージャズバンドも出て交代で演奏しました。ということは僕はずうっとステージに上がりっぱなしです。さすがに疲れましたね。普通のコンサートだと終わってから余り疲れたとは感じないのですが今日は久しぶりに疲れました。

あるレストランが庭でコンサートの午後、というのを企画したのです。ここの女将さんの旦那さんが運送会社をやっていてスイングキッズはそこからいつもバスを貸してもらっています。それで今日は無料出演です。天気も久しぶりに良くたくさんの人が押しかけて素晴らしいひと時を過ごすことが出来ました。

モンキージャズバンドにも才能豊かな子が何人かいて先が楽しみです。

明日は昼時ある結婚式で演奏をしてそれから夕方はコンサートホールでの本格的なコンサートです。それで翌日昼にはアメリカに出発ですからみんな大忙しです。忘れ物をしないように気をつけねばなりません。

その結婚式というのはカロルのベースの先生だった人です。お姉さんが電話して来てドミニク、といいますが彼をびっくりさせようと思うので演奏に来てくれないかと頼まれたのです。しかしドミニクは僕たちがコンサートホールで演奏があるのでまさか来るとは夢にも思っていません。それはびっくりするでしょうね。楽しみです。しかしキッズ達もこの忙しい時に、それもアメリカに発つ前日に2回も演奏があっても誰一人としてきついといったり文句を言ったりしません。本当に素晴らしい子供達です。

 

2010年5月30日

3日連続の演奏が終わりました。やはりかなり疲れましたがどこに行ってももの凄い反応でキッズ達にとっては最高の気分です。聴衆の反応が今は今まで以上です。以前にも言ったのですがバンドが若返った上にレベルが上がっているのでこれは自然の成り行きなんです。スイス人はヨーロッパでは一番おとなしい聴衆です、言葉を変えて言えば、退屈な聴衆なんです。それがキッズの演奏の時には、これがスイス人か、という程の盛り上がりようなんです。一曲目が始まった時の聴衆の驚きは見ていて面白いくらいです。初めての人は想像していないですから。

もう一週間後にはアメリカに向けて出発します。初めての子はそれはもう楽しみにしています。ニューヨークもグレンミラー・フェスティバルも初めてですから。誰も病気も怪我もないよう祈るだけです。

下にバリトンサックスのTamaraの最新の写真を紹介します。14歳です。可愛いというか美人というか本当に端正な顔立ちをしています。スイングキッズに入ってから正確ががらりと明るくなって輝きを増しました。以前は小さな村の吹奏楽でへたくそなアルとサックスを吹いていたんです。お姉さんがトランペットを僕のところに習いに来ていて、ある時コンサートで吹くソロをどうやって吹くか教えて欲しいと言って来たのが僕のところに来たきっかけです。がちがちの退屈なサックスを吹いていました。でも才能がありそうなので見所はあるとは感じていました。それで背が高いのでスイングキッズでバリトンサンクスを吹かせようと思って誘ったのです。今はバリトンにすっかりなじんでこの楽器が大好きになったようです。スイングキッズでの生活を大いに楽しんでいます。親もこの子の変わり様に驚いているくらいです。

2010年5月26日

今日は夜昔の生徒と会って食事をしました。日本だと教え子だとか恩師とかという言葉があってその関係がずうっと続くのですがこちらでは教え子が卒業すると気の合う人柄なら友達になります。僕の場合は教えている頃から友達のような関係ですからそれがずうっと続く関係です。僕は恩師という何だか恩に着せるような言葉は大嫌いです。生徒と先生でも人間は誰でも持ちつ持たれつの関係にありお互いを必要していると思います。そこに上下関係などあろうはずがありません。

今日会った子は今27歳でスイングキッズの前身Jumping Applesでトロンボーンを吹いていました。大学で法律を勉強して今弁護士事務所で実習をしています。来年司法試験を受けるそうです。

彼はおとなしい子でリハーサルの時でも口数の少ない指導者としては本当にやりやすいタイプでした。今でも年に2,3回はどちらからともなく電話を入れて家であったりレストランで食事をしたりしています。付き合いは本当に友達同士という感じです。彼は演奏でも少し控えめだったのですが、アドリブをどうやるか初めて教えた数日後にコンサートがありステージで演奏中に腕を引っ張って前に出して無理矢理吹かせたことがあります。それ以来めきめき腕を上げて行きました。今では楽しい思い出です。彼は誠実で、常識に長けていて素晴らしい青年です。彼女がジュネーブにいるのですがその彼女とももう6年くらいは交際が続いています。初めての彼女なんです。でもこの年代でこんなに長く続くのは最近では珍しいです。彼女は大学でドイツ語を勉強して、今大学院にいますがこの夏で終了です。多分将来結婚するのではないかと思います。

彼のように友達関係になった昔の生徒が3,4人います。みんな自分の子供の年齢ですが会っていると年齢の差は全然気が付かないです。

来週末は金土日と3日間連続で演奏があります。かなりきつくなりそうですが余り遠くないところばかりなので何とかなりそうです。さらにそれに続く週末も土曜日に一回、日曜日に2回演奏があり月曜日にはアメリカに向けて発ちます。何て忙しいんでしょうね。でもみんないつも楽しくはしゃいでいます。練習や演奏の時に会って楽しくやっている姿を見るのは本当に幸せです。これが音楽に表れるので最高ですよね。

アメリカ、とても楽しみしています。今平均年齢13歳で若返ったのですが今までで最高のレベルで演奏しています。アメリカの人たちの喜ぶ顔が見たいです。

2010年5月21日

先週末は土曜日だけ演奏がありました。Jacobaの両親が二人とも50歳になったので近くのレストランで大きな祝いをしました。彼らは北ドイツ出身なのでドイツからたくさんの人たちがお祝いに駆けつけてとても楽しい一晩でした。お母さんは医者でお父さんは不動産をやっています。

それでお父さんの一番好きな曲が「My Funny Valentine」ということを子供達から聞いていたので歌ってあげました。月曜日のリハーサルが最後のリハーサルだったのでその午後アレンジを書いて夕方みんなで練習して土曜日に演奏をしました。月曜日は殆ど時間がない日なので最初はベースとドラムだけを伴奏に歌おうと書き始めたのですがちょっと時間があったので2コーラス目からバンドを入れました。とてもシンプルですがかなり良い仕上がりになりました。みんなが「うあー、楽譜はこんなに簡単なのに凄いいいね」と驚いていました。

お父さんには内緒だったのでとても喜んでいました。一晩中で最高の瞬間だったと、喜んでくれました。

それから日曜日から火曜日までベルリンに行って来ました。長男のベニーがブレイクダンスとバッハのピアノ曲を融合させたパフォーマンスを4月からやっていてそれを観に行って来た訳です。もう最後の機会だったので。これは彼の所属するFlying Stepsの6人と一人女性のバレーダンサーを入れたダンス劇でバッハの平均率のピアノのために書いた12曲をグランドピアノとチェンバロの生演奏で伴奏をするものです。時々エレキのビートが入りますが主旋律はバッハです。

Flying Stepsはもう長い間世界最高のグループで4つの世界タイトルを持っています。6人の技と表現力は想像を絶するものです。でも70分休憩なしでやるので山とある振り付けを頭に入れなければならないし複数で踊る時には完璧にシンクロしなければならないので最後の2ヶ月は毎日10時間から12時間練習をしたそうです。これはクラッシクのダンサーではとても出来ないものです。しかしもの凄い競争の中で生き残ったFlying Steps の連中にはそれが可能です。彼らには毎日限界までやり抜く精神と体力があります。2ヶ月間リハーサルと睡眠と食事、この3つしかしなかったと言っていました。

このプロジェクトは大変なセンセーションになってテレビや主要新聞がすべて素晴らしい評価を与えて世界にぱーっと広まった感じです。11月にはカナダの「バッハ・フェスティバル」でやることが決まっているし他ロシア、オランダ、フランス、イギリスなどから公演依頼が入っているとのことです。マネージャーの話では来年は世界ツアーをやるとのことです。

僕はBennyのダンスは生で見たのはこれが2,3度目です。ドイツではテレビの宣伝とかによく出ているらしいですが僕はテレビは一切みないのでそれは見たことはないです。知り合いが映画館で宣伝に出ていたとかそんかとを時々言われます。プレステの「B-Boy」というゲームにはBennyKimotoという本名でキャラクターとして登場しています。10年くらい前はブレイクダンス界では天才登場と言われてとても騒がれみんなの目標だったらしいです。日本でもブレイクダンスをやっている人ならみんな知っています。日本のテレビにも登場したことがあります。長い間ギネスの記録を持っていたので。インターネットでBenny Kimoto,Flying Steps, Flying Bachなどを検索するとたくさんのビデオなどが観れます。

僕が趣味で道楽をしながら生きて来たので子供達も自由気ままに生きています。我が家は学術派ではなく脱線派です。まともなのは家内だけです。僕は子供の通信簿も見なかったくらい学校の成績には一切関心がありませんでした。「みんなと仲良く毎日楽しく生きていたらそれで十分だよ」、これが僕が子供達にいつも言っていたことです。受験勉強というような言葉は僕には理解出来ないものです。人間の幸せが学校の名前で決まる訳はないでしょう。自主性がない人間は学校の成績がいくら良くても良い人生は送れないものです。これは断言できます。

あの発明王エジソンは小学校に3ヶ月行って、もう来るなと学校から追い出されたそうです。駅で毎日遊んでいて11歳の時には酔っ払った運転士に代わって蒸気機関車を運転したそうです。その頃列車の中で新聞を売ることを考案してすごく繁盛したそうです。当時列車の中で物を売るなんて常識では考えられなかったそうです。あまり繁盛したので何人かやはり学校に行かないでぶらぶらしている少年たちを売り子として雇っていたそうです。11歳の子が。

ついでにもう一つ素晴らしいストーリーを紹介したいと思います。      年配の方なら映画音楽の巨匠ヘンリー・マンシー二の名前は聞いたことがあると思います。数々の名曲を残しています。「Moon River」、「酒とバラの日々」、「ピンクパンサー」、「シャレード」、「小像の行進」、「ピーターガン」などです。彼のお父さんはイタリアからの移民です。1900年前後、ヨーロッパから自国では食っていけない貧しい人たちがたくさんアメリカに移住しました。ヘンリー・マンシー二のお父さんは何と10歳の時にたった一人でアメリカに移住したそうです。自分の住んでいる村から3日間重いカバンを抱えて港まで歩いて行ったのです。こういう物語は当時たくさんあったのです。今はもう過保護で大人になっても一人で何も出来ない人がたくさんいると聞いていますが情けない話です。美しいメロディーで世界中の人たちを魅了したヘンリー・マンシー二もこの物語なしでは存在しなかったのです。

こういうことを考えると学校の教育なんて何なんだろうと思わされますよね。高等教育を受けた人間たちが世界を動かしていると思いがちですが真に世界を動かす力はそんなところにはないです。彼らはしょせん操り人形でしかないのです。お金という餌で踊る人間達です。

2010年5月1日

今日はダブルのコンサートでかなりきつかったですがみんな元気に最後まで楽しんで演奏しました。朝8時半集合でここから1時間程行った街で11時半から14時過ぎまでやりました。お客さんがすごく喜んでくれて本当に楽しかったです。昼ごはんとコンサート付きで6500円それに飲み物代が加わるのですが予約は随分と前から取れないほど好評で会場はもちろんいっぱいでした。

バンドは毎回進歩しています。いつもジェシカのことばかり書くのですが彼女の進歩は目覚しいです。ヤンやサンドロのレベルをもうはるかに超えたところにあります。音のスピードはもう僕のものに近くなりつつあります。リードトランペットはバンドで一番重要なポジションです。これでバンドのレベルが決まってしまうんです。みなさんには理解出来ないかも知れませんが。ジェシカゆえにバンドが今までになかったレベルに達することが出来ます。大きな音で高い音域を吹くトランペッターはかなりいるんですが高音域が力強く、そしてあくまで音楽としてきれいに鳴っているトランペッターは本当に少ないんです。それが彼女にはあるんです。それが彼女の才能でしょうかね。ヤンやサンドロにも同じように教えて来たのですが彼女のようなレベルには達しませんでした。ジェシカは必ず世界一流のトランペット吹きになります。そうした条件を全て持っています。大男たちをサイドに控えて若い女性が火のようなトランペットを吹く姿なんて痛快ではないですか。

ロマンもその後に続きます。この子の才能も本物です。二人とも中学を出たら直接音大のジャズ科に入る予定にしています。本当に楽しみです。

昼のコンサートが終わったらすぐ片付けて次の会場に急ぎました。また一時間のドライブです。着くや否やステージをセッティングして即コンサートの始まりです。忙しかったです。休憩時間にはそれでもみんな輪になって床の上に座ってなにやらゲームをして楽しんでいました。とにかくみんなステージの上でも休憩時間でも本当に楽しんでいます。こんな幸せな子供達を見るのは本当に素晴らしいです。

それにこんな可愛くて素晴らしい子供達が世界中の人たちを感動させているのかと思うともう胸がいっぱいになるくらいです。

6月のアメリカ、10月のアルゼンチン、本当に楽しみです。

2010年5月8

昨日と今日演奏に行って来ました。金曜日はある町の文化振興会が主催したコンサートでたっぷり演奏して来ました。最初のセットは40分と言われていたのですが殆ど一時間近く演奏しました。休憩のあと又一時間近くやってしまいました。弾みがついてブレーキが効かない感じです。バンドは張り切っています。例によってジェシカがもの凄いパワーで吹いています。指揮していて耳が痛かったです。こういうことはサンドロでもヤンでもなかったことです。彼女は息のスピードが凄いので音がロケットのように飛んで来るんです。もうアマチュアという感じではないです。

他の子供達もコンサートの度に成長しています。新メンバーになって夏までは何とかやって行けるかなあ、と思っていたのですが今はもうスイングキッズの歴史の中で最高のレベルに達しています。

ヴァレリーが今までアドリブのソロをやらなかったのですが昨日から始めました。Jam With Samをやっている時に「やるか?」と合図したら「やるよ」とうなずいて前に出て来ました。僕はやらないという合図が来ると思っていたのですがやはりヴァレリーですね。天真爛漫、何事にも物怖じしないであたかも当たり前のごとくパーっとやってしまいました。小さい女の子が大きなトロンボーンを力いっぱい吹くので大喝采です。これで彼女も大きな一歩を踏み出しました。

しかしみんなリラックスしたものです。コンサートの前でも楽屋でわいわいがやがやうるさくしています。開演30分前になっても誰も楽器のケースを開けません。僕は黙って見ていました。みんな演奏に来たことを忘れているかのごとく夢中で話しています。20分前、まだ誰も気が付かないようです。10分前、ついに僕が「そらー、後10分だよ、楽器出して」、と言いました。こんな呑気なバンドがどっかにあるんですかね。サウンドチェックもリハーサルも何もしていないんですよ。まあ、これは僕が日ごろ彼らに言っているんです。「楽器を出してパーっと自然に吹くんだよ」と。それにしてもこれから2時間以上のコンサートだというのに全く緊張感ないですよね。

ニコやフラビオはもう俄然凄いアドリブをやっています。ロマンもフィーリングたっぷりにどんどん上達しています。ジェシカのアドリブも進歩しています。アドリブだけをとっても平均的には今までで最高のレベルです。

今日はある地方銀行の総会で演奏しました。総会とは形ばかりのもので全ての口座所有者を招待した食事とショーのイベントです。午後サウンドチェックがあり夕食までの間近くの有名なラインの滝に行って来ました。豪快に落下する水を目の前で満喫しました。

演奏は凄かったです。もう最初から割れんばかりの拍手です。特にジェシカの歌とトランペットの後は拍手が鳴り止まなかったです。彼女の歌とトランペットはもう身も心もとろける、という感じです。

最近はスタンディングオーベイションがないということはないです。特に今年に入ってバンドの平均年齢がぐっと下がり与える印象がもっと鮮烈になりました。今年は最高の年になります。

2010年5月1日

今日はダブルのコンサートでかなりきつかったですがみんな元気に最後まで楽しんで演奏しました。朝8時半集合でここから1時間程行った街で11時半から14時過ぎまでやりました。お客さんがすごく喜んでくれて本当に楽しかったです。昼ごはんとコンサート付きで6500円それに飲み物代が加わるのですが予約は随分と前から取れないほど好評で会場はもちろんいっぱいでした。

バンドは毎回進歩しています。いつもジェシカのことばかり書くのですが彼女の進歩は目覚しいです。ヤンやサンドロのレベルをもうはるかに超えたところにあります。音のスピードはもう僕のものに近くなりつつあります。リードトランペットはバンドで一番重要なポジションです。これでバンドのレベルが決まってしまうんです。みなさんには理解出来ないかも知れませんが。ジェシカゆえにバンドが今までになかったレベルに達することが出来ます。大きな音で高い音域を吹くトランペッターはかなりいるんですが高音域が力強く、そしてあくまで音楽としてきれいに鳴っているトランペッターは本当に少ないんです。それが彼女にはあるんです。それが彼女の才能でしょうかね。ヤンやサンドロにも同じように教えて来たのですが彼女のようなレベルには達しませんでした。ジェシカは必ず世界一流のトランペット吹きになります。そうした条件を全て持っています。大男たちをサイドに控えて若い女性が火のようなトランペットを吹く姿なんて痛快ではないですか。

ロマンもその後に続きます。この子の才能も本物です。二人とも中学を出たら直接音大のジャズ科に入る予定にしています。本当に楽しみです。

昼のコンサートが終わったらすぐ片付けて次の会場に急ぎました。また一時間のドライブです。着くや否やステージをセッティングして即コンサートの始まりです。忙しかったです。休憩時間にはそれでもみんな輪になって床の上に座ってなにやらゲームをして楽しんでいました。とにかくみんなステージの上でも休憩時間でも本当に楽しんでいます。こんな幸せな子供達を見るのは本当に素晴らしいです。

それにこんな可愛くて素晴らしい子供達が世界中の人たちを感動させているのかと思うともう胸がいっぱいになるくらいです。

6月のアメリカ、10月のアルゼンチン、本当に楽しみです。

jj

 

 

2010年4月29日

暖かい春になりました。今梨の木が満開です。

 

どこに行っても野はタンポポの覆われています。黄色いじゅうたんのようです。

梨の木がはちきれんばかりに花を咲かせています。これからリンゴの花が咲きます。

2010年4月28日

土曜日は昼夜2回のフルコンサートをやります。それも違う場所でです。かなりきつい一日になりそうです。新しい編成になって初めての経験です。一日に2回やったことはありますが一つは短い演奏だったので全くもんだいはありませんでした。でも今回はどうなるのでしょうか一番心配なのはトランペットの耐久力です。特にファーストトランペットのジェシカにとっては重労働の日になりそうです。それに彼女はペースの配分とかお構いなしにがむしゃらに吹くタイプなので選曲とか気をつけてやりたいと思っています。以前サンドロと一緒に非常にきついリードの譜面を吹いていた頃、サンドロでも休みなしでは最後まで持たなかったのに彼女は意地になってぶっ通しで吹いていました。それがまたちゃんと吹くんです。驚き、というしか言葉がないです。底知れないパワーを持っています。ヤンが四苦八苦していた高音でも今の彼女にとっては何でもないです。ヤンが逆立ちしても出なかったハイEも出します、それもきつい曲を吹いた後の最後の音です。大人のアマチュアのバンドで吹いている人をたくさん知っていますが誰もこの13歳の女の子にはかなわないです。音色、フィーリング、パワーどれをとっても超一流になれるものを持っています。

木曜日の練習の時休憩時間にみんな外へ出ました。雨がかなり降っていたのですがお構いなしに走り回っていました。段々と調子に乗って浅いプールのような噴水にまで入ってはしゃいでいたのですがバレリーが転んでずぶ濡れになりました。ヤコーバも腰から下がずぶ濡れになりましたが二人ともまだきゃっきゃっと笑い転げていました。お母さんが着替えを持って来るまでの間ずぶ濡れの服を来て練習を続けました。この二人はもうどうしようもないです、特にバレリーの陽気さは底なしです。彼女はバンドに素晴らしいものを持って来ました、明るさ、積極性、頑張り、といったものです。彼女はバンドの太陽です。

秋にアルゼンチンに行くのでスペイン語をまた勉強しています。前回はツアーの直前にコンサートの司会内容を急いで習ったのですが今回は本格的に勉強しています。スペイン語を始めて習ったのは40年近くも前のことで、もちろんまだ日本に住んでいた頃です。へミングウエイの「誰がために鐘は鳴る」を読んでからです。これはスペインの市民戦争を舞台に書かれた小説です。それ以来スペインという国と言葉に魅せられていたのです。その当時スペイン語配列のイタリア製オリベッティーのパイプライターを特別注文したほどの凝りようだったのです。文法などもかなり深くやっていたのですがそれから何年か後イタリア人ばかりのバンドに入ってヨーロッパを6ヶ月ほど回っていた頃最初この二つの似た言葉がこんがらがって困ったことがあります。そのうちに毎日耳にしていて使いもしていたイタリア語が強くなってスペイン語は段々と影が薄れて行きました。前回アルゼンチンでもイタリア語が先に口をついて出て困りました。耳にこびり付いているのですね。

でも最近は今度はスペイン語が上になりました。ツアーについての通信とかも全てスペイン語でやっています。かなりのレベルになったと自分でも驚いているくらいです。その昔日本で習ったものがかなり記憶の奥に残っていたんですね。ですから複雑な文法なども余り苦にならず理解出来ます。そうかと言って文法だけを分けて一生懸命習っている訳ではないですよ。言葉はフィーリングですから単語とか文法を分けて習ってもそんなものはすぐ忘れてしまいます。 一番重要なのはたくさん聴くことです。ヒヤリングが弱いと言葉は絶対に上達しないです。だって言われたことが理解できないし一番まずいのは真似が出来ないということです。これでは自分の言葉が進歩しないです。

とにかく今回はアルゼンチンで地元の人とたくさん話したいしコンサートでもアドリブで聴衆を笑わせたいと思っています。前回もでも新聞に書かれました、「スペイン語で司会をしながらそれも聴衆を笑いに誘っていた」と。

今度こそスペイン語を物にしたいと願っています。かなりいい線行ってはいます。継続、継続、の一言です。

次はフランス語が待っています。あるジャズフェスティバルで公に約束したことがあるんです。昨年のことですが主催者がステージに上がって来て、「あんたこの前、次回はフランス語を勉強してフランス語で司会をするって言ってなかった?」と。聴衆の中にも「そうだ」と叫ぶ人もいたくらいです。やらなければなりません。まあ、スペイン語とイタリア語があればフランス語は方言を習うくらいの感じものです。

2010年4月25

最近命を救うジュースマシーンを買いました。まあ、いつぽっくりいってもいいのですが、あまり突然だとキッズやファンのみなさんに迷惑をかけるので当分は頑張らねばなりません。でも僕くらい大きなストレスを背負って生きている人間もすくないでしょうから本来ならもうとっくに心臓麻痺か脳梗塞で永遠の眠りについていても不思議ではないのです。癌の二つや三つくらいはもうどこかにあるかも知れませんよね。まあ、検診とかとか30年やっていないので何とも言えませんが。でも自分で死ぬのはいいですが医者や薬に殺されたくないというのは本心です。医者の人がいたらゴメンなさい。

本当にここら辺で人生の長い休暇に入ってもいいんですけど今の事情ではそんな訳には行かないのはみなさんご存知の通りです。

さて、ジュースマシーンのことですが、これはまあ言うなれば野菜絞り器と言った方が的を得ていると思います。普通のジューサーとか分離式のジューサーとは言うのは実は栄養分がほとんど破壊されてしまうそうです。それにジューサーはカスがいっぱい出て効率は非常に悪いです。

そこで登場するのが鈴木式ジュースマシーンです。これは手動式と電動式があります。電動式でも低回転で熱によるビタミン破壊もなく栄養素を100パーセント抽出することが出来ます。世界には生きたジュースで万病を治すという手法があちこちにあります。実際西洋医学から見放された多くの人たちがジュース療法で癌を初めとする数々の不治の病を克服している例が無数にあります。西洋医学はもうとっくの昔に行き詰まっていて現在の姿は医薬業界、医療業界や医学業界がお金を儲けるための機能しか果たしていないと断言してもいいくらいです。病院は自動車の修理工場と余り変わらない有様です。人間を切ったり刻んだり、ネジを埋め込んだり、人間はもう修理の繰り返しが可能な商品ですよ。 

一つの例ですが、ある女性は難病で医者から余命は2,3年でしょうと言われて断食とジュース療法でその病を克服したそうです。それ以来10年間彼女は一日コップ一杯の生ジュースで元気に生きてちゃんと普通に仕事をしているそうです。ご飯も何も食べないでコップ一杯の生ジュースだけですよ。もちろん野菜ジュースですが生野菜には医学や栄養学では解明出来ない不思議な力があるという証拠ですよね。

ある手術医の話ですが30年間病院で働いて悟ったことは「これでは人間は永遠に健康にはならない」だそうです。それで医者を辞めたそうです。人間の体を取ったりちぎったり「俺は何をやっているんだ」と思ったそうです。

スイスの医薬は有名です。でもこの業界が医者や病院と組んでやっていることは人間の命を無視した大犯罪です。麻薬を取引しているマフィアよりもっと悪質だと言ってもいいくらいです。こんなことを言うと殺されるかも知れませんが。

人間は生まれつき弱いものです。動物にはない依存心というものが非常に強いです。すぐ他を頼るんですね。病気の予防になる健康法とかは横着で一切やらない、病気になったら医者や薬が治してくれると信じている、そういう人たちが99、99パーセントでしょうね。健康保険制度も今は弱点をさらけ出しています。これならない方がましだと言ってもいいくらいです。 スイスは歯医者は健康保険が全く効きません。ですから子供の頃から歯をいい状態に保つという意識は強いです。それが当たり前ですけどこれが無料となるとまたこの意識も崩壊すると思います。

僕の周りにも何人も癌であちこち切り取られた人がいます。難病でなくなった人たちもいます。こういうものが地球上から姿を消す日が来なければならないんですが。人間はまだまだ大切なことをたくさん学ばなければならないんですね。その反対に学校では不必要なことはいっぱい習っていますが。これはもう政治家の責任以外何物でもないです。タレントや有名人ばかりで選挙に臨んでいてはいい将来が望める訳はないですよね。国際社会とは言っても外国に住んだこともない、英語も全く話せない政治家ばかりでは、国際政治に参加しても金魚の糞で後をくっついて歩くだけでしょう。

スイスでは英語でもフランス語でも中学以上の学校で教えるにはその言葉を話す国で最低半年間滞在経験を持たねばねりません。それが当たり前でしょう。半年でも少ないくらいです。日本だとどうですか、教員は夏休みでも外国に行くことすら許可されないのが現実だと聞いています。お上は何を考えているのですかね。

今日はスイングキッズとは関係ないことを書いてしまいましたが、バンド運営も健康あってのものですから。

鈴木式ジュースマシーン、インターネットで探してみて下さい。命の足しになると思います。 

2010年4月21日

又大変ご無沙汰してしまいました。フランクフルトの後はチューリッヒで行われたSwing Nightというイベントでやりました。これはスイング音楽で踊っているダンスの学校が年に2回生バンドで盛大にやっているものです。昨年初めて行って以来、もう毎回来て欲しいと言われています。みんなスイング音楽が目当てなのでそれはもの凄い雰囲気です。やっていても最高に楽しいです。3セット演奏するんですが最後のセットはみんなバンドの回りに立って体を動かしています。スイスの中では最も楽しい演奏会場の一つです。

翌日はダボス会議で有名なダボスの最高級ホテルBellvedereでコンサートをやりました。ビルゲイツやクリントンも宿泊したというホテルにみんな泊まることが出来ました。子供達は豪華な部屋で一夜楽しんだようです。

先週の土曜日は昼間港に停泊しているイベント船の中でのジャズフェスティバルでやって夜はある地方銀行の総会でやりました。これは日本のような株主総会ではなく口座を持っている顧客全てを招待して宴会のようなものをやるものです。その前に簡単な形ばかりのいわゆる総会がありますが招待客にとってはどうでもいいものでみんな早く終わって欲しいと願っています。銀行もその当たりは了承していて素早くやっています。

この日は2000人が会場にいて凄い雰囲気でした。食事の後にキッズのショーがあったのですが持ち時間たったの25分でほんの数曲しか出来ませんでした。でも全員が総立ちで大きな拍手をしてくれました。子供達にとってもとても印象に残る光景でした。

この日からジェシカがステージで歌い始めました。曲は往年のハリー・ジェームス楽団がヒットさせたIt's Been A Long, Long Timeです。まずジェームスのトランペットソロの部分を彼女がフィーリングたっぷりに吹いてその後間奏があり、それから当時のバンド・ガールシンガーだったKitty Kallenが歌ったところをジェシカがこれまた情緒たっぷりに歌います。素晴らしいです。トランペットがあれだけ歌うので歌を歌っても上手い筈ですよね。バンドの最高のアトラクションになりました。これからどんどん歌わせて行きます。彼女も新しい挑戦を喜んでいます。これでスターへの道を又一歩進んだ感じです。6月のGlenn Millerフェスティバルで披露するのが楽しみです。

 

2010年3月30日

フランクフルトに又行って来ました。楽しかったです。ここの楽器展示メッセは3000以上の会社が展示する世界最大の音楽メッセです。11の大きなホールに分かれていてそれに一つのホールが2階、3階あり一週間かかっても全部見ることは出来ない大きさです。

今回は金曜日の夜出発して一泊して土曜日の午後2回演奏しました。かなり自由時間もありみんな楽器を見たり試したりしていました。

日曜日にスイスで演奏があったので土曜日は夕方6時にフランクフルトを出て次の演奏地であるBad Zurzachというライン川沿いの有名な温泉町に行きました。4時間の予定が延びて着いたのは夜中の12時過ぎでした。

それは一時間の渋滞とひとつ僕がとんでもないちょんぼをやってしまったからです。キッズの運搬車はディーゼルエンジンなのですが、ガソリンを入れてしまったのです。日常使っているのはガソリン車なのでついにやってしまいました。高速のサービルエリアに置いてみんなのバスで一緒に目的地に行ったのですが問題は日曜日の11時からのコンサートに使う器材です。僕とバスの運転手は3時間ほど眠って片道2時間器材を取りに車を走らせました。コンサートには何とか間に合いました。

子供達は前夜夜中に到着したにもかかわらず朝7時に起きて温泉に入って遊んだそうです。大きな温水野外プールがありそれは子供達にとっては最高に楽しめるところです。それから朝ごはんを食べて演奏したのですが休憩の時にはさすがにみんな床の上にごろんと寝っころがっていました。面白い光景でしたが僕ももう写真をとる気力がないくらい疲れていたのでカメラをホテルの部屋まで取りに行くことも出来ませんでした。でもステージではみんなピリッとして元気な演奏をしていたので、さすがスイングキッズ、と感心しました。

僕は月曜日又他の車で4時間かけてドイツの車を放置しているところに行って事故処理車を頼んで修理所まで運んでもらいました。エンジンのパーツを取替えたりして25万円くらいかかるそうです。今日夕方出来上がるので電車で行って車で帰ってくることにしています。このところ何日も走りっぱなしでもううんざりです。

来週も土日演奏があります。何事もないよう願っています。

 

2010年3月15

先週の土曜日は久しぶりに演奏がありました。スキーのワールドカップの最終ラウンドの夜のイベントでした。場所は冬季オリンピックも開かれたことがあるドイツのガルミッシュ・パーテンキアヘンという日本人にとっては長い名前の町です。オーストリアとの国境にありインスブルックの近くです。

ドイツですがオーストリアを通って行きました。それが山道ですごい渋滞で2時間も送れて到着しました。予定ではゴール地点でスイングキッズと有名スキー選手たちとの写真撮影があることになっていました。それがキャンセルされて子供達はがっかりしていました。

