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2010年2月25

ハックブレット奏者のニコラスがキリマンジャロ頂上に無事到着したとの報告が新聞に出ました。5895mだそうです。同行した人たちの多くは気分が悪くなったり呼吸困難に陥ったりしたそうですが彼自身は足の疲労以外は何もなく自分でも驚いたそうです。演奏もしてみんなを喜ばせたとありました。帰ってから話を聞くのが楽しみです。

最近は演奏もなく楽な日々が続いていますが3月13日からまた急に忙しくなります。最初はスキーのワールドカップでの夜のイベントに出演します。今までになかったもので楽しみです。

今年新しい子が何人か入って来ましたがまだ小さい子たちで凄い才能がある子がかなり後に控えています。先が本当に楽しみですが育てるのも苦労が要ります。でもスイングキッズを始めた頃は才能もない練習もしないという子供達も混ざっていてもっともっと大変でした。それからみれば今は楽です。下のモンキー・ジャズバンドでゆっくり育てることが出来るので。サックスで一人凄い子がいます。アドリブを吹くために生まれて来たような子です。今まででのサックス奏者の中では最高の才能を持っています。今はもう5人もいるのですぐ上には上げられないのが残念です。みなさん楽しみしていて下さい。まだ9歳くらいです。

 

 

2010年2月12日

今は演奏がない時期で外から見ると暇なような感じに思われるのですが全然そんなことはないです。新しいアレンジを書いたりしなければならないし新しいメンバーの子達とも練習してやらなければならいし、新しいメンバーでの宣伝材料も作らねばなりません。3月からどっしり入っている演奏の主催者との連絡やらやることは限りなくなくあります。夏までに新しいCDも作らねばならないのですが録音の時間が取れるかどうか微妙です。週末は演奏が入っていて全然出来ないですから平日の夜やるしかないですよね。 これは又厳しいです、みんな学校があるので。多い時には金土日で4回も演奏が入っている週末もあります。そんな時に平日の夜は出来ないですよね、学校の勉強をする時間も少し必要だし。

新しいメンバーかなり頑張っていますがもう少し時間が必要です。

今週はジェシカが学校からスキーに行っているので僕がファーストトランペットを練習で吹きました。そんなに長く吹くのは久しぶりだったのできつかったです。13歳になったばかりの彼女がこんなきついパートを吹いているのかとあらためて驚かされました。中にはトップクラスのプロのバンド用のアレンジもあってトランペットの音域はとても高いです。お陰でコンディションが付きました。

この時期はみんな各学校からスキーに一週間出かけるので練習でも誰かが欠けています。ですから演奏が入っていないのはありがたいです。

まだ雪、雪です。日中の最高気温も零下何度かでかなり厳しいです。昨日は有名なハックブレット奏者のニコラスが山に新しい住居を構えたので見に行って来ました。雪に覆われた急な道をかなり登って行きました。4厘駆動で。面白かったですが。彼は隣の子でまだ20歳と、若いですが演奏者としてはすごい成功していてかなり有名です。秋に大学で経済の勉強を始めましたが演奏でしょっちゅう出かけるので余り講義に出れないそうです。来週はアフリカのキリマンジャロ、5千メートル以上、に登りに行くと言っていました。これはスイス人でアフリカで病院を経営している人がスポンサー集めの宣伝に行うものでニコラスが頂上で演奏するそうです。そのために特別に小さな楽器を製作したそうです。かなり無謀な企画とは思うのですが、本人は若いので面白いからやると言っています。吉報を待っていましょう。

 

2010年2月3日

今 ヨーロッパは近年にない厳しい冬が続いています。スイスの山間部のある村ではマイナス35度を記録したという話です。このドイツに近い低地でも日中の最高気温がマイナス5度というような日があります。それでも風さえなければそんなに寒いとは思わないですが。

今週は殆どの町や村がスポーツ休みです。キッズもかなりの子供達が家族とスキー休暇に行っているので練習は休みです。学校のレッスンもなく静かな週を送っています。我が家も子供達が小さいころはスキー休暇に行っていたのですが今は家内も僕もスキーには興味はなく家でのんびりという感じです。でもやることは山とありますが。

蓄音機用のSPレコードをまだ800枚くらい洗わねばなりません。正確に数えたことはないですがもう4千枚から5千枚くらいあると思います。馬鹿げた数で収納に一部屋必要なくらいです。まるで図書館のような感じです。でも毎日数枚は聴いています。まだ聴いていないのもかなりありますが。それにしても20年代から50年代にかけてのアメリカの音楽は本当に素晴らしいです。

日曜日にベートーベンの第九を聴きました、もちろん蓄音機で。16枚のレコードに収録されています。日本で一番愛されている交響曲ですよね。本当に素晴らしいです。どんなジャンルの人でもベートーベンからはたくさん学ぶことがあるのではないでしょうか。僕が一番最高だと思う作曲家です。それにしてもこれを作曲した時は耳が聞こえなかったということですから凄いことですよね。

 

2010年2月1日

今年は6月にアメリカに行きます。3度目ですも。ちろんグレンミラー・フェスティバルでも演奏しますがニューヨーク他でもコンサートをやります。子供達は学校が休めるのでとても楽しみにしています。10月は又アルゼンチンです。パラグアイでもコンサートをやります。アルゼンチンではあちこち要望があって全部は出来ないほどです。前回の反応が凄かったですから。

5月にはプロのグレンミラー楽団と一騎打ちです。主催者がグレンミラーだけではなかなか客が呼べないので、と頼まれました。スイスではスイングキッズの集客力はそれは凄いですから。でもグレンミラーの連中にはちょっと気の毒ですね。スイングキッズの方がソロとか上手いですから。バンド全体でもキッズの方はプロにはない情熱がほとばしっているので聴く人をもっとスイングさせます。もちろん向こうはたかが子供のバンドと思って来るのでびっくりするでしょうね。

これからこの地方は一週間の冬休みです。みんなスキー休暇に行くためです。ですから練習もレッスンもありません。ちょっと息抜きが出来ます。

ドラムのリンダです。14歳です。かなり上達しましたがもうちょっとパワーが欲しいというのが希望です。まあ、これから良くなるでしょうが。可愛いけどすごく食べるので太らないようにと願っています。s

 

 

2010年1月30

新しく入って来たTamara,タマーラです。今まではアルトサックスを吹いていましたがスイングキッズに入ってバリトンサックスに換わりました。13歳ですがかなり大きいです。まだ余り吹けないですが才能があるのですぐ上手くなると思います。

トランペットセクションは3人だけですが今までで最高です。みんな才能に溢れていて将来がとても楽しみです。ヤスミン12歳、ロマン12歳、ジェシーはごく最近13歳になりました。彼女のリードでバンドは歌っています。

トロンボーンの可愛い二人、まだ子供で楽しんでやっているだけという感じですが、最近少しずつ本気になってきたようです。頑張って欲しいです。才能は二人ともたっぷりです。

 

2010年1月19日

先週の土曜日例のテレビ番組に出演しました。金曜日の夜にリハーサルがあったので2日間子供達はテレビ局で楽しみました。他の出演者も多数いてその人たちとの交流もすごく楽しんでいました。普通はこういう番組は一曲演奏するだけですが今回は5分の時間をくれたので4曲メドレーでやりました。最後の2曲は有名なバンドリーダーで友人のPepe Lienhardが友情出演してくれて一緒にやりました。彼のバンドは現在ヨーロッパで一番成功しているビッグバンドです。彼と初めて出会ったのは何と1978年ドイツでです。80年代に少し彼のところでやっていたことがあります。彼を連れて来たのはテレビ局のアイデアですが。

孫のような子供達の間に入ってやっている姿はやはり風格がありますね。

演奏画面が見れます。クリックして下さい。ソロは先ずNicoがアルトサックスでそして新しいトランペットのロマンが最初の曲で取ります。2曲目はジェシーです。さすが軽々と、しかしフィーリングに溢れた演奏です。最後の曲ではFlavioとゲストのPepeがテナーサックスで応酬しています。それから僕もちょっぴり吹かせてもらいました。

土曜日に新しい写真を撮ります。2010年のメンバーを紹介出来ます。久しぶりにサックスにバリトンが加わります。それに初めて女の子のサックス奏者が入ります、それも二人です。殆ど女の子ばかりのバンドになってしまいました。数年前には想像も出来なかったことです。ジェシカが入るまでは男の子ばかりだったんです。

 

 

2010年1月13日

遅まきながら、明けましておめでとうございます。

こちらは年明けから忙しくしています。新メンバーでもう2回演奏に出かけました。レベルは全然落ちていません。本当に驚きです。やはりトランペットセクションが素晴らしいので誰が聴いても新しい編成とは思えない程です。

サックスセクションに初めて女の子が入りました。それも二人です。テナーは若干10歳のヤニーナ、バリトンは13歳のタマーラです。ふたりとも今までアルトを吹いていて最近大きな楽器に換わりました。それにもうすぐベースを弾く9歳の男の子が入って来ます。そうすると平均年齢12歳ちょっとくらいになります。信じられないくらい若いですよね。サウンドが益々信じられなくなります。ベースの子はサックスのサムの弟です。素晴らしい才能を持っています。

今年は音楽的には躍進の年になります。リードトランペットのジェシカに加えドラムのリンダがこれからどんどん進歩していくので素晴らしいバンドになると思います。それに他の子もみんな若いのでもちろん成長して行きます。良くならざるを得ないですよね。楽しみです。

新しいこの写真近々掲載します。

 

 

2009年12月25日

2009年11月30

11月ももう最後の日です。今月は8回も演奏がありました。平均週2回ですから、学校に行っている子供達にはかなりきついですよね。週末演奏に出ると休む日がないですから。スイスの子供達も学校でかなり勉強させられています。 可哀相です。

12月の最初の週末は久しぶりに演奏がありません。ゆっくり休みたいです。今クリスマスコンサートに書く編曲で追われているので次の週末が楽しみです。最高のくつろぎは蓄音機でいい音楽を聴くことです。最近Doris Dayのヴォーカルに夢中になっています。この人は40年代から有名な人でイメージとしては明るい面白いキャラクターですがバラードを歌うと天下一です。今50枚くらい彼女のレコードを持っています。50枚と言っても昔のSP盤は片面一曲ですから。一枚で2曲ということです。彼女は650曲以上録音しているのでまだまだですね。 39本の映画にも出演しているしテレビでは長年自分のショーをもっていたりして無数に顔を出しています。アメリカの歴史の中でもっとも愛された女性の一人です。

12月は11,12,13と連続で演奏がありそれから最後に18日に演奏があります。それで今年は終わりです。17日は親も交えてみんなでフォンデューを食べに行きます。今年もみんな頑張ってたくさん演奏していろいろな体験をしました。楽しかったです。

最近はインフルエンザが流行っていますが幸いスイングキッズはみんな元気です。本当にありがたいです。演奏で一人でも欠けると音にも影響があるし何と言っても個性あるみんなが揃っていないと何だか淋しいですから。

 

2009年11月25日

驚きです、一ヶ月近くもご無沙汰しているんですね。ごめんなさい。忙しい証拠です。11月は演奏が8回もあります、というかもうかなりやりました。今週は日、月、水、土と演奏です。こんなことは珍しいですが。

忙しいからか知りませんが大変な忘れ物をしましたね。月曜日の演奏ですが平日でみんな遅くまで学校もあるので演奏時間ぎりぎりに会場に入りました。開演の25分前です。それもそれからステージのセッティングです。ドラムやアンプ類、譜面台など全部15分くらいでやらねばなりません。ウォーミングアップや音合わせもあるので。ドラム、左右のスピーカー、マイクスタンドなど超スピードでセットしました。それからいろいろなコードを出してミキサーアンプとつながねばなりません。あれ、アンプはどこだ?どこにもない。それで気が付いたのですが前日日曜日の会場に置き忘れて来たんですね。アウト。あんな大きな物を。

その日はアンプなしの全くの生でやりました。ソロの伴奏は小さい音で、とコンサートの前に言いました。さすがキッズ、立派にやりました。こういうところが凄いと思います。プロのようにその場に応じて臨機応変に演奏をコントロール出来るんですから。

何を隠しましょう、日曜日の前は金曜日にコンサートをやりました。その時は僕自身が着替えをしないで帰って服を楽屋に忘れて来ました。遅くなったので帰りを急いでいたのです。器材を運搬車に積み込むのもいつもばたばたですから。

忘れ物が絶えないのはやはり僕のせいですかね。過去3回の日本ツアーでも殆ど毎日忘れ物の連続ですよ。アルゼンチンでもかなりありました。パリにもヤンがトランペットを忘れました。もうそろそろそれだけで本が書けそうですね。

その日その日を面白おかしく生きている僕ですからこれはもう治らないでしょうね。

それはそうと日本ではアルツハイマーを認知症とか言わなければならないんですよね。おかしな話ですよ。認知なんて浮気で出来た子供が発覚した時に使う言葉でしょう。認知症より探知症の方がいいでしょう。どこがボケているか探知するという意味で。認知症とかという馬鹿げた名前を付けた連中がもうボケているんでしょうね。困ったものですね。

 

 

 

2009年10月31日

昨日金曜日州都Frauenfeldで演奏がありました。これは夏休みの間3週間先生達の夏期講座があり全国からたくさんの先生が集まって勉強した時の実行委員会や大会の運営を手伝った人たちへの謝恩会でした。

昨日は今までになかったことが起こりました。

2曲目を終わった時全員が立ち上がって大拍手が鳴り止まなかったんです。こんなことが起こったのはどこの国でも今までなかったことです。それもみんながいつも退屈だと言っているスイスで起こったのです。スイス人は日本人と似たところがあって喜びをぱーっと体で表現出来ない人種です。特にドイツ語圏は良く言えば控えめ、悪く言えば退屈な人間達の集まりなんです。そこでこんなことが起こったことにステージにいた僕たちがびっくりしました。

ここ最近の文化大賞受賞でマスコミにいっぱい書かれたのでみんな待ち構えていて、初めて聴く人はやっぱり想像をはるかに超える演奏に感動して喜びを押さえ切れなかったのでしょうね。一曲目が始まった時から雰囲気がいつもとは違っていました。でも本当に嬉しいですよね、これぞバンドと聴衆が一体という感じを味わうことが出来ました。

こうやって喜びを分かち合うことに益々感謝する気持ちが最近は体中にいっぱいになっている感じです。世界中が、宇宙全体が一体という万物一体の念が子供達の心にも芽生えてくれればと願っています。

ボールペン一本手に取ってもこれが自分の手元に来るまでには数え切れない人たちが関与しています。原材料の採取、製造、工場への輸送、開発、制作、出荷、流通、小売店の従業員、これらはまだほんの一部なのです、工場の機械を作る人達、輸送の車両や道路を作る人達、工場を建築した人達、等など関連している人は無数です。これらの全ての人の誰が抜けても今自分の手にボールペンはない訳です。そして日常生活を送るために我々はどれだけたくさんの製品を使用しなければならないでしょうか。それを思えば世界の人間みんなどこかでつながっていると言えないでしょうか。

ですから生きるってありがたいことですよね。何はともあれ元気であれば。

日本ツアー楽しかったとは言え体はやはり疲れていますね。仕事には追われていますが出来る限りゆらりゆらりやるように心がけています。鞭打つばかりでも体に申し訳ないですから。

最近大分の山元まやちゃんからかなり長い手紙が来ました。まやちゃんありがとう。彼女は音大でピアノを習っています。スイングキッズの大ファンでもあります。限りなく深く純真で感動屋ですからピアノも人の心を動かせるものを持っていると確信します。残念ながら僕はまだ演奏を聴いたことがないんですが人間を見ればどんな演奏をするか分ります。最近クラシックのオーケストラをバックにコンチェルトを弾いたそうですからそれだけでも誰にでもあるチャンスではありません。そこまで到達するということは人並みではないという証拠です。

彼女は忙しい中北九州のスイングキッズのコンサートに駆けつけてくれました。それだけでも嬉しいですよね。音楽に人生を賭けている人がスイングキッズの良さを理解してくれて忙しいスケジュールの合間遠くから足を運んでくれるのですから。頑張って、と言わなくても頑張る人ですから将来がとても楽しみです。ピアノで名を成そうという若者は世界中に星の数ほどいます。でもそんな人達と技術の競争だけはしないで欲しいと思っています。人は人自分は自分で、多くの人達の心に入り込めてその心を揺り動かすような演奏家になって欲しいと願っています。    

 

2009年10月27日

  ドタバタしている間に帰国してから一週間が経ってしまいました。木曜日に授賞式で演奏しただけでまだリハーサルもしていません。 あさって木曜日に一度練習をして金曜日には又演奏に出かけます。

僕の方は忙しかったので疲れも感じなかったのですが土曜日あたりから夕方になると疲れが出て何だろうと思ったのですがやはり時差ボケなのですね。こちらの夕方と言えば日本では夜中ですから体がまだそのリズムなんです。ですから今早く寝て早く起きる模範型の生活リズムで生活しています、まあほんの2,3日ですが。でもこれの方が健康にはいいでしょうね。少しこれでやってみようかとは思っています。いつもは夜中の2時、3時に就寝するので11時なら僕にとっては早いほうです。夜中の仕事を朝するというふうに試してみようかと思っています。

子供達はもう時差ボケもなく元気にしているようです。この長い飛行機が初めての子供達は少し戸惑ったかも知れません。それに飛行機の中で何時間も夢中になってゲームをしたり映画を何本も観たりしていたので余計疲れたでしょうね。

現在クリスマスコンサートの編曲に追われていて日本ツアーの印象を書く時間がありませんがしばらくお待ちください。

10月17日、まだ僕たちが日本にいる間に一つテレビ番組が放映されました。これは国営の娯楽番組で主にその土地の特別なものや音楽家などを紹介するものです。録画は日本に行く前にあり、ここロマンスホーンで撮影がありました。出ている音楽家やグループはみんな地元の人たちです。人口9600人の町ですがかなりいい人たちがいるものだとあらためて驚いているくらいです。最後にハックブレットという民族楽器でソロで演奏している若者は僕の隣のニコラスという20歳の子でもう赤ちゃんの時から知っています。一緒のステージに立ったことも何回かあります。最近彼に一曲スイングキッズとの共演曲を書いてやりました。もうステージでも一緒にやりましたし、彼の新しいCDにも入ります。彼はスイス・ドイツ・オーストリアではかなり有名でテレビにもしょっちゅう出ています。この秋に大学で経済の勉強を始めたのですが講義に出る時間が殆どないようで場合によっては一年休学するかも知れないと言っています。高校を出て音楽が忙しかったので大学に入るのを一年遅らせていたのです。 番組を観れます。ここをクリックして下さい。

 

2009年10月24日

日本のみなさん大変お世話になりました。20日の火曜日夜遅くみんな家に帰って来ました。折り悪く22日に文化大賞の授賞式があり帰った翌日から23日までマスコミの取材がひっきりなしにあり何も出来ませんでした。なぜか知らないのですがあちこちから大変注目されて正直言って困っています。スイングキッズが注目されるのは喜ばしいことなんですが僕自身がこうやって注目されることは目標にしていないので何だか悪いような気がします。授賞式には州のたくさんの要人とか知り合いやスイングキッズのファンとかいっぱい出席して下さって大変素晴らしいものでしたが僕が中心人物で褒め言葉を聞くのは余り居心地の良いものではありませんでした。聞いていてびっしょり汗をかいてしまいました。

僕の場合は子供達の音楽教育の裏方でしょう、一応役割としてステージには立っていますが。授賞式の翌日には新聞の第一面に大きな写真入で記事が出ていましたがこれがスイングキッズの写真なら心から嬉しいんですが。個人的に余り注目されると自由が利かなくなるので他から見る程いいことはないんです。