夜の演奏は楽しかったです。ベースのベン、テナーサックスのヤニーナ、バリトンのタマーラの3人にとっては初めての演奏でした。演奏の前はみんな少し心配そうな顔をしていましたがステージに上がると楽しそうに演奏していました。司会者が「信じられない、信じられない」とマイクに向かって叫んでいたのが印象的でした。一月以来練習の時はいつもアドリブの練習をやっているのでみんな上達してすごかったです。トランペットセクションは小さい3人ですが力強くとてもまとまっていて今までで最高のセクションです。3人がよく歌っているので聴いていて気持ちがいいです。サックスは新しい二人がまだまだなので今のところ大したことはないですが夏には一段と進歩すると思います。

9歳のベースのベンは素晴らしい演奏をしました。3セットあって1と3セットはカロルが演奏したのですが、2セットはベンが一人でやりました。生まれ持った素晴らしいビートを持っています。バンドでは3代目のベース奏者ですが才能から言えばダントツです。先がとても楽しみです。サムの弟ですが性格は全然違っていてとても落ち着いています。サムの方が弟のようです。

夜はホテル泊で翌朝朝ごはんの後スイスに帰って来ました。帰りはドイツを通って帰りました。どちらも山間部なので道はくねくねでGPSなしではお手上げです。便利なものが出来たものです、本当にありがたいです。特に外国では本当に助かります。

来週末は近くで演奏があり、27日はフランクフルトに行きます。帰りスイスのある温泉町で泊まって次の昼間コンサートをやってそれから家に帰って来ます。

これから先は夏までスケジュールがいっぱいです。週に4回も演奏がある時もあります。どうなるのかと思うのですがいつものごとく何とかなるんでしょうね。

 

2010年2月25

ハックブレット奏者のニコラスがキリマンジャロ頂上に無事到着したとの報告が新聞に出ました。5895mだそうです。同行した人たちの多くは気分が悪くなったり呼吸困難に陥ったりしたそうですが彼自身は足の疲労以外は何もなく自分でも驚いたそうです。演奏もしてみんなを喜ばせたとありました。帰ってから話を聞くのが楽しみです。

最近は演奏もなく楽な日々が続いていますが3月13日からまた急に忙しくなります。最初はスキーのワールドカップでの夜のイベントに出演します。今までになかったもので楽しみです。

今年新しい子が何人か入って来ましたがまだ小さい子たちで凄い才能がある子がかなり後に控えています。先が本当に楽しみですが育てるのも苦労が要ります。でもスイングキッズを始めた頃は才能もない練習もしないという子供達も混ざっていてもっともっと大変でした。それからみれば今は楽です。下のモンキー・ジャズバンドでゆっくり育てることが出来るので。サックスで一人凄い子がいます。アドリブを吹くために生まれて来たような子です。今まででのサックス奏者の中では最高の才能を持っています。今はもう5人もいるのですぐ上には上げられないのが残念です。みなさん楽しみしていて下さい。まだ9歳くらいです。

 

 

2010年2月12日

今は演奏がない時期で外から見ると暇なような感じに思われるのですが全然そんなことはないです。新しいアレンジを書いたりしなければならないし新しいメンバーの子達とも練習してやらなければならいし、新しいメンバーでの宣伝材料も作らねばなりません。3月からどっしり入っている演奏の主催者との連絡やらやることは限りなくなくあります。夏までに新しいCDも作らねばならないのですが録音の時間が取れるかどうか微妙です。週末は演奏が入っていて全然出来ないですから平日の夜やるしかないですよね。 これは又厳しいです、みんな学校があるので。多い時には金土日で4回も演奏が入っている週末もあります。そんな時に平日の夜は出来ないですよね、学校の勉強をする時間も少し必要だし。

新しいメンバーかなり頑張っていますがもう少し時間が必要です。

今週はジェシカが学校からスキーに行っているので僕がファーストトランペットを練習で吹きました。そんなに長く吹くのは久しぶりだったのできつかったです。13歳になったばかりの彼女がこんなきついパートを吹いているのかとあらためて驚かされました。中にはトップクラスのプロのバンド用のアレンジもあってトランペットの音域はとても高いです。お陰でコンディションが付きました。

この時期はみんな各学校からスキーに一週間出かけるので練習でも誰かが欠けています。ですから演奏が入っていないのはありがたいです。

まだ雪、雪です。日中の最高気温も零下何度かでかなり厳しいです。昨日は有名なハックブレット奏者のニコラスが山に新しい住居を構えたので見に行って来ました。雪に覆われた急な道をかなり登って行きました。4厘駆動で。面白かったですが。彼は隣の子でまだ20歳と、若いですが演奏者としてはすごい成功していてかなり有名です。秋に大学で経済の勉強を始めましたが演奏でしょっちゅう出かけるので余り講義に出れないそうです。来週はアフリカのキリマンジャロ、5千メートル以上、に登りに行くと言っていました。これはスイス人でアフリカで病院を経営している人がスポンサー集めの宣伝に行うものでニコラスが頂上で演奏するそうです。そのために特別に小さな楽器を製作したそうです。かなり無謀な企画とは思うのですが、本人は若いので面白いからやると言っています。吉報を待っていましょう。

 

2010年2月3日

今 ヨーロッパは近年にない厳しい冬が続いています。スイスの山間部のある村ではマイナス35度を記録したという話です。このドイツに近い低地でも日中の最高気温がマイナス5度というような日があります。それでも風さえなければそんなに寒いとは思わないですが。

今週は殆どの町や村がスポーツ休みです。キッズもかなりの子供達が家族とスキー休暇に行っているので練習は休みです。学校のレッスンもなく静かな週を送っています。我が家も子供達が小さいころはスキー休暇に行っていたのですが今は家内も僕もスキーには興味はなく家でのんびりという感じです。でもやることは山とありますが。

蓄音機用のSPレコードをまだ800枚くらい洗わねばなりません。正確に数えたことはないですがもう4千枚から5千枚くらいあると思います。馬鹿げた数で収納に一部屋必要なくらいです。まるで図書館のような感じです。でも毎日数枚は聴いています。まだ聴いていないのもかなりありますが。それにしても20年代から50年代にかけてのアメリカの音楽は本当に素晴らしいです。

日曜日にベートーベンの第九を聴きました、もちろん蓄音機で。16枚のレコードに収録されています。日本で一番愛されている交響曲ですよね。本当に素晴らしいです。どんなジャンルの人でもベートーベンからはたくさん学ぶことがあるのではないでしょうか。僕が一番最高だと思う作曲家です。それにしてもこれを作曲した時は耳が聞こえなかったということですから凄いことですよね。

 

2010年2月1日

今年は6月にアメリカに行きます。3度目ですも。ちろんグレンミラー・フェスティバルでも演奏しますがニューヨーク他でもコンサートをやります。子供達は学校が休めるのでとても楽しみにしています。10月は又アルゼンチンです。パラグアイでもコンサートをやります。アルゼンチンではあちこち要望があって全部は出来ないほどです。前回の反応が凄かったですから。

5月にはプロのグレンミラー楽団と一騎打ちです。主催者がグレンミラーだけではなかなか客が呼べないので、と頼まれました。スイスではスイングキッズの集客力はそれは凄いですから。でもグレンミラーの連中にはちょっと気の毒ですね。スイングキッズの方がソロとか上手いですから。バンド全体でもキッズの方はプロにはない情熱がほとばしっているので聴く人をもっとスイングさせます。もちろん向こうはたかが子供のバンドと思って来るのでびっくりするでしょうね。

これからこの地方は一週間の冬休みです。みんなスキー休暇に行くためです。ですから練習もレッスンもありません。ちょっと息抜きが出来ます。

ドラムのリンダです。14歳です。かなり上達しましたがもうちょっとパワーが欲しいというのが希望です。まあ、これから良くなるでしょうが。可愛いけどすごく食べるので太らないようにと願っています。s

 

 

2010年1月30

新しく入って来たTamara,タマーラです。今まではアルトサックスを吹いていましたがスイングキッズに入ってバリトンサックスに換わりました。13歳ですがかなり大きいです。まだ余り吹けないですが才能があるのですぐ上手くなると思います。

トランペットセクションは3人だけですが今までで最高です。みんな才能に溢れていて将来がとても楽しみです。ヤスミン12歳、ロマン12歳、ジェシーはごく最近13歳になりました。彼女のリードでバンドは歌っています。

トロンボーンの可愛い二人、まだ子供で楽しんでやっているだけという感じですが、最近少しずつ本気になってきたようです。頑張って欲しいです。才能は二人ともたっぷりです。

 

2010年1月19日

先週の土曜日例のテレビ番組に出演しました。金曜日の夜にリハーサルがあったので2日間子供達はテレビ局で楽しみました。他の出演者も多数いてその人たちとの交流もすごく楽しんでいました。普通はこういう番組は一曲演奏するだけですが今回は5分の時間をくれたので4曲メドレーでやりました。最後の2曲は有名なバンドリーダーで友人のPepe Lienhardが友情出演してくれて一緒にやりました。彼のバンドは現在ヨーロッパで一番成功しているビッグバンドです。彼と初めて出会ったのは何と1978年ドイツでです。80年代に少し彼のところでやっていたことがあります。彼を連れて来たのはテレビ局のアイデアですが。

孫のような子供達の間に入ってやっている姿はやはり風格がありますね。

演奏画面が見れます。クリックして下さい。ソロは先ずNicoがアルトサックスでそして新しいトランペットのロマンが最初の曲で取ります。2曲目はジェシーです。さすが軽々と、しかしフィーリングに溢れた演奏です。最後の曲ではFlavioとゲストのPepeがテナーサックスで応酬しています。それから僕もちょっぴり吹かせてもらいました。

土曜日に新しい写真を撮ります。2010年のメンバーを紹介出来ます。久しぶりにサックスにバリトンが加わります。それに初めて女の子のサックス奏者が入ります、それも二人です。殆ど女の子ばかりのバンドになってしまいました。数年前には想像も出来なかったことです。ジェシカが入るまでは男の子ばかりだったんです。

 

 

2010年1月13日

遅まきながら、明けましておめでとうございます。

こちらは年明けから忙しくしています。新メンバーでもう2回演奏に出かけました。レベルは全然落ちていません。本当に驚きです。やはりトランペットセクションが素晴らしいので誰が聴いても新しい編成とは思えない程です。

サックスセクションに初めて女の子が入りました。それも二人です。テナーは若干10歳のヤニーナ、バリトンは13歳のタマーラです。ふたりとも今までアルトを吹いていて最近大きな楽器に換わりました。それにもうすぐベースを弾く9歳の男の子が入って来ます。そうすると平均年齢12歳ちょっとくらいになります。信じられないくらい若いですよね。サウンドが益々信じられなくなります。ベースの子はサックスのサムの弟です。素晴らしい才能を持っています。

今年は音楽的には躍進の年になります。リードトランペットのジェシカに加えドラムのリンダがこれからどんどん進歩していくので素晴らしいバンドになると思います。それに他の子もみんな若いのでもちろん成長して行きます。良くならざるを得ないですよね。楽しみです。

新しいこの写真近々掲載します。

 

 

2009年12月25日

2009年11月30

11月ももう最後の日です。今月は8回も演奏がありました。平均週2回ですから、学校に行っている子供達にはかなりきついですよね。週末演奏に出ると休む日がないですから。スイスの子供達も学校でかなり勉強させられています。 可哀相です。

12月の最初の週末は久しぶりに演奏がありません。ゆっくり休みたいです。今クリスマスコンサートに書く編曲で追われているので次の週末が楽しみです。最高のくつろぎは蓄音機でいい音楽を聴くことです。最近Doris Dayのヴォーカルに夢中になっています。この人は40年代から有名な人でイメージとしては明るい面白いキャラクターですがバラードを歌うと天下一です。今50枚くらい彼女のレコードを持っています。50枚と言っても昔のSP盤は片面一曲ですから。一枚で2曲ということです。彼女は650曲以上録音しているのでまだまだですね。 39本の映画にも出演しているしテレビでは長年自分のショーをもっていたりして無数に顔を出しています。アメリカの歴史の中でもっとも愛された女性の一人です。

12月は11,12,13と連続で演奏がありそれから最後に18日に演奏があります。それで今年は終わりです。17日は親も交えてみんなでフォンデューを食べに行きます。今年もみんな頑張ってたくさん演奏していろいろな体験をしました。楽しかったです。

最近はインフルエンザが流行っていますが幸いスイングキッズはみんな元気です。本当にありがたいです。演奏で一人でも欠けると音にも影響があるし何と言っても個性あるみんなが揃っていないと何だか淋しいですから。

 

2009年11月25日

驚きです、一ヶ月近くもご無沙汰しているんですね。ごめんなさい。忙しい証拠です。11月は演奏が8回もあります、というかもうかなりやりました。今週は日、月、水、土と演奏です。こんなことは珍しいですが。

忙しいからか知りませんが大変な忘れ物をしましたね。月曜日の演奏ですが平日でみんな遅くまで学校もあるので演奏時間ぎりぎりに会場に入りました。開演の25分前です。それもそれからステージのセッティングです。ドラムやアンプ類、譜面台など全部15分くらいでやらねばなりません。ウォーミングアップや音合わせもあるので。ドラム、左右のスピーカー、マイクスタンドなど超スピードでセットしました。それからいろいろなコードを出してミキサーアンプとつながねばなりません。あれ、アンプはどこだ?どこにもない。それで気が付いたのですが前日日曜日の会場に置き忘れて来たんですね。アウト。あんな大きな物を。

その日はアンプなしの全くの生でやりました。ソロの伴奏は小さい音で、とコンサートの前に言いました。さすがキッズ、立派にやりました。こういうところが凄いと思います。プロのようにその場に応じて臨機応変に演奏をコントロール出来るんですから。

何を隠しましょう、日曜日の前は金曜日にコンサートをやりました。その時は僕自身が着替えをしないで帰って服を楽屋に忘れて来ました。遅くなったので帰りを急いでいたのです。器材を運搬車に積み込むのもいつもばたばたですから。

忘れ物が絶えないのはやはり僕のせいですかね。過去3回の日本ツアーでも殆ど毎日忘れ物の連続ですよ。アルゼンチンでもかなりありました。パリにもヤンがトランペットを忘れました。もうそろそろそれだけで本が書けそうですね。

その日その日を面白おかしく生きている僕ですからこれはもう治らないでしょうね。

それはそうと日本ではアルツハイマーを認知症とか言わなければならないんですよね。おかしな話ですよ。認知なんて浮気で出来た子供が発覚した時に使う言葉でしょう。認知症より探知症の方がいいでしょう。どこがボケているか探知するという意味で。認知症とかという馬鹿げた名前を付けた連中がもうボケているんでしょうね。困ったものですね。

 

 

 

2009年10月31日

昨日金曜日州都Frauenfeldで演奏がありました。これは夏休みの間3週間先生達の夏期講座があり全国からたくさんの先生が集まって勉強した時の実行委員会や大会の運営を手伝った人たちへの謝恩会でした。

昨日は今までになかったことが起こりました。

2曲目を終わった時全員が立ち上がって大拍手が鳴り止まなかったんです。こんなことが起こったのはどこの国でも今までなかったことです。それもみんながいつも退屈だと言っているスイスで起こったのです。スイス人は日本人と似たところがあって喜びをぱーっと体で表現出来ない人種です。特にドイツ語圏は良く言えば控えめ、悪く言えば退屈な人間達の集まりなんです。そこでこんなことが起こったことにステージにいた僕たちがびっくりしました。

ここ最近の文化大賞受賞でマスコミにいっぱい書かれたのでみんな待ち構えていて、初めて聴く人はやっぱり想像をはるかに超える演奏に感動して喜びを押さえ切れなかったのでしょうね。一曲目が始まった時から雰囲気がいつもとは違っていました。でも本当に嬉しいですよね、これぞバンドと聴衆が一体という感じを味わうことが出来ました。

こうやって喜びを分かち合うことに益々感謝する気持ちが最近は体中にいっぱいになっている感じです。世界中が、宇宙全体が一体という万物一体の念が子供達の心にも芽生えてくれればと願っています。

ボールペン一本手に取ってもこれが自分の手元に来るまでには数え切れない人たちが関与しています。原材料の採取、製造、工場への輸送、開発、制作、出荷、流通、小売店の従業員、これらはまだほんの一部なのです、工場の機械を作る人達、輸送の車両や道路を作る人達、工場を建築した人達、等など関連している人は無数です。これらの全ての人の誰が抜けても今自分の手にボールペンはない訳です。そして日常生活を送るために我々はどれだけたくさんの製品を使用しなければならないでしょうか。それを思えば世界の人間みんなどこかでつながっていると言えないでしょうか。

ですから生きるってありがたいことですよね。何はともあれ元気であれば。

日本ツアー楽しかったとは言え体はやはり疲れていますね。仕事には追われていますが出来る限りゆらりゆらりやるように心がけています。鞭打つばかりでも体に申し訳ないですから。

最近大分の山元まやちゃんからかなり長い手紙が来ました。まやちゃんありがとう。彼女は音大でピアノを習っています。スイングキッズの大ファンでもあります。限りなく深く純真で感動屋ですからピアノも人の心を動かせるものを持っていると確信します。残念ながら僕はまだ演奏を聴いたことがないんですが人間を見ればどんな演奏をするか分ります。最近クラシックのオーケストラをバックにコンチェルトを弾いたそうですからそれだけでも誰にでもあるチャンスではありません。そこまで到達するということは人並みではないという証拠です。

彼女は忙しい中北九州のスイングキッズのコンサートに駆けつけてくれました。それだけでも嬉しいですよね。音楽に人生を賭けている人がスイングキッズの良さを理解してくれて忙しいスケジュールの合間遠くから足を運んでくれるのですから。頑張って、と言わなくても頑張る人ですから将来がとても楽しみです。ピアノで名を成そうという若者は世界中に星の数ほどいます。でもそんな人達と技術の競争だけはしないで欲しいと思っています。人は人自分は自分で、多くの人達の心に入り込めてその心を揺り動かすような演奏家になって欲しいと願っています。    

 

2009年10月27日

  ドタバタしている間に帰国してから一週間が経ってしまいました。木曜日に授賞式で演奏しただけでまだリハーサルもしていません。 あさって木曜日に一度練習をして金曜日には又演奏に出かけます。

僕の方は忙しかったので疲れも感じなかったのですが土曜日あたりから夕方になると疲れが出て何だろうと思ったのですがやはり時差ボケなのですね。こちらの夕方と言えば日本では夜中ですから体がまだそのリズムなんです。ですから今早く寝て早く起きる模範型の生活リズムで生活しています、まあほんの2,3日ですが。でもこれの方が健康にはいいでしょうね。少しこれでやってみようかとは思っています。いつもは夜中の2時、3時に就寝するので11時なら僕にとっては早いほうです。夜中の仕事を朝するというふうに試してみようかと思っています。

子供達はもう時差ボケもなく元気にしているようです。この長い飛行機が初めての子供達は少し戸惑ったかも知れません。それに飛行機の中で何時間も夢中になってゲームをしたり映画を何本も観たりしていたので余計疲れたでしょうね。

現在クリスマスコンサートの編曲に追われていて日本ツアーの印象を書く時間がありませんがしばらくお待ちください。

10月17日、まだ僕たちが日本にいる間に一つテレビ番組が放映されました。これは国営の娯楽番組で主にその土地の特別なものや音楽家などを紹介するものです。録画は日本に行く前にあり、ここロマンスホーンで撮影がありました。出ている音楽家やグループはみんな地元の人たちです。人口9600人の町ですがかなりいい人たちがいるものだとあらためて驚いているくらいです。最後にハックブレットという民族楽器でソロで演奏している若者は僕の隣のニコラスという20歳の子でもう赤ちゃんの時から知っています。一緒のステージに立ったことも何回かあります。最近彼に一曲スイングキッズとの共演曲を書いてやりました。もうステージでも一緒にやりましたし、彼の新しいCDにも入ります。彼はスイス・ドイツ・オーストリアではかなり有名でテレビにもしょっちゅう出ています。この秋に大学で経済の勉強を始めたのですが講義に出る時間が殆どないようで場合によっては一年休学するかも知れないと言っています。高校を出て音楽が忙しかったので大学に入るのを一年遅らせていたのです。 番組を観れます。ここをクリックして下さい。

 

2009年10月24日

日本のみなさん大変お世話になりました。20日の火曜日夜遅くみんな家に帰って来ました。折り悪く22日に文化大賞の授賞式があり帰った翌日から23日までマスコミの取材がひっきりなしにあり何も出来ませんでした。なぜか知らないのですがあちこちから大変注目されて正直言って困っています。スイングキッズが注目されるのは喜ばしいことなんですが僕自身がこうやって注目されることは目標にしていないので何だか悪いような気がします。授賞式には州のたくさんの要人とか知り合いやスイングキッズのファンとかいっぱい出席して下さって大変素晴らしいものでしたが僕が中心人物で褒め言葉を聞くのは余り居心地の良いものではありませんでした。聞いていてびっしょり汗をかいてしまいました。

僕の場合は子供達の音楽教育の裏方でしょう、一応役割としてステージには立っていますが。授賞式の翌日には新聞の第一面に大きな写真入で記事が出ていましたがこれがスイングキッズの写真なら心から嬉しいんですが。個人的に余り注目されると自由が利かなくなるので他から見る程いいことはないんです。

日本ツアーの感想などについてはこれから少しずつ書いていきたいと思っています。しばらくお待ち下さい。これからクリスマスコンサートに編曲をたくさん書かねばなりません。これは日本ツアーの途中でもいつも頭にあってかなり重荷になっている感じです。子供の合唱団など早く楽譜を欲しいと待っているので何はともあれ早く仕上げねばなりません。

 

2009年9月29日

出発がいよいよ迫って来ました。先週の土曜日は近くの街St.Gallenのレストランで演奏をやりました。客と接するくらい近かったので最高の雰囲気になりました。このレストランは有名で平日でも毎日いっぱいです。もちろんキッズが演奏するとなるとこれ以上は無理だというまで机を出しています。経営者の姪が我が家の娘のユリアの親友なのでぜひ一度やってくれということになりました。 

みんな日本に行くのをとても楽しみにしています。たくさんの子供達が日本でカメラを買いたいと言っています。実際殆どスイスより半額くらいで買えます。着いた当日夕方京都で店に行こうと思っています。

 

2009年9月21日

忙しくしていてまた何日か経ってしまいました。

前回書いたように木曜日はチューリヒで演奏がありました。楽しかったです。終わってからの食事もおいしくて楽しいひと時でした。

日曜日はテレビの収録がありました。これもまあいつものようですが公開録画でもちろん地元の人たちがいっぱい来ていてとても盛り上がりました。リハーサルで僕へのインタビューの時に司会者が前回と全く同じ質問を二つしたので後からそれを指摘したら「ああ、そうだったけ。でも誰も気が付かないよ」とけろっとしていました。本番でも全く同じで答えるのに困りました。僕は前回と全く同じように答えないようにと苦労しました。

今週は土曜日にレストランで演奏があります。もうとっくに満席とのことでまた素晴らしい雰囲気になることと思います。これが日本ツアー前の最後の演奏です。

 

2009年9月16日

週末ドイツへ行って来ました。土曜の午後近くで演奏がありそこから夕方の6時にドイツに向かって行きました。バスの中ではみんなわいわい、着いたのは夜中の12時です。それでもみんな2時くらいまでだべっていたようです。

日曜は12時ちょっとすぎから1時まで演奏をして3時に出発、渋滞が3箇所でありロマンスホーンに着いたのは夜の10時近くになっていました。距離にして500キロほどなので何もなくスムースに行けば入っている時間は休憩もいれて5時間ほどですが事故とか渋滞があるので実際にはもっとかかります。大都市通過付近がいつも混んでいます。

でもドイツでの演奏は楽しかったです。その日の夜にもうスペインから演奏依頼が来ました。スペインの人で午後の演奏を聴いていたのです。

今週は木曜日にチューリッヒで演奏があります。州立子供病院の看護学校の閉校式があります。大きな総合学校に合併されるためです。スイング全盛時代の30年代に開校されたし、これから将来にかけて夢と希望を持って新しい時代に入ろうというので何としてもスイングキッズに来て欲しいと言うことで行くことにしました。本当は平日は学校とかがあって良くないのですがこういう理由では断れないですよね。でも州の正式行事なので学校は問題なく休めますが。

それから日曜日は地元で国営テレビの録画があります。これは楽です。

そして26日にもう一回近くでコンサートがありいよいよ日本ツアーに出発します。

 

2009年9月7日

明日は近くの大きな街St.Gallenの最高級ホテルのコングレスハウス新築記念イベントで演奏をします。 300億円もかけて建てたもので内装も凄い豪華な材料を使用していて僕などは場所違いという感じで落ち着けないです。何でそんなに見せ付けなければならないのか理解しかねます。何人の投資家が絡んでいるのか知らないですがやり過ぎという感じがします。窮屈ですよね、そんなところへ行くなんて。演奏だから行きますがそうでなかったら近寄りたくない感じのところです。

土曜日はこの近くの食品会社の100年記念のイベントで演奏をします。午後の演奏でその後すぐバスでドイツに向かいます。演奏は日曜日なのですが、日曜日の朝早くから出るのは嫌なので土曜日に行って泊まってそれから日曜日に演奏です。5時間ほどかかるのですが演奏は昼の1時で終わりなので帰りはそんなに遅くならないと思います。 遠出はとにかく時間がかかって余りいいとは言えません。次回はもう絶対行きたくないと考えています。

 

2009年9月2日

 演奏の依頼がどんどん入って来ています。中には何と2012年の国民音楽祭というのもあります。こういう大きなものは何年も前から計画しているのでこんなことになるのでしょうね。実行委員会の会長がキッズを生で聴いたのでそこから話が来ました。不景気と言われる現状ですがスイングキッズには影響は全く感じられません。ありがたいことです。

もうすぐ日本ツアーですが今年はゆっくり大いに楽しもうと思っています。今回初めて日本に行く子達はとても楽しみにしています。前回行った子ももちろん楽しみにしていますが初めての子にとっては話にだけ聞く遠い東洋の果ての国ですから。どんな印象を持って帰って来るんでしょうかね。

9月16日に国営放送のテレビ録画がありますが放映は僕たちが日本に行っている間です。放送は見れないので後からDVDで見ます。まあ、大した番組ではないですが。

来年は又新しい編成になります。Sandro,Matthias, Jan, Patrickが抜けます。平均年齢がまたかなり若くなります。でもレベルは落ちないです。若い連中がみんな上手いですから。新しく入ってくるのはサックスの一人だけです。多分小さい女の子が入って来ると思います。そうなるとバンドでは初めてサックスを吹く女の子になります。来年はこの編成で通してそれから又少し若い子を加えます。

もうこれ以上のレベルは必要ないのですがこのレベルを維持していくのが大変です。終わりのない旅です。こんなに成功して有名になっても後に続く子が容易に来るかというとそうではないです。何しろ人口が少ないですから。人口9500人の町とその周辺ということに限られています。でもこのハンディキャップを跳ね除けてニューヨークにもない東京にもない素晴らしいバンドであることに大きな意義があると思います。スイスの田舎のバンド、でもみんなが言います、世界で最高、と。 これは僕たちだけが頑張って実現したものではありません。世界中のみなさんの暖かい声援が育ててくれたものです。これからもよろしくお願いします。

 

2009年8月31日

 今日夕方ドイツから電話がありました。国境の街コンスタンツからです。85歳の女性です。

「すみません、木元さんのお宅でしょうか?」 「はい、そうですが」

「あなたと子供達がやっている音楽は素晴らしいですわ、こんなのは今までで聴いたことも見たこともないです。音が生きていて純粋です、私は本当はクラッシクのファンなんですがこのバンドだけは別格です、ただそれを今日は言いたかったんで電話させてもらったんです」

土曜日にその国境のスイス側の街のジャズフェスティバルでやったので僕はてっきりそのことかと思っていたのですが何とその人は2年半前のコンサートのことを言っていたのです。2年半前にその国境のドイツ側でやりました。その時は異様に盛り上がって夜の10時までの予定が11時半まで延々とやってしまったのです。延長も桁外れですよね。その後一人の年老いた女性が僕のところに来て言ったのを憶えています。「私はもう80年以上この世界に生きていますが、こんな体験をしたのは初めてです」と。その時一人のドイツ人男性も言いました、「今日は私の人生の中で最高の夜でした」と。

そして2年半、その名も知らぬ老女から突然電話がありました。本当に嬉しいことですよね。

 

2009年8月31日

 週末 又2回演奏がありました。金曜日はここから30分ほど行ったドイツとの国境の街のジャズフェスティバルでの演奏でした。長い通りに3つのステージを作って週末たくさんのバンドが演奏するもの雰囲気は最高です。キッズは今年2回目なのでキッズ目当ての人たちが押し寄せて来ました。長い机や椅子をいっぱい出しているのですが座れない人たちが周りにいっぱい立って本当にバンドを囲むような感じでとても楽しい雰囲気でした。みんなと一緒に楽しいひと時を過ごすと言うことは音楽で一番意義あるものだといつも確信されます。

日曜日は今度は地元のSlow Upという祭りでの出演でここはもう毎年出ているのでこれまた大変な人出ですし知り合いがいっぱい聴衆の中にいるのでとても和やかな気分で演奏も司会も出来ます。やはり地元での演奏はとても楽しいものです。

この日は最近スイスで結婚なさった倉敷のホストファミリーの娘さんまきさんがご主人のシルヴァンさんとそれに日本のご両親も一緒に演奏を聴きに来て下さいました。成長したスイングキッズを堪能していただいたようです。シルヴァンさんはとても誠実でユーモアにも富んで素晴らしい青年です。二人とも学校時代は吹奏楽をやっていたというこれまた不思議な縁です。シルヴァンさんは軍楽隊でもクラリネットを吹いていたそうなのでかなりの腕前だったと思います。

その後近くの中世の城のレストランでアイスクリームを食べてそれからボーデン湖を上から見晴らせるレストランで夕食を取りました。天気が良く対岸のドイツやスイス側の一帯が視界にせまる絶景を楽しみました。大きくて静かで、優しいボーデン湖の夕景がありました。 二人の結婚生活もこんな湖のようであって欲しいと願っています。

 

2009年8月25日

 先週末セレリーナというサンモリッツのとなりの観光地のフェスティバルで演奏しました。ここは初めてだったので 又以前のダボスでのデビューの時のような爆発的な反応がありました。最初は土曜日の昼に野外ステージでやりましたがたくさんの人が押しかけて素晴らしい雰囲気を作ってくれました。涙をぬぐいながら聴いている人が何人かいました。子供達のエネルギーがほとばしる演奏が胸を打つんでしょうかね。他のプロのバンドは上手ですがスイングキッズのようなエネルギーはないですからそこがやはり皆さん感じるんではないかと思います。

金曜日の6時にここを出発しました。片道3時間かかります。途中2200メートル以上の峠を越えるのですが天気も良くみんなドライブを楽しみました。その夜はホテルで寝るだけでみんなリラックス出来、遅くまでわいわいやったそうです。

土曜日は昼野外、夜ホテルでの演奏でした。ここで最高級のホテル、クレスタ・パレスのホールは夜入りきれない人が押し寄せて実際諦めて帰った人もいたそうです。昼の衝撃的なデビューがあり街はスイングキッズの噂で持ちきりだと実行委員会の会長が嬉しそうに話してくれました。ジェシカの祖父母も来ていたのですが、夕食をしにレストランに入ったら回り中みんなスイングキッズの話をしていてびっくりしたそうです。

日曜日は昼間標高2243Mの山のホテル・レストランの野外ステージでやりました。ロープウエイで器材を運んで行きました。これまた楽しかったです。運良く天気も良くこれまた記録的な人出がありました。レストランの人もここにこんなたくさんの人が集まったのは初めてです、と言っていました。土曜日に2回演奏を聴いた人もこの日もかなりたくさん会場に来ていました。それほどスイングキッズは何か人を引き付けるものがあるんでしょうね。僕たちはただ楽しくやっているだけなんですが。

子供達にとってはとても楽しい週末でした。

今週は水曜日と土日、と3回演奏があります。週末は近いところなので少しゆっくり出来ます。でもクリスマスの休みが待ち遠しいです。

 

2009年8月17

 今日はチューリヒの近くのある湖の湖畔のフェスティバルで演奏しました。いつものように素晴らしい反応がありました。  3時間も車を飛ばして来てくれたファンもいたしチューリッヒ近郊に住むプロの音楽家たちもかなり来ていました。みんないつも噂に聞くスイングキッズが実際にはどんなものなのか自分の耳で確かめたかったのです。でもみんな「こんなレベルは想像出来なかった」と言っていました。

演奏は昼の2時15分からだったので早めに行ってステージをセットして終わったら演奏までに45分時間がありました。今日はとても暑い日でした。それでヤスミンが来て言いました、「ねえ、私達湖で泳ぎたいんだけど何時に戻ってくればいい?」と。まあ、普通なら「もう45分しかないからそんな時間はないよ」言っていたでしょうが今日は本当に暑かったので「OK,遅くても演奏の15分前には帰っておいでよ」と言いました。泳いだのはヤスミン、ジェシカ、リンダ、ヤコーバ、ヴァレリーです。しかし彼女らは水着を持ってこなかったのです。 Flavioも女の子たちにうながされて水の中に飛び込みました。

みんな水着は持って来ていなかったので着ている服で飛び込みました。水泳が終わってからステージ衣装 に着替えてステージに直行でした。こういうことは日本人だと多分しないでしょうね。

 

2009年8月16日

アイスランドの写真少しいれました。クリックして下さい。

 明日の日曜日チューリッヒに近くのフェスティバルで演奏します。天気予報では素晴らしい天気らしいので人もいっぱい出ることと思います。

今年は初めて大晦日のパーティーで演奏します。新しくオープンする空港の近くのホテルが宣伝も兼ねて今までになかった特別な年越しパーティーをやるらしいです。ギャラも普段の倍出るのでこの日は特別にみんなで山分けです。

それから嬉しいニュースです。

2005年の最初の日本ツアーでキッズがお世話になった倉敷のホストファミリー勝部家の娘さん、まきさんがもうすぐスイス人の彼氏とスイスで結婚なさいます。嬉しい限りです。スイスに居を構えるらしいですが本当に幸せになって欲しいと心から願っています。将来子供がスイングキッズの一員というようなことになれば夢物語ですよね。子供が出来たら近くに引っ越して来て欲しいですね。

 

2009年8月9日

 長い休み明けの最初の演奏に行って来ました。車で4時間近くかかるフランス国境に近い街で毎年開催される大きな馬のレースがありますが今年はトルガオ州がゲスト州で州のプレゼンテーションをやりました。夜の部は州を代表するアーティストが紹介され、もちろんスイングキッズも出演しました。どんなだったかもう書く必要もありません。いつもの通りです。

この夜日本からやって来ている栗田ニイナちゃんが初めてステージに上がりました。彼女は1年前まで15ヶ月スイスで生活してスイングキッズで演奏していました。今夏休みを利用して2週間半ほどスイスにやって来ています。キッズと練習したり演奏したりしています。今は毎週末演奏ですから彼女もたっぷりキッズと一緒に演奏出来ます。彼女は楽譜を暗譜するのに特別な才能があります。それは誰もがうらやむ程素晴らしいものです。楽器を吹く代わりに楽譜を読むだけで暗譜する力があり、これが普通の人にはない才能です。こういう人は本当に才能がある人です。昔スペインに世界的に有名なギタリストがいました。ナルシソ・イエペスという人です。「禁じられた遊び」で有名です。この人は暗譜の達人だったそうです。人の想像を絶する暗譜力があったと語り継がれています。

月曜から学校です。週末はあるジャズフェスティバルでやります。これから又頑張らねばなりません。

 

 

2009年8月4日

アイスランドの写真

 ご無沙汰しました。7月3日からずうと家にいませんでした。最初は2日間フランス語圏のBulle,というところのフェスティバルで演奏しました。例年のごとく異常な盛り上がりですごく楽しみました。フランス語圏はやはり国民性がドイツ語圏とは違います。人生をもっと楽しんでいます。ですからわーっと来ます。会場は3つあったのですがスイングキッズが演奏するところに人が吸い付けられるように人が集まって他の会場で演奏しているバンドには気の毒でした。どこもガラガラだったそうです。あほらしくなって演奏を早めに切り上げたバンドもあったと主催者が言っていました。演奏のないバンドはみんな噂に聞くスイングキッズがどんなものかみんな聴きに来ていました。

その後5日間有名なリゾート地Davosのフェスティバルで演奏しました。ここも3年目なのでスイングキッズ目当ての人たちがたくさん押しかけて来ました。世界中から集まった14のバンドが5日間昼夜街のあちこちで演奏しました。街を歩いていてどこからか生のジャズバンドが聞こえてくるのは楽しいものです。

ここもキッズが演奏するところは溢れんばかりの人で大変盛り上がりました。今回は昼夜2回演奏があったのは2日だけですごくゆったり出来ました。これは主催者の配慮なんです。ホテルに屋内プールがあったので子供達は毎日楽しんでいました。最後の夜の最高級ホテルBellvedereでの演奏はもう異様と言って良いほどの雰囲気でした。みんなスイングキッズを聴くために早くから予約していた人たちばかりで大変な期待で待っていました。最後まで大変な盛り上がりで最高に楽しいひと時を僕たちも過ごすことが出来ました。本当にありがたいものです。

それから家に帰った翌日から3週間アイスランドに行っていました。自然の美しさ雄大さに毎日朝から晩まで感動の連続でした。アメリカ製の4輪駆動のトラックの荷台にキャンプ設備を取り付けたものでこれでどんな悪路でも砂の上でもブンブン行けました。アイスランドはどこにでも車を止めて夜を過ごすことが出来ます。ですから毎晩素晴らしいところを探しました。長い広い美しい砂浜や小さな湖のほとりなどで夜を越しました。12時前に日が沈んで3時にはまた昇るので全然暗くならないんです。それに人口が少なく特に田舎では人がまばらに住んでいて砂浜などは何キロも人がいないんです。全く孤独な時間を過ごせます。それは豪華ですよ、何キロにも及ぶ美しい砂浜が貸切ですから。ワカメなんか拾ってサラダに入れて食べました。とてもおいしかったです。

アイスランドには自然の全てがあります。海まで届く氷河、限りなく美しい砂浜、吹き上げる温泉、たくさんの豪快な滝、色々な面白い形や色で目を楽しませてくれる山々、殆ど無数にある美しい湖、きれいな花々に覆われた限りなく広大な平野、火山の噴火口、マグマで覆われた広大な平原、250種類にも及ぶという鳥類、などなど感動が胸いっぱいというか体中に溢れて来ます。帰って来た日から家内も今度はどんな風に旅行しようかと考えているようです。毎夜見る夢はアイスランドばかりです。

舗装していない道路がたくさんあって車を飛ばすのはこれまた楽しいです。懐かしい感じがします。がたがた道やかなり急な石ころ道もあってやはり4輪駆動でないと都合が悪いです。幹線路はもちろん舗装されていますが。ひとつ怖かったのは高い絶壁に沿った狭い道です。ガードレールもないので一瞬のよそ見も出来ないです。対向車が来て自分が外側だと絶体絶命という感じです。高所恐怖症の僕など生きた気はしない箇所がいくつかありました。金玉に電流がびびびっと走りますよ。でも後ろには帰れないですから進むしかないです。これも慣れでしょうけど。

でも海に墜落した車が一台ありました。パトカー、消防車、救急車2台が来ていました。そこはそんなに高いところではなかったし道路幅も2台が楽に交差できるところだったので多分よそ見をしていたんでしょうね。それしか考えられないですが。外国から来た旅行者だと思います。悲惨なことです。

今週の土曜日からいよいよ又演奏が始まります。これから日本ツアーまで予定はびっしり入っていて時はあっと言う間に過ぎそうです。

 

2009年6月28日

 昨夜はチューリッヒのダンスクラブ「アルバンド」で演奏しました。これはSwing Productonというスイング専門の企画会社がオーガナイズした「夏の夜のスイング」というダンスイベントでした。来ている人たちはスイングだけで踊るのが趣味の人たちばかりで最高に盛り上がりました。キッズの演奏と彼らのダンスが折りなって会場には溢れんばかりのエネルギーが充満していました。これを企画した人たちや参加者の驚きや喜びは言葉には書き表せられないほどのものでした。

こんなにスイングするバンドがスイスにあったのか、それも子供ではないか、という感じでした。主催者のリーダーはスイングジャズのCDを2500枚も持っている通でスイングとは何かを知っている人ですがその人がはじけんばかりの喜びでスイングキッズの演奏がどんなに本物のスイングか興奮して話してくれました。

9時半に始めて3セット12時半くらいまで演奏しました。みんな家に着いたのは夜中の2時半くらいです。それでも忘れられない一夜になりました。

スイングジャズが好きな人たちだけの会場で演奏するというのはGlenn*Miller Festival以来ですしここは特にダンスが主目的なのですごいエネルギーが溢れていました。

 

 

2009年6月23日

 みんなが楽しみにしていたパリに行って来ました。やはりスイングキッズはどこに行ってもセンセーションを巻き起こします。演奏したのは民族祭のような感じのイベントの一角でしたがたくさん人がいてとても楽しかったです。みんなが目を見張ってキッズの演奏を聴いていました。この出演にはパリの有名なニューオーリンズ・ジャズのトランペッター、Daniel Verhettesが骨を折ってくれました。彼は2年前にスイスの同じジャズフェスティバルに自分のバンドで出演していてキッズを聴いて感激してぜひパリに呼びたいとその時言っていたのですが本当に実現しました。

演奏は土日の午後だったので夜はいつも街をぶらつきました。土曜日は特に夜中までみんなでパリの街をぶらついていました。ジェシカの二人のお姉さんも一緒に来ていたので16歳以上は自分達でグループを作って自由行動をしました。みんなフランス語がかなり出来るので問題はないし地下鉄の乗り継ぎなどもパリは簡単ですから彼らも大いに羽を伸ばしてパリの夜を楽しんだようです。9歳のヴァレリーも夜中まで一緒にぶらぶらしていました。彼女もパリがとても気に入ってすごく楽しかったと言っています。

演奏ではすごい印象を与えたので又招待されました。まあ、そんなに遠くないので週末を利用して演奏にいくことは可能です。ちょっと遊びたければ1,2日学校を休まねばなりませんが、学校側もパリに演奏に行くと言えばかなり多めに見てくれます。

これからまだまだ演奏が続きます。今週はチューリッヒのダンスクラブでスイングナイトというイベントがありそこでやります。ここに来る人はみんなスイングでダンスするのが趣味の人たちばかりなので大変盛り上がると思います。みんなが好きな曲が全てレパートリーに入っているので楽しんでダンスをしてもらえると思います。こういうダンスのイベントは初めてです。

その後の週は週末フランス語圏のジャズフェスティバルで2日演奏してそれから有名なリゾート地Davosのジャズフェスティバルで5日間演奏をします。どこもスイングキッズ目当てにたくさんの人が来ます。Davosは3年目でスイングキッズなしでは考えられないと主催者が言うくらい人気があります。

それからやっと3週間の夏休みを取ります。この間は殆どの子が家族と旅行に行きます。ですから子供達は年中家から出ています。

 

009年6月23日

エッフェル塔着くや否や写真撮影。右の金髪がジェシカの一番上のお姉さん、左はリンダのお姉さんとお母さん

次男のファビアン、後姿はパリに住んでいる友達でフランス人と日本人の混血超美人Valentine.顔が見えないのが残念。

 

2009年6月15日

 昨日の夜の演奏で一つハプニングが起きました。

3曲目くらいにグレン・ミラーの「Pennsylvania 6-5000」を始めました。バンドがワンコーラス演奏した後僕のソロがあります。いつもイントロが終わってからステージの後ろの方に置いてあるトランペットを取って中間部ブラスのアンサンブルの部分で軽く一緒に吹いてウォーミングアップをしてそれから前に出てソロを吹きます。それがトランペットがないんです。横のカーテンを開けてどっかにあるかと見たのですがどこにもありません。とっさに控え室に忘れて来たことを思い出しました。ホールは2階で控え室は地下一階です。滑り降りるように階段を下りて又駆け上がりました。気が付いてソロが始まるまで35秒くらいです。2階まで上がったところでもうソロの寸前まで行っているのが聴こえました。ステージまで上がる時間はありません。丁度ホールの横の入り口だったのでドアをぱっと開けて客席に飛び込んで吹き始めました。間一髪間に合いました。お客さんはもちろんこの事情を知りませんでしたが客席に下りて来て吹いたソロのサービスに大喝采をくれました。それからステージに戻って曲が終わった後このハプニングを説明したのですが又大喝采です。曲の寸前僕がいないことに気が付いたヤンがマティアスに向かって叫んだそうです、「Daiがいないよ、ソロを吹け」と。

とんだことが起こったものです。僕は若い頃すごいおっちょこちょいでこんなヘマをよくしていましたが最近はなかったんです。今トロンボーンの二人がまだ新しいので少し一緒に吹いてやっているのですが普通は先にトロンボーンをステージに置いてそれからトランペットを取りに行きます。でも昨日は演奏前ごたごたしていてすっかり忘れてしまったようです。

まあ、長い間にはいろいろなことが起こりますが笑えるようなものはあってもいいと思います。

 

 

2009年6月14日

 昨日は久しぶりに一日2回の演奏がありました。遠く離れていなかったので楽でした。昼間の演奏は最近ロマンスホーンにオープンしたスポーツカー博物館でのものでした。外にも子供たちが楽しめるゴーカートなどもありキッズも演奏の合間大いに楽しみました。夜はある人の誕生パーティーでしたがここは年配のゲストが多くスイングで育った人たちは心から喜んでくれました。演奏が始まったら驚きの声が会場のあちこちからあがり瞬く間に最高の雰囲気になりました。最前列で聴いていた年配の男性は演奏を聴きながら一晩中涙をぬぐっていました。

一つハプニングが起きました。3曲目くらいにグレン・ミラーの「Pennsylvania 6-5000」を始めました。バンドがワンコーラス演奏した後僕のソロがあります。いつもイントロが終わってからステージの後ろの方に置いてあるトランペットを取って中間部ブラスのアンサンブルの部分で軽く一緒に吹いてウォーミングアップをしてそれから前に出てソロを吹きます。それがトランペットがないんです。横のカーテンを開けてどっかにあるかと見たのですがどこにもありません。とっさに控え室に忘れて来たことを思い出しました。ホールは2階で控え室は地下一階です。滑り降りるように階段を下りて又駆け上がりました。気が付いてソロが始まるまで35秒くらいです。2階まで上がったところでもうソロの寸前まで行っているのが聴こえました。ステージまで上がる時間はありません。丁度ホールの横の入り口だったのでドアをぱっと開けて客席に飛び込んで吹き始めました。間一髪間に合いました。お客さんはもちろんこの事情を知りませんでしたが客席に下りて来て吹いたソロのサービスに大喝采をくれました。それからステージに戻って曲が終わった後このハプニングを説明したのですが又大喝采です。曲の寸前僕がいないことに気が付いたヤンがマティアスに向かって叫んだそうです、「Daiがいないよ、ソロを吹け」と。

今日はこれがらまた演奏に行って来ます。普通のコンサートです。

 

前からヴァレリー、ヤスミン、ジェシカ

ここは入場者が実際に座席に座って気分を味わうことが出来ます。

博物館のオーナーはF1のレーサーだった人なのでたくさんのレーシングカーも展示されています。又ごくまれな夢のスポーツカーも

かなりの数が展示されていて車好きな人にとっては天国です。クラシックカーの部門もあります。

 

2009年6月5日

 先週末は土曜日だけ演奏があったので少しゆっくり出来ました。

今週末は土曜日に2回と日曜日に一回あります。余り遠くないので助かります。演奏時間も余り長くないので休憩時間や食事を楽しみたいと思っています。

19日はパリに発ちます。土曜日と日曜日にあるフェスティバルで演奏をします。これは楽しそうです。フランス人はすごくノッてくるので素晴らしい雰囲気がもう目に見えるようです。

最近新しいトランペットの12歳の男の子が入って来ました。才能から言えばもう何年も前からスイングキッズに入っていたのですが家を何日も離れるのがいやで今までバンドに入るのを躊躇していたのです。素晴らしいトランペットを吹きます。楽譜を読むのも驚くほど速いです。サンドロは日本ツアーの後か長くても12月にはバンドを去ります。ヤンももう16歳ですから近い将来出て行くでしょうしそうなるとジェシカ、ヤスミン、それにこのロマンの3人がトランペットセクションをリードして行かねばなりません。しかしこの3人の才能は素晴らしいです。近い将来今まで最高のトランペットセクションになると思います。みんな12歳というのも面白いですね。その反面もう今からこの3人の後継者を育てて行かねばなりません。かなり厳しいです。エンドレス。

みんな日本に行くのをとても楽しみにしています。特に新しい子供達は。

 

 

2009年6月5日

5 月30日はSt.Gallen市のストリートでやりました。これは友人の楽器屋が新しいところに移転してそれの宣伝にやってあげました。街中でやるのは楽しいですね。人がわーっと集まって来てそれは盛況でした。ある72歳の人が来て目に涙を浮かべながら感動を話してくれました。2日後にも電話をして来て「いやー、これは現実に起こっているのか、と一瞬疑ったんです」と話してくれました。30年前にサックスを買ったままで吹かなかったをこれから調整に出して練習を始めると言っていました。友達のサックスの先生を紹介しました。

それから今日その楽器屋に行ったら、やはりキッズを聴いて長い間吹いていなかったサックスを又始めると言っているもう定年を過ぎた人が店に来た、と言っていました。上記の人とは違う人です。

キッズの新しい子供達も頑張っています。今日はヴァレリーがレッスンに来ました。昨年6月に一週間学校を休んでアメリカに行ったと話したら、「うわー、何て素晴らしいの、学校が一週間も休めるなんて、私、もうちょっと以前にスイングキッズに入っていたら良かったわ」と言いました。来年の6月に行くと言ったら飛び上がらんばかりに喜んでいました。彼女はスイングキッズの歴史の中で一番自然で喜びに溢れている子です。2年生の時にトロンボーンを始めて一年も経たないうちにスイングキッズに入ったのでかなり厳しいですが底抜けの明るさをいつも持って頑張っています。ソロは喜び勇んで吹いています。「ここはアンタのソロだよ」とパートを示すとしゃかりきになって練習しています。素晴らしい将来が見えています。日本での彼女のデビューを楽しみにしていて下さい。

 

 

2009年5月28日

5月25日Sandroが18歳になりました。あの小さくて針金のように細かった子ももう成人です。早速自動車の運転を習い始めたそうです。今日はリハーサルの代わりにみんなでイタリア料理を食べに行きました。サンドロには内緒ででした。彼は仕事の都合でいつも少し遅れて来るのでその間みんなはもうレストランに行きました。彼が来た時はリハーサルホールは空っぽでした。「あれ、今日は練習休みなのか」と思ったそうです。僕だけは残っていて物陰に隠れていました。驚く彼を見届けて一緒に笑いながらレストランに行きみんなに合流しました。マーセルも祝福に来てそれから楽しいひと時を過ごしました。マーセルはこれから3ヶ月間英語の勉強にカナダに行きます。秋の日本ツアーには付き添いとして一緒に来ます。ドラムも少し叩くと思いますが。

これから夏休みまで毎週末演奏です。一日2回の日もありますがみんな楽しんでやっているので別にきついということもありません。秋のツアーはゆったりモードで大いに楽しもうと思っています。前回の日本ツアーでは13日間で17回も演奏がありました、それに市長表敬訪問とかがいくつかあり自由時間は全くなかったと言ってもいいくらいで子供達には不評でした。開催者が自分達の企画を政治家に見てもらうのはいいことなのですがキッズは長い飛行機の旅と毎日の移動やコンサートで疲れがピークに達していました。そんな時にゆっくり休む代わりに小学校の下手なアンサンブルを聴かされても嬉しくないです、というのが正直な言葉です。キッズのレベルかそれに近いものなら本当に刺激にもなるのですがそれは望めませんよね。台湾でも台北で一番音楽が盛んな小学校の3つのアンサンブルを聴かされました。レベルはとても高いのですがやはり音楽がキッズのもののように生きていないですね。多分台湾でも群を抜いていいレベルでどうだ、と見せようと思った感がありましたが最後にキッズが演奏したらまるで違うんでみんな驚いていました。日本の小学校でもこんなことをよく体験しました。

 

 

2009年5月17日

ベルンに行って来ました。せっかくなので早く出て首都をぶらつこうと思っていたのですが高速道路が工事で停滞していてかなり時間を取られました。それと先にホテルのチェックインをしたので会場に着いたのは4時半でした。出発したのは11時です。それからここは凄い大きな会場でホテル、レストランにいくつものホールがあってバンドの器材を降ろすステージの裏までたどり着くのが又一苦労でした。ステージをセッティングしたらもう5時半でした。7時に演奏開始なので街に出る時間はまったくありませんでした。しかし外のバルコニーからのアルプスの眺めは最高でした。有名なユングフラオ、アイガー等がずらっと並んでいる素晴らしい眺望です。

演奏は3セット、10時45分まで楽しくやりました。食事がまたまた素晴らしかったです。演奏に行って特に楽しいのは食事です。キッズはどこに行っても大事に扱われます。食事はほとんどいつも招待客と同じメニューが出ます。でも子供達は出されたものを全て食べる訳ではありません。好き嫌いがはげしい子もいますから。特に小さい子は食べ残しが多くいつも出してくれる人に悪い気がします。出来る限り大きい子が食べてやるようにはしていますが。僕も食べてやります。なかでも一番食べないのはサックスの新米Samです。食品によってはアレルギーがある体質なので余計に神経質になっています。今日の朝の食事はお茶とパン一切れ、それもバターもジャムも付けないで食べていました。どうやって生きているのかと思うくらいです。それでも寿司は好きだと言っていたので日本で飢え死にすることはないと思います。2005年の最初の日本ツアーではジェシカが好き嫌いが激しく殆ど食べなくて5Kgもやせてスイスに帰ってから医者に行ったほどです。頑固な子なので食べいないと言ったらどんなになだめても食べなかったです。そして初めてのものが全て苦手なんです。ラーメンもぷいとして箸も手に持たなかったです。2回目はもっとましでしたが。

夜は12時前にホテルに帰って今日は9時に起きて朝ごはんを食べて出発しました。今日は渋滞もなく快調に走って12時過ぎにはもう家に帰って来ました。

僕は車の運転、ステージのセット、演奏、後片付けなど一日中仕事があるのでやはりかなり疲れます。 

下の写真は食事の後最後の演奏を待つ間の一こまです。新しく入った小さな子供達もバンドの中にすっかり溶け込んでもう何年も一緒にやっているような雰囲気です。見ていても本当に微笑ましいです。

 

2009年5月14日

またまた平日の演奏がありました。今日はチューリッヒに行って来ました。スイス建築連盟50周年記念の総会で演奏しました。ここの会長が昨年スイングキッズをあるイベントで聴いて今日の総会にどうしても出演して欲しいという依頼でした。次の日学校があって遅くなるのはまずいんですが余りにも熱心に頼まれたのでいやとは言えず行って来ました。

行ってよかったと思います。参加者の反応が素晴らしかったです。最初のステージでもうスタンディングオーベイションがあり アンコールの声があちこちから聞こえました。二つ目のステージも熱狂的な拍手や声援にスイスではなくどこか外国でやっているようでした。ドイツ語圏のスイスでこんなに盛り上がったのは今までにないです。

そしてもっと良かったのは連盟が350枚ものCDを買ってくれたことです,こんなことは未だかつてなかったことです。普通は良く売れて一晩で60枚くらいですから桁違いです。本当にありがたいことです。 これが会長がどれ程スイングキッズを気に入っているか物語っています。

スイス人にとってスイス人の子供がジャズをこんなレベルで演奏するなんて想像も出来ないことですから驚きは大きいです。  夜中の12時近くにロマンスホーンに帰って来ました。ジェシカなどはそれから30分も車で走ってやっと家に帰れるので寝たのはかなり遅くなったと思います。学校は7時半始まりです。まあ、彼女はそういうことには慣れているので問題はないと思いますが。

土曜日は首都のベルンに行きます。

 

 

 

2009年5月12日

下の写真が1926年製のCredenzaです。左のトロンボーンと比較すると大体の大きさが分ると思います。ふたを閉めて1m10cmの高さです。奥行きもかなりあります。レコードによっては耳が痛くなるような大きな音がします。細い針で音量を押さえることが出来ます。想像を絶する素晴らしい音が出ます。フランク・シナトラのバラードなど夢のようです。まるで目の前でシナトラが歌っているような感じ を受けます。 正面扉が開いているところが大きなホーンです。サウンドボックスからホーンの出口まで1,8mあるそうです。中で上手く折り曲げています。ホーンの材質は木です。80年も前にこんな素晴らしい技術があったのにそれ以後のオーディオ技術者は音の数値ばかり追求して音楽を忘れてしまっていたのでしょうね。きれいに録音再生は出来ますがCrendenzaのような魂に響く音は再生出来ないです。音が電気のシグナルに変換されるとやはり耳には聴こえないものが失われるんでしょうね。  

 

2009年5月10

今日は母の日でした。チューリッヒの近くで午後演奏がありました。 素晴らしい雰囲気で又来年も頼まれました。

最近の異変と言えばジェシカがミニスカートでステージに上がっていることです。小さい頃は短い髪にズボン、ネクタイで誰もが男の子だと思っていました。水着も5年生までは男の子の海水パンツを穿いていましたが6年生になった頃から段々と女の子のしぐさをするようになりましたがまさかスカートを穿くとは誰も思わなかったと思います。小さいころは「スカートなんて絶対穿かないよ」と言っていた子がやはり年頃になると変わるんですね。

 

来年はニューヨークでも演奏出来そうです。3年前のニューヨークを経験した子も少なくなったので新しい子供達には魅力でしょうね。僕自身は余り行きたいとは思いませんが。アメリカ自体が入国手続きが面倒で旅行者から指紋を取るなんて犯罪者扱いですよね、何もしていないのに。

でも子供達の経験の為には又グレンミラー・フェスティバルにも行きたいと思っています。2010年の秋にはまたアルゼンチンに行く予定が入っています。これは楽しいです。

 

見て下さい、ジェシカがスカートを穿いています。母の日はこれでステージに上がりました。

 

 

2009年5月9日

木曜日はドイツとの国境の街の商品展示会のイベント会場で演奏しました。平日の夜にもかかわらずいっぱいの人でまたまた凄い雰囲気を作りました。

一番大きな拍手を貰うのはサックスのサムです。小さい体で力いっぱい吹いている姿にみんな感動するんでしょうか。他の子達はソロが終わると拍手を貰うのですが、サムはもう前に出て来るだけで「ウォー」と歓声があがります。最高のショーマンがバンドに入って来ました。

余りに盛り上がったので10時までの予定が10時半までになりました。 小さい子供達は平日こんなに遅くなるのは初めてで次の朝起きるのが辛かったと思います。次の木曜日は夜チューリッヒで演奏があります。これまたかなり遅く家に帰って来るようになります。トロンボーンのヴァレリーは3年生ですが先生に次の金曜日に遅く学校に来てもいいか訊いたそうです。

そしたら遅く来てもいいけどその分だけ午後残りなさいと言われたそうです。いかにもヴァレリーらしいです。先生もなかなかいいですよね。こういうところはスイスではかなり自由です。

明日母の日はここから一時間ほど行ったところで午後コンサートをやります。それから木曜日にチューリッヒでやった後は土曜日に首都のベルンで夜演奏があります。この日は朝から出かけて昼間はみんなでベルンの街をぶらつく予定です。日曜日の午後家に帰って来ます。当分は忙しい時期が続きます。まあ、いっぱい演奏すれば新しく入った子供達には良い練習になります。

 

 

2009年5月3日

又大変ご無沙汰してしまいました。忙しくしているせいか怠けているのか自分でも分らないくらいです。

相変わらず蓄音機に魅せられている毎日を送っています。ついにアメリカから100Kg近くある大きな蓄音機を取り寄せました。  これはビクターのクレデンザCredenzaというモデルですが1926年のもので蓄音機の中では最高峰と言われているものです。今でもアメリカでは時々売りに出されています。ラッパは本体の中に組み込まれていて外観は知らない人は蓄音機とは想像出来ないと思います。何かの家具だと思うでしょうね。音は想像を絶するものです。音量といい音質といい驚くべきものです。臨場感とか存在感というものは現在の最高のオーディオ器でもとても真似の出来ないものです。昔の有名な歌手やオーケストラ、演奏者が正によみがえるという感じを抱きます。現在の録音はたくさんのマイクを使ってそれぞれの楽器の音量とかスタジオでいじくっているので生で聴く時のバランスというのは再現されていません。近いものも遠いものも大きな音のものも小さな音のものも全て一列に並んでいるように平らな感じで聞こえて来ます。もちろん演奏が生き生きして躍動感に溢れていればそれでもいいのですが。

しかし昔はもちろんマイク一本ですから全て奥行きを感じます。ですからオーケストラも自分があたかも会場にいるかのような錯覚に陥る時があります。それほど臨場感がすごいのです。音は一切電気を通っていないので純粋な生の音です。バイオリンとか歌声とかは言葉では表せないほど生きています。100年も前の技術のレベルの高さにただただ驚くのみです。蓄音機の音と現代のオーディオ器を比較すると生野菜と煮た野菜を食べるような違いです。料理した野菜はおいしいですけど本来のその野菜の味ではないですよね。

スイングキッズ、もちろん快調です。新しい子もみんな頑張っています。これから秋に日本に行くまで超多忙です。

バンドに何年もいる子達も頑張っています。ジェシカが最近はかなりファーストトランペットを受け持っています。そろそろSandroがやめる時期ですしヤンもそう長くはないでしょうからその後バンドを引っ張っていくトランペットを育てることが必要です。もうジェシカしかいないですが彼女は今までの歴代のトランペット奏者の中では飛びぬけた才能を持っているし最近は彼女がリードを吹くとバンドはうなりをあげてスイングしています。僕は練習では若いトロンボーン奏者二人を助けるためによくトロンボーンを一緒に吹くのですが後ろから聞こえてくるファーストトランペットは第一級のプロが吹いているのかと思うくらいです。彼女のトランペットは高音域でもよく歌うんです。これが出来る人は本当に少ないです。まだ僕ほどのパワーはないですがスタイルとかフレージングとかは殆ど差がないです。12歳ですよ、ただ驚くだけです。

ジェシカに次いで素晴らしいのはトロンボーンのヴァレリーです。喜びに溢れている姿はジェシカ以上です。才能も素晴らしいです。初見読みでも必死でかじりついてなんとか吹いている姿は将来の大物です。どんな時でも全然物怖じしないで平気でいるところは可愛いというか恐ろしいというか本当に素晴らしいです。喜びと将来への夢をいっぱいバンドに持って来たかけがえのない子です。

サックスのサムも才能に溢れた子です。体中が震えるくらい夢中で力いっぱいアドリブを吹いている姿は感動的です。今バンドで一番大きな拍手を貰っています。10歳ですが体が小さいので8歳くらいに見えます、それでそんな小さな子がサックスをしゃかりきに吹いているのでお客さんは大喜びです。フィーリングもたっぷりです。

日本ツアー楽しみにしていて下さい。

 

 

 