日本ツアーの感想などについてはこれから少しずつ書いていきたいと思っています。しばらくお待ち下さい。これからクリスマスコンサートに編曲をたくさん書かねばなりません。これは日本ツアーの途中でもいつも頭にあってかなり重荷になっている感じです。子供の合唱団など早く楽譜を欲しいと待っているので何はともあれ早く仕上げねばなりません。

 

2009年9月29日

出発がいよいよ迫って来ました。先週の土曜日は近くの街St.Gallenのレストランで演奏をやりました。客と接するくらい近かったので最高の雰囲気になりました。このレストランは有名で平日でも毎日いっぱいです。もちろんキッズが演奏するとなるとこれ以上は無理だというまで机を出しています。経営者の姪が我が家の娘のユリアの親友なのでぜひ一度やってくれということになりました。 

みんな日本に行くのをとても楽しみにしています。たくさんの子供達が日本でカメラを買いたいと言っています。実際殆どスイスより半額くらいで買えます。着いた当日夕方京都で店に行こうと思っています。

 

2009年9月21日

忙しくしていてまた何日か経ってしまいました。

前回書いたように木曜日はチューリヒで演奏がありました。楽しかったです。終わってからの食事もおいしくて楽しいひと時でした。

日曜日はテレビの収録がありました。これもまあいつものようですが公開録画でもちろん地元の人たちがいっぱい来ていてとても盛り上がりました。リハーサルで僕へのインタビューの時に司会者が前回と全く同じ質問を二つしたので後からそれを指摘したら「ああ、そうだったけ。でも誰も気が付かないよ」とけろっとしていました。本番でも全く同じで答えるのに困りました。僕は前回と全く同じように答えないようにと苦労しました。

今週は土曜日にレストランで演奏があります。もうとっくに満席とのことでまた素晴らしい雰囲気になることと思います。これが日本ツアー前の最後の演奏です。

 

2009年9月16日

週末ドイツへ行って来ました。土曜の午後近くで演奏がありそこから夕方の6時にドイツに向かって行きました。バスの中ではみんなわいわい、着いたのは夜中の12時です。それでもみんな2時くらいまでだべっていたようです。

日曜は12時ちょっとすぎから1時まで演奏をして3時に出発、渋滞が3箇所でありロマンスホーンに着いたのは夜の10時近くになっていました。距離にして500キロほどなので何もなくスムースに行けば入っている時間は休憩もいれて5時間ほどですが事故とか渋滞があるので実際にはもっとかかります。大都市通過付近がいつも混んでいます。

でもドイツでの演奏は楽しかったです。その日の夜にもうスペインから演奏依頼が来ました。スペインの人で午後の演奏を聴いていたのです。

今週は木曜日にチューリッヒで演奏があります。州立子供病院の看護学校の閉校式があります。大きな総合学校に合併されるためです。スイング全盛時代の30年代に開校されたし、これから将来にかけて夢と希望を持って新しい時代に入ろうというので何としてもスイングキッズに来て欲しいと言うことで行くことにしました。本当は平日は学校とかがあって良くないのですがこういう理由では断れないですよね。でも州の正式行事なので学校は問題なく休めますが。

それから日曜日は地元で国営テレビの録画があります。これは楽です。

そして26日にもう一回近くでコンサートがありいよいよ日本ツアーに出発します。

 

2009年9月7日

明日は近くの大きな街St.Gallenの最高級ホテルのコングレスハウス新築記念イベントで演奏をします。 300億円もかけて建てたもので内装も凄い豪華な材料を使用していて僕などは場所違いという感じで落ち着けないです。何でそんなに見せ付けなければならないのか理解しかねます。何人の投資家が絡んでいるのか知らないですがやり過ぎという感じがします。窮屈ですよね、そんなところへ行くなんて。演奏だから行きますがそうでなかったら近寄りたくない感じのところです。

土曜日はこの近くの食品会社の100年記念のイベントで演奏をします。午後の演奏でその後すぐバスでドイツに向かいます。演奏は日曜日なのですが、日曜日の朝早くから出るのは嫌なので土曜日に行って泊まってそれから日曜日に演奏です。5時間ほどかかるのですが演奏は昼の1時で終わりなので帰りはそんなに遅くならないと思います。 遠出はとにかく時間がかかって余りいいとは言えません。次回はもう絶対行きたくないと考えています。

 

2009年9月2日

 演奏の依頼がどんどん入って来ています。中には何と2012年の国民音楽祭というのもあります。こういう大きなものは何年も前から計画しているのでこんなことになるのでしょうね。実行委員会の会長がキッズを生で聴いたのでそこから話が来ました。不景気と言われる現状ですがスイングキッズには影響は全く感じられません。ありがたいことです。

もうすぐ日本ツアーですが今年はゆっくり大いに楽しもうと思っています。今回初めて日本に行く子達はとても楽しみにしています。前回行った子ももちろん楽しみにしていますが初めての子にとっては話にだけ聞く遠い東洋の果ての国ですから。どんな印象を持って帰って来るんでしょうかね。

9月16日に国営放送のテレビ録画がありますが放映は僕たちが日本に行っている間です。放送は見れないので後からDVDで見ます。まあ、大した番組ではないですが。

来年は又新しい編成になります。Sandro,Matthias, Jan, Patrickが抜けます。平均年齢がまたかなり若くなります。でもレベルは落ちないです。若い連中がみんな上手いですから。新しく入ってくるのはサックスの一人だけです。多分小さい女の子が入って来ると思います。そうなるとバンドでは初めてサックスを吹く女の子になります。来年はこの編成で通してそれから又少し若い子を加えます。

もうこれ以上のレベルは必要ないのですがこのレベルを維持していくのが大変です。終わりのない旅です。こんなに成功して有名になっても後に続く子が容易に来るかというとそうではないです。何しろ人口が少ないですから。人口9500人の町とその周辺ということに限られています。でもこのハンディキャップを跳ね除けてニューヨークにもない東京にもない素晴らしいバンドであることに大きな意義があると思います。スイスの田舎のバンド、でもみんなが言います、世界で最高、と。 これは僕たちだけが頑張って実現したものではありません。世界中のみなさんの暖かい声援が育ててくれたものです。これからもよろしくお願いします。

 

2009年8月31日

 今日夕方ドイツから電話がありました。国境の街コンスタンツからです。85歳の女性です。

「すみません、木元さんのお宅でしょうか?」 「はい、そうですが」

「あなたと子供達がやっている音楽は素晴らしいですわ、こんなのは今までで聴いたことも見たこともないです。音が生きていて純粋です、私は本当はクラッシクのファンなんですがこのバンドだけは別格です、ただそれを今日は言いたかったんで電話させてもらったんです」

土曜日にその国境のスイス側の街のジャズフェスティバルでやったので僕はてっきりそのことかと思っていたのですが何とその人は2年半前のコンサートのことを言っていたのです。2年半前にその国境のドイツ側でやりました。その時は異様に盛り上がって夜の10時までの予定が11時半まで延々とやってしまったのです。延長も桁外れですよね。その後一人の年老いた女性が僕のところに来て言ったのを憶えています。「私はもう80年以上この世界に生きていますが、こんな体験をしたのは初めてです」と。その時一人のドイツ人男性も言いました、「今日は私の人生の中で最高の夜でした」と。

そして2年半、その名も知らぬ老女から突然電話がありました。本当に嬉しいことですよね。

 

2009年8月31日

 週末 又2回演奏がありました。金曜日はここから30分ほど行ったドイツとの国境の街のジャズフェスティバルでの演奏でした。長い通りに3つのステージを作って週末たくさんのバンドが演奏するもの雰囲気は最高です。キッズは今年2回目なのでキッズ目当ての人たちが押し寄せて来ました。長い机や椅子をいっぱい出しているのですが座れない人たちが周りにいっぱい立って本当にバンドを囲むような感じでとても楽しい雰囲気でした。みんなと一緒に楽しいひと時を過ごすと言うことは音楽で一番意義あるものだといつも確信されます。

日曜日は今度は地元のSlow Upという祭りでの出演でここはもう毎年出ているのでこれまた大変な人出ですし知り合いがいっぱい聴衆の中にいるのでとても和やかな気分で演奏も司会も出来ます。やはり地元での演奏はとても楽しいものです。

この日は最近スイスで結婚なさった倉敷のホストファミリーの娘さんまきさんがご主人のシルヴァンさんとそれに日本のご両親も一緒に演奏を聴きに来て下さいました。成長したスイングキッズを堪能していただいたようです。シルヴァンさんはとても誠実でユーモアにも富んで素晴らしい青年です。二人とも学校時代は吹奏楽をやっていたというこれまた不思議な縁です。シルヴァンさんは軍楽隊でもクラリネットを吹いていたそうなのでかなりの腕前だったと思います。

その後近くの中世の城のレストランでアイスクリームを食べてそれからボーデン湖を上から見晴らせるレストランで夕食を取りました。天気が良く対岸のドイツやスイス側の一帯が視界にせまる絶景を楽しみました。大きくて静かで、優しいボーデン湖の夕景がありました。 二人の結婚生活もこんな湖のようであって欲しいと願っています。

 

2009年8月25日

 先週末セレリーナというサンモリッツのとなりの観光地のフェスティバルで演奏しました。ここは初めてだったので 又以前のダボスでのデビューの時のような爆発的な反応がありました。最初は土曜日の昼に野外ステージでやりましたがたくさんの人が押しかけて素晴らしい雰囲気を作ってくれました。涙をぬぐいながら聴いている人が何人かいました。子供達のエネルギーがほとばしる演奏が胸を打つんでしょうかね。他のプロのバンドは上手ですがスイングキッズのようなエネルギーはないですからそこがやはり皆さん感じるんではないかと思います。

金曜日の6時にここを出発しました。片道3時間かかります。途中2200メートル以上の峠を越えるのですが天気も良くみんなドライブを楽しみました。その夜はホテルで寝るだけでみんなリラックス出来、遅くまでわいわいやったそうです。

土曜日は昼野外、夜ホテルでの演奏でした。ここで最高級のホテル、クレスタ・パレスのホールは夜入りきれない人が押し寄せて実際諦めて帰った人もいたそうです。昼の衝撃的なデビューがあり街はスイングキッズの噂で持ちきりだと実行委員会の会長が嬉しそうに話してくれました。ジェシカの祖父母も来ていたのですが、夕食をしにレストランに入ったら回り中みんなスイングキッズの話をしていてびっくりしたそうです。

日曜日は昼間標高2243Mの山のホテル・レストランの野外ステージでやりました。ロープウエイで器材を運んで行きました。これまた楽しかったです。運良く天気も良くこれまた記録的な人出がありました。レストランの人もここにこんなたくさんの人が集まったのは初めてです、と言っていました。土曜日に2回演奏を聴いた人もこの日もかなりたくさん会場に来ていました。それほどスイングキッズは何か人を引き付けるものがあるんでしょうね。僕たちはただ楽しくやっているだけなんですが。

子供達にとってはとても楽しい週末でした。

今週は水曜日と土日、と3回演奏があります。週末は近いところなので少しゆっくり出来ます。でもクリスマスの休みが待ち遠しいです。

 

2009年8月17

 今日はチューリヒの近くのある湖の湖畔のフェスティバルで演奏しました。いつものように素晴らしい反応がありました。  3時間も車を飛ばして来てくれたファンもいたしチューリッヒ近郊に住むプロの音楽家たちもかなり来ていました。みんないつも噂に聞くスイングキッズが実際にはどんなものなのか自分の耳で確かめたかったのです。でもみんな「こんなレベルは想像出来なかった」と言っていました。

演奏は昼の2時15分からだったので早めに行ってステージをセットして終わったら演奏までに45分時間がありました。今日はとても暑い日でした。それでヤスミンが来て言いました、「ねえ、私達湖で泳ぎたいんだけど何時に戻ってくればいい?」と。まあ、普通なら「もう45分しかないからそんな時間はないよ」言っていたでしょうが今日は本当に暑かったので「OK,遅くても演奏の15分前には帰っておいでよ」と言いました。泳いだのはヤスミン、ジェシカ、リンダ、ヤコーバ、ヴァレリーです。しかし彼女らは水着を持ってこなかったのです。 Flavioも女の子たちにうながされて水の中に飛び込みました。

みんな水着は持って来ていなかったので着ている服で飛び込みました。水泳が終わってからステージ衣装 に着替えてステージに直行でした。こういうことは日本人だと多分しないでしょうね。

 

2009年8月16日

アイスランドの写真少しいれました。クリックして下さい。

 明日の日曜日チューリッヒに近くのフェスティバルで演奏します。天気予報では素晴らしい天気らしいので人もいっぱい出ることと思います。

今年は初めて大晦日のパーティーで演奏します。新しくオープンする空港の近くのホテルが宣伝も兼ねて今までになかった特別な年越しパーティーをやるらしいです。ギャラも普段の倍出るのでこの日は特別にみんなで山分けです。

それから嬉しいニュースです。

2005年の最初の日本ツアーでキッズがお世話になった倉敷のホストファミリー勝部家の娘さん、まきさんがもうすぐスイス人の彼氏とスイスで結婚なさいます。嬉しい限りです。スイスに居を構えるらしいですが本当に幸せになって欲しいと心から願っています。将来子供がスイングキッズの一員というようなことになれば夢物語ですよね。子供が出来たら近くに引っ越して来て欲しいですね。

 

2009年8月9日

 長い休み明けの最初の演奏に行って来ました。車で4時間近くかかるフランス国境に近い街で毎年開催される大きな馬のレースがありますが今年はトルガオ州がゲスト州で州のプレゼンテーションをやりました。夜の部は州を代表するアーティストが紹介され、もちろんスイングキッズも出演しました。どんなだったかもう書く必要もありません。いつもの通りです。

この夜日本からやって来ている栗田ニイナちゃんが初めてステージに上がりました。彼女は1年前まで15ヶ月スイスで生活してスイングキッズで演奏していました。今夏休みを利用して2週間半ほどスイスにやって来ています。キッズと練習したり演奏したりしています。今は毎週末演奏ですから彼女もたっぷりキッズと一緒に演奏出来ます。彼女は楽譜を暗譜するのに特別な才能があります。それは誰もがうらやむ程素晴らしいものです。楽器を吹く代わりに楽譜を読むだけで暗譜する力があり、これが普通の人にはない才能です。こういう人は本当に才能がある人です。昔スペインに世界的に有名なギタリストがいました。ナルシソ・イエペスという人です。「禁じられた遊び」で有名です。この人は暗譜の達人だったそうです。人の想像を絶する暗譜力があったと語り継がれています。

月曜から学校です。週末はあるジャズフェスティバルでやります。これから又頑張らねばなりません。

 

 

2009年8月4日

アイスランドの写真

 ご無沙汰しました。7月3日からずうと家にいませんでした。最初は2日間フランス語圏のBulle,というところのフェスティバルで演奏しました。例年のごとく異常な盛り上がりですごく楽しみました。フランス語圏はやはり国民性がドイツ語圏とは違います。人生をもっと楽しんでいます。ですからわーっと来ます。会場は3つあったのですがスイングキッズが演奏するところに人が吸い付けられるように人が集まって他の会場で演奏しているバンドには気の毒でした。どこもガラガラだったそうです。あほらしくなって演奏を早めに切り上げたバンドもあったと主催者が言っていました。演奏のないバンドはみんな噂に聞くスイングキッズがどんなものかみんな聴きに来ていました。

その後5日間有名なリゾート地Davosのフェスティバルで演奏しました。ここも3年目なのでスイングキッズ目当ての人たちがたくさん押しかけて来ました。世界中から集まった14のバンドが5日間昼夜街のあちこちで演奏しました。街を歩いていてどこからか生のジャズバンドが聞こえてくるのは楽しいものです。

ここもキッズが演奏するところは溢れんばかりの人で大変盛り上がりました。今回は昼夜2回演奏があったのは2日だけですごくゆったり出来ました。これは主催者の配慮なんです。ホテルに屋内プールがあったので子供達は毎日楽しんでいました。最後の夜の最高級ホテルBellvedereでの演奏はもう異様と言って良いほどの雰囲気でした。みんなスイングキッズを聴くために早くから予約していた人たちばかりで大変な期待で待っていました。最後まで大変な盛り上がりで最高に楽しいひと時を僕たちも過ごすことが出来ました。本当にありがたいものです。

それから家に帰った翌日から3週間アイスランドに行っていました。自然の美しさ雄大さに毎日朝から晩まで感動の連続でした。アメリカ製の4輪駆動のトラックの荷台にキャンプ設備を取り付けたものでこれでどんな悪路でも砂の上でもブンブン行けました。アイスランドはどこにでも車を止めて夜を過ごすことが出来ます。ですから毎晩素晴らしいところを探しました。長い広い美しい砂浜や小さな湖のほとりなどで夜を越しました。12時前に日が沈んで3時にはまた昇るので全然暗くならないんです。それに人口が少なく特に田舎では人がまばらに住んでいて砂浜などは何キロも人がいないんです。全く孤独な時間を過ごせます。それは豪華ですよ、何キロにも及ぶ美しい砂浜が貸切ですから。ワカメなんか拾ってサラダに入れて食べました。とてもおいしかったです。

アイスランドには自然の全てがあります。海まで届く氷河、限りなく美しい砂浜、吹き上げる温泉、たくさんの豪快な滝、色々な面白い形や色で目を楽しませてくれる山々、殆ど無数にある美しい湖、きれいな花々に覆われた限りなく広大な平野、火山の噴火口、マグマで覆われた広大な平原、250種類にも及ぶという鳥類、などなど感動が胸いっぱいというか体中に溢れて来ます。帰って来た日から家内も今度はどんな風に旅行しようかと考えているようです。毎夜見る夢はアイスランドばかりです。

舗装していない道路がたくさんあって車を飛ばすのはこれまた楽しいです。懐かしい感じがします。がたがた道やかなり急な石ころ道もあってやはり4輪駆動でないと都合が悪いです。幹線路はもちろん舗装されていますが。ひとつ怖かったのは高い絶壁に沿った狭い道です。ガードレールもないので一瞬のよそ見も出来ないです。対向車が来て自分が外側だと絶体絶命という感じです。高所恐怖症の僕など生きた気はしない箇所がいくつかありました。金玉に電流がびびびっと走りますよ。でも後ろには帰れないですから進むしかないです。これも慣れでしょうけど。

でも海に墜落した車が一台ありました。パトカー、消防車、救急車2台が来ていました。そこはそんなに高いところではなかったし道路幅も2台が楽に交差できるところだったので多分よそ見をしていたんでしょうね。それしか考えられないですが。外国から来た旅行者だと思います。悲惨なことです。

今週の土曜日からいよいよ又演奏が始まります。これから日本ツアーまで予定はびっしり入っていて時はあっと言う間に過ぎそうです。

 

2009年6月28日

 昨夜はチューリッヒのダンスクラブ「アルバンド」で演奏しました。これはSwing Productonというスイング専門の企画会社がオーガナイズした「夏の夜のスイング」というダンスイベントでした。来ている人たちはスイングだけで踊るのが趣味の人たちばかりで最高に盛り上がりました。キッズの演奏と彼らのダンスが折りなって会場には溢れんばかりのエネルギーが充満していました。これを企画した人たちや参加者の驚きや喜びは言葉には書き表せられないほどのものでした。

こんなにスイングするバンドがスイスにあったのか、それも子供ではないか、という感じでした。主催者のリーダーはスイングジャズのCDを2500枚も持っている通でスイングとは何かを知っている人ですがその人がはじけんばかりの喜びでスイングキッズの演奏がどんなに本物のスイングか興奮して話してくれました。