2009年4月9日

今は2週間の春休み中です。練習は休みで演奏は週末のみです。日本のように休みも練習という習慣はヨーロッパにはありません。一般の人たちは生活にかなりゆとりがあるので子供の学校が休みの時は家族で何かするのが普通です。旅行に出かける家族も多くあります。会社勤めの人は年に4週間から5週間の有給休暇がありみんな子供達の休みに合わせて休暇を取っています。冬は一週間スキー休暇に出かける家族が圧倒的に多いです。後は夏に外国、秋に山歩きといった感じが標準的です。みんなかなり休暇に惜しみなく出費します。 

春は休暇に出かける人は少ないです。まあ、復活祭が間にあるのでそれも出かけない理由の一つですが大抵は冬にスキーに行っているし夏に大きな旅行をするので春は節約ですね。

ということで今日は午後新しいトロンボーンの二人が家に来て練習しました。二人とも凄い乗り気ですから休憩なしで2時間ぶっ通しでやりました。あっという間です。それから天ぷらを作って二人に食べさせました。最高に喜んでいました。ヴァレリーはお母さんが迎えに来た時、「新しい大好物が出来たよ」と言っていました。

食事の後も少し練習して家に帰りました。

二人ともトロンボーンを始めてまだ一年も経っていないしとにかくスイングキッズで出来るだけ早く使えるよう急造したものですから楽譜やリズムを読むとか音階の知識とか全く初心者です。今まではCDを聴いてフィーリングで習って来ました。もちろんこの方法が一番いいのです。楽譜や理論を最初から細かくやるとフィーリングが身に着きません。その点この二人は才能もとてもあるし素晴らしいフィーリングを持っているので将来がとても楽しみです。特にヴァレリーは9歳で喜びに満ち溢れています。この喜びがエネルギーです。こういう子供達からあらためて喜びを持って生きることを学ぶことが出来ます。本当にありがたいものです。

 

 

 

2009年4月7日

 木曜日から土曜日にかけてドイツのフランクフルトに行って来ました。 新しい子供達にとっては初めての宿泊付きの遠出でしたが全てすんなりと行ってみんなとても楽しんだ様子でした。スイングキッズはパワーが増して益々力強い生きた音楽をやっていますが可愛い4人が入って魅力も一段と増しました。路上でこの子達を見れば誰にもその素晴らしい演奏は想像出来ないと思います。

特にValerieはいつもひょとん、という感じで緊張などという言葉とは程遠い素晴らしい神経を持っています。ステージでもいつもにこにこして本当に可愛らしいです。ソロも余裕を持ってちゃんと吹きます。それに何と言っても難しい曲でも楽譜に食らいついて何とかみんなと一緒に吹こうとする姿が素晴らしいです。ここにこの子の大きな将来を見る気がします。素晴らしく良いものを秘めています。

他の3人もみんな才能豊かで頑張っています。秋のツアーを楽しみにして下さい。

今年の冬は長くほんの最近まで雪が降っていたのですが先週の金曜日から急に暖かくなり現在は春真っ只中という感じです。これから一年中で一番美しい季節に入ります。キッズの活動もこれから益々本格的になって行きます。 

今年の秋にはかなり違ったメンバーで日本に行くと思います。今までいた子がいなくなるのは寂しいですが、新しい子が入って来て若返ったバンドも魅力的です。演奏のレベルが落ちる訳ではないですから。

 

 

 

 

2009年3月15日

 昨日新しい子供達のデビューコンサートがありました。演奏前のレストランでの食事や控え室での和気あいあいとした情景は本当に可愛らしいものです。バンドにすっかり溶け込んで楽しくやっています。演奏も度胸満点でみんな素晴らしいソロを披露して大喝采を浴びました。これから先が本当に楽しみです。

次はドイツのフランクフルトのMusic Messで演奏します。これは世界で一番規模の大きい展示会で3000以上のメーカーが世界中から参加するとのことです。過去2回演奏したことがあります。昨年は日程が空いていなくて行けなかったのですが今年は幸い予定が入っていませんでした。

 

6月にはパリに行きます。これも楽しみです。 フランス人はもの凄くのるんです。多分世界で最高の聴衆かも知れません。 

 

 

 

 

2009年3月2日

またまたご無沙汰してしまいました。ぼちぼち本格的な演奏に入ります。

今日は新しい編成での写真撮影をしました。小さい子が4人入って来ました。9歳、トロンボーンのヴァレリー、10歳サックスのサム、11歳、トロンボーンのヤコーバ、12歳トランペットのヤスミンです。みんな才能がある子ばかりでトロンボーンの二人は始めてからまだ半年ちょっとくらいしか経っていないのですが素晴らしいスピードで進歩しています。 日本ツアーまでにはかなり上達して素晴らしいソロを披露してくれると思います。サックスのサムはとてもやんちゃで物怖じしない子です。この子も先が楽しみです。

次のコンサートでみんな一緒にデビューします。

 

 

スイングキッズ又若返りました。右からヴァレリー、サム、ヤコーバ、ヤスミンです。

新しい4人です。本当に先が楽しみです。

新しいサックスセクション。

2009年2月2日

ずいぶんとご無沙汰してしまい申し訳ありません。忙しかったからではないのです。昨年の11月頃から「蓄音機障害」という重い病気にかかっています。

みなさんは「蓄音機」という怪物をご存知でしょうか?下の写真を見て下さい。1880年代に発明王エジソンが音を記録することに成功しました。人類の歴史の中で最も大きな発明の一つと言われています。同じくエジソンの電球と合わせて人類の2大発明とも言われています。当時の人たちにとって人が入れない小さな箱のなかから人の声が聞こえてくる、ということは本当に魔法のような感じだったと想像出来ます。

最近の若い人たちはレコードというものさえ見たことがない人もあると思います。レコードというのは合成樹脂で出来た薄い円盤にらせん状の溝が外から中に向かって切り込まれています。そしてその溝は音の振動によって形が違って刻まれています。それを針でなぞって何かの振動する薄い板に結べば音が出るのです。そういう原理で音の再生がなされているのがレコードです。今は全てデジタル信号に変換されていますが昔は電気を全く使わない機械的な方法で録音と再生がなされていました。100年も前のことです。想像もつかないような感じですがこの時代に現在の技術と比べれば本当に幼稚な装置で今のどんな再生装置より素晴らしい音を再生していたのです。素晴らしいというのは「音が生きている」ということです。

まるで誰かが目の前で歌っているような、又楽器を演奏しているようなそんな音がこの蓄音機という簡単な機械から出てくるのです。聴いたことのない人には想像出来ないでしょうね。100年も前にこんな純粋な生きた音を人々が楽しんでいたということは驚くべきことです。もちろん蓄音機にも色々なレベルがあって安物で聴いたのでは同じような音は出ないですが。そして音量もレコードによっては耳が痛くなるほど大きなものです。電気の増幅なしにこんな大きな音が出ることもまた想像しがたいものです。

下の写真の蓄音機はイギリス製のHis Master’s Voiceの5型という機種でかなりいいもので素晴らしい音を出します。1910年代のものです。箱のなかにゼンマイモーターが入っています。クランクを回してゼンマイを巻くと上の円盤が回ります。その上にレコードを載せる訳です。そのレコードの溝を鉄製の針がなぞって音を拾って行きます。それだけでは音が小さいのでその針は丸い5cmくらいの振動板に直結されてその薄い雲母で来た板が増幅振動をして大きな音が出るようになっています。それをラッパを通して音を広げて聴くわけです。ラッパの形状、材質、大きさなどにより音が違ってきます。このラッパ式の蓄音機は1920年代に入って姿を消して行きました。(例外は一つありますが)以後はラッパを本体の中に押し込めたスタイルが主流になり大きな家具調の立派なものに移行して行きます。当時のオリジナルのいいものは市場で500万円くらいで取引されている程歴史的価値のあるものです。

1920年代のルイ・アームストロングのトランペットや歌声が生のように目の前によみがえってくる様は夢のようです。それは身も振るわんばかりの感動です。

そういうことで最近の2,3ヶ月は蓄音機に完全にはまってしまっています。何しろ全て古いものですから修理や調整をしなければなりません。特にサウンドボックスと呼ばれる振動板の入った丸い小さなものの状態が音の再生には一番大事でそれを分解して古くなった部品を取替えたり、それの張り具合を2つの小さなネジで調整して最高の音が出るようにチューニングしなければなりません。

現在3つのラッパ式蓄音機と数個のサウンドボックスを持っていますがこれらの調整に時間を取られていた訳です。部品や代用品を探すにもかなりの時間がかかります。全てとっくの昔に生産は中止されているものばかりですから。でも中には最近のリバイバルブームでイギリスなどで有名なモデルの小さな部品を製造しているところもあるようです。ごく限られていて自分の必要とするものが手に入るのはまれですが。僕は金属加工出来る小さな万能旋盤を持っているのでそれで部品を作ったり改造したりすることが出来ますがそれも全てが可能という訳ではありません。時間もそんなにないですから。それにイギリス製だとネジの規格が大陸のものとは違うので自分でネジも切れないような場合もあります。インチ式のねじ切りをわざわざ注文しなければなりません。

これほど時間と労力を費やしても悔いがない程蓄音機から出る音は魅力的です。「音が生きている」ということにおいてはスイングキッズと同じものがあります。これが音楽においてはやはり魅力であり一番大切なものだと益々確信しているこの頃です。

ついでにレコードについてですが、普通のLPは33回転ですが蓄音機時代は78回転です。従って一面一曲しか入っていません。これが当時はスタンダードで新しいLongPlay、LP盤と区別するためにSP盤と日本では一般には呼ばれています。欧米ではシェラック盤とか78回転盤とか呼ばれています。100年くらい前のレコードもかなり現存して取引されています。有名なテノール歌手カルーソやチゴイネルワイゼンの作曲家サラサーテが自ら吹き込んだ歴史的な録音も出回っています。20年代のアームストロングの名演もたくさんの録音が残っていてかなりの数のレコードが手に入ります。

かなり長くなってしまいましたがこれで僕の「蓄音機病」の程度が想像できると思います。日本語、ドイツ語、英語の蓄音機の本やどこかに残っている当時のカタログなどは見つける限り全て注文して取り寄せました。かなり重症です。やはり丑年生まれの突進形ですね。

つぎはスイングキッズについて書かねばなりません。昨日今年最初のコンサートがあり長い休暇の後ながら立派に演奏してたくさんの人たちに喜んで頂きました。みんな本当にすごいです。驚きの連続です。

 

 

 

 

2008年12月1日

 

最新の写真です。みんな素晴らしい表情をしています。喜びと自信に溢れた顔です。たくさんの人たちからもらった暖かい拍手がこんな素晴らしい顔を作るんですかね。みんな普通の子供達なのですが、何かを秘めた雰囲気があります。

本当に忙しい2008年でしたが、みんなよく頑張ったと思います。これから先どうなって行くのでしょうか、楽しみです。来年はパリ、モスクワ、南アフリカからの招待が来ています。アルゼンチンも又来て欲しいとのことです。秋はアジア・日本ツアーが予定されています。又忙しい年になりそうですが、音楽の喜びをたくさんの人たちと分かち合う素晴らしい体験を積み重ねて行きたいと思っています。

 

これから年の瀬に向けて何かとせわしない時期に入りますが、みなさん元気で楽しい毎日を送って下さい。喜び溢れた毎日であるようスイスから祈っています。

写真は先日のコンサートの時に控え室の裏の階段で撮ったものです。曇り日でしたがガラス張りの壁だったので柔らかい光が差していて素晴らしいライティングになりました。

 

 

 

2008年11月21日

先週は実に4回の演奏がありました。それでもみんな元気に最後の一音まで喜びに溢れた演奏をしました。2時間以上演奏できるフルのコンサートは本当に楽しいものです。それでもまだ足りないくらいです。

ところで最近1920年代の蓄音機を買いました。若い人たちは蓄音機と言っても何のことか分らないかも知れませんね。それでもレコードというのは知っているでしょうね。蓄音機はレコードプレーヤーなのですが電動ではないのです。モーターはぜんまいで動かすものです。音の増幅も全く電気を使わないフルメカ、フルマニュアルなのです。針から拾った振動で振動版が鳴ってそれをラッパが拡大します。

そんなのでいい音が出るのかと疑問に思われるかも知れませんが、それが何と素晴らしいのです。音も想像するよりかなり大きく驚いてしまいます。何と言っても音が生きているのが蓄音機の特徴です。深みがあるのです。フルートが前に出てソロを取ったりトロンボーンがちょっと後ろでバックを吹いているというようなことが目の前で起こっているような感じなのです。トランペットも力強く生き生きと聞こえてきます。ボーカルは目の前で誰かが歌っているようなそんな気配さえします。バイオリンの艶のあるある高音もまるで目の前で誰かが弾いているような感じがします。それは今のどんな最新最高の技術でも再現出来ないものです。CDでは音は全て電気のシグナルに変換してしまっているので命を失ってしまっています。

 

蓄音機で聴く音楽は本当に感動的です。こんなものが100年も前にあってその当時の人たちがこんな生きた音楽を家庭で聴いていたのか、と思うととても感慨深いです。まだラジオもない時代ですから音楽はライブ演奏とこのレコードしかなかった頃人々は本当に魂のある素晴らしい音楽に接していたんですね。それを思うと電気の雑音で作った安っぽい音楽が主流を占めている今の時代は本当に悲しいですね。ルイ・アームストロングのトランペット、その素晴らしさが始めて実感出来ました。

時間が出来たら写真を載せます。

キッズの方はこれからクリスマスまで週に1回程度の演奏でみんな少しゆっくり出来ます。メンバー変更はマーセルがもうじきバンドを去りますがまだ当分は演奏に付いて来てステージで何曲か一緒にやります。

土曜日演奏があるのですが午前中なのでその後ボーリングをしてそれからみんなで映画を観に行きます。フランスのコメディーで抱腹絶倒の最高作です。みんなで一緒に笑うのも素晴らしいと、今から楽しみにしています。

 

 

 

2008年11月9日

今 日は地元でコンサートがありました。いろんなイベントでは演奏するのですが、フルコンサートは地元では余りやりません。他からの依頼が多いのとスイングキッズの余りの躍進に嫉妬する人もかなりいるのです。特に僕が外国人ということもあります。

でも、もちろんたくさんの人たちが来てくれて大変に喜びに溢れたコンサートになりました。知っている人が多いので雰囲気が和やかになります。キッズはアルゼンチンのツアーで又一段と成長したのでみんなも驚いていました。かなり遠くからやって来てくれたファンもあり本当にありがたいことです。

みんなのアドリブが凄く上達して驚くばかりです。ここがスイングキッズの他にはないところだと思います、全員がアドリブを吹く。これは他のアマチュアバンドでは考えられないことです。

それに素晴らしいレベルで吹いています。もちろんプロほどテクニックはないですが音楽が生きています。ジャズが分かる人も分らない人も誰でも引き込まれる魅力があります。

余り褒めてばかりいてもだめなのですが本当に大した子供達です。

新しい情報では、アフリカからのツアーの依頼、モスクワのスイス大使からの演奏依頼とかが入っています。6月にはパリに行きます。4月はアルバニアに楽器を持って行く予定もあり来年は益々忙しくなりそうです。出来る限り頑張ります。星野さんのように金メダルをとるとかはいいません。なるようにしかならない、これが人生ではないでしょうか。

 

 

2008年11月6日

今も快適に飛ばしているという感じでみんな楽しみながら演奏を続けています。アルゼンチンのツアーで又一段と成長した感じです。熱狂的な聴衆からもらったエネルギーをスイスで再現しているような演奏です。この子供達はどこまで行くんでしょうかね。楽しいような恐ろしいような、そんな気持ちです。このレベルを維持するのが益々難しくなって来ました。これから入ってくる子供達を育てるのも大変です。

最近は会社のイベントや州や市町村の公式行事への出演の他文化団体主催のコンサートがかなりあり、みんなたっぷり演奏できるので益々張り切っています。特に最近はみんなアドリブが上達したのでそんな曲が演奏できるのをともて楽しみにしています。

12月の中ごろでやっと暇になります。8月以来毎週末演奏に出かけているのでやっと休息できます。新しい曲もたくさん練習できます。アルゼンチンから帰ってからも殆ど毎週新しいアレンジを練習しています。同じレパートリーを長いことやっているとだらけてしまうので。楽譜を初見で読むのもかなり上達してきて大分楽になりました。僕は初心者の子には楽譜を読むことより曲を表現することを重視して教えているので僕の生徒は楽譜を読むのは得意ではないんです。

バンドでやりながら少しずつ自分で慣れていくという感じでみんなやっています。

アルゼンチンのツアーには次男のファビアンが同行してビデオを撮影しました。これから一年間キッズを追いかけて最終的には60分か、90分のドキュメンタリーフィルムを制作します。現在はローマに住んでいるのですが、最近2日ほど家に帰って来た時にアルゼンチンでの一こまを仮編集してくれました。クリックして下さい。12月には又チューリッヒに帰って来てテレビ映画の色修正の仕事をやります。この専用コンピューターは2億円もするものでこれが操作できるのはスイスには彼を入れて2人しかいないので催促されて又この仕事を当分の間するそうです。今年の夏はイタリアでブレイクダンスのグループをずうと撮影していて国営テレビからそのドキュメンタリー番組を制作するよう契約をもらっています。その編集もあるので来年は寝る間もない位忙しくなると思います。スイングキッズの撮影は来年の秋まで続けてそれから編集なので最終的には2010年に完成すると思います。新しく入って来る子とバンドから出て行く子にスポットを当ててストーリーを作ると言っています。僕は子供達がやることには一切口出しはしないです。自分が関係していても。又何か言われると思うと自由に出来ないですから。

 

2008年10月21日

先週金曜日にアルゼンチンから帰って来ました。翌日にはもうチューリッヒで演奏がありましたがみんな疲れた様子もなくとても元気でした。マドリード乗換えの長い旅でしたが飛行機の中でみんな良く眠っていました。

最初のコンサートは国境を越えたウルグアイの首都モンテビデオでやりました。船で幅が28Kmもあるリオ・デ・プラータという川を船で横切ってそれからバスで首都に入りました。事前に全国紙に大きな記事が出ていたので会場は超満員で最高に盛り上がりました。アナウンスなしでタンゴを始めると驚きと喜びが混ざったうなり、拍手が会場に響きました。有名なラ・クンパルシータをやったのですがうっかり忘れていました、この曲はウルグアイ人の作曲家が書いたものなのです。それでウルグアイの人たちはこの曲をとても誇りにしているらしいのです。ですからみんなの喜びは格別だったのですね。何曲もアンコールをやって南米での最初のコンサートを終えました。司会はもちろんスペイン語でやりました。お客さんはよく笑ってくれました。英語ほど自由ではないのですが司会くらいなら問題はありません。

翌日ブエノスアイレスに戻ってアルゼンチン最初のコンサートを文化会館のホールでやりました。最初の曲が終わった時嵐のような拍手が長く続きました。誰もがキッズのレベルを想像していなかったのですね。後で一人の女性がスイスの友人にメールを送りました「どうして子供達があんな素晴らしい音楽を演奏出来るのか演奏を聴いている間も信じられなかったんです。。。」 お客の反応が素晴らしかったのでキッズもパワー溢れた素晴らしい演奏をしました。最後の曲が終わると全員総立ちで「ブラボー」という声が飛び交う中長い、長い拍手が何分も続きました。それから30分くらいアンコールをやりました。平日は10時でぱっと演奏を終わるのが習慣らしいのですが誰もが帰ろうとせずアンコールを叫んでいました。この熱狂的な様子はスイスのトップ紙ターゲス・アンツアイガーにも紹介されました。ブエノスアイレスに駐在しているスイス人の通信員がコンサートに来ていたのです。このコンサートは定期的にやっているジャズシリーズの一つだったのでたくさんのジャズファンが会場にいて余計盛り上がったのかも知れません。コンサートの後余韻に浸りながら高級レストランで最高のステーキを味わいました。アルゼンチンの牛肉は有名です。

翌日はもうバスで3時間半かかるロサリオという街に移動して夜そこの大きな文化ホールで演奏をしました。ここでもみなん大変喜んでくれました。終わってからたくさんの人が僕のところにやって来て喜びを語ってくれました。音大の学長も来ていてらしく、それは他の女性が話をしてくれたのですが、「この火のような情熱を持った演奏している子供達を本学の全学生に見てもらいたい、聴いてもらいたい」と語っていたそうです。みんな感極まるという感じでした。

翌朝は又バスで移動です。鉄道がないのです。貸切のバスなのでゆっくりは出来ましたが途中道がかなり混んでいて8時間のかかってしまいました。この地方は高速道路がまだ全ルートにないのです。その分いろいろな村や町を通過して行くのでとても興味深いものでした。食事に入ったレストランのおばさんが「どこから来たんですか」と不思議がっていました。スイスから、と聞いて驚いていました。

到着した町は大きなビール祭りが開かれるので有名な観光地でこの地域にはドイツ、スイス、オーストリアとドイツ語圏の国々の移民が多く住み着いたところで2世3世の子供達の為に半分ドイツ語で授業をしている学校もあるほどです。

 

キッズの男の子達もその学校の女子達と知り合いになって有頂天でした。僕たちはそのビール祭りに招かれて行ったのです。たくさんの国々のフォークダンス民俗音楽が大きな野外ステージで繰り広げられていました。祭りは1週間開かれているのですが僕たちは3日演奏しました。最後の日は5千人くらいの人がステージの前に座ったり立っていたそうです、主催者側の発表ですが僕にはそんなに多くはいなかったと思えましたが。しかしその盛り上がりようといったら今まで経験した事のないものでした。「うわー」という歓声もそんなに多くいると地鳴りのように響きます。一曲一曲立ち上がって大声援を送ってくれました。なんだか土壇場で満塁さよならホームランを打ったようなそんな感じでした。僕が日本人であることもみんなとても好感をもってくれて「日本人のバンド」とか「Dai Kimoto」と叫んでいる人たちもたくさんいました。キッズもなんだか異様な雰囲気で演奏していました。FlavioがPink Pantherのソロを吹き始めると「うわー」という大歓声が沸き起こりました。Flavioもその大歓声をエネルギーに全身全霊で空をも吹き飛ばすか、というもの凄いソロをうなりを立てて吹いていました。ほんとうに想像を絶する瞬間でした。

演奏が終わると夜通しバスで長い道をブエノスアイレスに帰りました。朝4時ごろ着いて昼間まで眠って午後にはもう演奏をしました。

次の日、月曜日はスラム街の貧しい子供達との交流会がありました。これは9人の若い色々な専門分野の先生方が文化施設で、といってもみすぼらしいものですが、25人の子供達に音楽や絵画、劇などを教えて家では到底接することの出来ない文化に触れさせているところです。本当に貧しいという感じの子供達ですがみんな明るく楽しそうでした。スイスから持って行ったプレゼントを貰ってみんな大変喜んでいました。演奏もしたのですが、あとでみんな僕たちもバンドをやりたいと先生に言ったそうです。バンドの会計から持って行ったお金の中から10万円を寄付して帰りました。またこれからも定期的に援助をする約束もしました。とても素晴らしい出会いでした。日本の子供達と違って本当に貧しい何にもない子供達ですからキッズにとってもかなり印象に残った様子でした。ジェシカも「又ぜひここに来ようね」と言っていました。

その次に日は首都から車で一時間ほどのラ・プラータという都市で演奏をしました。人口3百万くらいの大きな都市ですが非常に落ち着いた感じです。そこの宮殿と呼ばれる絢爛豪華な建物の中のホールでやりました。これは今までに演奏したホールの中では最高に豪華なものでした。正に王宮という感じでした。コンサート自体ももの凄い喜びに溢れた素晴らしいものでした。一人の聴衆が主催者に送ったメールには「私の人生で経験した最高の文化的体験でした」と書いてありました。

キッズの演奏には本当に何か他のバンドが持っていないものが潜んでいるのですね。人の魂を動かす何かが。今回のアルゼンチンツアーでまたそれを実感させられました。

最後のコンサートはドイツ資本のゲーテ・スクールで高学年500人の生徒たちにキッズの演奏を聴いてもらいました。男の達がソロを演奏すると女生徒たちから大きな歓声が上がっていました。

日本やアメリカとは違った体験をしてみんなにも大変勉強になったツアーでした。

 

 

2008年9月27日

8月以来毎週末演奏に出ていました。時には週末以外にも演奏があり、大変な忙しさでした。週末も泊りがけで出かけたのが4回もあり7週間の間に合計18回も演奏をしました。みんな学校の勉強は車の中やホテルでやっていました。それでもステージではいつも最高に楽しんでいます。

先週末はSt.Miritz近くの毎年招待されている高級ホテルで演奏して来ました。普通は夏休みに5日間行ってのんびりするのですが今年は他のジャズフェスティバルがあり9月にやっと行くことが出来ました。金曜日に夕方学校が終わってからすぐ出発してその夜9時半から11時半までホテルでコンサートをやりました。

土曜日は昼間はローブウエイで山に登ってそこのテラスで昼食を取ってのんびりしましたが夜は他のホテルから依頼がありそこで遅くまで演奏しました。

最後の日、日曜日は夕方演奏があり家に帰ったのは11時を過ぎていました。バスを降りるときジェシカが「私にトランペットが見当たらない」と言いました。多分ホテルに忘れて来たんだとうと翌日電話を入れました。「昨日トランペットをひとつ忘れて来たと思うんですが」と言うと「ええ、一つではないですよ、二つありますよ」と返事が帰って来ました。ええっ、二つ?誰だろう、昨日は誰も何も言わなかったけどなあ、と思いめぐらしたのですが見当が付きません。でもヤンとエヴァがトランペットを持っていたのは見ていたので、残りといえばサンドロだけです。

やっぱりサンドロでした。火曜日に彼は個人レッスンがあるのですが、夕方電話をかけて来ました、「今日レッスンあるの?」 「いや、今日は出かけなければならないんで出来ないよ」というと彼は「ああ、OK、では木曜日のリハーサルでね」と答えたのですがトランペットのことについては一言も口にしなかったのです。

 

その時点ではまだ気が付いていなかったのですね。僕はもちろん自分からは言わないですよ。それで木曜日のリハーサルに手ぶらで来ました。「ねえ、俺のトランペット、運搬車の中にある?」、僕はとぼけて、「ええっ、あんた日曜日に家に持って帰らなかったの?トランペットなんかなかったよ」、そうすると彼は言いました。「いや、おれはホテルを出るとき車の中にいれたんだよ」 「じゃ、どうして日曜日に家に持って帰らなかったの?」 「火曜日にレッスンがあるからまあいいかと思って」 本当は日曜日にトランペットのことなどかけらも頭になかったのです。「車に入れたんならあるだろうけど本当になかったよ」と僕は言いました。「いや、ホテルの出口のところに置いたんだけど」、「それ見ろ、自分で入れたんじゃないだろ」、「いやー、意地悪しないで出してよ」、「サンドロ、あんたね、本当に忘れて来たんだよ、ホテルの人が電話で言ったんだから、それで昨日実家が近くの従業員が休みで家に帰ったんで持って来てくれたんだよ」それで何とか理解したようです。最近ちょっとゆるんでいるんです。

あるソロのところで感情なく演奏をしたので、「サンドロ、そんなトランペットを聴いたらどの女の子だってあんたと一緒にベッドに行こうとは思わないよ」と言うと、それを聞いたマーセルが「それ、以前にもサンドロに言ったことあるよね、サンドロ、聞いたか?もっと感情を込めて、女子が抱きついて来るくらいの吹き方をしなけりゃダメだよ」と面白がって言いました。 

8月以来きつかったのでみんな限界まで来ていたのでしょうね。でもよく頑張ったものです。今週末は初めて演奏のない週末で少しゆっくり出来ます。来週の金曜日はいよいよアルゼンチンに出発です。演奏は9回くらいあるのですが学校訪問とか表敬訪問とか一切ないのでとてもゆっくり出来ます。それにブエノスアイレスにいる日数がおおいのでこれもゆっくり楽しめます。昼間練習したりとかしないですから。

さあ、これから司会で話すスペイン語を練習しなければなりません。

 

2008年8月19日

又週末演奏に行って来ました。今回は首都ベルンの近くのフェスティバルでした。ザイルパークも行って楽しんで来ました。僕も恐怖心を殺してやってみました。先ずは初心者用の高さ6mまでのコースです。これは怖かったです。途中で引き返したかったのですがそれが出来ないのです。覚悟して前に進むしかありません。それでもそのコースが終わった時は「ああ、怖かった」と思ったのですが好奇心が湧いてきて次も試してみようか、という気になったから自分でも不思議でした。日本から遊びに来ていた姫路の17歳の枝里子ちゃんも「やってみようか」という同じ意見で二人で恐々2番目、今度は10mの高さのコースを始めました。これはかなり厄介でした。最後は10mの高さからザイルで飛び降りるのですがそれが怖くて隣のもっと上のクラスのコースに進んでしまいました。それが段々と高くなって最後には 15m以上になって生きた心地がしなかったですが後ろに戻れないので進むしかありません。最後はその高いところから70mくらいの距離をぶら下がって凄いスピードで滑るように下ります。これは宙ぶらりんになるまではちょっと勇気がいるのですがスタートすると面白いです。こんなことは以前では考えられないことです。でもスイスでスキーのリフトとか山に登るロープウエーのゴンドラに何回も乗ったのでかなり恐怖心も取れていたのでしょう、自分自身がびっくりするくらいでした。でもキッズはみんな平気で35mまでみんな上がっていました。僕はそんなに高くは絶対行けないですが。でもとても楽しい週末を過ごすことが出来ました。来週も泊りがけで演奏に出かけます。3箇所の違ったところで演奏します。

2008年8月10日

休みの最後の週、木金土と3日間フェスティバルで演奏して来ました。3週間リハーサルも演奏もなかったので火曜日と水曜日に一応リハーサルをしてから本番に臨みましたが長い休みの後とは思えない元気な演奏で又たくさんの人たちをのせました。最近のみんなのアドリブソロは本当に凄いです。個性溢れたキッズの演奏は本当に楽しいの一言、と言えます。みんなが素晴らしいソロを吹けるというのが他のどのバンドも真似出来ないものだと思います。大人のバンドでもアマならアドリブが出来る人は少ないですから。僕自身ステージで感心、感動してしまいます。とにかく全身全霊で吹いている姿が素晴らしいです。 来週末は首都ベルンの近くのフェスティバルに出かけます。演奏は日曜日ですが、土曜日に行ってそこで泊まって土曜日の夜の他のバンドの演奏を楽しむ予定にしています。日曜の演奏は午前中なので午後は昨年の同様ザイルパークという、木々の間にザイル(ロープ)を張ってそれを蔦って歩く、飛ぶという大変スリルに富んだところに行きます。一番高いところは35メートルという高いところです。僕は高所恐怖症なのでやりませんが。キッズの連中は平気で、昨年はキャーキャーはしゃぎなら楽しんでいました。昨年楽しんだ後みんな、「又来ようね」と言ったのが昨日のようです。時が経つのは本当に速いですね。

 

2008年8月5日

日本は酷暑とのことですがスイスは快適です。それでも不平を言う人もいますが。 ミュンヘンは素晴らしかったです。僕の青春の故郷でもあるので本当に楽しかったです。その後ダボスのジャズフェスティバルで5日間演奏しました。合計8回のコンサートをやりましたがキッズが演奏する場所はどこも超満員でした。今年は2回目なのでキッズ目的に来た人がかなりいました。他には外国のバンドが9つ出演しましたがキッズの人気には及ばなかったようです。実行委員会の人が言うには、「フェスティバルはスイングキッズなしではもう考えられなくなりましたよ」 まんざら大げさではないのです。それはこの期間ダボスに滞在すれば実感できると思います。 かの有名なダボス会議に来年招待されるかも知れません。その話が来ています。そうすればクリントンやビルゲイツの前で演奏出来ます。これもみんなにとっては最高の思い出になることでしょう。

今週は木金土と二つのジャズフェスティバルで演奏します。それからいよいよ学校が始まります。それでも週末はぎっしり演奏が詰まっています。8月のある週には木曜日から日曜日まで5回の演奏があります。月曜から金曜までは学校が普通にあるのでこれはかなり厳しいでしょうね。でも厳しい体験だからこそ真の教えになると思っています。10月のアルゼンチンまではびっしりですがその分アルゼンチンで楽しんで来ます。

昨日は対岸のドイツの飛行船で有名な街Friedrichshafenフリードリッヒスハーフェンにフェリーで渡って来ました。片道45分です。ある街角で20歳くらいのドイツ人の音大生らしき女性二人がバイオリンとチェロのデュエットをやっていました。一人の小さな女の子が前に座って心打たれたという感じで聴き入っていましたがその音楽によって変化する表情に僕の心が打たれてしまいました。

あどけない小さな子の表情が映画の中の名女優のごとく変化していく姿に音楽の偉大さを感じさせられました。
この子の魂の奥深くひそんだ遠い過去の記憶が音楽の波に揺らされた、そんな瞬間ではなかったかと思います。この子の両親もこんな表情は今まで見たことがないに違いありません。これほど音楽に深く感じている子を見たことはないです。本当に驚きでした。

この子がいつの日にか楽器を始めたら必ず素晴らしい音楽家になると確信します。 なぜなら音楽は感情を表現する芸術だからです。

この見知らぬ出会いに感謝いっぱいです。

 

2008年7月1日

学校も今週だけとなり最後のスパートです。キッズも毎週末遠出の演奏をこなしてとても忙しくしています。夏休みが待ち遠しいです。今週末はミュンヘンで演奏をします。月曜日に帰って来て火曜日にはダボスという避暑地に移動して、ジャズフェスティバルで水曜日から日曜日まで毎日演奏します。毎日フルコンサートを2回やるのでかなりきついですが移動がない分ゆっくり出来ます。それが終わると3週間の活動休止です。やっと一息つけるという感じです。5月以来休みが全くなかったですから。 学校が始まる前の週は2つのフェスティバルで演奏をします。それから又クリスマスまで予定がびっしり詰まっています。一つずつ楽しみながらやって行きます。

それはそうとAsconaでの授賞式の後夜みんなで湖岸に座って話していたら突然リンダが湖に落っこちてしまいました。頭までずぶ濡れで本人は笑っていましたが、みんなはびっくりしました。幸いとても暑い日でそのままでも寒くなかったので良かったですが。

 

2008年6月22

火曜日にアメリカから帰って土曜日には早速ドイツのテレビの収録がスイスの山岳鉄道でありました。スタッフはキッズの慣れた動作に驚いていました。普通子供達の収録は慣れていないのでぎこちないのですがスイングキッズは百戦錬磨の子供達です、これくらいおじけづいたりはしません。終わってからスタッフの連中がいいました。「すごい楽しかったよ」と。これでドイツのテレビにも一歩足を踏み入れました。 来週末はいよいよAscona JazzfestivalでSwiss Jazzawardが授与されます。土曜日の新聞にそれに関する大きな記事がでていました。この賞でまたいろいろなところで話題になっています。子供のバンドがスイスで最高のジャズの賞をもらう訳ですからみんな驚いています。これからどんなになるんでしょうかね、僕たちも楽しみですです。成るようにしかなりませんよね。僕たちは成功の為に音楽をやっている訳ではないですからどうなろうと僕たちには関係ないことです。自分達で楽しんで他の人たちをも楽しませる、これがスイングキッズの精神でもありジャズ本来の精神です。

Swiss Jazz Award 08のポスターです。

ドイツの国営放送の収録の一こまです。

 

2008年6月18日

2008年6月2日

土曜日は地元で午後演奏がありその後みんなで湖に出ました。久しぶりにみんなで水に入りました。今は女子が多いので賑やかです。ジェシカは相変わらず男の子用の海水パンツを穿いています。カロルは16歳になりましたがかなり年上に見えます。リンダは小さな12歳ですがもう胸もふくらみかけて女子らしくなりました。それに比べるとエヴァとソンニャはまだ子供です。

 

Glenn Miller Festivalももうすぐになりました。今週は木、金、日と3回演奏があり火曜日には出発します。忙しくしているので時の経つのは本当に速いです。アイオワでは毎日同じところで演奏するので旅行がなく本当に楽です。僕たちは演奏の前に練習もしないので時間はたっぷりあります。いつも開演の30分前に集合して音を合わせてステージに上がります。本当に楽しみです。

 

 

2008年5月29日

昨日殆どの録音が終わりました。後は最後の音量調節とか音響調節だけで全て終わりです。前回のCDと比べると一段とパワーを増しています。リズムももっと生き生きとして素晴らしいビートを打ち出しています。カロルの上達が目覚しいです。他の子供達もみんな上達して、特にみんな素晴らしいソロを演奏しています。ジェシカも2曲きらめくソロを披露しています。

今日は地元の子供達の合唱グループとのリハーサルがあります。小学校の新しい講堂の新築記念で一緒にやります。この土曜日です。

 

今日知り合いからメールが入ってスイスで一番売れているジャズ誌のカバーに今月のタイトルとしてキッズの写真が大きく載っているそうです。来月には又一番有名な雑誌に大きな記事が出るとのことです。それはもうインタビューとか写真撮影は終わっています。昨日はジャーナリストと写真家がジェシカの家に行って4時間もかけて取材をしたらしいです。

最近また一段と注目されていますが、僕たちは楽しんで音楽をやるのみです。

 

 

 

 

2008年5月19日

土曜日は昼間ある豪華な結婚式で演奏をしました。馬車が40台も連なって招待客を乗せて新緑の美しい風景の中を進む様は本当におとぎ話のようでした。もちろん大変お金のある人で経済界での著名な人なので国営テレビも取材に来ていました。スタッフはスイングキッズの演奏にもっと驚いていましたが。

それから3時間もバスで移動して夜はインターラーケンという日本の観光客には大変なじみのある町で演奏しました。ここのホールはスイスでも屈指の絢爛豪華なものとして有名です。音響も素晴らしく僕たちは演奏を心から楽しみました。

この日はスイス漁業連盟の125周年記念の総会で、僕たちはその夜の晩餐会で演奏をしました。連盟はキッズの演奏を夜のサプライズにしていたのですがそれが見事に当たって参加者の驚きと言ったら言葉には表せないくらいでした。この日の聴衆者の反応は今までスイスでやったどのコンサートよりも素晴らしかったです。

終わった後たくさんの人が僕のところに来て手を差し出してその感動と喜びを語ってくれました。握手をしたその瞬間に言葉を必要としない感動の気持ちが伝わってきました。スイス人は喜びを素直に表現出来ない国民なのでこういうことは今まで経験したことがないのです。子供達にとっても忘れらないコンサートになりました。

その夜は高級ホテルでみんな一部屋ずつ貰って豪華に過ごしました。これも今までになかったことです。一人一部屋なんて。これほど主催者はスイングキッズを丁寧にもてなしてくれました。みんなまだ子供だけどその力を尊敬してくれています。朝早くから夜遅くまで忙しい日でしたが本当に充実した一日でした。

 

 

 

2008年5月5日

2008年5月4日

今は毎日演奏の日々です。木曜日から日曜日まで毎日演奏です。昨日土曜日は演奏が終わって家に帰ったのは夜中の1時過ぎです。今日夜は最後の演奏です。どんなに忙しくてもきつくてもみんな最高に喜んでやっています。そして毎日たくさんの人たちに感動を与えています。益々レベルが上がっています。僕自身が驚く程です。凄いパワーで演奏しています。ジェシカがファーストの譜面を吹くと凄い張り切って吹くのでパワーに溢れています。今日ある曲の後で彼女の前に座っている新しいトロンボーン奏者のシモンが後ろを向いて「お前、俺の耳をぶっ壊したいの?」と言いました。それほど今日は凄いパワーで吹いていました。 今 はルーカスがバンドを去ったのでSonja がファースト・トロンボーンを吹いています。とても上達しました。今まではルーカスの影に隠れていた感じでしたが今は責任感も出たし必死で練習しています。「Lazy Danis Boogie」のソロもルーカスに引けを取らないほど立派に吹いています。これからが楽しみです。

エヴァも上達したしみんな頑張っています。本当に素晴らしい子供達です。

 

2008年5月1日

猛烈に忙しい日々が続いていて前回の更新からはや2週間が過ぎてしまいました。今日から4日間連続で演奏があります。今日はキリストの昇天を祝う休日で10時からコンサートがありました。明日からは全て夜のコンサートです。レパートリーも新しい曲が何曲か入ってまた色を増しました。明日は世界の貧しい子供達を支援する団体のためのチャリティーコンサートです。昨年は一晩で80万円を集めました。今年もたくさんの人が来てくれることを願っています。 今はTimoが修学旅行で2週間イタリアへ行っているので初めて外部から助っ人が来ています。普通は誰か欠けてもそのままで演奏に行くのですが今回は例外です。しかし14歳のSimonという知らない子が最近メールを送って来ました、「スイングキッズに入りたいんですが、どうやったら入れるんですか?」と。それで試験的に「4日間一人いないので一緒に演奏すればいいよ」と返事を書きました。

凄い上手いです。ティモより格段に上手いです。バンドのメンバーともすぐ打ち解けてとても仲良くやっています。ティモの後任に決定しました。

2008年4月14日

日曜日は新しいCDの録音の一部をやりました。集中して行ける時間がないので時間が出来た時にこまごま録音するというスタイルで今度のCDは制作して行きます。 

今日は全国的に活躍するジャーナリストと写真家がスイングキッズのリハーサルを訪ねて来ました。全国版の雑誌や新聞に記事を書くとのことです。大手スーパーのCoopが全国の全家庭に無料配布している新聞にも大きな記事を載せるそうです。二人ともキッズの演奏レベルの高さに驚いていました。

6月にはグレンミラー・フェスティバルの後、スイスではとても有名で伝統のある  Ascona Jazzfestivalで演奏しますがその時に今年の「Swiss Jazz Award」を授与されるという報告が来ました。これは今ジャズに一番貢献している人、又はグループに国営放送から贈られるものです。自分達が知らないところで注目されていたり評価されたりしているので時々びっくりします。これもその例の一つですね。

でも、僕たちは成功しようとか評価してもらおうとか微塵も思っていません。ただ良い音楽をちゃんとやってたくさんの人たちと一緒に素晴らしいひと時を過ごすのが僕たちの音楽をやっている理由です。 音楽の本質を貫くことですね。

2008年4月7

新しい写真です。4月5日の演奏の前に撮影しました。

 

2008年4月3日

3月30日から4月1日まで大分の国際交流団体リンクプラネットのみなさん18名がスイングキッズの家に滞在して交流を深めました。昨年の大分公演では素晴らしいコンサートを企画して下さってそのお礼が少しでも出来てこちらのみんなもとても喜んでいます。

参加者は9歳、12歳、14歳から19歳までの14人と大人4人でした。英語が殆ど出来ない子もいましたが何とか手振り身振りで楽しくやったようです。

若い女の子二人を迎え入れたサンドロの家ではお父さんは大喜びで「夏に又遊びに来ればいいのに」と言っていました。女子が「ぜひ日本にも来て下さい」と言うと「うわー、飛行機が怖い怖い、ギャハー」と言って自分でも大笑いしていました。この人は本当に飛行機が怖いんです。英語も全然なので女の子達にもドイツ語しか話していませんでしたが何となく理解し合っていました。「あんたのドイツ語はすごいよ、日本人も理解しているよ」と言うと又「ギャハー」と笑っていました。

2008年3月27日

久 19日にはある養護学校で子供達や教員にコンサートをやりました。この学校は生徒数が160人もいる大きな養護学校で教員数もかなりの数です。体育館に大きなステージを作ってくれて演奏はとてもしやすかったです。最初の2曲はみんなおとなしく聴いていましたが、僕が「みんな、踊ったり体を動かしていいんですよ」と言うと次の曲からは殆どの子供達が立ち上がって踊っていました。感動的なシーンでした。スイングキッズの子供達もそれを見てとても喜んで演奏していました。昨年の日本ツアーでも大分県立養護学校で演奏しましたが殆ど同じような光景でした。喜びを素直に体で表現するということは我々も学ばなければならない点だと思います。

21日の夜は栗田ファミリーへのお別れのパーティーをやりました。スイングキッズの家族や栗田家がお世話になった人たちを招待して楽しいひと時をみんなで過ごしました。2度世界チャンピオンになったブレイクダンスのロック・キッズ・クルーも出演してくれてダイナミックなショーでみんなを楽しませてくれました。我が家の次男Fabianと娘のユリアもメンバーです。もちろんスイングキッズも演奏してニイナのソロも披露しました。益々成長して生き生きとトロンボーンを吹く姿を見て両親も驚いていたくらいです。一月に初めてスイングキッズと一緒にステージに上がった時に比べればまるで別人のようです。一年前のはにかみ屋の彼女からは想像できない姿です。

両親と弟のカント君は翌日の飛行機で楽しかったスイスを後にしました。ニイナは7月の終りまで我が家に住んで学校に行ったりスイングキッズと一緒に活動します。6月のアメリカとか夏のいくつかのジャズフェスティバルに出演して最後の思い出を作ります。

両親と離れても彼女はスイングキッズで演奏するのが楽しくてしょうがないので余り寂しい思いはしていません。毎日スイングキッズの子供達の家に遊びに行ったり家でトロンボーンを練習したり元気にやっています。昨夜は知り合いの日本人女性二人とインド料理を食べに行きました。日本人ばかりだったので気が楽だったのでしょうか、いつもより大きな声でとても楽しそうに話していました。あんなにべらべらしゃべるニイナは見たことがないです。今は春休みですが学校が始まれば時間の経つのは速いので夏まではあっという間です。いろいろな体験を積んで楽しい思い出をいっぱい持って日本に帰ってもらいたいと願っています。

でも11歳で親と離れて外国で暮らす決心をした彼女は大したものですし、やはりスイングキッズが他に与える影響というのは本当にすごいんだなあ、とあらためて感じました。ニイナ頑張れ!

 

 

2008年3月17日

久しぶりに金土日と3日続けて演奏がありました。金曜日は遅くなり家に帰ったのは夜中の1時半でした。その演奏の前にはモンキージャズバンドのコンサートもあり、ヤン、ニイナ、リンダ、カロルはそこでも演奏してからキッズの演奏に駆けつけました。

土曜日は車で2時間かかるスイスの有名な保養地ダボスでの演奏でした。夜はそこで宿泊して日曜日の午前中も演奏してそれから帰途に就きました。それが何と突然の吹雪で道は真っ白です。峠までの坂道、長い車の列が出来てなかなか前に進みません。スタートする度に車輪がスリップして右に左に、完全にコントロールを失ってしまいます。僕の横に乗っていたヤンとマーセルはそのハプニングに大喜びです。そのうち警察官が来てチェーンのない車はみんなUターンしてダボスに帰りチェーンを買って装着して下さいとアナウンスしました。僕もチェーンを持っていなかったのでまた逆戻りです。しかし日曜でどこも閉まっています。ガソリンスタンドも自動のみで誰も人がいません。

レストランに入って吹雪が止むのを待つしか方法はありません。1時間ちょっと待っていたら雪も止んで気温も上がり道路の雪も少しずつ溶け始めました。それからしばらくしてやっと走れるようになりましたが、大変な渋滞です。予定していたより大分遅れて家に帰って来ましたがみんな無事なのが何よりでした。

この吹雪で一台は80mの谷底に落ちたそうです。ガードレールはあるんですが切れているところもあります。そんなところで下りでスリップしたらもうどうしようもありません。無事帰れて良かったのですが渋滞を抜けて高速を140Km、150Kmで飛ばしたので警察のレーダーに捕まらなかったとそれが心配です。最高速度は120Kmですからかなりの罰金が来ます。150Kmくらいまでは罰金で済むんですが170Km以上で捕まると最低でも一ヶ月は免許証を取り上げられます。その点ドイツは制限時速がないので気兼ねなく飛ばせます。普通はみんな150、160Kmで走っていますが200Kmで走っていても横をうなりを上げて追い抜いて見る間に見えなくなる車に出あったりする時があります。250Km以上は楽に出している感じです。

その代わりドイツの高速では死亡事故はかなり多いです。ですから最近は制限時速を設定しようという声もありますが反対が多く実現はしていません。制限速度がないのはドイツの誇りでもあるからです。自動車業界はそれで性能アップに努力して来た訳ですから。

 

 

この写真、ニイナ栗田です。もちろん今スイスに滞在している龍谷大学の栗田教授の娘さんです。5月から僕のところでレッスンを始めましたが何にも吹けなかったです。一年間日本の学校のブラスバンドでやっていたらしいですが、殆どゼロに近い状態でした。おまけに舌の突き方を間違って習っていたので、直すのにとても厄介でした。それでもリズム感はいいものを持っていると感じたので必ず上手くなると思っていました。頭がいいので理解も速いし練習熱心なのでめきめき上達しました。しばらくしてモンキージャズバンドの入れたのですが良く頑張ってどんどん上達して行きました。それで一月のJALコンサートで初めてキッズに入って演奏しました。それ以来又凄い上達ぶりで今ではとても躍動感のあるトロンボーンを吹いてまわりを驚かせています。本人も大変な喜びを感じています。この一年間人が変ったように明るく積極的になりました。以前は自分からは全然話さない、話しても声が小さ過ぎて理解に苦しむ、という感じで、これは外国でどうなるのだろうかと心配した程です。それが今ではスイングキッズの一員として堂々とやっています。

バンドの前に出てさっそうとソロを吹いている姿は感動的です。この子がこんなになったのか、と。まるで別人です。

それで家族は3月22日に日本に帰るのですが彼女は夏まで一人でスイスに残ります。以前のニイナからは全く想像も出来ない決心です。でもこの3、4ヶ月の短い滞在から彼女は大きな生きる自信を得ることが出来ると思います。それにキッズと一緒にアメリカに行ったり、CDを作ったり、数々のジャズフェスティバルに出演したり出来ます。これも将来にとって大変な経験です。 これからも彼女の近況についてはしょっちゅう報告したいと思っています。

この写真はごく最近撮ったものです。この生きた目が今の彼女を表現しています。11歳よりかなり上に見えないでしょうか?

バンドでは他の女の子たちととても仲良くしています。

素晴らしいリズム感と驚くほどの暗譜力を持っているので将来がとても楽しみです。アドリブにも積極的に挑戦しています。ジェシカ以来の大型才能です。

 

 

 

2008年3月7日

火曜日は平日にもかかわらずコンサートがありました。サンクト・ガレン市の有名なコンサートシリーズで年に4,5回やっています。スイングキッズは昨年に続いて又招待されました。開始2時間前くらいからすごい吹雪になったので主催者は「ああ、今日はもう誰も来ないよ」と嘆いていましたが蓋を開けてみれば満員でした。さすがスイングキッズですかね。この日は4歳のカント、5歳のグレゴーが特別出演で演奏を披露しました。二人とも歌も歌いましたよ。カントはかなり緊張していて舞台に上がってももじもじしてなかなか始められなかったです。やっとこさ始めようとすると緊張で音が出なく少し慌てました。でも何とか音も出てやりました。お客さんはもちろん大喜びです。「聖者の行進」をやった後「チュリップの花」をやりました。これは日本語の歌も入れてまたまた大喝采を浴びました。

 

グレゴーは緊張どころかステージに上がる前から調子に乗って会場を走り回っていました。ステージではスイングキッズの伴奏で「オールド・マクドナルド」を立派に吹きました。演奏の前にグレゴーに言いました、「そら、言っただろうが300人来るって」そしたら彼は言いました、「319人だよ」と。スイングキッズが演奏している時に数えたと言っていました。本当かどうか知りませんが。

今年は有名なAscona Jazzfestivalにも出演します。今日主催者から電話がありSwiss Jazz RaidoからSwiss Jazz Awardが僕とキッズに贈られると言われました。これは毎年スイスで最もジャズに貢献している一人か一つのグループに贈られるものです。今年の夏は4つのジャズフェスティバルに出演します。売れています。

 

 

2008年2月23日

昨日練習がありました。今週はヤンが家族とスキー休暇に行っていていません。ですから昨日は僕がヤンのパート譜を吹きました。とても楽しかったです。いつも大抵前に立って腕を振りながらみんなの演奏を聴いている訳ですが、みんなたくさんラッパが吹けていいなあ、と羨ましく思っているんです。本当は僕ももっと吹きたいんですけど余りたくさん一緒に吹くとプロが助っ人しているようで子供のバンドらしくないので我慢しています。それに自分の生徒たちに花を持たせてやらねばならないですから。

昨日は久しぶりにグレンミラーの「In the Mood」をやりました。ジェシカのソロに感動しました。言葉では言い表せないフィーリングがあるんです。力強さの中に優雅さが蝶のように舞っているんです。空気の中にぱーっと美しい花が咲いたようなそんな感じでもありました。このソロでこんな素晴らしいソロを聴いたのは今までにないです。プロアマ合わせて今までにどんなにたくさんのこのソロを聴いたでしょうか?たったほんの20秒ほどですが感動の瞬間でした。たった11歳の女の子がトランペットでこんなソロを、と思うとそれだけで胸がいっぱいになります。

僕はどうしてもジェシカのことを多く書いてしまうんですが彼女はバンドの誰もが持っていない才能を持っています。音楽をこれだけ自然に表現できる子はいないです。トランペット吹きとしては音色が素晴らしい、高音が吹ける、パワーがある、もう言うことは何もありません。生まれ持ったリズム感もプロで十分通用します。将来が本当に楽しみです。

次のコンサートの前売りは上々だそうです。昨日見知らぬ女性、多分年配、から電話がかかって来ました。

「もし、もし、ダイ・キ、キ、キモトさんですか?」、、、発音はひどいスイス訛り

「はい」

「ちょっと問題が起こったんですよ」、、、僕の知ったことではないでしょう。

「はあ、何でしょうか?」

「3月4日にコンサートをやられるでしょう、それで主人が行けなくなったんです」

、、、別に来てくれとは頼んでいないでしょう、どこの誰かも知らないのに、、、

「次の一般公開のコンサートはいつですか?」

「そうですね、3月は非公開のものばかりですね」

「ああそう、それじゃ私一人で行くしかないわ」、、、ありがとうございます。

「ところで、バンドをどこかで聴いたことがあるんですか?」

「いえ、先日テレビで初めて観てあっけに取られたんです、こんなものがこの世の中にあったのかと」

「ああ、そうですか、それはありがとうございます」

テレビ局へ電話をして連絡先を訊ねたと思われます。テレビ出演の後には時々こんなことがあるんですが、いきなり「問題が起こったんです」と切り出した人はこの人が初めてです。びっくりしますよね知らない人からいきなりそんなことを言われたら。旦那さんが行けないと知って慌てふためいた姿が目に浮かぶようです。それで電話をしてくるなんて余程スイングキッズに驚いたんですね。

 

2008年2月23日

2月は演奏はたった一回だけの月です。2月はカーニバルやスキー休暇の季節で他のイベントや集会はほとんど組まない月なのです。子供達もこの期間は週末やっとゆっくり出来る時期です。練習は普段通り週に2回やっています。最近は新しい曲を何曲か渡したので主にそれをやっています。練習はいつもリラックスしていて笑いに包まれています。まあ、ステージの上でもですが。

僕の方はこの時期次の新しい曲を書いたり編曲したり、また他からの注文の音楽を書いたりしています。子供達からのリクエスト曲も時々あり今2曲編曲中ですがあれやこれやいろいろ仕事があるのたくさんのことが同時進行している状態です。

次の演奏は3月4日です。火曜日の夜ですが8時から11時までのコンサートです。このコンサートでは4歳の栗田カント君、とジェシカの弟、5歳のグレゴーがステージに上がってコルネット(トランペット)の腕を披露します。カント君は将来スイングキッズに入るのを夢見ているのでコンサートでステージに上がれると聞いて以来とても張り切っています。「チューリップの花」と「聖者の行進」を吹くそうです。日本語で歌も歌うとか言っているのでとても楽しみです。

グレゴーはもうパワーもありリズムに乗って吹けるので一曲スイングキッズの伴奏で吹きます。昨日レッスンに来た時、部屋に入るなりポケットからお金を出して「ねえ、見て、昨日トランペットを吹いてお金を稼いだよ」と得意げに言いました。おじいさんの誕生日でパーティーで何曲か吹いたらしいです。「今日キヨスクでお楽しみ袋を2つ買うよ」と言っていました。

 

僕が「今度のコンサートでは300人以上人が来るんだよ」と言うと「300人?それは僕には少ないよ」とケロッと言いました。それにはお母さんも僕も大笑いです。300人集まるとどれ程になるか多分見当はついていないと思います。

彼はもう楽譜が良く読めるので曲集の本ををぺらぺら自分でめくって「この曲はいいよ、これもいいよ」と言って吹きます。僕が感心してお母さんに「良く読めるね-」と言うと彼は「僕は何にも読めないよ」と言いました。大人達は楽譜が読めるということを言ったのですが彼は文字を読むと思ったらしいのです。数字は読めるんですが字はまだ読めないんです。幼稚園ではケンカになるとすぐ他の子供を殴って泣かせるそうでお母さんもしょっちゅう苦情が来て困っています。家ではジェシカとしょっちゅうケンカをしているので鍛えられています。どちらも気が強く譲らないので家の人も困っています。最初はジェシカも大きいので自分から手を出したりはしないのですがグレゴーが突進して行くので取っ組み合いになるそうです。最近はトランペットの練習で少しはエネルギーを発散しているので良くなりつつはあるそうですが。でもこんな子の方が将来はモノになります。何をやるにも大きなエネルギーを持っていた方がいいですから。また突進形でないと物事に集中出来ないので。

何はともあれカント君同様将来がとても楽しみです。

 

 

 

 

2008年2月14

4度目の国営テレビ出演が先日放映されました。したの絵をクリックして下さい。

2008年2月10日

 

土曜日は1月に録画したテレビ番組の放映がありました。これは主にスイスの民俗音楽のグループを紹介する娯楽番組ですがスイングキッズも出演して下さいという依頼があり行った訳です。他に4つぐらいのグループが出ていましたが、やはりスイングキッズの躍動感というのは飛びぬけています。絵になると言う感じです。 録画の時からディレクターなどは「大変素晴らしい映像が出来ました」と言っていたのですが出来上がりはとてもいいものでした。子供達の楽しく演奏する姿、躍動感というものが十分映像で表現されていたように思います。番組がおわらない内に、とても感動したという視聴者からのメールが届いたほどです。

 

 

もうどこかで紹介したと思いますが、日本ツアーでは大変お世話になっている龍谷大学の栗田教授が昨年の4月から今年の3月末まで一年間の予定でスイスに滞在されています。奥さんと11歳のニイナちゃん、4歳のカント君も一緒にスイスの生活を楽しんでいます。栗田氏は社会学が専門でこの一年スイスの養護施設等を回ってスイスのシステムについて研究なさっています。明るく誠実な人柄なのでどこに行ってもみんなに大変好かれています。奥さんもドイツ語講座へ通ったりカント君と母子体操に毎週通ったりしてとても積極的にスイスの生活を体験なさっています。スイスに長年住んでいても家に引っ込んでばかりの女性が多いなかで彼女は短期間の滞在をとても有意義に過ごしています。Timoのお父さんも感心していました。

娘のニイナちゃんは地元の5年生に通っています。ドイツ語の個人レッスンも学校内で週2回受けることが出来て言葉も大変上達しています。もともとシャイな子で余りしゃべらないし声も小さくて心配していたのですが最近は非常に明るくとてもオープンな感じになって周囲も驚いているくらいです。学校生活も非常に楽しんでいます。日本と比べてもっと自由な感じがありそれが彼女にとてもいい影響を与えています。それに彼女は5月からトロンボーンを本格的に始めて夏休みが終わってから新学年になってモンキージャズバンドに入りみんなと一緒に楽しく演奏する喜びを知りました。それ以後楽器の腕もめきめき上がり一月のJALコンサート以来スイングキッズの一員になってしまいました。 見掛けによらず凄い度胸がありもう3曲ほどソロを暗譜して堂々とバンドの前に出ていって吹きます。バンドのみんなも唖然とするくらいです。いままでたくさんの子供を教えて来ましたがこんなに速く上達した子はジェシカ以来です。

 

 

 

ルーカスでもスイングキッズに入るまでには2年くらいを要しています。彼女はリズム感が素晴らしいし、頭が良いので色々なことを理解するのがとても速くそれが例にない上達につながっています。暗譜力も凄いし度胸があるので音楽をやるには全て素晴らしい条件を備えています。将来が楽しみですが又日本に帰ってしまうのは本当に残念です。でも彼女は最初の日本ツアーの時からスイングキッズに何回も接してあこがれていたのでその夢がかなっただけでも素晴らしいことだと思います。でも彼女の才能と努力があってのことですが。

弟のカント君はまだ4歳ですがこれまた才能に溢れています。まだ3歳のころからトランペットを吹きたいと言っていたのですが周囲は「4歳になったら」とかなだめていました。それが4歳になって本当に始めました。彼もスイングキッズにあこがれているので吹く姿などはばちっと決まっています。ここをクリックしてください。ビデオクリップが見れます。こんなに小さくてもトランペット、彼はまだコルネットを吹いていますが、問題なく吹けるんです。みんなどうして早く小さいころからこうやって始めないのか不思議に思っています。スイスでも小さい子にトランペットを教える先生はいないんです。僕は例外と見られています。でも残念ですよね、小さいころから始めれば楽しく自然に学ぶことが出来るし筋肉や肺の力も無理なく育って行きます。ジェシカがとても良い例です。カント君は3月末には日本に帰るのでその前にスイングキッズのコンサートにはステージに上げて紹介しようと思っています。もちろん一曲吹いて貰います。ジェシカの弟グレゴーも出演します。こちらは5歳です。

素晴らしいショーになると思います。こんな小さな子供達がトランペットを吹けるなんて誰も夢にも思っていないですから。

 

 

 

2008年2月9日

先週の水曜日に演奏がありましたがこれから3週間ほど演奏はありません。この時期は全国的に冬のスポーツをする休みの時期で大きなイベントとかコンサートはしません。人が集まらないからです。子供達も殆どが学校からスキーの合宿に行っていてメンバーが揃わないこともあります。学校によって合宿に出る週が違うのでこの時期は練習の時もいつも誰かが欠けたりします。まあ、みんなにとってもちょっと息抜きの出来る時です。特に今年の1月は例年と比べたら異常に忙しい月でしたから。でも3週間も演奏がないとみんな拍子抜け、という感じです。僕の方からは「この時期一生懸命練習しようよ、特に基礎練習を」と言っています。 3月に入るとまた急に忙しくなります。最近は益々知名度が上がって日によっては5つもの演奏依頼が入って来るようなこともあります。大抵はもう日程が決まっていて要望に応えることは出来ないので喜んでいいのやら悲しんでいいのやら困っています。スイングキッズの演奏をぜひ、という人たちのところには本当に行ってあげたいのですが。まあ、子供達の学校や家族のことも少しは考慮に入れなければならないので僕としては苦しいところです。日本のように毎週末は部活、という訳に行かないんです。出来れば月に一つの週末は演奏なしで家族と何か一緒にしたり、学校の勉強をするようにしてやりたいですが依頼がくると断るのもなかなか難しいです。

2008年1月24日

来週は殆どの学校が休みです。みんな家族でスキーをしに行きます。この休みをスイスではスポーツ休みと言っています。山国なのでスキーは昔から盛んです。

学校からスキーの合宿に行くところもあり栗田家のニイナちゃんも他の子供達と一週間スキーに行きます。

2月6日には州議会選挙の候補者を集めて討論するシンポジウムにスイングキッズも招かれて演奏します。有名な州の政治家から頼まれました。スイングキッズの大ファンなんです。みんなどっかで機会があればスイングキッズを演奏させようと考えているようです。本当にありがたいです。

今年の夏はアメリカのGlenn Millerフェスティバルを入れれば5つのフェスティバルで合計14日間演奏します。フェスティバルからの依頼も年々増えています。学校の関係もありこれ以上はもう出来ない感じです。

最近はドイツからの依頼もかなり来るようになったんですが何しろ遠い所は残念ながら時間の関係で出来ないです。名前が知れるようになるのはいいんですが演奏依頼が遠くから来るようになって反対に困っている状態です。断るのが辛いですから。

2月からいよいよ新しいCDの録音をぼちぼち始めます。今度のCDはゲストが何人か入ります。スイスの民族音楽に使うハックブレットという楽器の共演も一つはいります。隣の男の子で18歳になるニコラスがやります。彼はスイス、ドイツ、オーストリアのドイツ語圏では有名です。たくさんテレビに出ています。いくつかのショービジネス界の賞を取っています。赤ちゃんの時から知っていていろいろアドバイスしたり色々なところで共演もして来ました。スイングキッズとの共演曲を一つ作曲します。お父さんは市長ですが若い頃はプロのサッカー選手でした。とても人気のある人です。

それからもう一つはステップダンスを入れようと思っています。 凄い才能のある15歳の女の子で昨年は世界選手権で3位になりました。小さくて可愛いシャーリンですがそのステップダンスはとてもダイナミックです。

もう一つは地元の小学生たちの歌声をスイングキッズとの共演でお届けします。新しいCDは今までのとは少し趣向が変わっています。自分達だけではなく他の才能ある若い人たちも一緒に何かをやろうという考えです。

舞踏会という新しい分野も体験しましたが、もっともっと新しい何かがやって来る予感がします。

2008年1月22日

Kanto Kurita,4才  最近始めました。将来有望です。  小さいころからスイングキッズの演奏をたくさん聴いていたので3歳の頃からトランペットを吹きたいと言っていました。最初の2,3週間は3つぐらいしか音が出なかったのですが最近はドレミファソと5音が何とか出るようになって知っている「チューリップの花」に今挑戦しているところです。昨年4月にスイスに来て以来たくさんのことを体験してこの小さな体は素晴らしい思い出でパンクしそうなくらいです。頭が切れるので年齢からは想像できないほど色々なことを理解して消化しています。日本語はまだしょっちゅう訳の分らないことを言っていますが、それも又面白く家族も僕も楽しんでいます。「カント、日本に帰ったら日本語しっかり勉強せなダメやで」と言ったら「うん」とうなずいていました。

3月の末にはもう日本に帰国します。3月のコンサートにはステージに上げて吹かせてやろうと思っています。ドイツ語でマイクに向かって挨拶して名前と年齢を言うと言っています。スイングキッズの演奏にずうっとあこがれているのでステージに上がれるのなら何でもすると思います。歌も歌うかも知れませんね。これは楽しみです!