9時半に始めて3セット12時半くらいまで演奏しました。みんな家に着いたのは夜中の2時半くらいです。それでも忘れられない一夜になりました。

スイングジャズが好きな人たちだけの会場で演奏するというのはGlenn*Miller Festival以来ですしここは特にダンスが主目的なのですごいエネルギーが溢れていました。

 

 

2009年6月23日

 みんなが楽しみにしていたパリに行って来ました。やはりスイングキッズはどこに行ってもセンセーションを巻き起こします。演奏したのは民族祭のような感じのイベントの一角でしたがたくさん人がいてとても楽しかったです。みんなが目を見張ってキッズの演奏を聴いていました。この出演にはパリの有名なニューオーリンズ・ジャズのトランペッター、Daniel Verhettesが骨を折ってくれました。彼は2年前にスイスの同じジャズフェスティバルに自分のバンドで出演していてキッズを聴いて感激してぜひパリに呼びたいとその時言っていたのですが本当に実現しました。

演奏は土日の午後だったので夜はいつも街をぶらつきました。土曜日は特に夜中までみんなでパリの街をぶらついていました。ジェシカの二人のお姉さんも一緒に来ていたので16歳以上は自分達でグループを作って自由行動をしました。みんなフランス語がかなり出来るので問題はないし地下鉄の乗り継ぎなどもパリは簡単ですから彼らも大いに羽を伸ばしてパリの夜を楽しんだようです。9歳のヴァレリーも夜中まで一緒にぶらぶらしていました。彼女もパリがとても気に入ってすごく楽しかったと言っています。

演奏ではすごい印象を与えたので又招待されました。まあ、そんなに遠くないので週末を利用して演奏にいくことは可能です。ちょっと遊びたければ1,2日学校を休まねばなりませんが、学校側もパリに演奏に行くと言えばかなり多めに見てくれます。

これからまだまだ演奏が続きます。今週はチューリッヒのダンスクラブでスイングナイトというイベントがありそこでやります。ここに来る人はみんなスイングでダンスするのが趣味の人たちばかりなので大変盛り上がると思います。みんなが好きな曲が全てレパートリーに入っているので楽しんでダンスをしてもらえると思います。こういうダンスのイベントは初めてです。

その後の週は週末フランス語圏のジャズフェスティバルで2日演奏してそれから有名なリゾート地Davosのジャズフェスティバルで5日間演奏をします。どこもスイングキッズ目当てにたくさんの人が来ます。Davosは3年目でスイングキッズなしでは考えられないと主催者が言うくらい人気があります。

それからやっと3週間の夏休みを取ります。この間は殆どの子が家族と旅行に行きます。ですから子供達は年中家から出ています。

 

009年6月23日

エッフェル塔着くや否や写真撮影。右の金髪がジェシカの一番上のお姉さん、左はリンダのお姉さんとお母さん

次男のファビアン、後姿はパリに住んでいる友達でフランス人と日本人の混血超美人Valentine.顔が見えないのが残念。

 

2009年6月15日

 昨日の夜の演奏で一つハプニングが起きました。

3曲目くらいにグレン・ミラーの「Pennsylvania 6-5000」を始めました。バンドがワンコーラス演奏した後僕のソロがあります。いつもイントロが終わってからステージの後ろの方に置いてあるトランペットを取って中間部ブラスのアンサンブルの部分で軽く一緒に吹いてウォーミングアップをしてそれから前に出てソロを吹きます。それがトランペットがないんです。横のカーテンを開けてどっかにあるかと見たのですがどこにもありません。とっさに控え室に忘れて来たことを思い出しました。ホールは2階で控え室は地下一階です。滑り降りるように階段を下りて又駆け上がりました。気が付いてソロが始まるまで35秒くらいです。2階まで上がったところでもうソロの寸前まで行っているのが聴こえました。ステージまで上がる時間はありません。丁度ホールの横の入り口だったのでドアをぱっと開けて客席に飛び込んで吹き始めました。間一髪間に合いました。お客さんはもちろんこの事情を知りませんでしたが客席に下りて来て吹いたソロのサービスに大喝采をくれました。それからステージに戻って曲が終わった後このハプニングを説明したのですが又大喝采です。曲の寸前僕がいないことに気が付いたヤンがマティアスに向かって叫んだそうです、「Daiがいないよ、ソロを吹け」と。

とんだことが起こったものです。僕は若い頃すごいおっちょこちょいでこんなヘマをよくしていましたが最近はなかったんです。今トロンボーンの二人がまだ新しいので少し一緒に吹いてやっているのですが普通は先にトロンボーンをステージに置いてそれからトランペットを取りに行きます。でも昨日は演奏前ごたごたしていてすっかり忘れてしまったようです。

まあ、長い間にはいろいろなことが起こりますが笑えるようなものはあってもいいと思います。

 

 

2009年6月14日

 昨日は久しぶりに一日2回の演奏がありました。遠く離れていなかったので楽でした。昼間の演奏は最近ロマンスホーンにオープンしたスポーツカー博物館でのものでした。外にも子供たちが楽しめるゴーカートなどもありキッズも演奏の合間大いに楽しみました。夜はある人の誕生パーティーでしたがここは年配のゲストが多くスイングで育った人たちは心から喜んでくれました。演奏が始まったら驚きの声が会場のあちこちからあがり瞬く間に最高の雰囲気になりました。最前列で聴いていた年配の男性は演奏を聴きながら一晩中涙をぬぐっていました。

一つハプニングが起きました。3曲目くらいにグレン・ミラーの「Pennsylvania 6-5000」を始めました。バンドがワンコーラス演奏した後僕のソロがあります。いつもイントロが終わってからステージの後ろの方に置いてあるトランペットを取って中間部ブラスのアンサンブルの部分で軽く一緒に吹いてウォーミングアップをしてそれから前に出てソロを吹きます。それがトランペットがないんです。横のカーテンを開けてどっかにあるかと見たのですがどこにもありません。とっさに控え室に忘れて来たことを思い出しました。ホールは2階で控え室は地下一階です。滑り降りるように階段を下りて又駆け上がりました。気が付いてソロが始まるまで35秒くらいです。2階まで上がったところでもうソロの寸前まで行っているのが聴こえました。ステージまで上がる時間はありません。丁度ホールの横の入り口だったのでドアをぱっと開けて客席に飛び込んで吹き始めました。間一髪間に合いました。お客さんはもちろんこの事情を知りませんでしたが客席に下りて来て吹いたソロのサービスに大喝采をくれました。それからステージに戻って曲が終わった後このハプニングを説明したのですが又大喝采です。曲の寸前僕がいないことに気が付いたヤンがマティアスに向かって叫んだそうです、「Daiがいないよ、ソロを吹け」と。

今日はこれがらまた演奏に行って来ます。普通のコンサートです。

 

前からヴァレリー、ヤスミン、ジェシカ

ここは入場者が実際に座席に座って気分を味わうことが出来ます。

博物館のオーナーはF1のレーサーだった人なのでたくさんのレーシングカーも展示されています。又ごくまれな夢のスポーツカーも

かなりの数が展示されていて車好きな人にとっては天国です。クラシックカーの部門もあります。

 

2009年6月5日

 先週末は土曜日だけ演奏があったので少しゆっくり出来ました。

今週末は土曜日に2回と日曜日に一回あります。余り遠くないので助かります。演奏時間も余り長くないので休憩時間や食事を楽しみたいと思っています。

19日はパリに発ちます。土曜日と日曜日にあるフェスティバルで演奏をします。これは楽しそうです。フランス人はすごくノッてくるので素晴らしい雰囲気がもう目に見えるようです。

最近新しいトランペットの12歳の男の子が入って来ました。才能から言えばもう何年も前からスイングキッズに入っていたのですが家を何日も離れるのがいやで今までバンドに入るのを躊躇していたのです。素晴らしいトランペットを吹きます。楽譜を読むのも驚くほど速いです。サンドロは日本ツアーの後か長くても12月にはバンドを去ります。ヤンももう16歳ですから近い将来出て行くでしょうしそうなるとジェシカ、ヤスミン、それにこのロマンの3人がトランペットセクションをリードして行かねばなりません。しかしこの3人の才能は素晴らしいです。近い将来今まで最高のトランペットセクションになると思います。みんな12歳というのも面白いですね。その反面もう今からこの3人の後継者を育てて行かねばなりません。かなり厳しいです。エンドレス。

みんな日本に行くのをとても楽しみにしています。特に新しい子供達は。

 

 

2009年6月5日

5 月30日はSt.Gallen市のストリートでやりました。これは友人の楽器屋が新しいところに移転してそれの宣伝にやってあげました。街中でやるのは楽しいですね。人がわーっと集まって来てそれは盛況でした。ある72歳の人が来て目に涙を浮かべながら感動を話してくれました。2日後にも電話をして来て「いやー、これは現実に起こっているのか、と一瞬疑ったんです」と話してくれました。30年前にサックスを買ったままで吹かなかったをこれから調整に出して練習を始めると言っていました。友達のサックスの先生を紹介しました。

それから今日その楽器屋に行ったら、やはりキッズを聴いて長い間吹いていなかったサックスを又始めると言っているもう定年を過ぎた人が店に来た、と言っていました。上記の人とは違う人です。

キッズの新しい子供達も頑張っています。今日はヴァレリーがレッスンに来ました。昨年6月に一週間学校を休んでアメリカに行ったと話したら、「うわー、何て素晴らしいの、学校が一週間も休めるなんて、私、もうちょっと以前にスイングキッズに入っていたら良かったわ」と言いました。来年の6月に行くと言ったら飛び上がらんばかりに喜んでいました。彼女はスイングキッズの歴史の中で一番自然で喜びに溢れている子です。2年生の時にトロンボーンを始めて一年も経たないうちにスイングキッズに入ったのでかなり厳しいですが底抜けの明るさをいつも持って頑張っています。ソロは喜び勇んで吹いています。「ここはアンタのソロだよ」とパートを示すとしゃかりきになって練習しています。素晴らしい将来が見えています。日本での彼女のデビューを楽しみにしていて下さい。

 

 

2009年5月28日

5月25日Sandroが18歳になりました。あの小さくて針金のように細かった子ももう成人です。早速自動車の運転を習い始めたそうです。今日はリハーサルの代わりにみんなでイタリア料理を食べに行きました。サンドロには内緒ででした。彼は仕事の都合でいつも少し遅れて来るのでその間みんなはもうレストランに行きました。彼が来た時はリハーサルホールは空っぽでした。「あれ、今日は練習休みなのか」と思ったそうです。僕だけは残っていて物陰に隠れていました。驚く彼を見届けて一緒に笑いながらレストランに行きみんなに合流しました。マーセルも祝福に来てそれから楽しいひと時を過ごしました。マーセルはこれから3ヶ月間英語の勉強にカナダに行きます。秋の日本ツアーには付き添いとして一緒に来ます。ドラムも少し叩くと思いますが。

これから夏休みまで毎週末演奏です。一日2回の日もありますがみんな楽しんでやっているので別にきついということもありません。秋のツアーはゆったりモードで大いに楽しもうと思っています。前回の日本ツアーでは13日間で17回も演奏がありました、それに市長表敬訪問とかがいくつかあり自由時間は全くなかったと言ってもいいくらいで子供達には不評でした。開催者が自分達の企画を政治家に見てもらうのはいいことなのですがキッズは長い飛行機の旅と毎日の移動やコンサートで疲れがピークに達していました。そんな時にゆっくり休む代わりに小学校の下手なアンサンブルを聴かされても嬉しくないです、というのが正直な言葉です。キッズのレベルかそれに近いものなら本当に刺激にもなるのですがそれは望めませんよね。台湾でも台北で一番音楽が盛んな小学校の3つのアンサンブルを聴かされました。レベルはとても高いのですがやはり音楽がキッズのもののように生きていないですね。多分台湾でも群を抜いていいレベルでどうだ、と見せようと思った感がありましたが最後にキッズが演奏したらまるで違うんでみんな驚いていました。日本の小学校でもこんなことをよく体験しました。

 

 

2009年5月17日

ベルンに行って来ました。せっかくなので早く出て首都をぶらつこうと思っていたのですが高速道路が工事で停滞していてかなり時間を取られました。それと先にホテルのチェックインをしたので会場に着いたのは4時半でした。出発したのは11時です。それからここは凄い大きな会場でホテル、レストランにいくつものホールがあってバンドの器材を降ろすステージの裏までたどり着くのが又一苦労でした。ステージをセッティングしたらもう5時半でした。7時に演奏開始なので街に出る時間はまったくありませんでした。しかし外のバルコニーからのアルプスの眺めは最高でした。有名なユングフラオ、アイガー等がずらっと並んでいる素晴らしい眺望です。

演奏は3セット、10時45分まで楽しくやりました。食事がまたまた素晴らしかったです。演奏に行って特に楽しいのは食事です。キッズはどこに行っても大事に扱われます。食事はほとんどいつも招待客と同じメニューが出ます。でも子供達は出されたものを全て食べる訳ではありません。好き嫌いがはげしい子もいますから。特に小さい子は食べ残しが多くいつも出してくれる人に悪い気がします。出来る限り大きい子が食べてやるようにはしていますが。僕も食べてやります。なかでも一番食べないのはサックスの新米Samです。食品によってはアレルギーがある体質なので余計に神経質になっています。今日の朝の食事はお茶とパン一切れ、それもバターもジャムも付けないで食べていました。どうやって生きているのかと思うくらいです。それでも寿司は好きだと言っていたので日本で飢え死にすることはないと思います。2005年の最初の日本ツアーではジェシカが好き嫌いが激しく殆ど食べなくて5Kgもやせてスイスに帰ってから医者に行ったほどです。頑固な子なので食べいないと言ったらどんなになだめても食べなかったです。そして初めてのものが全て苦手なんです。ラーメンもぷいとして箸も手に持たなかったです。2回目はもっとましでしたが。

夜は12時前にホテルに帰って今日は9時に起きて朝ごはんを食べて出発しました。今日は渋滞もなく快調に走って12時過ぎにはもう家に帰って来ました。

僕は車の運転、ステージのセット、演奏、後片付けなど一日中仕事があるのでやはりかなり疲れます。 

下の写真は食事の後最後の演奏を待つ間の一こまです。新しく入った小さな子供達もバンドの中にすっかり溶け込んでもう何年も一緒にやっているような雰囲気です。見ていても本当に微笑ましいです。

 

2009年5月14日

またまた平日の演奏がありました。今日はチューリッヒに行って来ました。スイス建築連盟50周年記念の総会で演奏しました。ここの会長が昨年スイングキッズをあるイベントで聴いて今日の総会にどうしても出演して欲しいという依頼でした。次の日学校があって遅くなるのはまずいんですが余りにも熱心に頼まれたのでいやとは言えず行って来ました。

行ってよかったと思います。参加者の反応が素晴らしかったです。最初のステージでもうスタンディングオーベイションがあり アンコールの声があちこちから聞こえました。二つ目のステージも熱狂的な拍手や声援にスイスではなくどこか外国でやっているようでした。ドイツ語圏のスイスでこんなに盛り上がったのは今までにないです。

そしてもっと良かったのは連盟が350枚ものCDを買ってくれたことです,こんなことは未だかつてなかったことです。普通は良く売れて一晩で60枚くらいですから桁違いです。本当にありがたいことです。 これが会長がどれ程スイングキッズを気に入っているか物語っています。

スイス人にとってスイス人の子供がジャズをこんなレベルで演奏するなんて想像も出来ないことですから驚きは大きいです。  夜中の12時近くにロマンスホーンに帰って来ました。ジェシカなどはそれから30分も車で走ってやっと家に帰れるので寝たのはかなり遅くなったと思います。学校は7時半始まりです。まあ、彼女はそういうことには慣れているので問題はないと思いますが。

土曜日は首都のベルンに行きます。

 

 

 

2009年5月12日

下の写真が1926年製のCredenzaです。左のトロンボーンと比較すると大体の大きさが分ると思います。ふたを閉めて1m10cmの高さです。奥行きもかなりあります。レコードによっては耳が痛くなるような大きな音がします。細い針で音量を押さえることが出来ます。想像を絶する素晴らしい音が出ます。フランク・シナトラのバラードなど夢のようです。まるで目の前でシナトラが歌っているような感じ を受けます。 正面扉が開いているところが大きなホーンです。サウンドボックスからホーンの出口まで1,8mあるそうです。中で上手く折り曲げています。ホーンの材質は木です。80年も前にこんな素晴らしい技術があったのにそれ以後のオーディオ技術者は音の数値ばかり追求して音楽を忘れてしまっていたのでしょうね。きれいに録音再生は出来ますがCrendenzaのような魂に響く音は再生出来ないです。音が電気のシグナルに変換されるとやはり耳には聴こえないものが失われるんでしょうね。  

 

2009年5月10

今日は母の日でした。チューリッヒの近くで午後演奏がありました。 素晴らしい雰囲気で又来年も頼まれました。

最近の異変と言えばジェシカがミニスカートでステージに上がっていることです。小さい頃は短い髪にズボン、ネクタイで誰もが男の子だと思っていました。水着も5年生までは男の子の海水パンツを穿いていましたが6年生になった頃から段々と女の子のしぐさをするようになりましたがまさかスカートを穿くとは誰も思わなかったと思います。小さいころは「スカートなんて絶対穿かないよ」と言っていた子がやはり年頃になると変わるんですね。

 

来年はニューヨークでも演奏出来そうです。3年前のニューヨークを経験した子も少なくなったので新しい子供達には魅力でしょうね。僕自身は余り行きたいとは思いませんが。アメリカ自体が入国手続きが面倒で旅行者から指紋を取るなんて犯罪者扱いですよね、何もしていないのに。

でも子供達の経験の為には又グレンミラー・フェスティバルにも行きたいと思っています。2010年の秋にはまたアルゼンチンに行く予定が入っています。これは楽しいです。

 

見て下さい、ジェシカがスカートを穿いています。母の日はこれでステージに上がりました。

 

 

2009年5月9日

木曜日はドイツとの国境の街の商品展示会のイベント会場で演奏しました。平日の夜にもかかわらずいっぱいの人でまたまた凄い雰囲気を作りました。

一番大きな拍手を貰うのはサックスのサムです。小さい体で力いっぱい吹いている姿にみんな感動するんでしょうか。他の子達はソロが終わると拍手を貰うのですが、サムはもう前に出て来るだけで「ウォー」と歓声があがります。最高のショーマンがバンドに入って来ました。

余りに盛り上がったので10時までの予定が10時半までになりました。 小さい子供達は平日こんなに遅くなるのは初めてで次の朝起きるのが辛かったと思います。次の木曜日は夜チューリッヒで演奏があります。これまたかなり遅く家に帰って来るようになります。トロンボーンのヴァレリーは3年生ですが先生に次の金曜日に遅く学校に来てもいいか訊いたそうです。

そしたら遅く来てもいいけどその分だけ午後残りなさいと言われたそうです。いかにもヴァレリーらしいです。先生もなかなかいいですよね。こういうところはスイスではかなり自由です。

明日母の日はここから一時間ほど行ったところで午後コンサートをやります。それから木曜日にチューリッヒでやった後は土曜日に首都のベルンで夜演奏があります。この日は朝から出かけて昼間はみんなでベルンの街をぶらつく予定です。日曜日の午後家に帰って来ます。当分は忙しい時期が続きます。まあ、いっぱい演奏すれば新しく入った子供達には良い練習になります。

 

 