この写真見て下さい、この子の将来が鏡に写っているようです。プロのトランペット吹きが宣伝の写真を撮っているような構えです。顔がいかにもトランペット吹きという感じです。目は優しいけど鋭いものも秘めています。若い女子のアイドルになるでしょうね。その素質は秘めています。今でも若い美しい女の子を見るとぽーっとなるので。s

 

2008年1月20日

12日のJALコンサートはたくさんの人が来て下さってとても楽しいものになりました。ジャズフェスティバルやジャズ博物館の人たちが何人か来て下さり出演も即来ました。スイス ビッグバンド フェスティバルの実行委員の人は何回も涙が出ました、と後でメールを送ってくれました。このフェスティバルでは青少年のバンドのコンテストがあるんですがスイングキッズはそれには参加しないでゲストバンドとして演奏して手本を見せて欲しいと言われました。「君らが勝つのは決まってるんだからそれでは面白くないよ」とコンサートの後に言っていました。最近益々色々なところで注目されています。

JALコンサートの翌日は国営テレビの番組収録がありました。公開録画だったのでまたたくさんの人たちが凄く喜んで下さいました。たわいない娯楽音楽番組なんですがライトを浴びたスイングキッズは益々輝いていて初めてスイングキッズを見る人たちは驚いていました。ディレクターを初めテレビ局の人たちも非常に喜んでくれて盛んにお礼を言われました。「出演してくれて本当にありがとうございました、キッズが登場するとパーっと花が咲いたような感じでとても素晴らしい映像になりました」、ディレクターの言です。本来なら頭を下げて出演させてもらわなければならないのが普通なんですがスイングキッズの活躍は誰からも一目置かれています。

土日と演奏に出かけて火曜日には又演奏がありました。リハーサルを入れると殆ど毎日一緒にやっているような感じです。

 

土曜日は首都ベルンの伝統的な「四季の舞踏会」で演奏しました。国会議事堂のすぐ近くの絢爛豪華なホールでキッズがダンスの伴奏をやったんです。まるで映画の一こまのようでした。こんな大きな舞踏会に子供のバンドが出るなんて想像もつかないでしょう。反響はそれはもう大変なものでした。これを主催する人の喜びようといったらなかったです、子供のように、又してやったり、という感じで自慢げに人々の所に言ってステージの上のキッズを指差しながら何やら話していました。

演奏の終わりごろステージに上がって来てマイクに向かって「みなさん今日はこんな素晴らしいバンドで踊れるなんて幸運です、来年も来てもらいましょうよ」と叫びました。バーっと拍手や歓声が来てその場で即来年の出演が決まりました。これは例外なんです。この舞踏会は毎年違ったバンドを招待しているからです。同じバンドだと続けてくる人が減るからです。それでもこの人はスイングキッズを一度体験した人は必ず又来ると確信したんですね。それにみんな他の人たちにもスイングキッズの素晴らしさを話してこの舞踏会の宣伝にもなります。

スイングキッズを雇う時に彼は言いました、「私は今まで自分で生の演奏を聴いた事のないバンドは雇ったことがないんです。でも他の人たちの話や新聞の記事からするとスイングキッズがどんなに素晴らしいか理解出来るんです、ぜひ出演して下さい」と。僕も彼に言いました、「スイングキッズは誰をも失望させることは絶対ないです、安心して下さい」と。キッズの躍動感に溢れた演奏なら誰でも踊らずにはいられないです。この人は賭けに出た訳です、それは、こんなに活躍しているんなら只者ではではないぞという感じを持ったからです。彼のためにも舞踏会が大成功に終わったことを僕も大変嬉しく思っています。

2008年1月6日

昨日は栗田さん一家と一緒にソンニャの家に夕食に招かれて行って来ました。この地方特産のおいしいソーセージを暖炉の日でグリルして食べました。ワインもスイスのイタリア語圏のものでとてもおいしかったです。ソンニャの弟マーセルとニイナ、カントの4人が言葉の障害はあるにせよ楽しく遊んでいました。カントは栗田家の長男で最近4歳になったばかりですが元気溌剌でしかもものすごく面白い子です。ずうっとスイングキッズの演奏に接した来たので大分前からトランペットを吹きたいと言っていて、最近コルネットを始めました。まだ3,4つの音しか出せませんがラッパを吹く口はしっかりしていて将来性は十分です。今日お姉さんのニイナと一緒にレッスンに来ました。スイングキッズのCDの中の"What A Wonderful World"が吹きたいそうです。「でも、歌うんやないで、トランペットのところ」と言っていました。中間部分の僕が吹くトランペットのソロを吹くところが凄く気に入っているようです。ちょっと吹いてやったらすごい真剣な顔をして聴いていました。

「あんたなあ、毎日練習せなこんなに吹けるようにはならへんよ」と言ったら分ったような顔はしていました。3月には日本に帰るので本当に残念です。そうするとレッスンが受けられないので「木元さんとお、奥さんとお、一緒に日本に来て一緒に住もう。だけどお、スイングキッズはスイスに残るんやで」と言っています。

 

 

子供は本当に可愛いです。ジェシカの弟のグレゴーは5歳ですが、これまた可愛いです。この子はもうパワーがあってかなり吹けます。2歳の時にもうプープー音を出していましたから。早く上手くなってスイングキッズでやってもらいたいと思っています。ジェシカは一年生の時にスイングキッズに上がって来たのですがそこまでは行かないかも知れません。ジェシカは本当に例外中の例外ですから。何はともあれ先が楽しみです。

次の土曜日はチューリッヒでJAL主催のコンサートをやります。ニイナも4曲一緒に吹きます。ソロも二つ取る予定です。もう暗譜しています。顔に似合わずいい度胸をしています。やはり喜びがもたらすエネルギーは凄いです。彼女は今トロンボーンを吹くのが楽しくて楽しくてしょうがないらしいです。まだモンキージャズバンドのメンバーですがこれからキッズとの練習にはいつも来るように予定しています。6月のGlenn Miller Festivalには一緒に来るんです。リズム感とフィーリングにとても優れていて本当に才能豊かな子です。瞬く間に上手くなりました。これからもこの努力を続けて欲しいと願っています。スイングキッズに日本人の子がいるんなんて本当に素晴らしいではないですか。

 

2008年1月2

大変ご無沙汰してしまいました。12月はやはりまた超多忙でした。演奏も21日まであり、それからクリスマスから年末にかけてデンマークへ行っていました。娘のユリアがあるミュージカルに出演しているのでそれを観に行ったのです。

スイングキッズの方は22日から大晦日まで練習も演奏もない完全な休養でした。2日に演奏が入っていたので元旦の夜に久しぶりに練習をしてみんなの調子を見ました。みんな驚くほどしっかりと演奏して驚いた程です。

2日は朝から車で1時間くらいかかるところに演奏に行って来ました。ある町が町民を招待して飲んだり食べたりしながら歓談する恒例の新年の催し物でした。途中キッズの演奏が入って雰囲気を盛り上げた訳です。いつものように大いにのって大変楽しいものになりました。最初は、うわー、2日からもう演奏か、とちょっと気乗りしなかったのですがやればやはり「ああ、やっぱりやって良かったね」ということになり、みんな納得、嬉しく家路に就きました。素晴らしいスタートが切れたので招待してくれた町議の人に感謝しています。

今年も又頑張ってたくさんの人たちに喜んでもらおうと思っています。

2007年12月5日

先週末3連戦をやりました。金曜日は夜中の1時半に帰って来ました。多くの子はそらからまだ家までの時間を入れると2時ごろになったと思います。土曜日はクリスマス商品展示会での演奏で1時間程だったので楽だったです。

日曜日は2時間半のフルコンサートをやりました。これは楽しかったです。会場も音響が素晴らしいホールで演奏するにも本当に気持ち良かったです。

 この日は知った人もかなり多く会場は凄く盛り上がりました。キッズも張り切ってものすごい演奏をしました。益々力強くなってプロの音楽家たちもただただ驚いていました。同じアレンジをやったら本当にプロに負けないと思います。エネルギーが一丸となってほとばしり出ている感じはプロにはないですから。

チューリッヒから来た友人のトランペッターもその迫力と演奏レベルに驚いていました。「凄いとは聞いていたけど、これ程とはとても想像出来なかったよ」と言っていました。

12月はもう2回演奏があっていよいよ終わりです。今年は今までになかったほど忙しい年でしたが来年はもっと忙しくなると思います。6月はアメリカ、10月はアルゼンチンとそれから夏はいくつかのフェスティバルがあります。その他にももうかなりの数の演奏が入っています。来年の終りまではこのメンバーでやるのでこれからどんどんレベルアップして行くのが楽しみです。

ジェシカの弟の5歳のグレゴーが最近トランペットを始めました。もう何曲か簡単な曲を演奏出来ます。先がとても楽しみです。2年先の日本ツアーには連れて行きます。次のサイトで彼が2歳の時のビデオが観れます。ジェシカのリハーサルに付いて来て彼女のコルネットを取ってプープーやっているものです。

http://www.musicplay.ch/musikplay.ch.html クリックして下さい。2歳でこのパワーですから驚きです。2年先のツアーを楽しみにしていて下さい。天才ジェシカの弟もまた天才です。他にも今小学校一年生の男の子でいいのがいます。スイングキッズのトランペットセクションは安泰ですね。

 

 

2007年11月27

先週末は一回だけの演奏でかなり休めましたが今度は金土日と3日間続きます。金曜日は少し遠出です。車で2時間以上かかります。そうすると帰って来るのは夜中の1時過ぎになります。土曜日は午後4時からの演奏でみんな昼過ぎまで眠ることが出来るのでまあ、何とかなるでしょう。日曜日も午後のコンサートなので月曜日まで疲れが残るということはないと思います。夏以来すごいスケジュールをこなしているので学校の勉強の方がちょっと心配です。何とか頑張って欲しいと願っています。

昨日練習の時に6月のグレン・ミラー・フェスティバルで最初の曲を何にするかみんなで話し合いました。

前回は軽いスイングの曲を3,4曲やった後にグレン・ミラーの曲をやったのですが聴衆がみんな総立ちでものすごい拍手をくれました。今度は最初からグレン・ミラーでバーンと行こうというのが殆どの意見でした。みんな子供なのにどうやって聴いている人たちを楽しませるか、乗せるか考えています。みんな経験を通して音楽の本質を理解しています。みんなと一緒に楽しむことの素晴らしさを知っています。グレン・ミラー・フェスティバルは本当に楽しいですよ。この音楽で大きくなった年代が本当に心から喜んでくれるんです。その喜ぶ顔を見るのは最高の気分です。

2007年11月16日

先週はきつかったですね。

月曜日リハーサル、木曜日リハーサル、金曜日コンサート、日曜日コンサート、月曜日リハーサル、火曜日演奏、と続きました。練習の時は9時、演奏の時は11時過ぎに家に帰ります。それに昼間は学校ですからかなりきびしいです。こう演奏やリハーサルが続くと学校の勉強をする暇は殆どないですね。勉強の方はこの期間少しなおざりになりますが又、時間が出来た時に頑張って欲しいと思います。

今週末は久しぶりに演奏がないのでみんなゆっくり休んでもらいたいと願っています。来週からはまたかなり忙しくなります。週末3回も演奏が入っているときもあります。1月は6回も演奏が入っています。こんなことは今までになかったです。来年はもういまからぎっしりという感じです。これからどうなるのか心配なくらいです。他のバンドはみんな演奏依頼がなくて困っている時代ですからスイングキッズの人気は異常です。

 

2007年11月12日

11月9日チャリティーコンサートをやりました。人口9500人の町で500人以上の人たちが来てくれて実に80万円もの寄付が集まりました。この金額は一つのコンサートでは前代未聞です。入場無料で出る時に寄付を募るというシステムでやりました。それにしてもキッズの人気をあらためて知らされました。僕たちは大体20万円から30万円集まればいいだろうと予想していました。これがこの数字です。月曜日の新聞には殆ど1ページを割いて大きな記事が出ていました。みなさんにお見せ出来ないのが残念です。 土曜日は何もなかったですが日曜日には車で2時間かかる町でコンサートをやりました。今日月曜日はリハーサル、明日火曜日は又夜演奏があります。Kidsたちは先週の木曜日の練習から音楽に浸っている生活を送っています。少しは学校の勉強もしなければならないので楽ではないですがみんな頑張っています。ぶっ倒れるまでやればいいんです。みんな心から喜んでやっているんですから。

 

2007年11月4日

ヤンのトランペットの続きです。

実はその明後日、日曜日にスイスのショービジネス界が若手のアーティスト13組、一人に歌手もいましたが、を集めてコンテストをやったんです。それにスイングキッズも出たのですが予定通りというか一位になりました。いつもの通りぱーっと行ってぱーっと演奏したという感じで、コンテストだから特別に練習するとか緊張するとかは全くなく本当に普段通りでした。審査員は驚いていましたが。

それでヤンは木曜日に練習があって金曜日と土曜日に全く練習しなかったんです。日曜日の朝出発する30分前にケースを開けてトランペットがないことに気が付いて僕のところに電話をして来ました、「ねえ、トランペットを練習場に忘れて来たんだけど」 

どっちみち2日間練習をしていなかったんなら本番前に気が付いた方が面白かったのですが。さあ、ウォーミングアップをしようという時にケースを開けて楽器がなかったらずいぶんと慌てたでしょうね。

僕はコンテストとかコンクールには反対する方なんですがこれは課題曲もないしいろいろなスタイルが参加していて直接比べることもないので宣伝の為に参加した訳です。まあ、こんなバンドがあるんですよ、ということを他の人たちにも知ってもらいたかったという理由もあります。

でも子供達には非常に楽しい、興味深い一日になりました。歌手、アクロバット、ダンス、ステップダンス、漫才、ヨーデルなどたくさんのスタイルの若手アーティストが繰り広げるショーを堪能しました。お客の中で一番大きな声援と拍手を送るのがこれまたスイングキッズなんです。言わば競争相手に心から声援を送るのです。このあたりがこの子達の素晴らしさです。スイングキッズ自身はその日一位になるとは思っていなかったそうです。最後に参加者全員がステージに上がってその日の最高のアーティストを発表するまでは心配そうでした。

僕のところに来て、「ねえ、今日チャンスあると思う?」とか「3位くらいになれるかね?」と訊いていました。彼らはまだ色々なものを見たことがないので真の価値が判断出来ないんです。ホールで働いている人がリハーサルの後に僕のところにやって来て言いました、「今日はあんたらが勝つよ、俺にはもう分かっているんだから」と。リハーサルはスイングキッズが最初だったんです。それでも彼には長年の経験からそれが直感できたんですね。いいグループとかアーティストはいてもスイングキッズのように人の想像を超えるレベルというのはどこにもないですから。

 

 

2007年10月26日

昨日ツアーから帰って以来始めての練習がありました。2週間毎日演奏したので以前より又全体の音がまとまった感じがします。みんなの楽器が良く鳴っています。リハーサル室のドアーを閉めて外から聴きましたが本当にプロが演奏をしているよなサウンドが出ていました。技術ではなくサウンドです。

時差ボケもほとんどなくなりみんな元気でした。中にはまだ疲れている感じの子もいましたが。

練習の後部屋を見渡したら何とトランペットが一本残っているではないですか?誰のかと思ったらヤンのです。楽器を忘れて空のケースを持って帰ったようです。今日は学校なので夕方帰って練習する時にケースを開けてびっくりするでしょうね。まだ誰にも話していないので彼の反応が楽しみです。明後日は演奏があります。それまで練習を全くしないで演奏に来たらもっと面白いですよね。どんなにうろたえるか。これも日本ツアーのおまけですかね。 どっちにしろみんなで大笑いですね。

 

2007年10月22日

感動のツアーも幕を閉じました。日本の関係者の皆さん、それからコンサートに来てくださった皆さん本当にありがとうございました。キッズはみなさんの暖かい心、大きな声援を受けて一段と輝きを増して帰国しました。これから時間が出来次第報告しますのでしばらくお待ちください。

 

13日間で実に17回のコンサートをしました。しかし最後の最後まで喜び溢れる演奏を力いっぱいして聴衆を魅了したキッズのエネルギーは本当に大したものです。僕自身驚いています。スイスに帰国した翌日にはもう演奏に出かけました。モナコのプリンセス・カロラインも来ていてKids の演奏に驚いた様子で聴いていました。

 

 

2007年9月17日

最近毎日のように演奏依頼の電話やメールが来ます。名前が売れたのいいのですが遠いところからも話が来て、半分困っています。移動に時間がかかって帰りも夜中を過ぎるし余りいいことはないのです。かなり遠いとホテルに泊まるのですが、そうすると一つの仕事に2日もかかってしまいます。ギャラが倍出ればいいのですがそんなことは殆どないです。でもぜひ来てくれと言われると断れないんですよね。 このあたりは辛いです。

 

 

金曜日は少し山間部の田舎に演奏に行って来ました。でもみんな凄く喜んでくれました。音楽を良く知っている新聞社の人も「これは奇跡だ」と言っていました。

もうすぐ日本に出発します。みんな段々とテンションが上がって来ました。みんなで前回の日本ツアーの話や今回のツアーの希望、予定などを話しています。食べ物ではバイキングレストランが一番良かったというのがみんなの意見です。特に焼肉が良かったそうです。こんどもぜひ行きたいですね。

 

2007年9月12日

忙しかったのとインターネットの接続が何日も出来なかったのでご無沙汰してしまいました

ホテルでの5日間は本当に素晴らしかったです。

その翌日学校が始まりましたがその週末にはもうあるフェスティバルに出かけました。その時の様子を首都ベルンの新聞が記事を書きました。見出しに「スイングの奇跡」という表現を使 って。それほどキッズの演奏は初めて聴く人には衝撃的だったようです。その場ですぐ、来年も来てくれと招待を受けました。

次の週末もその次も次も演奏がありました。それも一回だけではなく金土と2回、あるいは金土日と3日間も演奏がありました。どこに行っても大変な受けようです。

2008年6月12日から15日まで又アイオワ州のグレン・ミラー・フェスティバルで演奏をします。グレン・ミラー生誕協会から正式な招待状が届きました。秋にはアルゼンチンに行くのですが頑張ってアメリカにも行きます。アメリカの聴衆の喜ぶ顔が見たいです。ただそれだけの為にでも行きたいです。

アメリカのビッグバンドの殿堂からスイングキッズが「スイング音楽の大使」という称号を頂きました。みんなで頑張っているのが認められたと思います。

来年の演奏依頼がぞくぞく来ています。もうかなり埋まっています。こんなことは本当に今までなかったです。普通は年初めにぼつぼつ来ます。

まだまだ出発までは忙しいです。頑張ります。

みなさんお元気で

 

 

2007年8月7日

今日は久しぶりに練習がありました。明日から演奏に出かけるので。

みんな揃って一緒にやるのは前回のジャズフェスティバル以来3週間ぶりです。どんな音が出るのかと思っていたら全然悪くなっていないので本当に驚きました。普通は長い休みの後は楽器がよく鳴らないし音程も悪いんです。それが今のスイングキッズは休みの間もちゃんと練習してコンディションを整えています。プロ級です。もちろん休みの前には、家で練習していいコンディションで来るようには言ってあったのですが、これほどまでとは想像出来ませんでした。心構えも上達して来たようです。嬉しい限りです。

僕は今日は練習場の鍵を忘れて家に取りに帰りました。みんな外で待っていたのですが僕が来るとルーカスが顔を輝かして言いました、「ダイ、何を忘れたの?」

いつもは自分が色々なものを忘れてみんなに笑われているので今日は鬼の首でも取ったようでした。

明日からそのホテル・Waldhausに5日間行って来ます。自分では払えない高級なところです。食事は超豪華で左右にフォークとナイフが4本ずつ並んでいます。グラスも大小4つあります。豪華なワインもサービスされます。全部無料です。申し訳ないような感じですがオーナーが「遠慮しないでみんなで5日間楽しんで下さい」というので言葉に甘えています。コンサートはたった一回だけ出来るだけです。それ以上はやらせてくれないんです。オーナーが「いいものは一回きりの方が価値があるんです」、と言うんです。

ホテル内には屋内プールや屋内テニスコート、ビリヤード等があり、屋外にはミニゴルフ等もあります。環境はもちろん最高です。夏、秋は山歩き、冬はスキーと存分に楽しめます。丘の上に中世のお城のようにそびえるこのホテルではスイスでは最も由緒あるホテルの一つです。それでもオーナーの家族を初め従業員はとても控えめで礼儀正しいですが、日本のようにやらされているのではありません。本当に心からお客を迎えて楽しんでもらおうという気持ちがにじみ出ています。

オーナーはとても質実な人で自分が旅行をする時は安い宿にしか泊まらないらしいです。お金のある人たちにそれだけのホテルを提供していても自分はタダの庶民だという自覚を持っています。本当に立派な人です。利己主義の発達しているヨーロッパでは非常に珍しいです。自分を奉仕者として位置づけている人で、聖者の位を上げてもいいくらいです。

仕事柄ヨーロッパの超豪華ホテルでよく演奏しましたが、ここは別格です。他はみんなそれなりに気取った気風があり堅苦しい雰囲気がありますがここは何と言うんでしょうか、愛が空気に満ちている、そんな感じがします。このホテルを知ったことは幸運です。

 

 

 

2007年7月20日

フェスティバルでは普通昼間は野外、夜はホテル内という演奏でした。それで昼間は服装は全く自由にしました。ジェシカなんかは半ズボンに裸足でステージに上がっていました。その格好であの凄いソロですから聴衆は唖然としますよね。

写真は又近々載せます。

 

 

2007年7月20日

夏休み入ってすぐ2つのフェスティバルで合計7日間演奏して来ました。

毎日4時間から5時間のステージをフルにこなしました。昼と夜の2回公演です。きつかったですけど感動した聴衆の大歓声が子供達にエネルギーをくれてみんな最後の最後までフルパワーで頑張りました。

行く前はこれほどセンセーショナルな反応があるとは思っていませんでした。それが蓋を開けたとたん凄い反応でした。何人もの年配の人が目に涙を浮かべて聴いていたのが印象的でした。

 

最後の夜のフィナーレのステージでは立ち見でぎっしり埋まった会場が

緊張と喜びに溢れて異常な雰囲気をかもし出していました。子供達のエネルギーは本当に凄いです。時にはダイナマイトが

爆発したような迫力で聴衆を圧倒します。そんな時はウワー、

といううなり声が起こります。僕たちもこんなに興奮した経験はないくらいです。

フェスティバルに出演していたたくさんのプロの音楽家もただただあきれていました。彼らからぜひパリへ来てくれ、スコットランドへ来てくれ、オランダへ来てくれ、イタリアへ来てくれ、とたくさんの要望を受けました。

 

僕たちの日ごろの目標である「みんなと一緒に楽しい時を過ごす」、これが又実現できて本当に嬉しく思っています。

 

子供達は本当に可愛いです、でも凄いエネルギーと情熱を持っています。

 

下に最初の日の印象を書いた二つの新聞の記事を載せます(略約です)

ダヴォス新聞 200713 

驚きのSwing Kids

Davos Sounds Good 07では今年はビッグバンドの演奏も聴ける。

 フェスティバルのビッグセンセーションはビッグバンドの素晴らしいサウンドを聴かせるSwing Kidsだ。他の11のバンドもジャズファミリーの一員として素晴らしいスタートを切った。見せ場はまだまだこれからだが。

 Davosのジャズフェスティバルは毎年新しく珍しいもの、びっくりするものを提供しているが、今年は疑いなくDai Kimoto率いる14人の子供が聴かせる素晴らしいビッグバンドのサウンドがそれだ。10歳から16歳までの子供達が若い音楽家からは絶対想像できない驚くほど正確なスタイルと素晴らしいリズム感、それに純粋なサウンドを提供している。日本人の指導者の下、HotelWaldhuusHotel Pischaの感激した聴衆が体験したように子供達からは演奏する喜びが溢れ出ている。

 

南東新聞 200713

感激のスイングキッズ

 水曜日のホテルWaldhuusでの音楽的な体験は特別なもだった。Dai Kimoto and Swing Kidsは最初のコンサートから人々のハートを打った。昨年のアメリカツアーの時にアメリカ人が子供達の演奏するジャズが余りに上手いのでびっくりしたとKimotoは話したが、この驚きはDavosの聴衆も同だ。プロフェッショナルなアレンジ、正確なスタイルと自信に支えられたティーンエージャーのソロ奏者達。グレン・ミラーのPennsylvania 6-5000では年配の聴衆は立ってリズムを取りたくても椅子が狭く並べられていたためにそれが出来なかった。今年のフェスティバルの最高の人気者になるに違いない。

 

 

2007年6月28日

先週末は久しぶりに金土日、3日間続けてフルコンサートをやりました。 毎回正味2時間の演奏をしたので演奏の後の満足感も格別です。
時間があるコンサートだとみんなアドリブソロも十分取れて本当に興味深いです。
ちびっ子たちも良く上達して堂々と演奏しています。演奏はもう今までなかったレベルに達しています。その代わりアレンジもレベルが高くなったのでトランペットセクションはかなりきついです。しかしいつものことですがジェシーのパワーにはただただ驚きます。僕はプロのはしくれですが10歳の女の子がどうやってあんなにパワーのあるトランペットが吹けるのか不思議です。きついところは休みなさいと言うと余計にしゃかりきになって吹いています。コンサートの前にはいつも僕のところに来て「ねえ、今日はあの曲やろうよね」とそういうきつい曲をリクエストします。僕が驚いているのを見て楽しんでいる感じです。
もうすぐ夏休みです。休みの最初の8日間は2つのジャズフェスティバルで毎日
演奏します。一時間半のステージが3回ある日もあります。とてもいい練習になると楽しみにしています。レパートリーは50曲あるのですがこの8日間でどの曲も
何回か演奏できます。これはありがたいことです。これ以上の練習はありません。

それから3週間休みです。たくさんの子が家族とキャンプや旅行に行きます。休みの間に一度、いるメンバーだけで演奏に出かけますが。

僕とエヴァとソンニャはスイス観光キャンペーのショーで2日間ドイツに行きます。 ジェシーも本当は来る予定だったのですがちょうど家族と旅行に行っていていません。

2007年6月13日

11日月曜日でしたが地元で練習の代わりに外でライブコンサートをやりました。テナーサックスのパトリックの家族も来ていました。妹は10歳で少し精神障害があります。曲の途中の司会の時に冗談で「スベンニャ、彼女の名前です、何か一曲歌ってよ」と言うと、本当に前に出てきてマイクの前で子供の歌を一人で歌いました。みんな大喜びでした。彼女は僕が家に電話するといつも電話に出ます。それから一日の出来事を延々と話してくれます。 僕にはとてもなついていて、会うとすぐいろいろなことを話し始めます。

以前大人の精神障害の施設で演奏した時のことを思い出します。それは本当に忘れられない素晴らしい思い出です。みんな無我夢中で楽しんでくれました。スイスでは障害者へのケアがとても進んでいます。誰もが社会の一員として対等に生きる権利があります。彼らから学ぶ点はかなりあります。

2007年6月7日

最近は他の仕事も忙しく又ご無沙汰してしまいました。

スイングキッズはこれからいよいよ忙しい時期に入ります。次週末は金土日毎日演奏があります。7月に入って10日間2つのジャズフェスティバルで毎日演奏します。それからやっと夏休みです。3週間は何もやりません。休みの最後の週は有名なホテルから招待を受けています。又豪華な日々が過ごせます。それから日本に行くまでは本当に忙しい時期が続きます。資金を稼がねばなりませんから。

前列の3人娘、左からエヴァ、ソンニャ、ジェシーです。みんな才能があり勇気があり、何も言うことはありません。それにみんな本当に可愛いです。日本で旋風を巻き起こして欲しいと願っています。両脇にいる男の子は左がニコ、右がフラビオで共に12歳です。

 

みんな輝いています。この輝きが音に現れているのがスイングキッズです。

1927年の消防車です。写真を撮ると言ったら知り合いの消防士が持って来てくれました。

もちろん合成写真です。バックは4300mの有名なユングフラオ山です。

 

2007年5月12日

ソンニャ、なかなか様になって来ました。耳もいい、リズム感もいい、楽譜も読める、先が楽しみです。

下はコンサートの前にサッカーで暇をつぶすキッズ達。ジェシーとルーカス、右はソンニャ

 

 

 

2007年5月12日

昨日はドイツとスイスの国境をまたいだ商品展示会(Gewerbeausstellung)で演奏をしました。スイス側から入ったのですが実際に演奏したのはドイツの土地でした。

それで、さあ始めようと言った時ハプニングが起きました。ドイツの地なのでベースアンプのコンセントが差し込めないんです。
これはさすがに計算に入れていませんでした。演奏依頼はスイス側の運営委員会からされたものでまさかドイツに入ってやるとは思ってもいなかったのです。サウンド技師が向こうの差込口を
開けて応急措置を取ってくれてなんとかなりましたが開演が10分程遅れました。ヨーロッパではまだ企画が統一されていなくて
本当に不便です。たった数メートル歩いただけでこれです。

契約書には夜8時から10時までと記されていましたが、お客がすごくのって何と11時半までアンコールの連続をしました。
僕はいつもコンサートの終わりごろ冗談で「今日はアンコールの曲を28曲持って来ています」と言ってお客さんを笑わせるのですが今日は現実になってしまいました。

それでもKidsは最後の最後までパワー全開で自分達も心から楽しんで演奏をしました。僕たちが一番の目標としている「たくさんの人たちと一緒に素晴らしい時を楽しむ」というのが今日は存分に実行出来ました。

お客の驚きや喜びの表情、キッズの輝きを見れる僕は本当に幸せでした。
自分達の音楽でたくさんの人たちを感動させる、その喜びを今日はKidsたちも心の底から感じました。

 

バンドの価値はどんな難しいものをやっているかではなく、いかに聴く人に喜びを与えるかだと思います。「喜びを分かち合う」ということが平和への原点ではないでしょうか。

もちろん、もうこれでいいと思ってはダメになるので頑張って練習をやりますが一番の目的は「みんなで素晴らしい瞬間を楽しむ」です。

聴衆者の声;ほんの一例です。                                       
ドイツ人女性;
「私はもう80歳になるんですけど、こんな経験をしたのは始めてです」-

年配のドイツ人男性;
「今日は私の人生で最も素晴らしい夜の一つでした」-

自分も音楽をやるという若い男性;
「こんなのって信じられないじゃないの」-

若いドイツ人男性、ジャズファン;
「たった14人でこのパワー、想像出来ないです」-

スイス人女性;
「外で素晴らしいバンドのサウンドが聞こえて来たので入って来たら子供達が演奏しているのでびっくりしてしまいました」-


等など、たくさんの人達が演奏の後僕のところにやって来て喜びの言葉を感激した様子で話してくれました。
 

 

2007年4月26日

水曜日の夜に州立銀行の総会の後のパーティーで演奏をして来ました。大きな会場に4500人の招待客がひしめき合ってたいへんな賑わいでした。

会場の3隅にステージがありそれぞれ2つずつのグループが交代で演奏をしました。

もちろんキッズは大変に受けました。僕たちが演奏する時は座れない人たちが周りにいっぱい立って大盛況でした。何と言うんでしょうか、こんなものが世の中にあったのかというような驚いた顔をしてたくさんの人達がキッズの演奏を聴いていました。その顔を見るのも楽しみですね。でも皆さんが喜んでくれることが何と言っても一番嬉しいです。

そのために音楽をやっているのですから。

3ステージやりましたが演奏の前後にたくさんの人たちから声をかけられました。みなさんが本当に心から感動してくれました。こんな嬉しいことはないです。

キッズの後で演奏する他のバンドには残酷でした。僕たちの演奏が終わると殆どの人がどっかに行ってしまいました。でもこのバンドの連中は演奏前にはたかが子供のバンドだとなめて大きな顔をしていました。僕たちの演奏を聴いてからは態度が一変しましたが。

 

ジェシー、エヴァ、ソンニャのちびっ子3人娘は楽しくやっています。新しいテナーの13歳のパトリックなどはおっとりして人がいいのでこの3人の餌食になっています。食事の時などにテーブルが一緒になると盛んにからかわれています。その都度この3人は大声を上げて笑っています。

エヴァは元気があり、新米のくせにサンドロを「チビ」と呼んでいます。6歳も若いのに。サンドロは人がいいので何にも気にしていませんが。みんな和気藹々と本当に素晴らしいグループです。

演奏の時にみんなで楽しく食事している姿は本当に微笑ましいです。ステージでも年齢差がかなりあるのですがみんな一丸となってパワーのあるサウンドを聴衆に投げ出しています。この姿をみんなが感動して見ています。僕もこの子達の演奏する姿を見て、又サウンドを聴いて感動している一人です。本当に素晴らしいキッズ達です。

 

 

2007年4月21日

今週は春休みの第2週目です。月曜から水曜までセクションの練習をして木曜日に全体練習を2時間半くらいしました。それから今日金曜日演奏に行って来ました。ある地方銀行の総会です。日本のような株主総会というようなものではなく、口座を持っている人なら誰でも招待されます。

一時間半くらいの形式的な総会がありその後は食事と演芸です。みんなもちろんそれ目当てで行く訳です。900人以上の人達が来ていてスイングキッズの演奏をとても楽しんでくれました。食事に時間がかかり予定の夜の10時が10時半になりました。

遅くなったしこの後デザートを食べるので30分位で止めて下さいと言われましたが、お客さんが大変ノッて一時間近くやりました。

進行係りの人も苦笑していました。僕が「みなさん、どうです、もう一曲やりましょうか?」とけしかけると必ず「やー、アンコール、アンコール」と反応します。それでどんどん長くなってしまいました。

たった30分の演奏なんて本当に面白くないですよ。

演奏の後みんなでデザートを食べて家に帰りました。夜中の12時半を回っていました。

 

 

 

トランペットのセクション練習の後湖畔でソーセージを焼いて食べました。

栗田家のカント君もやって来ました。ジェシーは来客があり先に帰りました。

 

 

2007年4月13

今日は気温が25度まで上がりました。まだこれからまだ少し上昇するとのことです。本当に異変です。

栗田家元気に忙しくしています。たくさんの人達が家具や台所用品などを提供してくれて住居も段々と整って来ました。4部屋のアパートは3階で日当たりが良いし窓から湖や美しい教会が殆ど目の前に見えます。港に入るドイツからのフェリーも見えるというおまけまで付いています。

ニーナちゃんは春休みが明けたら夏まで4年生のクラスに通います。もうどのクラスに入るかも決まりました。先日スーパーに一緒に行っていたら担任の女の先生に会いました。僕はこの人はもう何年も知っています。若くてとても優しい人です。これもニーナちゃんにとっては幸運です。

このクラスには半分日本人の女子がいるのでぜひこのクラスに入れてくれと学校側に頼みました。校長も事務の人ももちろん良く知っているので希望をかなえてくれました。それでも最終的には担任の意思で決まります。日本のように上からの命令ではありません。

担任の先生も子供達にも素晴らしい経験になると考えたと思います。この人はどっちみち日本ファンの人ですから。

栗田さんは日本ではスイングキッズのために本当に尽力してくれたので今度はスイスでみんなに良くしてもらう番です。素晴らしい一年を送ることが出来ると思います。

 

2007年4月12日

スイスは今春休みの最中です。先日は復活祭があり静かな数日を送りました。復活祭の日曜日はスポーツの試合や派手なイベントも出来ません。

休みは2週間あります。今週はスイングキッズの練習も休みです。2週目は毎日セクションの練習をやります。金曜日と次の週に演奏が入っています。どちらも地方銀行の総会です。

日本ツアーは今年は南国周りです。  倉敷、高松、大分、宮崎、北九州、宗像が決まっています。日本にいる間4日間台湾に出向いて3つのコンサートをやります。

前回の日本ツアーで大変お世話になった龍谷大学教授の栗田さんが家族と一緒に4月3日にロマンスホーンにやって来ました。これから一年間スイスに住みます。スイスの福祉システム等の研究の為大学から派遣されています。奥さんと10歳の娘さんニーナちゃん、それにもうじき4歳になる息子さんカント君4人です。ニーナちゃんは日本でもトロンボーンをやっていて引き続き僕のところにレッスンに来ます。上達したらスイングと一緒に練習させます。ひょっとしたら日本ツアーに同行するかも知れません。本人の努力次第ですね。

20度前後の素晴らしい天気が続いています。温かい5月という感じです。

 

2007年4月2日

一泊二日でフランクフルトに行って来ました。スケジュールはきつかったですが、いつものように楽しかったです。新しい5人もすごく頑張ってたくさんの聴衆を魅了しました。即ドイツの2都市から招待を受けました。来年の話ですが日程さえ合えば行きたいと思っています。

小さい3人娘は楽しくやっています。バスの中ではキャーキャー、げらげら笑ってうるさいくらいですが、本当に微笑ましいです。何と言ってもジェシーに同年代の友達が出来て僕も楽になりました。3人はバンドの中では一番若く、近い将来バンドの核になるので大事に育てたいです。男の子より女の子の方が楽です。男の子のように羽目を外さないので。

 

 

2007年3月27日

世界レベルのブレイクダンス・グループ、Floor Roc Kidz のマルコから指導を受けるキッズ。このグループは2度世界チャンピオンになっています。キッズの中ではジェシーと新しく入ったニコが細くて軽いのでとても上手くやっていました。

 

2007年3月22

ジェシーが8歳の時にモントルー・ジャズフェスティバルに出演した時の姿。この日は彼女が主役でした。 野球帽を後ろ向きにかぶってバンドの前で堂々とアドリブソロを吹く小さな女の子の姿は誰にとっても信じられない光景でした。フェスティバル40年の歴史の中で一番若い演奏者です。誰にとっても忘れられない瞬間でした。

 

2007年3月18

又、ご無沙汰してしまいました。なぜか忙しく追われています。ゆっくり生きようとは目標にしているのですが。次はまた平日の月曜日の夜演奏があります。電力会社の株主総会のようなものです。トップの人がスイングキッズの大ファンで、ぜひ頼みますと言われました。彼も過去15年以上毎年交換留学の学生を家で世話をしていたほど国際交流には理解もあり、実際に支援もしています。そういう意味でもキッズが外国に出て活躍しているのをとても喜んでくれています。奥さんはロシア人です。

それから後は31日にドイツのフランクフルトに出かけます。一番大きな音楽展示会というんですか、日本では何と言うのかしりませんが車で言えば自動車ショーのようなものです。

要するに世界の楽器製造会社が一同に集まって展示会をやるものです。その中のイベントで「Music4Kids」という若者のグループだけが出演するコンサートがあります。スイングキッズはそれに出演するのですが、多数のグループの中、お金を貰うのはスイングキッズだけです。だれでも出たがるので主催者としてはギャラを出す必要はない訳です。

でもスイングキッズには例外的にスイスからの遠征費用が全部出ます。ありがたいことです。でも業界にとっては出来る限り多くの子供達が楽器を演奏することは生存への絶対不可欠な要素ですからスイングキッズのよなバンドは最高の宣伝材料になる訳です。

 

グレン・ミラー・フェスティバルで一緒だった熊本の玉名女子高の吹奏楽でドラムを叩いていた北真由美ちゃんの自画像です。実物はどうか想像にお任せします。この人もマーセルに惚れている数ある女の子の一人です。

最近高校を卒業して就職しましたが、プロドラマーになる夢を持っているそうです。頑張って下さい、とみんなで応援しましょう。アメリカでの演奏を聴いた限りではかなりの腕前です。というか演奏に気迫が入っています。これは一番大事なことの一つです。いくらテクニックがあっても演奏に気迫がなければお稽古事で終わってしまいます。ドラムは特に他の人にエネルギーを供給する役目を持っていますから。

でもスイングキッズの生きた演奏にかなり刺激されたようです。

 

 

 

2007年3月7日

今日は火曜日でしたがコンサートがありました。かなり知られているコンサートシリーズに招かれて演奏しました。平日にもかかわらずたくさんの人が来てくれて素晴らしい雰囲気を作ってくれました。8時から10時半まで15分の休みを2回とって3ステージやりました。最後はスタンディングオーベイションを受けました。明日は学校もあるので10時半で止めましたが、これが週末なら延々とやっていたと思います。正味2時間演奏したにもかかわらずみんな疲れた様子は全然なかったです。頼もしい限りです。

 

新しい5人も全く驚くほどうまくやっています。また古いメンバーもこの新しい若い子達をとても可愛がっています。すごく微笑ましい光景です。

どうしてこんなに素晴らしい子供達が集まって来るんでしょうかね。自分でも不思議なくらいです。別にオーディションとかやっている訳ではありません。そんなにたくさん候補者がいれば苦労はないですが。スイスは人口が少ないのでそうは行きません。人数が揃えば満足しなければなりません。でもスイングキッズはとてもいい子ばかりの集団です。

2007年3月5日

明日の夜遅くまで演奏があるにもかかわらず今日は夜、練習をしました。よっぽどやめようかとおもったのですが、今ここで気分を緩めてはだめだと思い、やりました。金曜日に大変乗った演奏をしたのでみんな今やる気満々です。

殆どの子が電車で来るのですが駅から練習場所までの途中トランペットのエバがトランペットを駅に忘れたことに気が付いて取りに戻ったそうです。幸いまだ置いたところにあったそうです。本人はさぞかしドキッとしたこと思います。彼女を一緒に行ったソンニャは少し遅れて来ました。そしたら誰かが言いました「ルーカスより上手を行くよ」と。すると他の子が「でもルーカスは日本でパンツ3枚忘れたからね」、すると又誰かが「今頃は日本のインターネットでオークションにかかっているよ」、そして最後はジェシーが「オリジナル・スイングキッズ・パンツ」と言ってみんなで大笑いして練習を始めました。

僕もトランペットを電車の中に忘れたことがありますがこれはベルンの国鉄の本部まで行っていて帰って来るまで一週間かかりました。駅に取りに行って規定料金の500円を払おうとしたら係りの人が「ああ、いいですよ、内緒にしときます」と、タダにしてくれました。駅の人はみんな僕のことを知っているのでこんな時は便利です。

駅のレストランの経営者も僕を目にしてやって来て言いました、「練習の時にみんなでおいでよ、おごるから」 もちろん次の練習の時にみんなで押しかけました。スイングキッズ本当にみんなに愛されています。

 

 

2007年3月5日

光陰矢のごとし、というと大げさですが、それでも月日が経つのは速いものです。キッズの新しいメンバーも頑張っています。先輩達にもまれてどんどん上達しています。先週の金曜日は演奏がありました。ある地方銀行の総会の後コンサートをやりました。テレビでキッズを見た人はかなりいたようでうすが、生演奏に接するのはみんな初めてのようでした。

みんな驚いて大変素晴らしい雰囲気でした。銀行の理事長もとても感動して「心から楽しんで演奏している姿を見るだけでも夢のようです」と言っていました。

昔ルイ・アームストロングと個人的な知り合いだったというかなり年配の人もいましたが、涙を流さんばかりに喜んでいました。「あなたの指導は素晴らしい」と、僕まで褒められました。夜の10時から12時半までたっぷり演奏しました。

次はこの火曜日に演奏があります。これからどんどん忙しくなります。でも頑張ってやります。たくさんの人達が心から喜んでくれているので。

 

 

2007年2月14日

今日は仕事をやる気がなかったのでこんなことをして遊びました。

 

 

2007年2月12日

又ご無沙汰してしまいました。

土曜日に写真の撮影がありました。その後みんなでボーリングに行きました。いつものように楽しかったです。2月はまだ暇ですが、3月から又忙しくなります。新しいメンバーは一生懸命頑張っています。もう一人テナーサックスの子が入りました。とても素晴らしい性格をしているし、音楽的にも才能に溢れています。フラビオ、12歳です。後1年したら妹のリンダがバンドに入って来ます。リンゴのように可愛い子です。

 

 

 

 

 

2007年1月24日

今日は火曜日でしたが、銀行の内輪パーティーに招かれて演奏に行って来ました。楽しかったです。いつものことですがみんなで一緒に食べるおいしい食事は最高です。

今日は新しい4人が全員一緒にやりました。みんな素晴らしいです。みんな才能に溢れているしガッツがあります。トロンボーンの小さなソンニャも二つのソロを立派に吹きました。可愛いけど根性があります。秋の日本ツアー楽しみにして下さい。今までに達し得なかったレベルで皆さんに素晴らしい音楽を楽しんでもらえると思います。

年が明けて演奏依頼がどんどん来ていますが今年はもうほとんど埋まっていて断るのが気の毒です。みなさんぜひスイングキッズをイベントにと熱望しているのですが僕たちにも時間的、体力的に限界があります。昨年は夏から冬まで休みなしだったので今年は一月に一回の週末は休ませてやりたいです。知名度が上がるに従って演奏依頼も遠くから来るようになってそれがかえってスケジュールをきついものにしています。みんな学校があるので。

でも少々厳しい目にあった方がいいと僕は思っています。甘っちょろい人生ではだめでしょう。

 

2007年1月14日

新しい4人を紹介します。左からソンニャ、ニコ、パトリック、エヴァです。個人については「メンバー」で読めます。

 

2007年1月4日

今日今年最初のリハーサルがありました。クリスマス前より2週間全く練習を休みました。トランペットの連中はちょっとへばってた感じでした。ジェシーは殆ど練習しなかったと言っていましたが、In The Moodのソロをちゃんと吹いたので驚きました。サックスの新しい二人はかなり上達していました。

明後日はもう最初のコンサートです。サンドロは明日家で練習すれば明後日は大丈夫だよ、と言っていました。気楽なものです。

一月は2回2月は1回3月は4回と徐々に慣らしていく感じで演奏が増えて行っています。今は新しいメンバーが4人入ったのでこういう方が幸いです。

 

夏にはあるジャズフェスティバルで6日間毎日演奏というような楽しいスケジュールも入っています。かの有名なホテル「Waldhaus」からも5日間招かれています。ここはオーナーがキッズの大ファンで「演奏は一回でいいからみんなでゆっくりしていって下さい」、と言って演奏させてくれないんです。ホテルのゲストは「どうしてやらないんだ」とうるさく言うんですが。僕たちも毎日演奏したいんですがオーナーは「余りたくさんやると安っぽくなるから」と言います。

名前が売れてきたのはいいんですが、その分遠くからの演奏依頼が増え「やぶへび」という感じです。移動に時間がかかるし体力的にもきついです。余り遠くに出かけるのはメリットがないです。

金沢の瀬戸彩子ちゃんの作品です。

2007年1月1日

いよいよ2007年に入りました。今年も頑張ります。宜しくご声援、ご支援お願いいたします。

こちらは年越しは派手に祝いますが新年は2,3日休むだけです。

スイングキッズも4日にクリスマス以来の練習があり、6日は今年初めてのコンサートがあります。

4人のメンバー入れ替えがあり、これから又一生懸命練習しなければなりませんが可愛い子が4人加わって雰囲気が若返りました。平均年齢も13歳弱になりました。みんな才能がある子ばかりなので夏ぐらいには今よりもっとレベルが上がっていると思います。秋の日本ツアーを楽しみにして下さい。

 

 

2006年12月30日

13日に今年最後の演奏があり練習もクリスマス以来休んでいます。年が明けて4日に最初の練習があり6日はもう最初のコンサートがあります。

今はみんなそれぞれ家で久しぶりの休みを楽しんでいます。4日にみんなの顔を見るのが楽しみです。

来年もとても忙しくなりそうです。もうたくさん演奏が入っています。今年は63回の演奏をしました。スイスでプロアマ合わせて一番売れているバンドがスイングキッズです。もうこれ以上は出来ない感じです。それに余り全国的に演奏依頼があると遠くて移動に時間がかかり子供達にはしんどいです。学校に行って、それから週末の演奏ですから。

ルーカスの物忘れはもう皆さんにもよく知られていると思います。相変わらず殆ど毎回やっています。最後の演奏ではトロンボーンを楽屋に忘れて平気な顔をして帰る車に乗っていました。その演奏に来る時がこれまた面白かったのです。来るまでたった15分のところなのですがルーカスの父親、これが素晴らしいジャズフルート奏者なのですが、タイプとしてはルーカスと同じでどっかピントが合っていない人です。この日は彼が何人かの子供を乗せて来る日でした。何と1時間かかって開演5分前に到着しました。誰でも簡単に見つかる場所なのですが何とGPSを頼って運転したそうです。それがおかしな作動をしてとてつもないところに行ったそうです。普通ならすぐ気が付くのですがそれがルーカスの父親です、ナガーイ、オソーイ。

 

2006年12月10日

8日の金曜日今年最後の一般公開のコンサートがありました。いつもと同じように楽しくやったのですが、この日は特に皆さんが驚いた表情で聴き入っていたのが印象に残りました。バスで一時間半以上かかる町でみんなキッズの生演奏を聴くのは初めての人ばかりでしたから。

特に面白かったのは新聞記者です。キッズの演奏がすっかり気に入った彼はコンサートの後で楽屋に来てみんなと一緒に騒いでいました。先ずはインタビューをしてそれからCDのブックレットにみんなからのサインを集めていました。写真も一杯撮っていましたが自分も写る記念写真を誰彼となく一緒に撮っていました。何だか有頂天になって子供のようにはしゃいでいました。年は45歳くらいだと思います。こんなに嬉しそうにしている報道関係の人は初めてです。

ステージから聴衆の喜びに溢れた顔を見るのは本当に素晴らしいものです。子供達の演奏をこんなにも喜んでくれているのかと思うと感無量です。

8時から10時までの予定でしたが最後はアンコールの連続で10時半までやりました。家に着いたのは夜中の1時ごろでした。

CD発表会の休憩の時に一人の初老の男性が来てキッズを支援したいと僕に1000フラン札を渡してくれました。約10万円と思ってもらえばいいです。その人は子供の頃からジャズファンで、今こうしてこの子供達の演奏を聴いていると嬉しくてたまらないと話してくれました。僕たちは寄付を募ったりとか全然しないですから、こういう支援は本当にありがたいですがお金なしでも気持ちだけでも本当に嬉しいものです。

今年はアメリカツアー、CD制作等約650万円の出費がありましたがそれでも黒字になるくらいみんなで頑張りました。来年も頑張ります。

来週やっと夏以来演奏のない週末が来ます。ちょと息抜きが出来ますが、1月6日にはもう演奏が入っています。

 

2006年12月4日

昨日は新しいCDの発表会が2500mのセンティス山の山頂のイベント会場でありました。予報では悪天候でしたが午後から太陽がさんさんと降り注ぐ素晴らしい天候になりました。まるで天が新しいCDを祝福するかのようでした。それで思い出したのはスイングキッズの最初のテレビ録画です。ボーデン湖の船の上で撮影したのですが、その日はスイスは全国的に雨でした。それがボーデン湖の上だけぽっかり穴が開いたように太陽が差し込んで撮影クルーもこの恵みに大いに感謝したものでした。2回目のテレビ出演は冬の屋外での撮影でしたがこの時も僕たちの撮影が終わってからしばらくして雪が降り始め以後のグループは予定を変更しなければなりませんでした。3回目も夏祭り的な雰囲気で屋外の撮影でしたがそれまで2週間ぐずついていた天気がその日は持ち直して素晴らしい雰囲気で大勢の聴衆と放送を楽しみました。スイングキッズはいつもこんな幸運に恵まれています。

 さて、昨日は200人近くの人達がイベントホールをいっぱいに埋めて素晴らしい眺望を目前に楽しい2時間を過ごしました。そこまで行くには結構時間がかかるし、山頂までのロープウエイも安くありませんが遠くからもファンが来てくれて新しいCDを祝ってくれました。こちらではCDの洗礼式という表現を使います。

 

大きな透明の器に雪が一杯入っていてそれに赤ワインをレコード会社の代表の人が降り注いで中にあるCDを取り出すという儀式でCDが正式にマーケットに出ました。

CDはその日160枚以上売れました。来場した殆どの人が買ったことになります。

 スイングキッズはたくさんの人たちの声援、支援に支えられてここまでやって来ました。みなさんに心から感謝しています。お互いに喜びを与え合うことを音楽を通じてこれからも頑張って続けて行きたいと思っています。よろしくお願いします。

今年は後2回演奏がありますが月半ばやっと演奏のない週末がやって来ます。夏以来全ての週末に演奏に出かけていましたから子供達もやっとくつろげます。

それでも何千何万という人達が心から喜んでくれました。最近ではなにやら使命感のようなものを感じています。僕たちにとっても素晴らしい思い出がたくさん出来ました。 

12月はこれからいろいろ誰にとっても忙しい月になると思いますが健康を維持して楽しく明るい日々を過ごして下さい。スイングキッズ一堂みなさんの幸せを祈っています。 

2006年11月 30日

今日はリハーサルでカラオケ大会をやりました。新しいCDに入っている2つのボーカル曲をみんなが交代で歌いました。もう抱腹絶倒、低くうなる子、小さい子のような高い細い音で歌う子、音程がまるっきり外れて浪花節のようにうなる子、NHKののど自慢ならみんな鐘一つというところでした。歌は簡単なようで難しいんです。でも本当に楽しかったです。その代わりリハーサルには身が入らなかった感じですが、まあこんな時もあるでしょう。 来年の予定がどんどん入っています。昨年の今頃は今年の予定はゼロでした。それでも今年は60回以上も演奏に行きました。それが今現在来年の演奏は20回以上入っています。スイングキッズの人気上昇を物語っています。最近はもう限界を超えているような感じで厳しいスケジュールをこなしています。みんな普通の学校に行っているのですから。来年はもうちょっと余裕を持ってやりたいと願っています。でも演奏依頼が入るといやと言いにくいです。みんな本当にスイングキッズを聴きたがっていますから。

2006年11月 24日

昨日新しい3人が初めてリハーサルに参加しました。みんなが大変暖かくちびっ子達を迎えて本当に微笑ましい時間を過ごしました。3人ともソロをそれぞれ3曲ずつ吹いて能力を披露しました。その度にみんなが拍手して励ましました。3人にとっては憧れのスイングキッズから励ましの拍手をもらって本当に嬉しかったことと思います。このあたりがスイングキッズの素晴らしさです。良いものには心から拍手を送る、これが彼らには出来ます。この姿勢は公の場でもたくさんの人たちから賞賛されています。この気持ちを一生大切にして欲しいと思います。

 

先日、世界の恵まれない子供達を助ける団体「Terre des hommes」のチャリティーコンサートに行って来ました。これはフランス語で「人間の地(地球)」という意味です。特に東ヨーロッパの親がなく、又は家出をして路上で生活している子供達の支援をしています。ちょっと遠くて、バスを借りるお金もかかったのですが、少しでも支援しなければとみんなで頑張って行って来ました。
来年は5,6回こういうコンサートをやる予定です。
自分達は恵まれているからといってそれにどっぷりと浸かっていてはダメです。世界中のみんなが幸せになって初めて自分も本当に幸せになれると思います。僕たちが今持っているものは仮の幸せですから。
 

 

2006年11月 17日

今日は久しぶりに演奏もレッスンも何もない日でした。夜は友達の家に夕食に招かれて行って来ました。こんなことは一年に何回かです。僕たちの仕事は大抵人が休んでいる時にやるものですから。

来週の木曜日の練習に新しく加入するメンバーが始めて参加します。9歳の女の子のトロンボーン奏者、ソンニャ、10歳のこれまた女の子のトランペット奏者エヴァ、それから12歳の男のでテナーサックスを吹くパトリックです。みんなとても才能があり先がとても楽しみです。これでジェシーも同年代の女の子が二人もバンドに入っていい遊び仲間が出来ました。

12月3日のCD発表会で正式なメンバー入れ替えがあります。バンドから出て行くのはベースのダニエル、トロンボーンのダニエル、テナーのサムエル、シュテファンの4人です。これで平均年齢は12.7歳に下がります。もう一人12歳のアルトサックス奏者が入るかも知れません。これまた才能があります。この子が加わればサックスセクションも一段と充実します。

バンド発足当時は誰でも加入出来ましたが今は本当に才能がある子だけなのでバンドの質は益々良くなる一方です。

2006年11月 17日

大変ご無沙汰してしまいました。こんなに忙しかったのも珍しいです。

みんな元気にやっています。最近は演奏ばかりで余り変わったことはありません。西スイス・アンサンブルコンサートで2位に入ったのが何かのニュースでしょうか。これは伝統的にはクラシックのコンテストで課題曲はなく編成も自由です。ただ8人が限度です。スイングキッズはスタイルから言えば変り種で、他はみんなクラシックのグループばかりでした。

エントリーは22歳までで平均年齢14歳のスイングキッズはもちろん一番若いグループです。入賞したグループはみんな20歳前後でした。実力から言えばスイングキッズがダントツでしたがジャズには一等賞はくれません。参加したグループは19でした。

先日入賞者コンサートがありましたが、誰の耳にも我がキッズが最高のレベルを持っていたということは明快でした。僕たちはだた余興で出ただけなので別に悔しくもなんにもなかったですが。

今月は8回も演奏があり忙しいです。遠くに行くコンサートもありかなり時間を取られます。夜12時を過ぎて家に帰ることもしばしばです。でもみんないつも最高に楽しんで演奏をしています。

これからも一層頑張って行きます。

 

CDの一デザインです。トロンボーンを吹くのはルーカス、犬は我が家のジェニーです。

CDの他のグラフィックはここをクリックして下さい。録音も聴けます。

 

2006年10月 24日

秋休みがあったので最近やっとあたらしいCDの録音を終えました。こんどのCDは前回のと比べるとレベルが相当上がっています。子供のバンドとはとても思えないレベルです。特にトランペットセクションが力強くて素晴らしい鳴りをしています。ソロも各自レベルアップしてみんな素晴らしいものを聴かせています。CDの発表会が楽しみです。

みんな元気で頑張っています。

日本ツアー07も少しずつ形を整えて行っています。来年の秋まで益々頑張って日本のみなさんに素晴らしい音楽を楽しんで頂きたいと思っています。この冬多少のメンバー変更がありますが、次に入って来るちびっ子たちはみんな素晴らしい才能を持った子ばかりで日本でも良い演奏を披露できると思います。みんな可愛いです。

 

2006年10月5日

又少しご無沙汰しました。学校は今3週間の秋休みにはいりました。2週間練習は休みですが週末金土日と3日間演奏がありました。今日は木曜日でしたがスイスの最大銀行USBの社内イベントに演奏に行って来ました。又ものすごく受けました。ジャズの好きな人がたくさんいたので最後はジャムセッション式にアドリブをわんさか入れてノリまくりました。秋休みも結構家族で旅行に行くので練習を少し休みます。何しろ子供達は平生練習やら演奏で忙しいので休みには少し家族と一緒に何か出来る時間を与えねばなりません。

休みの最後の週は新しいCDの練習と録音をします。12月に市場に出る予定です。12月3日に新作発表会を2502mのセンティス山の山頂のイベント会場でやります。このアイデアはロープウエイを経営している会社からのものです。スイングキッズは最近とても人気が出てきたのでこれは会社にとっても良い宣伝になります。マスコミも取り上げると思います。雪の山頂での発表会ですから。こちらではCD洗礼式と言います。本物の牧師が来て教会でやるような儀式をやります。どんなものになるか今から楽しみです。

ところで僕は9月11日から3日間ドイツに行って来ました。スイス観光局が外国でやる観光キャンペーンのショーでトランペットソロを吹くものです。もちろん全員スイス人で僕一人が外国人です。スイスの宣伝をするのに日本人が入っているのはおかしな話ですがもちろんこれには理由があります。

 

昔、もう30年近く前の話ですがドイツの当時ヨーロッパで一番有名だったビッグバンドの一員としてしょっちゅうテレビに顔を出していた時代があります。このバンドはテレビのショーで他の人の伴奏ではなくいつも自分達の演奏を披露していました。大きな番組にちょっちゅう出ていたので国民の茶の間の人気者でもありました。リーダーのマックス・グレーガーは日本でいう長嶋茂雄よりもっと著名度のある人で現在80歳になりますがスイングの伝説として未だに国民から愛されています。なにしろレコードを160枚以上出した例にないバンドです。彼はもちろんスイングキッズのファンです。キッズの成功を心から喜んでいます。

そういうことで30年近く経った今でも年配の人たちは今でも僕のことを覚えているのです。驚くことなかれ。それで僕が呼び出される訳です。今回もショーの後で何人もの人が来て、「あなたのことは昔いつもテレビで見ていましたよ、今日実物に会えて本当に嬉しいですよ」と言いました。今でも時々見知らぬ人から突然「あなたでしょう、昔マックス・グレーガー楽団でトランペットを吹いていた人は?」と言われることがあります。自分でも驚いてしまいます。