2009年5月3日

又大変ご無沙汰してしまいました。忙しくしているせいか怠けているのか自分でも分らないくらいです。

相変わらず蓄音機に魅せられている毎日を送っています。ついにアメリカから100Kg近くある大きな蓄音機を取り寄せました。  これはビクターのクレデンザCredenzaというモデルですが1926年のもので蓄音機の中では最高峰と言われているものです。今でもアメリカでは時々売りに出されています。ラッパは本体の中に組み込まれていて外観は知らない人は蓄音機とは想像出来ないと思います。何かの家具だと思うでしょうね。音は想像を絶するものです。音量といい音質といい驚くべきものです。臨場感とか存在感というものは現在の最高のオーディオ器でもとても真似の出来ないものです。昔の有名な歌手やオーケストラ、演奏者が正によみがえるという感じを抱きます。現在の録音はたくさんのマイクを使ってそれぞれの楽器の音量とかスタジオでいじくっているので生で聴く時のバランスというのは再現されていません。近いものも遠いものも大きな音のものも小さな音のものも全て一列に並んでいるように平らな感じで聞こえて来ます。もちろん演奏が生き生きして躍動感に溢れていればそれでもいいのですが。

しかし昔はもちろんマイク一本ですから全て奥行きを感じます。ですからオーケストラも自分があたかも会場にいるかのような錯覚に陥る時があります。それほど臨場感がすごいのです。音は一切電気を通っていないので純粋な生の音です。バイオリンとか歌声とかは言葉では表せないほど生きています。100年も前の技術のレベルの高さにただただ驚くのみです。蓄音機の音と現代のオーディオ器を比較すると生野菜と煮た野菜を食べるような違いです。料理した野菜はおいしいですけど本来のその野菜の味ではないですよね。

スイングキッズ、もちろん快調です。新しい子もみんな頑張っています。これから秋に日本に行くまで超多忙です。

バンドに何年もいる子達も頑張っています。ジェシカが最近はかなりファーストトランペットを受け持っています。そろそろSandroがやめる時期ですしヤンもそう長くはないでしょうからその後バンドを引っ張っていくトランペットを育てることが必要です。もうジェシカしかいないですが彼女は今までの歴代のトランペット奏者の中では飛びぬけた才能を持っているし最近は彼女がリードを吹くとバンドはうなりをあげてスイングしています。僕は練習では若いトロンボーン奏者二人を助けるためによくトロンボーンを一緒に吹くのですが後ろから聞こえてくるファーストトランペットは第一級のプロが吹いているのかと思うくらいです。彼女のトランペットは高音域でもよく歌うんです。これが出来る人は本当に少ないです。まだ僕ほどのパワーはないですがスタイルとかフレージングとかは殆ど差がないです。12歳ですよ、ただ驚くだけです。

ジェシカに次いで素晴らしいのはトロンボーンのヴァレリーです。喜びに溢れている姿はジェシカ以上です。才能も素晴らしいです。初見読みでも必死でかじりついてなんとか吹いている姿は将来の大物です。どんな時でも全然物怖じしないで平気でいるところは可愛いというか恐ろしいというか本当に素晴らしいです。喜びと将来への夢をいっぱいバンドに持って来たかけがえのない子です。

サックスのサムも才能に溢れた子です。体中が震えるくらい夢中で力いっぱいアドリブを吹いている姿は感動的です。今バンドで一番大きな拍手を貰っています。10歳ですが体が小さいので8歳くらいに見えます、それでそんな小さな子がサックスをしゃかりきに吹いているのでお客さんは大喜びです。フィーリングもたっぷりです。

日本ツアー楽しみにしていて下さい。

 

 

 

2009年4月9日

今は2週間の春休み中です。練習は休みで演奏は週末のみです。日本のように休みも練習という習慣はヨーロッパにはありません。一般の人たちは生活にかなりゆとりがあるので子供の学校が休みの時は家族で何かするのが普通です。旅行に出かける家族も多くあります。会社勤めの人は年に4週間から5週間の有給休暇がありみんな子供達の休みに合わせて休暇を取っています。冬は一週間スキー休暇に出かける家族が圧倒的に多いです。後は夏に外国、秋に山歩きといった感じが標準的です。みんなかなり休暇に惜しみなく出費します。 

春は休暇に出かける人は少ないです。まあ、復活祭が間にあるのでそれも出かけない理由の一つですが大抵は冬にスキーに行っているし夏に大きな旅行をするので春は節約ですね。

ということで今日は午後新しいトロンボーンの二人が家に来て練習しました。二人とも凄い乗り気ですから休憩なしで2時間ぶっ通しでやりました。あっという間です。それから天ぷらを作って二人に食べさせました。最高に喜んでいました。ヴァレリーはお母さんが迎えに来た時、「新しい大好物が出来たよ」と言っていました。

食事の後も少し練習して家に帰りました。

二人ともトロンボーンを始めてまだ一年も経っていないしとにかくスイングキッズで出来るだけ早く使えるよう急造したものですから楽譜やリズムを読むとか音階の知識とか全く初心者です。今まではCDを聴いてフィーリングで習って来ました。もちろんこの方法が一番いいのです。楽譜や理論を最初から細かくやるとフィーリングが身に着きません。その点この二人は才能もとてもあるし素晴らしいフィーリングを持っているので将来がとても楽しみです。特にヴァレリーは9歳で喜びに満ち溢れています。この喜びがエネルギーです。こういう子供達からあらためて喜びを持って生きることを学ぶことが出来ます。本当にありがたいものです。

 

 

 

2009年4月7日

 木曜日から土曜日にかけてドイツのフランクフルトに行って来ました。 新しい子供達にとっては初めての宿泊付きの遠出でしたが全てすんなりと行ってみんなとても楽しんだ様子でした。スイングキッズはパワーが増して益々力強い生きた音楽をやっていますが可愛い4人が入って魅力も一段と増しました。路上でこの子達を見れば誰にもその素晴らしい演奏は想像出来ないと思います。

特にValerieはいつもひょとん、という感じで緊張などという言葉とは程遠い素晴らしい神経を持っています。ステージでもいつもにこにこして本当に可愛らしいです。ソロも余裕を持ってちゃんと吹きます。それに何と言っても難しい曲でも楽譜に食らいついて何とかみんなと一緒に吹こうとする姿が素晴らしいです。ここにこの子の大きな将来を見る気がします。素晴らしく良いものを秘めています。

他の3人もみんな才能豊かで頑張っています。秋のツアーを楽しみにして下さい。

今年の冬は長くほんの最近まで雪が降っていたのですが先週の金曜日から急に暖かくなり現在は春真っ只中という感じです。これから一年中で一番美しい季節に入ります。キッズの活動もこれから益々本格的になって行きます。 

今年の秋にはかなり違ったメンバーで日本に行くと思います。今までいた子がいなくなるのは寂しいですが、新しい子が入って来て若返ったバンドも魅力的です。演奏のレベルが落ちる訳ではないですから。

 

 

 

 

2009年3月15日

 昨日新しい子供達のデビューコンサートがありました。演奏前のレストランでの食事や控え室での和気あいあいとした情景は本当に可愛らしいものです。バンドにすっかり溶け込んで楽しくやっています。演奏も度胸満点でみんな素晴らしいソロを披露して大喝采を浴びました。これから先が本当に楽しみです。

次はドイツのフランクフルトのMusic Messで演奏します。これは世界で一番規模の大きい展示会で3000以上のメーカーが世界中から参加するとのことです。過去2回演奏したことがあります。昨年は日程が空いていなくて行けなかったのですが今年は幸い予定が入っていませんでした。

 

6月にはパリに行きます。これも楽しみです。 フランス人はもの凄くのるんです。多分世界で最高の聴衆かも知れません。 

 

 

 

 

2009年3月2日

またまたご無沙汰してしまいました。ぼちぼち本格的な演奏に入ります。

今日は新しい編成での写真撮影をしました。小さい子が4人入って来ました。9歳、トロンボーンのヴァレリー、10歳サックスのサム、11歳、トロンボーンのヤコーバ、12歳トランペットのヤスミンです。みんな才能がある子ばかりでトロンボーンの二人は始めてからまだ半年ちょっとくらいしか経っていないのですが素晴らしいスピードで進歩しています。 日本ツアーまでにはかなり上達して素晴らしいソロを披露してくれると思います。サックスのサムはとてもやんちゃで物怖じしない子です。この子も先が楽しみです。

次のコンサートでみんな一緒にデビューします。

 

 

スイングキッズ又若返りました。右からヴァレリー、サム、ヤコーバ、ヤスミンです。

新しい4人です。本当に先が楽しみです。

新しいサックスセクション。

2009年2月2日

ずいぶんとご無沙汰してしまい申し訳ありません。忙しかったからではないのです。昨年の11月頃から「蓄音機障害」という重い病気にかかっています。

みなさんは「蓄音機」という怪物をご存知でしょうか?下の写真を見て下さい。1880年代に発明王エジソンが音を記録することに成功しました。人類の歴史の中で最も大きな発明の一つと言われています。同じくエジソンの電球と合わせて人類の2大発明とも言われています。当時の人たちにとって人が入れない小さな箱のなかから人の声が聞こえてくる、ということは本当に魔法のような感じだったと想像出来ます。

最近の若い人たちはレコードというものさえ見たことがない人もあると思います。レコードというのは合成樹脂で出来た薄い円盤にらせん状の溝が外から中に向かって切り込まれています。そしてその溝は音の振動によって形が違って刻まれています。それを針でなぞって何かの振動する薄い板に結べば音が出るのです。そういう原理で音の再生がなされているのがレコードです。今は全てデジタル信号に変換されていますが昔は電気を全く使わない機械的な方法で録音と再生がなされていました。100年も前のことです。想像もつかないような感じですがこの時代に現在の技術と比べれば本当に幼稚な装置で今のどんな再生装置より素晴らしい音を再生していたのです。素晴らしいというのは「音が生きている」ということです。

まるで誰かが目の前で歌っているような、又楽器を演奏しているようなそんな音がこの蓄音機という簡単な機械から出てくるのです。聴いたことのない人には想像出来ないでしょうね。100年も前にこんな純粋な生きた音を人々が楽しんでいたということは驚くべきことです。もちろん蓄音機にも色々なレベルがあって安物で聴いたのでは同じような音は出ないですが。そして音量もレコードによっては耳が痛くなるほど大きなものです。電気の増幅なしにこんな大きな音が出ることもまた想像しがたいものです。

下の写真の蓄音機はイギリス製のHis Master’s Voiceの5型という機種でかなりいいもので素晴らしい音を出します。1910年代のものです。箱のなかにゼンマイモーターが入っています。クランクを回してゼンマイを巻くと上の円盤が回ります。その上にレコードを載せる訳です。そのレコードの溝を鉄製の針がなぞって音を拾って行きます。それだけでは音が小さいのでその針は丸い5cmくらいの振動板に直結されてその薄い雲母で来た板が増幅振動をして大きな音が出るようになっています。それをラッパを通して音を広げて聴くわけです。ラッパの形状、材質、大きさなどにより音が違ってきます。このラッパ式の蓄音機は1920年代に入って姿を消して行きました。(例外は一つありますが)以後はラッパを本体の中に押し込めたスタイルが主流になり大きな家具調の立派なものに移行して行きます。当時のオリジナルのいいものは市場で500万円くらいで取引されている程歴史的価値のあるものです。

1920年代のルイ・アームストロングのトランペットや歌声が生のように目の前によみがえってくる様は夢のようです。それは身も振るわんばかりの感動です。

そういうことで最近の2,3ヶ月は蓄音機に完全にはまってしまっています。何しろ全て古いものですから修理や調整をしなければなりません。特にサウンドボックスと呼ばれる振動板の入った丸い小さなものの状態が音の再生には一番大事でそれを分解して古くなった部品を取替えたり、それの張り具合を2つの小さなネジで調整して最高の音が出るようにチューニングしなければなりません。

現在3つのラッパ式蓄音機と数個のサウンドボックスを持っていますがこれらの調整に時間を取られていた訳です。部品や代用品を探すにもかなりの時間がかかります。全てとっくの昔に生産は中止されているものばかりですから。でも中には最近のリバイバルブームでイギリスなどで有名なモデルの小さな部品を製造しているところもあるようです。ごく限られていて自分の必要とするものが手に入るのはまれですが。僕は金属加工出来る小さな万能旋盤を持っているのでそれで部品を作ったり改造したりすることが出来ますがそれも全てが可能という訳ではありません。時間もそんなにないですから。それにイギリス製だとネジの規格が大陸のものとは違うので自分でネジも切れないような場合もあります。インチ式のねじ切りをわざわざ注文しなければなりません。

これほど時間と労力を費やしても悔いがない程蓄音機から出る音は魅力的です。「音が生きている」ということにおいてはスイングキッズと同じものがあります。これが音楽においてはやはり魅力であり一番大切なものだと益々確信しているこの頃です。

ついでにレコードについてですが、普通のLPは33回転ですが蓄音機時代は78回転です。従って一面一曲しか入っていません。これが当時はスタンダードで新しいLongPlay、LP盤と区別するためにSP盤と日本では一般には呼ばれています。欧米ではシェラック盤とか78回転盤とか呼ばれています。100年くらい前のレコードもかなり現存して取引されています。有名なテノール歌手カルーソやチゴイネルワイゼンの作曲家サラサーテが自ら吹き込んだ歴史的な録音も出回っています。20年代のアームストロングの名演もたくさんの録音が残っていてかなりの数のレコードが手に入ります。

かなり長くなってしまいましたがこれで僕の「蓄音機病」の程度が想像できると思います。日本語、ドイツ語、英語の蓄音機の本やどこかに残っている当時のカタログなどは見つける限り全て注文して取り寄せました。かなり重症です。やはり丑年生まれの突進形ですね。

つぎはスイングキッズについて書かねばなりません。昨日今年最初のコンサートがあり長い休暇の後ながら立派に演奏してたくさんの人たちに喜んで頂きました。みんな本当にすごいです。驚きの連続です。

 

 

 

 

2008年12月1日

 

最新の写真です。みんな素晴らしい表情をしています。喜びと自信に溢れた顔です。たくさんの人たちからもらった暖かい拍手がこんな素晴らしい顔を作るんですかね。みんな普通の子供達なのですが、何かを秘めた雰囲気があります。

本当に忙しい2008年でしたが、みんなよく頑張ったと思います。これから先どうなって行くのでしょうか、楽しみです。来年はパリ、モスクワ、南アフリカからの招待が来ています。アルゼンチンも又来て欲しいとのことです。秋はアジア・日本ツアーが予定されています。又忙しい年になりそうですが、音楽の喜びをたくさんの人たちと分かち合う素晴らしい体験を積み重ねて行きたいと思っています。

 

これから年の瀬に向けて何かとせわしない時期に入りますが、みなさん元気で楽しい毎日を送って下さい。喜び溢れた毎日であるようスイスから祈っています。

写真は先日のコンサートの時に控え室の裏の階段で撮ったものです。曇り日でしたがガラス張りの壁だったので柔らかい光が差していて素晴らしいライティングになりました。

 

 

 

2008年11月21日

先週は実に4回の演奏がありました。それでもみんな元気に最後の一音まで喜びに溢れた演奏をしました。2時間以上演奏できるフルのコンサートは本当に楽しいものです。それでもまだ足りないくらいです。

ところで最近1920年代の蓄音機を買いました。若い人たちは蓄音機と言っても何のことか分らないかも知れませんね。それでもレコードというのは知っているでしょうね。蓄音機はレコードプレーヤーなのですが電動ではないのです。モーターはぜんまいで動かすものです。音の増幅も全く電気を使わないフルメカ、フルマニュアルなのです。針から拾った振動で振動版が鳴ってそれをラッパが拡大します。

そんなのでいい音が出るのかと疑問に思われるかも知れませんが、それが何と素晴らしいのです。音も想像するよりかなり大きく驚いてしまいます。何と言っても音が生きているのが蓄音機の特徴です。深みがあるのです。フルートが前に出てソロを取ったりトロンボーンがちょっと後ろでバックを吹いているというようなことが目の前で起こっているような感じなのです。トランペットも力強く生き生きと聞こえてきます。ボーカルは目の前で誰かが歌っているようなそんな気配さえします。バイオリンの艶のあるある高音もまるで目の前で誰かが弾いているような感じがします。それは今のどんな最新最高の技術でも再現出来ないものです。CDでは音は全て電気のシグナルに変換してしまっているので命を失ってしまっています。

 

蓄音機で聴く音楽は本当に感動的です。こんなものが100年も前にあってその当時の人たちがこんな生きた音楽を家庭で聴いていたのか、と思うととても感慨深いです。まだラジオもない時代ですから音楽はライブ演奏とこのレコードしかなかった頃人々は本当に魂のある素晴らしい音楽に接していたんですね。それを思うと電気の雑音で作った安っぽい音楽が主流を占めている今の時代は本当に悲しいですね。ルイ・アームストロングのトランペット、その素晴らしさが始めて実感出来ました。

時間が出来たら写真を載せます。

キッズの方はこれからクリスマスまで週に1回程度の演奏でみんな少しゆっくり出来ます。メンバー変更はマーセルがもうじきバンドを去りますがまだ当分は演奏に付いて来てステージで何曲か一緒にやります。

土曜日演奏があるのですが午前中なのでその後ボーリングをしてそれからみんなで映画を観に行きます。フランスのコメディーで抱腹絶倒の最高作です。みんなで一緒に笑うのも素晴らしいと、今から楽しみにしています。

 

 

 

2008年11月9日

今 日は地元でコンサートがありました。いろんなイベントでは演奏するのですが、フルコンサートは地元では余りやりません。他からの依頼が多いのとスイングキッズの余りの躍進に嫉妬する人もかなりいるのです。特に僕が外国人ということもあります。

でも、もちろんたくさんの人たちが来てくれて大変に喜びに溢れたコンサートになりました。知っている人が多いので雰囲気が和やかになります。キッズはアルゼンチンのツアーで又一段と成長したのでみんなも驚いていました。かなり遠くからやって来てくれたファンもあり本当にありがたいことです。

みんなのアドリブが凄く上達して驚くばかりです。ここがスイングキッズの他にはないところだと思います、全員がアドリブを吹く。これは他のアマチュアバンドでは考えられないことです。

それに素晴らしいレベルで吹いています。もちろんプロほどテクニックはないですが音楽が生きています。ジャズが分かる人も分らない人も誰でも引き込まれる魅力があります。

余り褒めてばかりいてもだめなのですが本当に大した子供達です。

新しい情報では、アフリカからのツアーの依頼、モスクワのスイス大使からの演奏依頼とかが入っています。6月にはパリに行きます。4月はアルバニアに楽器を持って行く予定もあり来年は益々忙しくなりそうです。出来る限り頑張ります。星野さんのように金メダルをとるとかはいいません。なるようにしかならない、これが人生ではないでしょうか。

 

 

2008年11月6日

今も快適に飛ばしているという感じでみんな楽しみながら演奏を続けています。アルゼンチンのツアーで又一段と成長した感じです。熱狂的な聴衆からもらったエネルギーをスイスで再現しているような演奏です。この子供達はどこまで行くんでしょうかね。楽しいような恐ろしいような、そんな気持ちです。このレベルを維持するのが益々難しくなって来ました。これから入ってくる子供達を育てるのも大変です。

最近は会社のイベントや州や市町村の公式行事への出演の他文化団体主催のコンサートがかなりあり、みんなたっぷり演奏できるので益々張り切っています。特に最近はみんなアドリブが上達したのでそんな曲が演奏できるのをともて楽しみにしています。

12月の中ごろでやっと暇になります。8月以来毎週末演奏に出かけているのでやっと休息できます。新しい曲もたくさん練習できます。アルゼンチンから帰ってからも殆ど毎週新しいアレンジを練習しています。同じレパートリーを長いことやっているとだらけてしまうので。楽譜を初見で読むのもかなり上達してきて大分楽になりました。僕は初心者の子には楽譜を読むことより曲を表現することを重視して教えているので僕の生徒は楽譜を読むのは得意ではないんです。

バンドでやりながら少しずつ自分で慣れていくという感じでみんなやっています。

アルゼンチンのツアーには次男のファビアンが同行してビデオを撮影しました。これから一年間キッズを追いかけて最終的には60分か、90分のドキュメンタリーフィルムを制作します。現在はローマに住んでいるのですが、最近2日ほど家に帰って来た時にアルゼンチンでの一こまを仮編集してくれました。クリックして下さい。12月には又チューリッヒに帰って来てテレビ映画の色修正の仕事をやります。この専用コンピューターは2億円もするものでこれが操作できるのはスイスには彼を入れて2人しかいないので催促されて又この仕事を当分の間するそうです。今年の夏はイタリアでブレイクダンスのグループをずうと撮影していて国営テレビからそのドキュメンタリー番組を制作するよう契約をもらっています。その編集もあるので来年は寝る間もない位忙しくなると思います。スイングキッズの撮影は来年の秋まで続けてそれから編集なので最終的には2010年に完成すると思います。新しく入って来る子とバンドから出て行く子にスポットを当ててストーリーを作ると言っています。僕は子供達がやることには一切口出しはしないです。自分が関係していても。又何か言われると思うと自由に出来ないですから。

 

2008年10月21日

先週金曜日にアルゼンチンから帰って来ました。翌日にはもうチューリッヒで演奏がありましたがみんな疲れた様子もなくとても元気でした。マドリード乗換えの長い旅でしたが飛行機の中でみんな良く眠っていました。

最初のコンサートは国境を越えたウルグアイの首都モンテビデオでやりました。船で幅が28Kmもあるリオ・デ・プラータという川を船で横切ってそれからバスで首都に入りました。事前に全国紙に大きな記事が出ていたので会場は超満員で最高に盛り上がりました。アナウンスなしでタンゴを始めると驚きと喜びが混ざったうなり、拍手が会場に響きました。有名なラ・クンパルシータをやったのですがうっかり忘れていました、この曲はウルグアイ人の作曲家が書いたものなのです。それでウルグアイの人たちはこの曲をとても誇りにしているらしいのです。ですからみんなの喜びは格別だったのですね。何曲もアンコールをやって南米での最初のコンサートを終えました。司会はもちろんスペイン語でやりました。お客さんはよく笑ってくれました。英語ほど自由ではないのですが司会くらいなら問題はありません。

翌日ブエノスアイレスに戻ってアルゼンチン最初のコンサートを文化会館のホールでやりました。最初の曲が終わった時嵐のような拍手が長く続きました。誰もがキッズのレベルを想像していなかったのですね。後で一人の女性がスイスの友人にメールを送りました「どうして子供達があんな素晴らしい音楽を演奏出来るのか演奏を聴いている間も信じられなかったんです。。。」 お客の反応が素晴らしかったのでキッズもパワー溢れた素晴らしい演奏をしました。最後の曲が終わると全員総立ちで「ブラボー」という声が飛び交う中長い、長い拍手が何分も続きました。それから30分くらいアンコールをやりました。平日は10時でぱっと演奏を終わるのが習慣らしいのですが誰もが帰ろうとせずアンコールを叫んでいました。この熱狂的な様子はスイスのトップ紙ターゲス・アンツアイガーにも紹介されました。ブエノスアイレスに駐在しているスイス人の通信員がコンサートに来ていたのです。このコンサートは定期的にやっているジャズシリーズの一つだったのでたくさんのジャズファンが会場にいて余計盛り上がったのかも知れません。コンサートの後余韻に浸りながら高級レストランで最高のステーキを味わいました。アルゼンチンの牛肉は有名です。

翌日はもうバスで3時間半かかるロサリオという街に移動して夜そこの大きな文化ホールで演奏をしました。ここでもみなん大変喜んでくれました。終わってからたくさんの人が僕のところにやって来て喜びを語ってくれました。音大の学長も来ていてらしく、それは他の女性が話をしてくれたのですが、「この火のような情熱を持った演奏している子供達を本学の全学生に見てもらいたい、聴いてもらいたい」と語っていたそうです。みんな感極まるという感じでした。

翌朝は又バスで移動です。鉄道がないのです。貸切のバスなのでゆっくりは出来ましたが途中道がかなり混んでいて8時間のかかってしまいました。この地方は高速道路がまだ全ルートにないのです。その分いろいろな村や町を通過して行くのでとても興味深いものでした。食事に入ったレストランのおばさんが「どこから来たんですか」と不思議がっていました。スイスから、と聞いて驚いていました。

到着した町は大きなビール祭りが開かれるので有名な観光地でこの地域にはドイツ、スイス、オーストリアとドイツ語圏の国々の移民が多く住み着いたところで2世3世の子供達の為に半分ドイツ語で授業をしている学校もあるほどです。

 

キッズの男の子達もその学校の女子達と知り合いになって有頂天でした。僕たちはそのビール祭りに招かれて行ったのです。たくさんの国々のフォークダンス民俗音楽が大きな野外ステージで繰り広げられていました。祭りは1週間開かれているのですが僕たちは3日演奏しました。最後の日は5千人くらいの人がステージの前に座ったり立っていたそうです、主催者側の発表ですが僕にはそんなに多くはいなかったと思えましたが。しかしその盛り上がりようといったら今まで経験した事のないものでした。「うわー」という歓声もそんなに多くいると地鳴りのように響きます。一曲一曲立ち上がって大声援を送ってくれました。なんだか土壇場で満塁さよならホームランを打ったようなそんな感じでした。僕が日本人であることもみんなとても好感をもってくれて「日本人のバンド」とか「Dai Kimoto」と叫んでいる人たちもたくさんいました。キッズもなんだか異様な雰囲気で演奏していました。FlavioがPink Pantherのソロを吹き始めると「うわー」という大歓声が沸き起こりました。Flavioもその大歓声をエネルギーに全身全霊で空をも吹き飛ばすか、というもの凄いソロをうなりを立てて吹いていました。ほんとうに想像を絶する瞬間でした。

演奏が終わると夜通しバスで長い道をブエノスアイレスに帰りました。朝4時ごろ着いて昼間まで眠って午後にはもう演奏をしました。

次の日、月曜日はスラム街の貧しい子供達との交流会がありました。これは9人の若い色々な専門分野の先生方が文化施設で、といってもみすぼらしいものですが、25人の子供達に音楽や絵画、劇などを教えて家では到底接することの出来ない文化に触れさせているところです。本当に貧しいという感じの子供達ですがみんな明るく楽しそうでした。スイスから持って行ったプレゼントを貰ってみんな大変喜んでいました。演奏もしたのですが、あとでみんな僕たちもバンドをやりたいと先生に言ったそうです。バンドの会計から持って行ったお金の中から10万円を寄付して帰りました。またこれからも定期的に援助をする約束もしました。とても素晴らしい出会いでした。日本の子供達と違って本当に貧しい何にもない子供達ですからキッズにとってもかなり印象に残った様子でした。ジェシカも「又ぜひここに来ようね」と言っていました。

その次に日は首都から車で一時間ほどのラ・プラータという都市で演奏をしました。人口3百万くらいの大きな都市ですが非常に落ち着いた感じです。そこの宮殿と呼ばれる絢爛豪華な建物の中のホールでやりました。これは今までに演奏したホールの中では最高に豪華なものでした。正に王宮という感じでした。コンサート自体ももの凄い喜びに溢れた素晴らしいものでした。一人の聴衆が主催者に送ったメールには「私の人生で経験した最高の文化的体験でした」と書いてありました。

キッズの演奏には本当に何か他のバンドが持っていないものが潜んでいるのですね。人の魂を動かす何かが。今回のアルゼンチンツアーでまたそれを実感させられました。

最後のコンサートはドイツ資本のゲーテ・スクールで高学年500人の生徒たちにキッズの演奏を聴いてもらいました。男の達がソロを演奏すると女生徒たちから大きな歓声が上がっていました。

日本やアメリカとは違った体験をしてみんなにも大変勉強になったツアーでした。

 

 

2008年9月27日

8月以来毎週末演奏に出ていました。時には週末以外にも演奏があり、大変な忙しさでした。週末も泊りがけで出かけたのが4回もあり7週間の間に合計18回も演奏をしました。みんな学校の勉強は車の中やホテルでやっていました。それでもステージではいつも最高に楽しんでいます。

先週末はSt.Miritz近くの毎年招待されている高級ホテルで演奏して来ました。普通は夏休みに5日間行ってのんびりするのですが今年は他のジャズフェスティバルがあり9月にやっと行くことが出来ました。金曜日に夕方学校が終わってからすぐ出発してその夜9時半から11時半までホテルでコンサートをやりました。

土曜日は昼間はローブウエイで山に登ってそこのテラスで昼食を取ってのんびりしましたが夜は他のホテルから依頼がありそこで遅くまで演奏しました。

最後の日、日曜日は夕方演奏があり家に帰ったのは11時を過ぎていました。バスを降りるときジェシカが「私にトランペットが見当たらない」と言いました。多分ホテルに忘れて来たんだとうと翌日電話を入れました。「昨日トランペットをひとつ忘れて来たと思うんですが」と言うと「ええ、一つではないですよ、二つありますよ」と返事が帰って来ました。ええっ、二つ?誰だろう、昨日は誰も何も言わなかったけどなあ、と思いめぐらしたのですが見当が付きません。でもヤンとエヴァがトランペットを持っていたのは見ていたので、残りといえばサンドロだけです。

やっぱりサンドロでした。火曜日に彼は個人レッスンがあるのですが、夕方電話をかけて来ました、「今日レッスンあるの?」 「いや、今日は出かけなければならないんで出来ないよ」というと彼は「ああ、OK、では木曜日のリハーサルでね」と答えたのですがトランペットのことについては一言も口にしなかったのです。

 

その時点ではまだ気が付いていなかったのですね。僕はもちろん自分からは言わないですよ。それで木曜日のリハーサルに手ぶらで来ました。「ねえ、俺のトランペット、運搬車の中にある?」、僕はとぼけて、「ええっ、あんた日曜日に家に持って帰らなかったの?トランペットなんかなかったよ」、そうすると彼は言いました。「いや、おれはホテルを出るとき車の中にいれたんだよ」 「じゃ、どうして日曜日に家に持って帰らなかったの?」 「火曜日にレッスンがあるからまあいいかと思って」 本当は日曜日にトランペットのことなどかけらも頭になかったのです。「車に入れたんならあるだろうけど本当になかったよ」と僕は言いました。「いや、ホテルの出口のところに置いたんだけど」、「それ見ろ、自分で入れたんじゃないだろ」、「いやー、意地悪しないで出してよ」、「サンドロ、あんたね、本当に忘れて来たんだよ、ホテルの人が電話で言ったんだから、それで昨日実家が近くの従業員が休みで家に帰ったんで持って来てくれたんだよ」それで何とか理解したようです。最近ちょっとゆるんでいるんです。

あるソロのところで感情なく演奏をしたので、「サンドロ、そんなトランペットを聴いたらどの女の子だってあんたと一緒にベッドに行こうとは思わないよ」と言うと、それを聞いたマーセルが「それ、以前にもサンドロに言ったことあるよね、サンドロ、聞いたか?もっと感情を込めて、女子が抱きついて来るくらいの吹き方をしなけりゃダメだよ」と面白がって言いました。 

8月以来きつかったのでみんな限界まで来ていたのでしょうね。でもよく頑張ったものです。今週末は初めて演奏のない週末で少しゆっくり出来ます。来週の金曜日はいよいよアルゼンチンに出発です。演奏は9回くらいあるのですが学校訪問とか表敬訪問とか一切ないのでとてもゆっくり出来ます。それにブエノスアイレスにいる日数がおおいのでこれもゆっくり楽しめます。昼間練習したりとかしないですから。

さあ、これから司会で話すスペイン語を練習しなければなりません。

 

2008年8月19日

又週末演奏に行って来ました。今回は首都ベルンの近くのフェスティバルでした。ザイルパークも行って楽しんで来ました。僕も恐怖心を殺してやってみました。先ずは初心者用の高さ6mまでのコースです。これは怖かったです。途中で引き返したかったのですがそれが出来ないのです。覚悟して前に進むしかありません。それでもそのコースが終わった時は「ああ、怖かった」と思ったのですが好奇心が湧いてきて次も試してみようか、という気になったから自分でも不思議でした。日本から遊びに来ていた姫路の17歳の枝里子ちゃんも「やってみようか」という同じ意見で二人で恐々2番目、今度は10mの高さのコースを始めました。これはかなり厄介でした。最後は10mの高さからザイルで飛び降りるのですがそれが怖くて隣のもっと上のクラスのコースに進んでしまいました。それが段々と高くなって最後には 15m以上になって生きた心地がしなかったですが後ろに戻れないので進むしかありません。最後はその高いところから70mくらいの距離をぶら下がって凄いスピードで滑るように下ります。これは宙ぶらりんになるまではちょっと勇気がいるのですがスタートすると面白いです。こんなことは以前では考えられないことです。でもスイスでスキーのリフトとか山に登るロープウエーのゴンドラに何回も乗ったのでかなり恐怖心も取れていたのでしょう、自分自身がびっくりするくらいでした。でもキッズはみんな平気で35mまでみんな上がっていました。僕はそんなに高くは絶対行けないですが。でもとても楽しい週末を過ごすことが出来ました。来週も泊りがけで演奏に出かけます。3箇所の違ったところで演奏します。

2008年8月10日

休みの最後の週、木金土と3日間フェスティバルで演奏して来ました。3週間リハーサルも演奏もなかったので火曜日と水曜日に一応リハーサルをしてから本番に臨みましたが長い休みの後とは思えない元気な演奏で又たくさんの人たちをのせました。最近のみんなのアドリブソロは本当に凄いです。個性溢れたキッズの演奏は本当に楽しいの一言、と言えます。みんなが素晴らしいソロを吹けるというのが他のどのバンドも真似出来ないものだと思います。大人のバンドでもアマならアドリブが出来る人は少ないですから。僕自身ステージで感心、感動してしまいます。とにかく全身全霊で吹いている姿が素晴らしいです。 来週末は首都ベルンの近くのフェスティバルに出かけます。演奏は日曜日ですが、土曜日に行ってそこで泊まって土曜日の夜の他のバンドの演奏を楽しむ予定にしています。日曜の演奏は午前中なので午後は昨年の同様ザイルパークという、木々の間にザイル(ロープ)を張ってそれを蔦って歩く、飛ぶという大変スリルに富んだところに行きます。一番高いところは35メートルという高いところです。僕は高所恐怖症なのでやりませんが。キッズの連中は平気で、昨年はキャーキャーはしゃぎなら楽しんでいました。昨年楽しんだ後みんな、「又来ようね」と言ったのが昨日のようです。時が経つのは本当に速いですね。

 

2008年8月5日

日本は酷暑とのことですがスイスは快適です。それでも不平を言う人もいますが。 ミュンヘンは素晴らしかったです。僕の青春の故郷でもあるので本当に楽しかったです。その後ダボスのジャズフェスティバルで5日間演奏しました。合計8回のコンサートをやりましたがキッズが演奏する場所はどこも超満員でした。今年は2回目なのでキッズ目的に来た人がかなりいました。他には外国のバンドが9つ出演しましたがキッズの人気には及ばなかったようです。実行委員会の人が言うには、「フェスティバルはスイングキッズなしではもう考えられなくなりましたよ」 まんざら大げさではないのです。それはこの期間ダボスに滞在すれば実感できると思います。 かの有名なダボス会議に来年招待されるかも知れません。その話が来ています。そうすればクリントンやビルゲイツの前で演奏出来ます。これもみんなにとっては最高の思い出になることでしょう。

今週は木金土と二つのジャズフェスティバルで演奏します。それからいよいよ学校が始まります。それでも週末はぎっしり演奏が詰まっています。8月のある週には木曜日から日曜日まで5回の演奏があります。月曜から金曜までは学校が普通にあるのでこれはかなり厳しいでしょうね。でも厳しい体験だからこそ真の教えになると思っています。10月のアルゼンチンまではびっしりですがその分アルゼンチンで楽しんで来ます。

昨日は対岸のドイツの飛行船で有名な街Friedrichshafenフリードリッヒスハーフェンにフェリーで渡って来ました。片道45分です。ある街角で20歳くらいのドイツ人の音大生らしき女性二人がバイオリンとチェロのデュエットをやっていました。一人の小さな女の子が前に座って心打たれたという感じで聴き入っていましたがその音楽によって変化する表情に僕の心が打たれてしまいました。

あどけない小さな子の表情が映画の中の名女優のごとく変化していく姿に音楽の偉大さを感じさせられました。
この子の魂の奥深くひそんだ遠い過去の記憶が音楽の波に揺らされた、そんな瞬間ではなかったかと思います。この子の両親もこんな表情は今まで見たことがないに違いありません。これほど音楽に深く感じている子を見たことはないです。本当に驚きでした。

この子がいつの日にか楽器を始めたら必ず素晴らしい音楽家になると確信します。 なぜなら音楽は感情を表現する芸術だからです。

この見知らぬ出会いに感謝いっぱいです。

 

2008年7月1日

学校も今週だけとなり最後のスパートです。キッズも毎週末遠出の演奏をこなしてとても忙しくしています。夏休みが待ち遠しいです。今週末はミュンヘンで演奏をします。月曜日に帰って来て火曜日にはダボスという避暑地に移動して、ジャズフェスティバルで水曜日から日曜日まで毎日演奏します。毎日フルコンサートを2回やるのでかなりきついですが移動がない分ゆっくり出来ます。それが終わると3週間の活動休止です。やっと一息つけるという感じです。5月以来休みが全くなかったですから。 学校が始まる前の週は2つのフェスティバルで演奏をします。それから又クリスマスまで予定がびっしり詰まっています。一つずつ楽しみながらやって行きます。

それはそうとAsconaでの授賞式の後夜みんなで湖岸に座って話していたら突然リンダが湖に落っこちてしまいました。頭までずぶ濡れで本人は笑っていましたが、みんなはびっくりしました。幸いとても暑い日でそのままでも寒くなかったので良かったですが。

 

2008年6月22

火曜日にアメリカから帰って土曜日には早速ドイツのテレビの収録がスイスの山岳鉄道でありました。スタッフはキッズの慣れた動作に驚いていました。普通子供達の収録は慣れていないのでぎこちないのですがスイングキッズは百戦錬磨の子供達です、これくらいおじけづいたりはしません。終わってからスタッフの連中がいいました。「すごい楽しかったよ」と。これでドイツのテレビにも一歩足を踏み入れました。 来週末はいよいよAscona JazzfestivalでSwiss Jazzawardが授与されます。土曜日の新聞にそれに関する大きな記事がでていました。この賞でまたいろいろなところで話題になっています。子供のバンドがスイスで最高のジャズの賞をもらう訳ですからみんな驚いています。これからどんなになるんでしょうかね、僕たちも楽しみですです。成るようにしかなりませんよね。僕たちは成功の為に音楽をやっている訳ではないですからどうなろうと僕たちには関係ないことです。自分達で楽しんで他の人たちをも楽しませる、これがスイングキッズの精神でもありジャズ本来の精神です。

Swiss Jazz Award 08のポスターです。

ドイツの国営放送の収録の一こまです。

 