スイス国内ではいろいろなところで盛んに声をかけられます。スイングキッズの存在、活躍を心から喜んでくれている人がいっぱいいるんです。本当にありがたいことです。頑張らねばなりません。

 

 

 

2006年9月28日

本番を待つ間ジャムるキッズ、何か絵になっていますよね。これを見た時我ながら感動してしまいました。12歳のルーカス、                                               マティアス、13歳のヤン、15歳のダニエル、見なければ子供とは信じられないアドリブを次から次へと交換していました。                                              マティアスはピアノも上手いんです。

ソロを取るヤン、13歳でばっちり決まっています。プロ顔負けのドライブと力強いトーンを持っています。この構えと口を                                               見て下さい。納得出来るでしょう。

2006年9月18日

みなさんお元気のことと思います。日が経つのは本当に速いものです。忙しくてここもついご無沙汰してしまいます。

毎週毎週演奏に行っています。先先週は金曜日に一回と土曜日に2回ありました。金曜日の夜はトルガオ州の首都Frauenfeldでチャリティーコンサートがありました。たくさんの著名な政治家や企業主がたくさん集まった大きなものでした。その反応は驚くべきものでした。最初の曲を終わった時の大きな拍手がお客さんたちの驚きを示していました。予定時間を大幅に超えてスタンディングオーベイションでコンサートを終えました。みんな家に帰ったのは12時を過ぎていました。余り遅くなったので会場で出たデザートを食べる時間もなかったのが残念でしたが。次の日に2回の演奏が控えていたのですぐ家に帰りました。

土曜日はSt. Gallenの州立子供病院の40周年記念のイベントで昼間演奏してそれから他の町の合併10周年記念のイベントで夜コンサートをしました。最後のステージは10時15分までの予定だったのですがアンコールが鳴り止まず11時15分までやってしまいました。最後は観衆も僕達も大分興奮していました。

 

その会場に入って開演まで一時間くらいあったのですが小さなホールのような楽屋だったのでみんなが楽器を出してバリバリ吹き出しました。それから誰かがグレンミラーの「St. Louis Blues March」を始めるとみんなが一緒にやりだし最後には即席のマーチングバンドを組んで行進を始めました。まるで映画のなかのシーンのようで感動的でした。誰からとなく始めて自分達で夢中になって楽しんでいます。このあたりが本当にスイングキッズらしいところです。昼間演奏して、またこれから長いコンサートがあるというのにちょっとでも時間があれば演奏せずにはいられないという感じです。音楽を心から楽しんでいます。

最近は週末はずうっと演奏があり、子供達は学校の勉強をしているんだろうかと少し心配になりますが、なんとかやっているようです。まあ、日本のように強制される受験勉強とかないのでその点は楽ですが。

みんな自分の力に合った道を選んでゆっくり進んでいくのがスイスのスタイルです。

 

 

 

ベースのダニーが音頭を取って行進

バンドの行進なんかどこで見たんでしょうか、曲がり方も何とか形になっています。

 

2006年9月3日

ちょっとご無沙汰してしまいました。猛烈に忙しいです。日本はまだまだ暑いと聞いていますがスイスは涼しく快適、又は寒いくらいの気候になりました。気温の差が極端で7月のあの暑い日々から8月には気温がどかっと20度も下がりました。今は20度前後で少し暖かくなりましたが。

8月26,27日の週末は厳しかったです。

土曜日                          午後3時から5時まで翌日のラジオの生コンサートのサウンドチェック

夜8時から11時までの間に一時間の演奏を2回、

日曜日                            朝6時半集合、7時から9時までラジオの生コンサート

それから午前11時から午後4時まであるイベントで演奏(途中一時間半の休憩)

信じられないスケジュールでしょう。 それでも最後の最後までパワフルに演奏しました。本当に凄い子供達です。これだからお客を熱狂させられるんですね。 素晴らしいのは誰も「きつい」とか一言も口にしないことです。最後まで心から楽しんで演奏しました。それがまたお客さんにも伝わるんですね。

土曜日の夜はみんな家に帰ったのは12時を過ぎていたと思います。みんな5時間くらい睡眠を取って6時半には会場にやって来たので少し可哀相でしたが、愚痴をこぼす子は一人もいなく本当に助かりました。こういうきついスケジュールの仕事を取る時は一応はみんなにやるかやらないか打診します。みんなはこんなきつい仕事になるとは余り深く考えもしないで「やろう、やろう」と言ったものと思われます。

でもこの子供達は鍛えられています。辛くても頑張るということが身に付いていると思います。これも音楽は心から楽しむのだということを自覚しているし、何と言ってもたくさんの人たちの声援に支えられています。お客さんの暖かい拍手がなければこれだけ頑張ることも出来ません。スイングキッズの成功は本当にたくさんの人たちと一緒に築き上げたものです。この点が本当に素晴らしいものだと思います。喜びをお互いに分かち合い人生を豊かなものにしています。皆さんの声援に心から感謝しています。
9月の最初の週末は日曜日の昼間の演奏一回だけでした。みんなちょっとくつろげましたが僕は土曜の夜他のバンドとの演奏があり又休みのない終末になりました。

次の週末は又演奏が3回入っています。金曜日の夜と土曜日に2回演奏に出かけます。

近年はプロのバンドは余り仕事がない時代ですし、アマのバンドも年に数回程度活動しているのが現状ですから、このスイングキッズの忙しさは本当に例外です。

 

ルーカス又やらかしました。木曜日の練習を忘れました。電話をしたら幸いお母さんがいて車ですぐ連れて来たので少し遅れただけです。

先日のあるイベントでの演奏ではマウスピースを忘れて来ました。幸い近くだったのでお母さんがすぐ持って来てくれました。

土曜日の朝の練習にベースのダニーが朝寝坊して遅れて来ました。家に電話をしたら案の定まだ眠っていました。一番近くに住んでいるんですが。 みんなワーッと大拍手で迎えました。例のごとく言い訳を始めました。

「誰も起こしてくれなかったんだよ」

「でも、お前小学生じゃないんだから自分で目覚まし時計をかけて起きればいいだろうが」と他の子供。

「いやー、オレの目覚まし時計今壊れているんだよ」

こうしていつもハプニングがあります。

 

 

 

 

 

2006年8月19日

8月は7日、12日、16日、そして今日19日と演奏に出かけました。忙しいです。

来週末はまたものすごく忙しいです。土曜日は午後3時からサウンドチェック、夜8時から11時まで演奏をして日曜日はラジオの生コンサートが朝の7時から9時まであるので何と6時に集合です。そして11時から4時までまた演奏があるんです。

24時間の間に実に11時間の演奏です。待ち時間を入れれば寝ている時以外は全てステージという感じです。それも5時間ほどしか眠ることは出来ません。

こんなきついことは初めてなので仕事の依頼が入った時一応みんなにやるかどうか意見を訊きました。でもみんな余り考えもせず、「ああ、やろうよ」と気軽に言ったのもですからOKを取りました。日曜日の夕方ぐったぐたになって家に帰ったら分かると思います。

まあ、日本やアメリカでものすごいきついスケジュールを何回かこなして来たので問題はないと思います。

それにしてもみんなよく頑張ります。これもやはりいつも心から楽しんで演奏しているのでもつのですね。

9月も8回の演奏が入っています。10月は秋休みが3週間あり仕事が余り取れないのですがそれでも4回の演奏が入っています。

11月は今のところ6回の演奏が入っています。演奏依頼の電話はしょっちゅうかかって来ます。今回初めてスイスの最大銀行スイスユニオン銀行から演奏依頼が入りました。これは素晴らしいコネです。この銀行は世界中に支社があり何と1日に100億円以上の利益をあげています。信じられない額ですが本当にそうなんです。それでも人員整理をしたりするのでスイス国内では人気は良くないです。

演奏のギャラについてはまだ話し合っていないのですが、他の銀行が40万円出しているという話をしたので最低でもそれくらいは面子として出すでしょうね。もっと出してくれればいいですが。

スイングキッズの標準ギャラは20万円から30万円の間です。銀行などは支援としてもっと払ってくれます。その他の主催者も時々約束した以上をくれます。演奏が想像した以上だという理由からです。

今日の演奏には市長が顔を出していて「あんた、CDの制作にお金がかかるでしょうが、支援するから形式的に援助要請の手紙を書いて下さいな」と言われました。

僕達はスポンサー探しとか一切しません。向こうから言ってくる支援のみを受けています。前回の演奏の時もある年配の人が「CDの制作に寄付をさせて下さい」と言われました。みんなスイングキッズの存在を喜んでくれています。

スイングキッズの輪が国内外で広がっています。本当に素晴らしいことです。

8月12日

演奏の合間にみんなでおしゃべり

鴨を呼ぶMattisa

休憩時間

ふざけてワルツのダンスをするマーセルとジョエル

休憩時間

休憩時間

港の一部

演奏があった港の一角

 

 

 

2006年8月14日

8月14日に又学校が始まりました。キッズは4週間の休みの後、テレビ出演がありそれから最後の週少し練習をしました。スイングキッズの練習はいつも笑いに包まれています。この笑いがなければ面白くないですよね。 

土曜日の夜は演奏があり又楽しい一夜を過ごすことが出来ました。

7月の初めにフランス語圏で演奏が大変に乗ったことはお話しましたが、土曜日の演奏もドイツ語圏では今までなかった程大いに盛り上がりました。スイングキッズの存在をみんなが喜んでくれています。郷土の人たちにとっては誇りでもあります。

先日久しぶりに映画を観に行ったのですが、隣の知らない男性に「ああ、先日テレビで見ましたよ、今度はどこに行くんですか、それにしても凄いですね子供のバンドが世界中に出かけて、これからも益々頑張って下さい」と言われました。 

これから12月までいよいよすごく忙しい時期に入ります。キッズ全員健康で楽しく頑張って欲しいと思っています。演奏の時楽しいことの一つはみんなで一緒においしい食事をすることです。いつも良い料理がみんなで楽しみます。デザートがたくさんある時は子供たちは本当にハッピーです。たくさん食べた後でも無理して押し込んでいます。  

8月に入って天候ががたっと崩れまるで秋最中という感じです。最高気温が16度というような日があります。これで夏が終わってしまうのは淋しい感じですが、もう一回くらいは暑くなると予想しています。 

栗田教授とニーナちゃんは今首都のベルンに滞在しています。3,4日いてそれからジュネーブの近くに21日まで滞在してそれから帰国らしいです。

ちょと肌寒いのが残念ですが二人とも存分に楽しんでいるようです。

 

 

2006年8月8日

テレビ生放送

8月7日に国営テレビSF1の生放送での演奏がありました。これはいろいろな町を紹介するシリーズもので近くのBischofszellという町を紹介する日に出演しました。昼間リハーサル、夜本番というものです。生で放送するのでスリルがあります。ただ録画だけのだらだらしたものよりうんと面白いです。栗田さん親子も客席でスイスのテレビ放送を体験しました。 キッズは慣れたものですからなんの緊張もなく楽しみながら無難にこなしました。いくつものグループが出たのですがスイングキッズだけ2曲演奏しました。

これは街中の路上で夏祭りのような感じで大勢の人が集まってやるのでなかなか雰囲気があります。

 

生放送出番寸前

夜の部

収録の後はこんな感じの夏祭り

Matthiasの家族

左が両親、右が祖父母

栗田教授

知り合いの人たちと談話する栗田さん。左にBeat Weibel、右に河原由紀子さんが見えます。二人とも昨年の日本ツアーに参加しました。

暇つぶし

出番を待つ間ポーカーで遊ぶKids

PTA

左がJoelのお父さんThomas、その向こうがStefanのお父さんRoger

2006年8月6日

昨年の日本ツアーで大変お世話になった龍谷大学の栗田修司教授が10歳の娘さんニーナちゃんを連れて今スイスに滞在しています。その前にミュンヘンで国際学会があり僕もミュンヘンに行って栗田さんが学会で忙しい時子守をして来ました。楽しい5日間を美しい、僕にとっては懐かしいミュンヘンで過ごしまし。栗田さんは専門は社会福祉で世界の人々を前に英語で研究発表もしました。名と実が伴った本物の教授です。

スイスには8月21日まで滞在して各地を回ります。普通は日本人はスイス2,3日か多くて1週間くらいですが、ミュンヘンも合わせればたっぷり3週間以上。みなさん羨ましいでしょう?大学教授になって下さい。

ニーナちゃんも初めての外国ですが毎日いろいろなことを体験して楽しんでいます。一昨日はTimoの家に行ったり、同い年のスイス人の女子Sonjaとも何時間か一緒に遊びました。Sonjaは前にも紹介しましたが、トロンボーンで秋にSwing Kidsに加わります。

昨日は理容院で髪も切ってもらいました。今日はJanの両親とLuzernルツェルンに行っています。

明日はSwing Kidsのテレビの生放送に付いて来ます。テレビ放送も生体験です。

好き嫌いがなく食欲旺盛でみんな驚いています。

ミュンヘン駅でスイスへの切符を買う

本屋で

Hair Stationという理容室で

フランソワーズというねえちゃんに髪を切ってもらいました。

デパートで

お父さんをぱちり

ミュンヘンで

休憩にアイスクリーム

オリンピック公園で

Timoの家のオーム

チーズ料理

Timoの家族も来て我が家でチーズ料理のラクレットを食べました。Timoの左が両親です。

食欲旺盛

ミュンヘンの通りに面したレストランで

お城

ミュンヘンの有名なニュンフェンブルグ城。これはほんの一部で本当に広大なお城です。

Timoのお父さんに最近生まれた亀4匹を手のひらに乗せてもらいました。亀田親子4匹より可愛い。

夏祭り

丁度ロマンスホーンの夏祭りの日でした。夜店でおもちゃを見る親子

地下鉄

地下鉄駅

地下鉄のマリアンヌ駅で

2006年7月22日

7月5日水曜日の午後演奏があったことはもう書きました。水曜日の午後というのはスイスではみんな学校はないんです。それでスイングキッズも演奏に出かけたり出来るんですがこの日は地元のロマンスホーンでありました。平日の午後演奏というのは殆どないのでジェシーとルーカスが忘れてしまいました。集合時間を大分過ぎても来ないので家に電話をしたら運良くまだいて開演には何とか間に合いましたが。ルーカスは一曲目が終わった後入って来ました。お客さんが笑って、それはそれで面白かったです。ジェシーは慌てて来たものですからステージ衣装(と言ってもみんな自由ですが、それなりにきちんとしたものを着るようにしています)と靴を忘れて来ました。どぎつい色のサンダルを履いていたので「もう裸足で出ないさい」と言いました。以前今ほど売れていなくてギャラも安かった頃はみんなそれぞれ普段着で来ていたものですから暑い夏の日には裸足で来る子もいました。ステージでも自然のままに振舞うというのがスイングキッズのスタイルですから聴衆も全く違和感は感じなかったようです。それも演奏が素晴らしいからこそですが。演奏がひどいともちろんなんとかなんとか粗を探されるので、何だあの格好はユニホームもないのか、と言われるでしょうね。 

その水曜日の演奏の話に戻りますが、地元の先生他300人を招いての勉強会のようなものでした。ドイツから脳の研究で有名な大学教授を招いて講演もあったのですがそのテーマが「学習」というものだったのでぜひスイングキッズが出て、正しく学べば子供達がどれくらいのレベルまでに達することが出来るか証明してくれ、ということで出演依頼があった訳です。その教授の言ったことを全く証明したと、みんなに喜ばれました。 

最初のセットは昼休みの後すぐ25分くらいやりました。次のセットは4時半くらいだったのでみんなで昼食を取った後湖にボートで出ました。みんなもちろん海水パンツを持って来ていてボートから水に飛び込んで体を冷やしました。

ジェシーはと言えば、もちろん水着も忘れて来ていました。それでお母さんに電話して持って来てもらうというのです。車で30分くらいかかるので往復1時間も必要なので町の店で安いものを買ってやるからそれでいいだろう、と言ったのですがどうしても自分のでないと嫌だとダダをこねるのです。ところがお母さんに電話をしたら今行けないというのでジェシーを何とかなだめて店に連れて行きました。何とか納得した彼女が言うには「私、女の子の水着はいやよ」。あの上と下に分かれているツーピースの水着です。いかにも女の子らしいものは絶対嫌らしいんです。

もう10年先に同じ言葉を聞きたいものです。「神様がジェシーのことで一つだけ間違いをしたね」と彼女に言いました。

「何?」

「ジェシーにチンチンを付けるのを忘れたね」

あはは、と笑っていました。 

店に入って男の子の海水パンツを見ていたら女性の店員がやって来て「この坊やにならこれはちょっと小さいでしょう」と疑いもなくジェシーを男の子と見ているのです。ジェシーは当たり前という感じで何の反応も示しませんでした。

「来年このパンツが小さくなったら弟にやるわ、私のはまだ結構大きいから来年もまだはけるもん」

その後大喜びで男の子達とはしゃいでいたことは言うまでもありません。しっかり遊んだ後の第2セットもみんなばっちり決めて本当に楽しい一日でした。 

演奏は楽しいものという感覚を持っているので緊張とかは全くなく後にステージが控えていても何のプレッシャーもなく羽を伸ばして心から遊べるんですね。これだからスイングキッズは今まで上手くなったしこれからも進歩して行くと思います。

 

2006年7月11日

余興で

チーズで有名な町グリュエーで観光客サービスに楽器を取り出して路上で演奏しました。

ジャムセッション

最後の曲に次のバンドが入って一緒にジャムりました。最高に盛り上がりました。オランダから来たバンドです。

ジェシー

ステージでのジェシー。このフェスティバルでも一番の人気者でした。みんなただただ驚くばかり。

ジャムセッション

他のバンドとのセッションでソロを吹くMatthias。彼のソロには経験豊富な大人も脱帽。

遊園地で

昼間遊園地に遊びに行きました。

トランペットセクション

ヤンの加わったトランペット陣は最高の迫力です。

昼ごはん

レストランの庭の木陰で昼間から、それも真夏にチーズフォンデューを食べました。とてもおいしかったし楽しかったです。

ジャム

最近力を付けたTimoもルーカスと一緒にソロに参加。相当自信を持って来たようです。

アイスクリーム

外で遊びで演奏していたら店の人がみんなにアイスクリームを出してくれました。

ジャム

サックスの連中も一緒になって大人達とジャムりました。

遊園地

こんな姿からはステージでさっそうとトランペットを吹くジェシーは想像出来ません。

チェス

朝食の後ホテルでくつろぐKids

 

2006年7月9日

7月5日水曜日に地元の教員講習会で演奏しました。州の教育委員会やドイツからも教育専門の人達が多数参加しましたが「習う」というテーマだったので地元の教育委員会から「ぜひスイングキッズがいかにここまでレベルを上げたかその成果をみんなに見せて欲しい」という要望があり行って来ました。

先生方もKidsのレベルの高さと喜び溢れる演奏に唖然としていました。来年他の4州が合同でやる教育コングレスに出演依頼がありました。

いつもは週末の演奏が殆どなのですが、この日は水曜日の午後だったのでジェシーとルーカスが演奏があるのを忘れていました。余り来ないので電話をしました。ジェシーは最初の曲にきわどく間に合いましたが服装は遊び用の半パンツ、半そでシャツ、サンダルです。裸足でステージに上がりました。

ルーカスは一曲終わった後、大きな会場の客席を背丈もあらんかという大きなトロンボーンのケースを背負ってステージに上がって来ました。みんな大笑いでした。ルーカスの面目躍如です。

ステージの合間が2時間以上あったので、みんなで足こぎボートで湖に出ました。もちろんみんな海水パンツを持って来ていたので次から次へと水に飛び込みました。

金、土、日とフランス語圏のBulleという街のジャズフェスティバルでやって来ました。無茶苦茶楽しかったです。

金曜日は何人かが4時まで学校があったため出発するのが5時くらいになりBulleに着いたのは9時10分前くらいになりました。着替えもせずすぐステージ上がって9時から演奏しました。一時間半休憩なしでぶっ通しでやりました。お客をすごいスイングさせました。みんな腹ペコでしたが、少し休憩して又12時過ぎまで100mほど離れたもう一つのステージでスイングしました。それからやっと食事を取りました。

こんなにお客と一体となってスイングしたのは過去にないくらい大乗りでした。同じスイスと言ってもフランス語圏とドイツ語圏では民族性が全然違います。文化も人生観も大いに異なっています。フランス語圏の人たちは喜びを体で表現出来ます。ですからKidsも大いに乗って演奏することが出来ました。嵐のような拍手をもらいました。学校、長旅の後の深夜までの長時間演奏、大変きつい日でしたが最後の最後までみんなパワーフルな演奏で聴衆を熱狂させました。9歳のジェシー、11歳のルーカスといった小さな子も最後まで大きい子達に負けないで頑張りました。

 

次の日は近くの有名なチーズ・グリュエーの街に行って昼ごはんを食べました。レストランの庭の木陰でなんとチーズフォンデューを食べました。チーズフォンデューと言えば寒い冬に食べるものなので夏に食べるのは初めてです。おまけに室内ではなく外で食べるというのも初めてでした。うーん、最高においしかったです。その後楽器を取り出して路上で観光客サービスに30分程演奏しました。この予期せぬ出来事にみんなとても喜んでいました。

夜は5時半から7時までと10時半から12時までの1時間半のステージを2回やりました。休みなしの1時間半を2回です。プロでも持たないかも知れません。僕はフランス語が殆ど出来ないので司会も最低限のことを話すのみでどんどん次の曲をやっていく訳ですからこれはきついです。特にトランペットにとっては大変な大仕事です。それにお客もバンドも乗りに乗っているので激しいナンバーを次から次とやって行く訳です。それでもKidsが最後の最後までパワーフルにやれると言うのは大きな喜びを持って演奏しているからです。体に余計な力が入っていないからこれだけ長時間の演奏に体力的にも精神的にもついて行けるのですね。

ジェシーなんか想像も出来ないくらいです。3時間の演奏の後「In The Mood」のソロを堂々と吹くんですから。9歳の女の子が夜中の12時に。この子の気力と体力にはただただ驚くばかりです。

終わった後ドラムのマーセルがステージの上で言いました「ああ、もう2,3時間続けてやりたいよ」 みんな音を出している瞬間本当に幸せなんです。その喜びが聴衆に伝わるんですね。

2日目の晩最後のアンコールはいつものように「Marce The Drummer」でそれをアナウンスすると大勢の人達が「わー、」と言って拍手をしました。最初の夜の演奏でもうこんなに強い印象を与えているのですね。

日曜日はBrunchコンサートで11時から1時まで演奏をして帰途につきました。家に着いたのは夕方の6時間でした。しかし又素晴らしい思い出を持って帰って来ました。早速来年のフェスティバルにも招待されました。

いよいよこれで学校も夏休みに入りバンドも4週間の休暇を取ります。

 

 

 

 

 

2006年7月2日

7月1日は2500mのセンティス山の頂上で演奏をしました。ここは有名な観光地で夏は山歩き冬はスキーと一年中にぎわっています。切り立った岩壁を眼前にロープウェーで上がります。もちろんいろいろな角度から歩いても登れます。結構きついですが。高所恐怖症の人には向いていないです。

この頂上にはテレビ塔とモダンな建物がありレストランが3つとイベント会場があります。この日は冬にスイスで行われたハンドボールのヨーロッパ選手権の実行委員会の打ち上げパーティーがあり演奏に招かれました。   冬の選手権でのVIP晩餐会で大好評を得てぜひとも最後の打ち上げにも来て欲しいと言われ行って来ました。またみなさんものすごく喜んでくれました。

バンドにとっても大変記念になる夜でした。初めての山頂での演奏だし演奏の合間の食事やデザートも素晴らしく大いに楽しみました。5時15分に演奏を始めて最後は11時半まで演奏しました。もちろん間にたっぷり休みはありました。

最後は暗闇の中をロープウェーでゆっくりと下りましたが遠くにボーデン湖の対岸のドイツの灯が見えて素晴らしい眺めを楽しみました。

家に帰ったのは1時半くらいでした。

翌日は昼の一時から夕方6時まで録音スタジオで次のテレビ出演の音録りと次のCDに使う3,4曲を録音しました。金曜日の夜もスタジオだったのでみんなさすがに疲れていましたが何とか片付けました。

次の演奏は水曜日に地元の教員講習会で演奏があります。その後金、土、日とフランス語圏のジャズフェスティバルに出演します。それで学校も夏休みに入りバンドも4週間の休暇を取ります。

休みの最後の週の月曜日にテレビ出演があり又忙しいシーズンが始まります。8月、9月はたくさん演奏が入っていて又大変忙しいくなりそうです。

アルバニアにも行かねばならないのですが、今のところ両サイドの日程がかみ合っていません。

ここに来て突然アルゼンチンに行く話も浮上して来ました。7月に仲介者との話し合いが持たれます。これからどんなことになって行くのか楽しみなような恐ろしいような、そんな感じです。

2007年の秋には日本ツアーを予定しています。    ローマ、バチカンでの演奏の話も持ち上がっています。

 

2006年6月23日

水曜日、アメリカから帰ってから2回目の演奏がありました。今回はちょっと小編成でした。というのもマーセル、ジョエル、イェレミアス、ダニエル、カロルが学校からの合宿でいなかったのです。ドラムスにはプロの人を頼んで演奏してもらいました。リハーサルなしのぶっつけ本番でしたがばっちり決まってキッズも大変楽しんで演奏しました。ドラムの人もこのバンドとやるのは凄い楽しいと言っていました。管楽器がスイングするんでリズムセクションもやりやすいからです。 サンドロなんかは演奏中にもドラムと目を合わせてニコッとしながら楽しんでいました。みんないつでも演奏を楽しんでいるんです。これは本当に素晴らしいことだし、スイングキッズの大きな特徴の一つだと思います。

いい食事も出てお土産も貰ってみんないい気分で家に帰りました。

 

2006年6月19日

最近やっと旅の疲れと時差ぼけから開放された感じです。僕は空港から殆ど直行で仕事に行きその日は夜の10時までコーラスグループのリハーサルがありました。それから家に帰って夜中の3時までコンピューターの前に座っていました。連日こんな感じで週末の昼間やっとゆっくり出来ました。夜はコンサートがありましたが。

帰ったのは火曜日の昼前でしたがキッズの連中は午後誰も学校に行きませんでした。

金曜日に演奏がありましたが、まだみんな疲れているという感じでした。ですから土曜日の練習は休みにしました。これから又ぼちぼち頑張っていきます。

 

 

次は水曜日に演奏があり、その後は7月1日に2500mの山の頂上で演奏があります。もちろん建物の中ですが。空気が少し薄いので吹き辛いかもしれません。僕は以前にそこで演奏したことがありますが、なんかそんな感じでした、あれ、今日は息がたりないなあ、という感じで。

スイスは暑いです。今週は27度から30度の間を行ったり来たりするそうです。

アメリカツアーについてはUSA 06のページを見て下さい。

 

 

 

2006年6月2日

いよいよ明日アメリカに出発します。このところ良く練習をしました。先週の木曜日から日曜日まではキリスト昇天祭で学校が休みだったので毎日練習しました。時間もたっぷりあったのでみんなでチャーリー・チャップリンの映画を見て大笑いしました。みんなすっかりチャップリンのファンになってしまいました。金曜日は昼2時間練習して夜は8時半から11時まである商品展示会のステージたっぷり演奏しました。疲れるどころか最後の最後までパワー溢れる演奏で観客を魅了、雰囲気は最高に盛り上がりました。

先週はまた2,3の寄付が見知らぬ人たちから届きました。

一人は77歳の男性で車で2時間くらいかかるところからわざわざ来てくれて500フラン寄付してくれました。この人は最近Swing Kidsをテレビで観て感動したらしいです。

 

 

 

 

もう一人は76歳の女性です。この人は先週月曜日の新聞を見て電話をして来ました。車椅子で生活していて遠くに出られないので誰かバンドのメンバーをよこして下さいと言われ、近くに住んでいるサンドロが彼女のところに行きました。1000ドル寄付してくれました。

もう一人います。5月に演奏に行った会社の社長さんですが、1000フラン銀行振り込みをしてくれました。

演奏の時に時々50フラン札や100フラン札を持って来てくれる人もいます。

みんな始めて見る、聴くスイングキッズに感動するらしいです。特に最近のパワーは凄いですから。

金曜日の演奏を聴いてファンになったという見知らぬ人から次のCDのスポンサーの提供が来ました。

本当にみんなが喜んでくれて音楽の偉大さをまた思い知らされています。

これからアメリカへ行ってSwing Kidsを取り巻く人の輪が又一段と拡大されると思います。益々頑張らねばなりません。

 

2006年5月17日

アメリカ遠征も近くなってみんな気合を入れて練習しています。5月6月と言うのは学校でもいろいろなことがあり子供達にとっては忙しい時期です。スイングキッズの連中は演奏に練習になおさら忙しくしています。

本当にもうすぐなんですが、子供達は興奮している様子もありません。昨年の日本ツアーが大きな自信になっているようです。

 

次の土曜日は少し遠出です。マイクロバスで一時間半かかるBadenバーデンという町に行きます。午後の2時に出発して帰るのは夜の11時くらいになると思います。次の日曜日は午後練習します。今月は週末は土日練習です。普通は土曜日だけですが。

もうじきある会社からバンドの全員に新しい楽器が届きます。これについては又詳しく報告します。

 

 

2006年5月8日

5月5日はある会社の社長の70歳の誕生パーティーに呼ばれて演奏に行って来ました。

もちろん大変に受けたのですが終わってからその人が僕のところにギャラを現金で持って来ました。   そして言うには「今は約束した金額しかないのですが、来週振込用紙を送ってもらえますか。あなたの活動をぜひ支援したいです」

ありがたいことです。人生経験の豊富な人ほど僕のやっていることの意義を良く理解してくれます。

招待客の中にロンドンで声楽を専攻していたスイス人がいたのですがその人が休憩の時に言いました。「入って来てステージに子供のバンドが座っていたので、ああ、何だ又ままごと遊びの音楽か、こんなのを一晩中聴かされたらたまったものではないよ、と嫌気がさしたけど、演奏が始まったらびっくりしたよ」 

 

 

 

5月7日は2回演奏がありました。ですから6日の練習は休みにしました。

7日は朝から夜遅くまでの演奏でさすがにみんな疲れました。出演場所が遠く離れていて移動にもかなり時間がかかりそれだけでも少し疲れました。ステージのセッティングや片付けも2回あり、これは嫌ですね。

でも夜はむちゃくちゃ受けました。何百人という聴衆が全員総立ちで惜しみない拍手を贈ってくれました。みんなの何か不思議なものでも見るような顔をステージから見るのは楽しいものです。夜の10時40分まで演奏しました。みんなベッドに行ったのは12時半くらいになったと思います。朝はみんな6時半には起きているのでジェシーやルーカスのような小さい子にはきついと思います。ちょっと可哀相ですが、でも彼らは幸せですから。

演奏の直後2007年5月4日と9月1日の演奏依頼が来ました。もう来年もかなりの演奏が入っています。

5月はスケージュールが込んでいて子供達には本当に忙しい月ですが、アメリカツアーを控えているのでみんなで頑張らねばなりません。

 

2006年5月4日

ホテルWaldhausでの滞在の写真です。

コンサート

ホテルでのコンサート

カロルも一緒に来ました。

朝食

朝ごはんでも一こま

昼食

ホテル

遠くから望んだホテル

ヤン

背中で雪の斜面をすべるヤン

ジェシー

好き嫌いの激しいジェシーにも時には大好物がありました。

ジェシー

大分女の子らしくなってきましたが最近又髪をばっさりきりました。

チェス

Timoのお父さんのハインツとチェスをするジェシー

ジョエル

食後のデザートを皿一杯に取ってご機嫌のジョエル

ルーカス

ルーカスは腹で滑り降りました。

ルーカス

食事はお得意のルーカス

マーセル

車にチェーンを取り付けるのは慣れたものです。

マティアス

雪も楽しかったです。