2008年6月18日

2008年6月2日

土曜日は地元で午後演奏がありその後みんなで湖に出ました。久しぶりにみんなで水に入りました。今は女子が多いので賑やかです。ジェシカは相変わらず男の子用の海水パンツを穿いています。カロルは16歳になりましたがかなり年上に見えます。リンダは小さな12歳ですがもう胸もふくらみかけて女子らしくなりました。それに比べるとエヴァとソンニャはまだ子供です。

 

Glenn Miller Festivalももうすぐになりました。今週は木、金、日と3回演奏があり火曜日には出発します。忙しくしているので時の経つのは本当に速いです。アイオワでは毎日同じところで演奏するので旅行がなく本当に楽です。僕たちは演奏の前に練習もしないので時間はたっぷりあります。いつも開演の30分前に集合して音を合わせてステージに上がります。本当に楽しみです。

 

 

2008年5月29日

昨日殆どの録音が終わりました。後は最後の音量調節とか音響調節だけで全て終わりです。前回のCDと比べると一段とパワーを増しています。リズムももっと生き生きとして素晴らしいビートを打ち出しています。カロルの上達が目覚しいです。他の子供達もみんな上達して、特にみんな素晴らしいソロを演奏しています。ジェシカも2曲きらめくソロを披露しています。

今日は地元の子供達の合唱グループとのリハーサルがあります。小学校の新しい講堂の新築記念で一緒にやります。この土曜日です。

 

今日知り合いからメールが入ってスイスで一番売れているジャズ誌のカバーに今月のタイトルとしてキッズの写真が大きく載っているそうです。来月には又一番有名な雑誌に大きな記事が出るとのことです。それはもうインタビューとか写真撮影は終わっています。昨日はジャーナリストと写真家がジェシカの家に行って4時間もかけて取材をしたらしいです。

最近また一段と注目されていますが、僕たちは楽しんで音楽をやるのみです。

 

 

 

 

2008年5月19日

土曜日は昼間ある豪華な結婚式で演奏をしました。馬車が40台も連なって招待客を乗せて新緑の美しい風景の中を進む様は本当におとぎ話のようでした。もちろん大変お金のある人で経済界での著名な人なので国営テレビも取材に来ていました。スタッフはスイングキッズの演奏にもっと驚いていましたが。

それから3時間もバスで移動して夜はインターラーケンという日本の観光客には大変なじみのある町で演奏しました。ここのホールはスイスでも屈指の絢爛豪華なものとして有名です。音響も素晴らしく僕たちは演奏を心から楽しみました。

この日はスイス漁業連盟の125周年記念の総会で、僕たちはその夜の晩餐会で演奏をしました。連盟はキッズの演奏を夜のサプライズにしていたのですがそれが見事に当たって参加者の驚きと言ったら言葉には表せないくらいでした。この日の聴衆者の反応は今までスイスでやったどのコンサートよりも素晴らしかったです。

終わった後たくさんの人が僕のところに来て手を差し出してその感動と喜びを語ってくれました。握手をしたその瞬間に言葉を必要としない感動の気持ちが伝わってきました。スイス人は喜びを素直に表現出来ない国民なのでこういうことは今まで経験したことがないのです。子供達にとっても忘れらないコンサートになりました。

その夜は高級ホテルでみんな一部屋ずつ貰って豪華に過ごしました。これも今までになかったことです。一人一部屋なんて。これほど主催者はスイングキッズを丁寧にもてなしてくれました。みんなまだ子供だけどその力を尊敬してくれています。朝早くから夜遅くまで忙しい日でしたが本当に充実した一日でした。

 

 

 

2008年5月5日

2008年5月4日

今は毎日演奏の日々です。木曜日から日曜日まで毎日演奏です。昨日土曜日は演奏が終わって家に帰ったのは夜中の1時過ぎです。今日夜は最後の演奏です。どんなに忙しくてもきつくてもみんな最高に喜んでやっています。そして毎日たくさんの人たちに感動を与えています。益々レベルが上がっています。僕自身が驚く程です。凄いパワーで演奏しています。ジェシカがファーストの譜面を吹くと凄い張り切って吹くのでパワーに溢れています。今日ある曲の後で彼女の前に座っている新しいトロンボーン奏者のシモンが後ろを向いて「お前、俺の耳をぶっ壊したいの?」と言いました。それほど今日は凄いパワーで吹いていました。 今 はルーカスがバンドを去ったのでSonja がファースト・トロンボーンを吹いています。とても上達しました。今まではルーカスの影に隠れていた感じでしたが今は責任感も出たし必死で練習しています。「Lazy Danis Boogie」のソロもルーカスに引けを取らないほど立派に吹いています。これからが楽しみです。

エヴァも上達したしみんな頑張っています。本当に素晴らしい子供達です。

 

2008年5月1日

猛烈に忙しい日々が続いていて前回の更新からはや2週間が過ぎてしまいました。今日から4日間連続で演奏があります。今日はキリストの昇天を祝う休日で10時からコンサートがありました。明日からは全て夜のコンサートです。レパートリーも新しい曲が何曲か入ってまた色を増しました。明日は世界の貧しい子供達を支援する団体のためのチャリティーコンサートです。昨年は一晩で80万円を集めました。今年もたくさんの人が来てくれることを願っています。 今はTimoが修学旅行で2週間イタリアへ行っているので初めて外部から助っ人が来ています。普通は誰か欠けてもそのままで演奏に行くのですが今回は例外です。しかし14歳のSimonという知らない子が最近メールを送って来ました、「スイングキッズに入りたいんですが、どうやったら入れるんですか?」と。それで試験的に「4日間一人いないので一緒に演奏すればいいよ」と返事を書きました。

凄い上手いです。ティモより格段に上手いです。バンドのメンバーともすぐ打ち解けてとても仲良くやっています。ティモの後任に決定しました。

2008年4月14日

日曜日は新しいCDの録音の一部をやりました。集中して行ける時間がないので時間が出来た時にこまごま録音するというスタイルで今度のCDは制作して行きます。 

今日は全国的に活躍するジャーナリストと写真家がスイングキッズのリハーサルを訪ねて来ました。全国版の雑誌や新聞に記事を書くとのことです。大手スーパーのCoopが全国の全家庭に無料配布している新聞にも大きな記事を載せるそうです。二人ともキッズの演奏レベルの高さに驚いていました。

6月にはグレンミラー・フェスティバルの後、スイスではとても有名で伝統のある  Ascona Jazzfestivalで演奏しますがその時に今年の「Swiss Jazz Award」を授与されるという報告が来ました。これは今ジャズに一番貢献している人、又はグループに国営放送から贈られるものです。自分達が知らないところで注目されていたり評価されたりしているので時々びっくりします。これもその例の一つですね。

でも、僕たちは成功しようとか評価してもらおうとか微塵も思っていません。ただ良い音楽をちゃんとやってたくさんの人たちと一緒に素晴らしいひと時を過ごすのが僕たちの音楽をやっている理由です。 音楽の本質を貫くことですね。

2008年4月7

新しい写真です。4月5日の演奏の前に撮影しました。

 

2008年4月3日

3月30日から4月1日まで大分の国際交流団体リンクプラネットのみなさん18名がスイングキッズの家に滞在して交流を深めました。昨年の大分公演では素晴らしいコンサートを企画して下さってそのお礼が少しでも出来てこちらのみんなもとても喜んでいます。

参加者は9歳、12歳、14歳から19歳までの14人と大人4人でした。英語が殆ど出来ない子もいましたが何とか手振り身振りで楽しくやったようです。

若い女の子二人を迎え入れたサンドロの家ではお父さんは大喜びで「夏に又遊びに来ればいいのに」と言っていました。女子が「ぜひ日本にも来て下さい」と言うと「うわー、飛行機が怖い怖い、ギャハー」と言って自分でも大笑いしていました。この人は本当に飛行機が怖いんです。英語も全然なので女の子達にもドイツ語しか話していませんでしたが何となく理解し合っていました。「あんたのドイツ語はすごいよ、日本人も理解しているよ」と言うと又「ギャハー」と笑っていました。

2008年3月27日

久 19日にはある養護学校で子供達や教員にコンサートをやりました。この学校は生徒数が160人もいる大きな養護学校で教員数もかなりの数です。体育館に大きなステージを作ってくれて演奏はとてもしやすかったです。最初の2曲はみんなおとなしく聴いていましたが、僕が「みんな、踊ったり体を動かしていいんですよ」と言うと次の曲からは殆どの子供達が立ち上がって踊っていました。感動的なシーンでした。スイングキッズの子供達もそれを見てとても喜んで演奏していました。昨年の日本ツアーでも大分県立養護学校で演奏しましたが殆ど同じような光景でした。喜びを素直に体で表現するということは我々も学ばなければならない点だと思います。

21日の夜は栗田ファミリーへのお別れのパーティーをやりました。スイングキッズの家族や栗田家がお世話になった人たちを招待して楽しいひと時をみんなで過ごしました。2度世界チャンピオンになったブレイクダンスのロック・キッズ・クルーも出演してくれてダイナミックなショーでみんなを楽しませてくれました。我が家の次男Fabianと娘のユリアもメンバーです。もちろんスイングキッズも演奏してニイナのソロも披露しました。益々成長して生き生きとトロンボーンを吹く姿を見て両親も驚いていたくらいです。一月に初めてスイングキッズと一緒にステージに上がった時に比べればまるで別人のようです。一年前のはにかみ屋の彼女からは想像できない姿です。

両親と弟のカント君は翌日の飛行機で楽しかったスイスを後にしました。ニイナは7月の終りまで我が家に住んで学校に行ったりスイングキッズと一緒に活動します。6月のアメリカとか夏のいくつかのジャズフェスティバルに出演して最後の思い出を作ります。

両親と離れても彼女はスイングキッズで演奏するのが楽しくてしょうがないので余り寂しい思いはしていません。毎日スイングキッズの子供達の家に遊びに行ったり家でトロンボーンを練習したり元気にやっています。昨夜は知り合いの日本人女性二人とインド料理を食べに行きました。日本人ばかりだったので気が楽だったのでしょうか、いつもより大きな声でとても楽しそうに話していました。あんなにべらべらしゃべるニイナは見たことがないです。今は春休みですが学校が始まれば時間の経つのは速いので夏まではあっという間です。いろいろな体験を積んで楽しい思い出をいっぱい持って日本に帰ってもらいたいと願っています。

でも11歳で親と離れて外国で暮らす決心をした彼女は大したものですし、やはりスイングキッズが他に与える影響というのは本当にすごいんだなあ、とあらためて感じました。ニイナ頑張れ!

 

 

2008年3月17日

久しぶりに金土日と3日続けて演奏がありました。金曜日は遅くなり家に帰ったのは夜中の1時半でした。その演奏の前にはモンキージャズバンドのコンサートもあり、ヤン、ニイナ、リンダ、カロルはそこでも演奏してからキッズの演奏に駆けつけました。

土曜日は車で2時間かかるスイスの有名な保養地ダボスでの演奏でした。夜はそこで宿泊して日曜日の午前中も演奏してそれから帰途に就きました。それが何と突然の吹雪で道は真っ白です。峠までの坂道、長い車の列が出来てなかなか前に進みません。スタートする度に車輪がスリップして右に左に、完全にコントロールを失ってしまいます。僕の横に乗っていたヤンとマーセルはそのハプニングに大喜びです。そのうち警察官が来てチェーンのない車はみんなUターンしてダボスに帰りチェーンを買って装着して下さいとアナウンスしました。僕もチェーンを持っていなかったのでまた逆戻りです。しかし日曜でどこも閉まっています。ガソリンスタンドも自動のみで誰も人がいません。

レストランに入って吹雪が止むのを待つしか方法はありません。1時間ちょっと待っていたら雪も止んで気温も上がり道路の雪も少しずつ溶け始めました。それからしばらくしてやっと走れるようになりましたが、大変な渋滞です。予定していたより大分遅れて家に帰って来ましたがみんな無事なのが何よりでした。

この吹雪で一台は80mの谷底に落ちたそうです。ガードレールはあるんですが切れているところもあります。そんなところで下りでスリップしたらもうどうしようもありません。無事帰れて良かったのですが渋滞を抜けて高速を140Km、150Kmで飛ばしたので警察のレーダーに捕まらなかったとそれが心配です。最高速度は120Kmですからかなりの罰金が来ます。150Kmくらいまでは罰金で済むんですが170Km以上で捕まると最低でも一ヶ月は免許証を取り上げられます。その点ドイツは制限時速がないので気兼ねなく飛ばせます。普通はみんな150、160Kmで走っていますが200Kmで走っていても横をうなりを上げて追い抜いて見る間に見えなくなる車に出あったりする時があります。250Km以上は楽に出している感じです。

その代わりドイツの高速では死亡事故はかなり多いです。ですから最近は制限時速を設定しようという声もありますが反対が多く実現はしていません。制限速度がないのはドイツの誇りでもあるからです。自動車業界はそれで性能アップに努力して来た訳ですから。

 

 

この写真、ニイナ栗田です。もちろん今スイスに滞在している龍谷大学の栗田教授の娘さんです。5月から僕のところでレッスンを始めましたが何にも吹けなかったです。一年間日本の学校のブラスバンドでやっていたらしいですが、殆どゼロに近い状態でした。おまけに舌の突き方を間違って習っていたので、直すのにとても厄介でした。それでもリズム感はいいものを持っていると感じたので必ず上手くなると思っていました。頭がいいので理解も速いし練習熱心なのでめきめき上達しました。しばらくしてモンキージャズバンドの入れたのですが良く頑張ってどんどん上達して行きました。それで一月のJALコンサートで初めてキッズに入って演奏しました。それ以来又凄い上達ぶりで今ではとても躍動感のあるトロンボーンを吹いてまわりを驚かせています。本人も大変な喜びを感じています。この一年間人が変ったように明るく積極的になりました。以前は自分からは全然話さない、話しても声が小さ過ぎて理解に苦しむ、という感じで、これは外国でどうなるのだろうかと心配した程です。それが今ではスイングキッズの一員として堂々とやっています。

バンドの前に出てさっそうとソロを吹いている姿は感動的です。この子がこんなになったのか、と。まるで別人です。

それで家族は3月22日に日本に帰るのですが彼女は夏まで一人でスイスに残ります。以前のニイナからは全く想像も出来ない決心です。でもこの3、4ヶ月の短い滞在から彼女は大きな生きる自信を得ることが出来ると思います。それにキッズと一緒にアメリカに行ったり、CDを作ったり、数々のジャズフェスティバルに出演したり出来ます。これも将来にとって大変な経験です。 これからも彼女の近況についてはしょっちゅう報告したいと思っています。

この写真はごく最近撮ったものです。この生きた目が今の彼女を表現しています。11歳よりかなり上に見えないでしょうか?

バンドでは他の女の子たちととても仲良くしています。

素晴らしいリズム感と驚くほどの暗譜力を持っているので将来がとても楽しみです。アドリブにも積極的に挑戦しています。ジェシカ以来の大型才能です。

 

 

 

2008年3月7日

火曜日は平日にもかかわらずコンサートがありました。サンクト・ガレン市の有名なコンサートシリーズで年に4,5回やっています。スイングキッズは昨年に続いて又招待されました。開始2時間前くらいからすごい吹雪になったので主催者は「ああ、今日はもう誰も来ないよ」と嘆いていましたが蓋を開けてみれば満員でした。さすがスイングキッズですかね。この日は4歳のカント、5歳のグレゴーが特別出演で演奏を披露しました。二人とも歌も歌いましたよ。カントはかなり緊張していて舞台に上がってももじもじしてなかなか始められなかったです。やっとこさ始めようとすると緊張で音が出なく少し慌てました。でも何とか音も出てやりました。お客さんはもちろん大喜びです。「聖者の行進」をやった後「チュリップの花」をやりました。これは日本語の歌も入れてまたまた大喝采を浴びました。

 

グレゴーは緊張どころかステージに上がる前から調子に乗って会場を走り回っていました。ステージではスイングキッズの伴奏で「オールド・マクドナルド」を立派に吹きました。演奏の前にグレゴーに言いました、「そら、言っただろうが300人来るって」そしたら彼は言いました、「319人だよ」と。スイングキッズが演奏している時に数えたと言っていました。本当かどうか知りませんが。

今年は有名なAscona Jazzfestivalにも出演します。今日主催者から電話がありSwiss Jazz RaidoからSwiss Jazz Awardが僕とキッズに贈られると言われました。これは毎年スイスで最もジャズに貢献している一人か一つのグループに贈られるものです。今年の夏は4つのジャズフェスティバルに出演します。売れています。

 

 

2008年2月23日

昨日練習がありました。今週はヤンが家族とスキー休暇に行っていていません。ですから昨日は僕がヤンのパート譜を吹きました。とても楽しかったです。いつも大抵前に立って腕を振りながらみんなの演奏を聴いている訳ですが、みんなたくさんラッパが吹けていいなあ、と羨ましく思っているんです。本当は僕ももっと吹きたいんですけど余りたくさん一緒に吹くとプロが助っ人しているようで子供のバンドらしくないので我慢しています。それに自分の生徒たちに花を持たせてやらねばならないですから。

昨日は久しぶりにグレンミラーの「In the Mood」をやりました。ジェシカのソロに感動しました。言葉では言い表せないフィーリングがあるんです。力強さの中に優雅さが蝶のように舞っているんです。空気の中にぱーっと美しい花が咲いたようなそんな感じでもありました。このソロでこんな素晴らしいソロを聴いたのは今までにないです。プロアマ合わせて今までにどんなにたくさんのこのソロを聴いたでしょうか?たったほんの20秒ほどですが感動の瞬間でした。たった11歳の女の子がトランペットでこんなソロを、と思うとそれだけで胸がいっぱいになります。

僕はどうしてもジェシカのことを多く書いてしまうんですが彼女はバンドの誰もが持っていない才能を持っています。音楽をこれだけ自然に表現できる子はいないです。トランペット吹きとしては音色が素晴らしい、高音が吹ける、パワーがある、もう言うことは何もありません。生まれ持ったリズム感もプロで十分通用します。将来が本当に楽しみです。

次のコンサートの前売りは上々だそうです。昨日見知らぬ女性、多分年配、から電話がかかって来ました。

「もし、もし、ダイ・キ、キ、キモトさんですか?」、、、発音はひどいスイス訛り

「はい」

「ちょっと問題が起こったんですよ」、、、僕の知ったことではないでしょう。

「はあ、何でしょうか?」

「3月4日にコンサートをやられるでしょう、それで主人が行けなくなったんです」

、、、別に来てくれとは頼んでいないでしょう、どこの誰かも知らないのに、、、

「次の一般公開のコンサートはいつですか?」

「そうですね、3月は非公開のものばかりですね」

「ああそう、それじゃ私一人で行くしかないわ」、、、ありがとうございます。

「ところで、バンドをどこかで聴いたことがあるんですか?」

「いえ、先日テレビで初めて観てあっけに取られたんです、こんなものがこの世の中にあったのかと」

「ああ、そうですか、それはありがとうございます」

テレビ局へ電話をして連絡先を訊ねたと思われます。テレビ出演の後には時々こんなことがあるんですが、いきなり「問題が起こったんです」と切り出した人はこの人が初めてです。びっくりしますよね知らない人からいきなりそんなことを言われたら。旦那さんが行けないと知って慌てふためいた姿が目に浮かぶようです。それで電話をしてくるなんて余程スイングキッズに驚いたんですね。

 

2008年2月23日

2月は演奏はたった一回だけの月です。2月はカーニバルやスキー休暇の季節で他のイベントや集会はほとんど組まない月なのです。子供達もこの期間は週末やっとゆっくり出来る時期です。練習は普段通り週に2回やっています。最近は新しい曲を何曲か渡したので主にそれをやっています。練習はいつもリラックスしていて笑いに包まれています。まあ、ステージの上でもですが。

僕の方はこの時期次の新しい曲を書いたり編曲したり、また他からの注文の音楽を書いたりしています。子供達からのリクエスト曲も時々あり今2曲編曲中ですがあれやこれやいろいろ仕事があるのたくさんのことが同時進行している状態です。

次の演奏は3月4日です。火曜日の夜ですが8時から11時までのコンサートです。このコンサートでは4歳の栗田カント君、とジェシカの弟、5歳のグレゴーがステージに上がってコルネット(トランペット)の腕を披露します。カント君は将来スイングキッズに入るのを夢見ているのでコンサートでステージに上がれると聞いて以来とても張り切っています。「チューリップの花」と「聖者の行進」を吹くそうです。日本語で歌も歌うとか言っているのでとても楽しみです。

グレゴーはもうパワーもありリズムに乗って吹けるので一曲スイングキッズの伴奏で吹きます。昨日レッスンに来た時、部屋に入るなりポケットからお金を出して「ねえ、見て、昨日トランペットを吹いてお金を稼いだよ」と得意げに言いました。おじいさんの誕生日でパーティーで何曲か吹いたらしいです。「今日キヨスクでお楽しみ袋を2つ買うよ」と言っていました。

 

僕が「今度のコンサートでは300人以上人が来るんだよ」と言うと「300人?それは僕には少ないよ」とケロッと言いました。それにはお母さんも僕も大笑いです。300人集まるとどれ程になるか多分見当はついていないと思います。

彼はもう楽譜が良く読めるので曲集の本ををぺらぺら自分でめくって「この曲はいいよ、これもいいよ」と言って吹きます。僕が感心してお母さんに「良く読めるね-」と言うと彼は「僕は何にも読めないよ」と言いました。大人達は楽譜が読めるということを言ったのですが彼は文字を読むと思ったらしいのです。数字は読めるんですが字はまだ読めないんです。幼稚園ではケンカになるとすぐ他の子供を殴って泣かせるそうでお母さんもしょっちゅう苦情が来て困っています。家ではジェシカとしょっちゅうケンカをしているので鍛えられています。どちらも気が強く譲らないので家の人も困っています。最初はジェシカも大きいので自分から手を出したりはしないのですがグレゴーが突進して行くので取っ組み合いになるそうです。最近はトランペットの練習で少しはエネルギーを発散しているので良くなりつつはあるそうですが。でもこんな子の方が将来はモノになります。何をやるにも大きなエネルギーを持っていた方がいいですから。また突進形でないと物事に集中出来ないので。

何はともあれカント君同様将来がとても楽しみです。

 

 

 

 

2008年2月14

4度目の国営テレビ出演が先日放映されました。したの絵をクリックして下さい。

2008年2月10日

 

土曜日は1月に録画したテレビ番組の放映がありました。これは主にスイスの民俗音楽のグループを紹介する娯楽番組ですがスイングキッズも出演して下さいという依頼があり行った訳です。他に4つぐらいのグループが出ていましたが、やはりスイングキッズの躍動感というのは飛びぬけています。絵になると言う感じです。 録画の時からディレクターなどは「大変素晴らしい映像が出来ました」と言っていたのですが出来上がりはとてもいいものでした。子供達の楽しく演奏する姿、躍動感というものが十分映像で表現されていたように思います。番組がおわらない内に、とても感動したという視聴者からのメールが届いたほどです。

 

 

もうどこかで紹介したと思いますが、日本ツアーでは大変お世話になっている龍谷大学の栗田教授が昨年の4月から今年の3月末まで一年間の予定でスイスに滞在されています。奥さんと11歳のニイナちゃん、4歳のカント君も一緒にスイスの生活を楽しんでいます。栗田氏は社会学が専門でこの一年スイスの養護施設等を回ってスイスのシステムについて研究なさっています。明るく誠実な人柄なのでどこに行ってもみんなに大変好かれています。奥さんもドイツ語講座へ通ったりカント君と母子体操に毎週通ったりしてとても積極的にスイスの生活を体験なさっています。スイスに長年住んでいても家に引っ込んでばかりの女性が多いなかで彼女は短期間の滞在をとても有意義に過ごしています。Timoのお父さんも感心していました。

娘のニイナちゃんは地元の5年生に通っています。ドイツ語の個人レッスンも学校内で週2回受けることが出来て言葉も大変上達しています。もともとシャイな子で余りしゃべらないし声も小さくて心配していたのですが最近は非常に明るくとてもオープンな感じになって周囲も驚いているくらいです。学校生活も非常に楽しんでいます。日本と比べてもっと自由な感じがありそれが彼女にとてもいい影響を与えています。それに彼女は5月からトロンボーンを本格的に始めて夏休みが終わってから新学年になってモンキージャズバンドに入りみんなと一緒に楽しく演奏する喜びを知りました。それ以後楽器の腕もめきめき上がり一月のJALコンサート以来スイングキッズの一員になってしまいました。 見掛けによらず凄い度胸がありもう3曲ほどソロを暗譜して堂々とバンドの前に出ていって吹きます。バンドのみんなも唖然とするくらいです。いままでたくさんの子供を教えて来ましたがこんなに速く上達した子はジェシカ以来です。

 

 

 

ルーカスでもスイングキッズに入るまでには2年くらいを要しています。彼女はリズム感が素晴らしいし、頭が良いので色々なことを理解するのがとても速くそれが例にない上達につながっています。暗譜力も凄いし度胸があるので音楽をやるには全て素晴らしい条件を備えています。将来が楽しみですが又日本に帰ってしまうのは本当に残念です。でも彼女は最初の日本ツアーの時からスイングキッズに何回も接してあこがれていたのでその夢がかなっただけでも素晴らしいことだと思います。でも彼女の才能と努力があってのことですが。

弟のカント君はまだ4歳ですがこれまた才能に溢れています。まだ3歳のころからトランペットを吹きたいと言っていたのですが周囲は「4歳になったら」とかなだめていました。それが4歳になって本当に始めました。彼もスイングキッズにあこがれているので吹く姿などはばちっと決まっています。ここをクリックしてください。ビデオクリップが見れます。こんなに小さくてもトランペット、彼はまだコルネットを吹いていますが、問題なく吹けるんです。みんなどうして早く小さいころからこうやって始めないのか不思議に思っています。スイスでも小さい子にトランペットを教える先生はいないんです。僕は例外と見られています。でも残念ですよね、小さいころから始めれば楽しく自然に学ぶことが出来るし筋肉や肺の力も無理なく育って行きます。ジェシカがとても良い例です。カント君は3月末には日本に帰るのでその前にスイングキッズのコンサートにはステージに上げて紹介しようと思っています。もちろん一曲吹いて貰います。ジェシカの弟グレゴーも出演します。こちらは5歳です。

素晴らしいショーになると思います。こんな小さな子供達がトランペットを吹けるなんて誰も夢にも思っていないですから。

 

 

 

2008年2月9日

先週の水曜日に演奏がありましたがこれから3週間ほど演奏はありません。この時期は全国的に冬のスポーツをする休みの時期で大きなイベントとかコンサートはしません。人が集まらないからです。子供達も殆どが学校からスキーの合宿に行っていてメンバーが揃わないこともあります。学校によって合宿に出る週が違うのでこの時期は練習の時もいつも誰かが欠けたりします。まあ、みんなにとってもちょっと息抜きの出来る時です。特に今年の1月は例年と比べたら異常に忙しい月でしたから。でも3週間も演奏がないとみんな拍子抜け、という感じです。僕の方からは「この時期一生懸命練習しようよ、特に基礎練習を」と言っています。 3月に入るとまた急に忙しくなります。最近は益々知名度が上がって日によっては5つもの演奏依頼が入って来るようなこともあります。大抵はもう日程が決まっていて要望に応えることは出来ないので喜んでいいのやら悲しんでいいのやら困っています。スイングキッズの演奏をぜひ、という人たちのところには本当に行ってあげたいのですが。まあ、子供達の学校や家族のことも少しは考慮に入れなければならないので僕としては苦しいところです。日本のように毎週末は部活、という訳に行かないんです。出来れば月に一つの週末は演奏なしで家族と何か一緒にしたり、学校の勉強をするようにしてやりたいですが依頼がくると断るのもなかなか難しいです。

2008年1月24日

来週は殆どの学校が休みです。みんな家族でスキーをしに行きます。この休みをスイスではスポーツ休みと言っています。山国なのでスキーは昔から盛んです。

学校からスキーの合宿に行くところもあり栗田家のニイナちゃんも他の子供達と一週間スキーに行きます。

2月6日には州議会選挙の候補者を集めて討論するシンポジウムにスイングキッズも招かれて演奏します。有名な州の政治家から頼まれました。スイングキッズの大ファンなんです。みんなどっかで機会があればスイングキッズを演奏させようと考えているようです。本当にありがたいです。

今年の夏はアメリカのGlenn Millerフェスティバルを入れれば5つのフェスティバルで合計14日間演奏します。フェスティバルからの依頼も年々増えています。学校の関係もありこれ以上はもう出来ない感じです。

最近はドイツからの依頼もかなり来るようになったんですが何しろ遠い所は残念ながら時間の関係で出来ないです。名前が知れるようになるのはいいんですが演奏依頼が遠くから来るようになって反対に困っている状態です。断るのが辛いですから。

2月からいよいよ新しいCDの録音をぼちぼち始めます。今度のCDはゲストが何人か入ります。スイスの民族音楽に使うハックブレットという楽器の共演も一つはいります。隣の男の子で18歳になるニコラスがやります。彼はスイス、ドイツ、オーストリアのドイツ語圏では有名です。たくさんテレビに出ています。いくつかのショービジネス界の賞を取っています。赤ちゃんの時から知っていていろいろアドバイスしたり色々なところで共演もして来ました。スイングキッズとの共演曲を一つ作曲します。お父さんは市長ですが若い頃はプロのサッカー選手でした。とても人気のある人です。

それからもう一つはステップダンスを入れようと思っています。 凄い才能のある15歳の女の子で昨年は世界選手権で3位になりました。小さくて可愛いシャーリンですがそのステップダンスはとてもダイナミックです。

もう一つは地元の小学生たちの歌声をスイングキッズとの共演でお届けします。新しいCDは今までのとは少し趣向が変わっています。自分達だけではなく他の才能ある若い人たちも一緒に何かをやろうという考えです。

舞踏会という新しい分野も体験しましたが、もっともっと新しい何かがやって来る予感がします。

2008年1月22日

Kanto Kurita,4才  最近始めました。将来有望です。  小さいころからスイングキッズの演奏をたくさん聴いていたので3歳の頃からトランペットを吹きたいと言っていました。最初の2,3週間は3つぐらいしか音が出なかったのですが最近はドレミファソと5音が何とか出るようになって知っている「チューリップの花」に今挑戦しているところです。昨年4月にスイスに来て以来たくさんのことを体験してこの小さな体は素晴らしい思い出でパンクしそうなくらいです。頭が切れるので年齢からは想像できないほど色々なことを理解して消化しています。日本語はまだしょっちゅう訳の分らないことを言っていますが、それも又面白く家族も僕も楽しんでいます。「カント、日本に帰ったら日本語しっかり勉強せなダメやで」と言ったら「うん」とうなずいていました。

3月の末にはもう日本に帰国します。3月のコンサートにはステージに上げて吹かせてやろうと思っています。ドイツ語でマイクに向かって挨拶して名前と年齢を言うと言っています。スイングキッズの演奏にずうっとあこがれているのでステージに上がれるのなら何でもすると思います。歌も歌うかも知れませんね。これは楽しみです!

この写真見て下さい、この子の将来が鏡に写っているようです。プロのトランペット吹きが宣伝の写真を撮っているような構えです。顔がいかにもトランペット吹きという感じです。目は優しいけど鋭いものも秘めています。若い女子のアイドルになるでしょうね。その素質は秘めています。今でも若い美しい女の子を見るとぽーっとなるので。s

 

2008年1月20日

12日のJALコンサートはたくさんの人が来て下さってとても楽しいものになりました。ジャズフェスティバルやジャズ博物館の人たちが何人か来て下さり出演も即来ました。スイス ビッグバンド フェスティバルの実行委員の人は何回も涙が出ました、と後でメールを送ってくれました。このフェスティバルでは青少年のバンドのコンテストがあるんですがスイングキッズはそれには参加しないでゲストバンドとして演奏して手本を見せて欲しいと言われました。「君らが勝つのは決まってるんだからそれでは面白くないよ」とコンサートの後に言っていました。最近益々色々なところで注目されています。

JALコンサートの翌日は国営テレビの番組収録がありました。公開録画だったのでまたたくさんの人たちが凄く喜んで下さいました。たわいない娯楽音楽番組なんですがライトを浴びたスイングキッズは益々輝いていて初めてスイングキッズを見る人たちは驚いていました。ディレクターを初めテレビ局の人たちも非常に喜んでくれて盛んにお礼を言われました。「出演してくれて本当にありがとうございました、キッズが登場するとパーっと花が咲いたような感じでとても素晴らしい映像になりました」、ディレクターの言です。本来なら頭を下げて出演させてもらわなければならないのが普通なんですがスイングキッズの活躍は誰からも一目置かれています。

土日と演奏に出かけて火曜日には又演奏がありました。リハーサルを入れると殆ど毎日一緒にやっているような感じです。

 

土曜日は首都ベルンの伝統的な「四季の舞踏会」で演奏しました。国会議事堂のすぐ近くの絢爛豪華なホールでキッズがダンスの伴奏をやったんです。まるで映画の一こまのようでした。こんな大きな舞踏会に子供のバンドが出るなんて想像もつかないでしょう。反響はそれはもう大変なものでした。これを主催する人の喜びようといったらなかったです、子供のように、又してやったり、という感じで自慢げに人々の所に言ってステージの上のキッズを指差しながら何やら話していました。

演奏の終わりごろステージに上がって来てマイクに向かって「みなさん今日はこんな素晴らしいバンドで踊れるなんて幸運です、来年も来てもらいましょうよ」と叫びました。バーっと拍手や歓声が来てその場で即来年の出演が決まりました。これは例外なんです。この舞踏会は毎年違ったバンドを招待しているからです。同じバンドだと続けてくる人が減るからです。それでもこの人はスイングキッズを一度体験した人は必ず又来ると確信したんですね。それにみんな他の人たちにもスイングキッズの素晴らしさを話してこの舞踏会の宣伝にもなります。

スイングキッズを雇う時に彼は言いました、「私は今まで自分で生の演奏を聴いた事のないバンドは雇ったことがないんです。でも他の人たちの話や新聞の記事からするとスイングキッズがどんなに素晴らしいか理解出来るんです、ぜひ出演して下さい」と。僕も彼に言いました、「スイングキッズは誰をも失望させることは絶対ないです、安心して下さい」と。キッズの躍動感に溢れた演奏なら誰でも踊らずにはいられないです。この人は賭けに出た訳です、それは、こんなに活躍しているんなら只者ではではないぞという感じを持ったからです。彼のためにも舞踏会が大成功に終わったことを僕も大変嬉しく思っています。

2008年1月6日

昨日は栗田さん一家と一緒にソンニャの家に夕食に招かれて行って来ました。この地方特産のおいしいソーセージを暖炉の日でグリルして食べました。ワインもスイスのイタリア語圏のものでとてもおいしかったです。ソンニャの弟マーセルとニイナ、カントの4人が言葉の障害はあるにせよ楽しく遊んでいました。カントは栗田家の長男で最近4歳になったばかりですが元気溌剌でしかもものすごく面白い子です。ずうっとスイングキッズの演奏に接した来たので大分前からトランペットを吹きたいと言っていて、最近コルネットを始めました。まだ3,4つの音しか出せませんがラッパを吹く口はしっかりしていて将来性は十分です。今日お姉さんのニイナと一緒にレッスンに来ました。スイングキッズのCDの中の"What A Wonderful World"が吹きたいそうです。「でも、歌うんやないで、トランペットのところ」と言っていました。中間部分の僕が吹くトランペットのソロを吹くところが凄く気に入っているようです。ちょっと吹いてやったらすごい真剣な顔をして聴いていました。

「あんたなあ、毎日練習せなこんなに吹けるようにはならへんよ」と言ったら分ったような顔はしていました。3月には日本に帰るので本当に残念です。そうするとレッスンが受けられないので「木元さんとお、奥さんとお、一緒に日本に来て一緒に住もう。だけどお、スイングキッズはスイスに残るんやで」と言っています。

 

 

子供は本当に可愛いです。ジェシカの弟のグレゴーは5歳ですが、これまた可愛いです。この子はもうパワーがあってかなり吹けます。2歳の時にもうプープー音を出していましたから。早く上手くなってスイングキッズでやってもらいたいと思っています。ジェシカは一年生の時にスイングキッズに上がって来たのですがそこまでは行かないかも知れません。ジェシカは本当に例外中の例外ですから。何はともあれ先が楽しみです。

次の土曜日はチューリッヒでJAL主催のコンサートをやります。ニイナも4曲一緒に吹きます。ソロも二つ取る予定です。もう暗譜しています。顔に似合わずいい度胸をしています。やはり喜びがもたらすエネルギーは凄いです。彼女は今トロンボーンを吹くのが楽しくて楽しくてしょうがないらしいです。まだモンキージャズバンドのメンバーですがこれからキッズとの練習にはいつも来るように予定しています。6月のGlenn Miller Festivalには一緒に来るんです。リズム感とフィーリングにとても優れていて本当に才能豊かな子です。瞬く間に上手くなりました。これからもこの努力を続けて欲しいと願っています。スイングキッズに日本人の子がいるんなんて本当に素晴らしいではないですか。

 

2008年1月2

大変ご無沙汰してしまいました。12月はやはりまた超多忙でした。演奏も21日まであり、それからクリスマスから年末にかけてデンマークへ行っていました。娘のユリアがあるミュージカルに出演しているのでそれを観に行ったのです。

スイングキッズの方は22日から大晦日まで練習も演奏もない完全な休養でした。2日に演奏が入っていたので元旦の夜に久しぶりに練習をしてみんなの調子を見ました。みんな驚くほどしっかりと演奏して驚いた程です。

2日は朝から車で1時間くらいかかるところに演奏に行って来ました。ある町が町民を招待して飲んだり食べたりしながら歓談する恒例の新年の催し物でした。途中キッズの演奏が入って雰囲気を盛り上げた訳です。いつものように大いにのって大変楽しいものになりました。最初は、うわー、2日からもう演奏か、とちょっと気乗りしなかったのですがやればやはり「ああ、やっぱりやって良かったね」ということになり、みんな納得、嬉しく家路に就きました。素晴らしいスタートが切れたので招待してくれた町議の人に感謝しています。

今年も又頑張ってたくさんの人たちに喜んでもらおうと思っています。

2007年12月5日

先週末3連戦をやりました。金曜日は夜中の1時半に帰って来ました。多くの子はそらからまだ家までの時間を入れると2時ごろになったと思います。土曜日はクリスマス商品展示会での演奏で1時間程だったので楽だったです。

日曜日は2時間半のフルコンサートをやりました。これは楽しかったです。会場も音響が素晴らしいホールで演奏するにも本当に気持ち良かったです。

 この日は知った人もかなり多く会場は凄く盛り上がりました。キッズも張り切ってものすごい演奏をしました。益々力強くなってプロの音楽家たちもただただ驚いていました。同じアレンジをやったら本当にプロに負けないと思います。エネルギーが一丸となってほとばしり出ている感じはプロにはないですから。

チューリッヒから来た友人のトランペッターもその迫力と演奏レベルに驚いていました。「凄いとは聞いていたけど、これ程とはとても想像出来なかったよ」と言っていました。

12月はもう2回演奏があっていよいよ終わりです。今年は今までになかったほど忙しい年でしたが来年はもっと忙しくなると思います。6月はアメリカ、10月はアルゼンチンとそれから夏はいくつかのフェスティバルがあります。その他にももうかなりの数の演奏が入っています。来年の終りまではこのメンバーでやるのでこれからどんどんレベルアップして行くのが楽しみです。

ジェシカの弟の5歳のグレゴーが最近トランペットを始めました。もう何曲か簡単な曲を演奏出来ます。先がとても楽しみです。2年先の日本ツアーには連れて行きます。次のサイトで彼が2歳の時のビデオが観れます。ジェシカのリハーサルに付いて来て彼女のコルネットを取ってプープーやっているものです。

http://www.musicplay.ch/musikplay.ch.html クリックして下さい。2歳でこのパワーですから驚きです。2年先のツアーを楽しみにしていて下さい。天才ジェシカの弟もまた天才です。他にも今小学校一年生の男の子でいいのがいます。スイングキッズのトランペットセクションは安泰ですね。

 

 

2007年11月27

先週末は一回だけの演奏でかなり休めましたが今度は金土日と3日間続きます。金曜日は少し遠出です。車で2時間以上かかります。そうすると帰って来るのは夜中の1時過ぎになります。土曜日は午後4時からの演奏でみんな昼過ぎまで眠ることが出来るのでまあ、何とかなるでしょう。日曜日も午後のコンサートなので月曜日まで疲れが残るということはないと思います。夏以来すごいスケジュールをこなしているので学校の勉強の方がちょっと心配です。何とか頑張って欲しいと願っています。

昨日練習の時に6月のグレン・ミラー・フェスティバルで最初の曲を何にするかみんなで話し合いました。

前回は軽いスイングの曲を3,4曲やった後にグレン・ミラーの曲をやったのですが聴衆がみんな総立ちでものすごい拍手をくれました。今度は最初からグレン・ミラーでバーンと行こうというのが殆どの意見でした。みんな子供なのにどうやって聴いている人たちを楽しませるか、乗せるか考えています。みんな経験を通して音楽の本質を理解しています。みんなと一緒に楽しむことの素晴らしさを知っています。グレン・ミラー・フェスティバルは本当に楽しいですよ。この音楽で大きくなった年代が本当に心から喜んでくれるんです。その喜ぶ顔を見るのは最高の気分です。

2007年11月16日

先週はきつかったですね。

月曜日リハーサル、木曜日リハーサル、金曜日コンサート、日曜日コンサート、月曜日リハーサル、火曜日演奏、と続きました。練習の時は9時、演奏の時は11時過ぎに家に帰ります。それに昼間は学校ですからかなりきびしいです。こう演奏やリハーサルが続くと学校の勉強をする暇は殆どないですね。勉強の方はこの期間少しなおざりになりますが又、時間が出来た時に頑張って欲しいと思います。

今週末は久しぶりに演奏がないのでみんなゆっくり休んでもらいたいと願っています。来週からはまたかなり忙しくなります。週末3回も演奏が入っているときもあります。1月は6回も演奏が入っています。こんなことは今までになかったです。来年はもういまからぎっしりという感じです。これからどうなるのか心配なくらいです。他のバンドはみんな演奏依頼がなくて困っている時代ですからスイングキッズの人気は異常です。

 

2007年11月12日

11月9日チャリティーコンサートをやりました。人口9500人の町で500人以上の人たちが来てくれて実に80万円もの寄付が集まりました。この金額は一つのコンサートでは前代未聞です。入場無料で出る時に寄付を募るというシステムでやりました。それにしてもキッズの人気をあらためて知らされました。僕たちは大体20万円から30万円集まればいいだろうと予想していました。これがこの数字です。月曜日の新聞には殆ど1ページを割いて大きな記事が出ていました。みなさんにお見せ出来ないのが残念です。 土曜日は何もなかったですが日曜日には車で2時間かかる町でコンサートをやりました。今日月曜日はリハーサル、明日火曜日は又夜演奏があります。Kidsたちは先週の木曜日の練習から音楽に浸っている生活を送っています。少しは学校の勉強もしなければならないので楽ではないですがみんな頑張っています。ぶっ倒れるまでやればいいんです。みんな心から喜んでやっているんですから。

 

2007年11月4日

ヤンのトランペットの続きです。

実はその明後日、日曜日にスイスのショービジネス界が若手のアーティスト13組、一人に歌手もいましたが、を集めてコンテストをやったんです。それにスイングキッズも出たのですが予定通りというか一位になりました。いつもの通りぱーっと行ってぱーっと演奏したという感じで、コンテストだから特別に練習するとか緊張するとかは全くなく本当に普段通りでした。審査員は驚いていましたが。

それでヤンは木曜日に練習があって金曜日と土曜日に全く練習しなかったんです。日曜日の朝出発する30分前にケースを開けてトランペットがないことに気が付いて僕のところに電話をして来ました、「ねえ、トランペットを練習場に忘れて来たんだけど」 

どっちみち2日間練習をしていなかったんなら本番前に気が付いた方が面白かったのですが。さあ、ウォーミングアップをしようという時にケースを開けて楽器がなかったらずいぶんと慌てたでしょうね。

僕はコンテストとかコンクールには反対する方なんですがこれは課題曲もないしいろいろなスタイルが参加していて直接比べることもないので宣伝の為に参加した訳です。まあ、こんなバンドがあるんですよ、ということを他の人たちにも知ってもらいたかったという理由もあります。

でも子供達には非常に楽しい、興味深い一日になりました。歌手、アクロバット、ダンス、ステップダンス、漫才、ヨーデルなどたくさんのスタイルの若手アーティストが繰り広げるショーを堪能しました。お客の中で一番大きな声援と拍手を送るのがこれまたスイングキッズなんです。言わば競争相手に心から声援を送るのです。このあたりがこの子達の素晴らしさです。スイングキッズ自身はその日一位になるとは思っていなかったそうです。最後に参加者全員がステージに上がってその日の最高のアーティストを発表するまでは心配そうでした。

僕のところに来て、「ねえ、今日チャンスあると思う?」とか「3位くらいになれるかね?」と訊いていました。彼らはまだ色々なものを見たことがないので真の価値が判断出来ないんです。ホールで働いている人がリハーサルの後に僕のところにやって来て言いました、「今日はあんたらが勝つよ、俺にはもう分かっているんだから」と。リハーサルはスイングキッズが最初だったんです。それでも彼には長年の経験からそれが直感できたんですね。いいグループとかアーティストはいてもスイングキッズのように人の想像を超えるレベルというのはどこにもないですから。

 

 

2007年10月26日

昨日ツアーから帰って以来始めての練習がありました。2週間毎日演奏したので以前より又全体の音がまとまった感じがします。みんなの楽器が良く鳴っています。リハーサル室のドアーを閉めて外から聴きましたが本当にプロが演奏をしているよなサウンドが出ていました。技術ではなくサウンドです。

時差ボケもほとんどなくなりみんな元気でした。中にはまだ疲れている感じの子もいましたが。

練習の後部屋を見渡したら何とトランペットが一本残っているではないですか?誰のかと思ったらヤンのです。楽器を忘れて空のケースを持って帰ったようです。今日は学校なので夕方帰って練習する時にケースを開けてびっくりするでしょうね。まだ誰にも話していないので彼の反応が楽しみです。明後日は演奏があります。それまで練習を全くしないで演奏に来たらもっと面白いですよね。どんなにうろたえるか。これも日本ツアーのおまけですかね。 どっちにしろみんなで大笑いですね。

 

2007年10月22日

感動のツアーも幕を閉じました。日本の関係者の皆さん、それからコンサートに来てくださった皆さん本当にありがとうございました。キッズはみなさんの暖かい心、大きな声援を受けて一段と輝きを増して帰国しました。これから時間が出来次第報告しますのでしばらくお待ちください。

 

13日間で実に17回のコンサートをしました。しかし最後の最後まで喜び溢れる演奏を力いっぱいして聴衆を魅了したキッズのエネルギーは本当に大したものです。僕自身驚いています。スイスに帰国した翌日にはもう演奏に出かけました。モナコのプリンセス・カロラインも来ていてKids の演奏に驚いた様子で聴いていました。

 

 

2007年9月17日

最近毎日のように演奏依頼の電話やメールが来ます。名前が売れたのいいのですが遠いところからも話が来て、半分困っています。移動に時間がかかって帰りも夜中を過ぎるし余りいいことはないのです。かなり遠いとホテルに泊まるのですが、そうすると一つの仕事に2日もかかってしまいます。ギャラが倍出ればいいのですがそんなことは殆どないです。でもぜひ来てくれと言われると断れないんですよね。 このあたりは辛いです。

 

 

金曜日は少し山間部の田舎に演奏に行って来ました。でもみんな凄く喜んでくれました。音楽を良く知っている新聞社の人も「これは奇跡だ」と言っていました。

もうすぐ日本に出発します。みんな段々とテンションが上がって来ました。みんなで前回の日本ツアーの話や今回のツアーの希望、予定などを話しています。食べ物ではバイキングレストランが一番良かったというのがみんなの意見です。特に焼肉が良かったそうです。こんどもぜひ行きたいですね。

 

2007年9月12日

忙しかったのとインターネットの接続が何日も出来なかったのでご無沙汰してしまいました

ホテルでの5日間は本当に素晴らしかったです。

その翌日学校が始まりましたがその週末にはもうあるフェスティバルに出かけました。その時の様子を首都ベルンの新聞が記事を書きました。見出しに「スイングの奇跡」という表現を使 って。それほどキッズの演奏は初めて聴く人には衝撃的だったようです。その場ですぐ、来年も来てくれと招待を受けました。

次の週末もその次も次も演奏がありました。それも一回だけではなく金土と2回、あるいは金土日と3日間も演奏がありました。どこに行っても大変な受けようです。

2008年6月12日から15日まで又アイオワ州のグレン・ミラー・フェスティバルで演奏をします。グレン・ミラー生誕協会から正式な招待状が届きました。秋にはアルゼンチンに行くのですが頑張ってアメリカにも行きます。アメリカの聴衆の喜ぶ顔が見たいです。ただそれだけの為にでも行きたいです。

アメリカのビッグバンドの殿堂からスイングキッズが「スイング音楽の大使」という称号を頂きました。みんなで頑張っているのが認められたと思います。

来年の演奏依頼がぞくぞく来ています。もうかなり埋まっています。こんなことは本当に今までなかったです。普通は年初めにぼつぼつ来ます。

まだまだ出発までは忙しいです。頑張ります。

みなさんお元気で

 

 

2007年8月7日

今日は久しぶりに練習がありました。明日から演奏に出かけるので。

みんな揃って一緒にやるのは前回のジャズフェスティバル以来3週間ぶりです。どんな音が出るのかと思っていたら全然悪くなっていないので本当に驚きました。普通は長い休みの後は楽器がよく鳴らないし音程も悪いんです。それが今のスイングキッズは休みの間もちゃんと練習してコンディションを整えています。プロ級です。もちろん休みの前には、家で練習していいコンディションで来るようには言ってあったのですが、これほどまでとは想像出来ませんでした。心構えも上達して来たようです。嬉しい限りです。

僕は今日は練習場の鍵を忘れて家に取りに帰りました。みんな外で待っていたのですが僕が来るとルーカスが顔を輝かして言いました、「ダイ、何を忘れたの?」

いつもは自分が色々なものを忘れてみんなに笑われているので今日は鬼の首でも取ったようでした。

明日からそのホテル・Waldhausに5日間行って来ます。自分では払えない高級なところです。食事は超豪華で左右にフォークとナイフが4本ずつ並んでいます。グラスも大小4つあります。豪華なワインもサービスされます。全部無料です。申し訳ないような感じですがオーナーが「遠慮しないでみんなで5日間楽しんで下さい」というので言葉に甘えています。コンサートはたった一回だけ出来るだけです。それ以上はやらせてくれないんです。オーナーが「いいものは一回きりの方が価値があるんです」、と言うんです。

ホテル内には屋内プールや屋内テニスコート、ビリヤード等があり、屋外にはミニゴルフ等もあります。環境はもちろん最高です。夏、秋は山歩き、冬はスキーと存分に楽しめます。丘の上に中世のお城のようにそびえるこのホテルではスイスでは最も由緒あるホテルの一つです。それでもオーナーの家族を初め従業員はとても控えめで礼儀正しいですが、日本のようにやらされているのではありません。本当に心からお客を迎えて楽しんでもらおうという気持ちがにじみ出ています。

オーナーはとても質実な人で自分が旅行をする時は安い宿にしか泊まらないらしいです。お金のある人たちにそれだけのホテルを提供していても自分はタダの庶民だという自覚を持っています。本当に立派な人です。利己主義の発達しているヨーロッパでは非常に珍しいです。自分を奉仕者として位置づけている人で、聖者の位を上げてもいいくらいです。

仕事柄ヨーロッパの超豪華ホテルでよく演奏しましたが、ここは別格です。他はみんなそれなりに気取った気風があり堅苦しい雰囲気がありますがここは何と言うんでしょうか、愛が空気に満ちている、そんな感じがします。このホテルを知ったことは幸運です。

 

 

 

2007年7月20日

フェスティバルでは普通昼間は野外、夜はホテル内という演奏でした。それで昼間は服装は全く自由にしました。ジェシカなんかは半ズボンに裸足でステージに上がっていました。その格好であの凄いソロですから聴衆は唖然としますよね。

写真は又近々載せます。

 

 

2007年7月20日

夏休み入ってすぐ2つのフェスティバルで合計7日間演奏して来ました。

毎日4時間から5時間のステージをフルにこなしました。昼と夜の2回公演です。きつかったですけど感動した聴衆の大歓声が子供達にエネルギーをくれてみんな最後の最後までフルパワーで頑張りました。

行く前はこれほどセンセーショナルな反応があるとは思っていませんでした。それが蓋を開けたとたん凄い反応でした。何人もの年配の人が目に涙を浮かべて聴いていたのが印象的でした。

 

最後の夜のフィナーレのステージでは立ち見でぎっしり埋まった会場が

緊張と喜びに溢れて異常な雰囲気をかもし出していました。子供達のエネルギーは本当に凄いです。時にはダイナマイトが

爆発したような迫力で聴衆を圧倒します。そんな時はウワー、

といううなり声が起こります。僕たちもこんなに興奮した経験はないくらいです。

フェスティバルに出演していたたくさんのプロの音楽家もただただあきれていました。彼らからぜひパリへ来てくれ、スコットランドへ来てくれ、オランダへ来てくれ、イタリアへ来てくれ、とたくさんの要望を受けました。

 

僕たちの日ごろの目標である「みんなと一緒に楽しい時を過ごす」、これが又実現できて本当に嬉しく思っています。

 

子供達は本当に可愛いです、でも凄いエネルギーと情熱を持っています。

 

下に最初の日の印象を書いた二つの新聞の記事を載せます(略約です)

ダヴォス新聞 200713 

驚きのSwing Kids

Davos Sounds Good 07では今年はビッグバンドの演奏も聴ける。

 フェスティバルのビッグセンセーションはビッグバンドの素晴らしいサウンドを聴かせるSwing Kidsだ。他の11のバンドもジャズファミリーの一員として素晴らしいスタートを切った。見せ場はまだまだこれからだが。

 Davosのジャズフェスティバルは毎年新しく珍しいもの、びっくりするものを提供しているが、今年は疑いなくDai Kimoto率いる14人の子供が聴かせる素晴らしいビッグバンドのサウンドがそれだ。10歳から16歳までの子供達が若い音楽家からは絶対想像できない驚くほど正確なスタイルと素晴らしいリズム感、それに純粋なサウンドを提供している。日本人の指導者の下、HotelWaldhuusHotel Pischaの感激した聴衆が体験したように子供達からは演奏する喜びが溢れ出ている。

 

南東新聞 200713

感激のスイングキッズ

 水曜日のホテルWaldhuusでの音楽的な体験は特別なもだった。Dai Kimoto and Swing Kidsは最初のコンサートから人々のハートを打った。昨年のアメリカツアーの時にアメリカ人が子供達の演奏するジャズが余りに上手いのでびっくりしたとKimotoは話したが、この驚きはDavosの聴衆も同だ。プロフェッショナルなアレンジ、正確なスタイルと自信に支えられたティーンエージャーのソロ奏者達。グレン・ミラーのPennsylvania 6-5000では年配の聴衆は立ってリズムを取りたくても椅子が狭く並べられていたためにそれが出来なかった。今年のフェスティバルの最高の人気者になるに違いない。

 

 

2007年6月28日

先週末は久しぶりに金土日、3日間続けてフルコンサートをやりました。 毎回正味2時間の演奏をしたので演奏の後の満足感も格別です。
時間があるコンサートだとみんなアドリブソロも十分取れて本当に興味深いです。
ちびっ子たちも良く上達して堂々と演奏しています。演奏はもう今までなかったレベルに達しています。その代わりアレンジもレベルが高くなったのでトランペットセクションはかなりきついです。しかしいつものことですがジェシーのパワーにはただただ驚きます。僕はプロのはしくれですが10歳の女の子がどうやってあんなにパワーのあるトランペットが吹けるのか不思議です。きついところは休みなさいと言うと余計にしゃかりきになって吹いています。コンサートの前にはいつも僕のところに来て「ねえ、今日はあの曲やろうよね」とそういうきつい曲をリクエストします。僕が驚いているのを見て楽しんでいる感じです。
もうすぐ夏休みです。休みの最初の8日間は2つのジャズフェスティバルで毎日
演奏します。一時間半のステージが3回ある日もあります。とてもいい練習になると楽しみにしています。レパートリーは50曲あるのですがこの8日間でどの曲も
何回か演奏できます。これはありがたいことです。これ以上の練習はありません。

それから3週間休みです。たくさんの子が家族とキャンプや旅行に行きます。休みの間に一度、いるメンバーだけで演奏に出かけますが。

僕とエヴァとソンニャはスイス観光キャンペーのショーで2日間ドイツに行きます。 ジェシーも本当は来る予定だったのですがちょうど家族と旅行に行っていていません。

2007年6月13日

11日月曜日でしたが地元で練習の代わりに外でライブコンサートをやりました。テナーサックスのパトリックの家族も来ていました。妹は10歳で少し精神障害があります。曲の途中の司会の時に冗談で「スベンニャ、彼女の名前です、何か一曲歌ってよ」と言うと、本当に前に出てきてマイクの前で子供の歌を一人で歌いました。みんな大喜びでした。彼女は僕が家に電話するといつも電話に出ます。それから一日の出来事を延々と話してくれます。 僕にはとてもなついていて、会うとすぐいろいろなことを話し始めます。

以前大人の精神障害の施設で演奏した時のことを思い出します。それは本当に忘れられない素晴らしい思い出です。みんな無我夢中で楽しんでくれました。スイスでは障害者へのケアがとても進んでいます。誰もが社会の一員として対等に生きる権利があります。彼らから学ぶ点はかなりあります。

2007年6月7日

最近は他の仕事も忙しく又ご無沙汰してしまいました。

スイングキッズはこれからいよいよ忙しい時期に入ります。次週末は金土日毎日演奏があります。7月に入って10日間2つのジャズフェスティバルで毎日演奏します。それからやっと夏休みです。3週間は何もやりません。休みの最後の週は有名なホテルから招待を受けています。又豪華な日々が過ごせます。それから日本に行くまでは本当に忙しい時期が続きます。資金を稼がねばなりませんから。

前列の3人娘、左からエヴァ、ソンニャ、ジェシーです。みんな才能があり勇気があり、何も言うことはありません。それにみんな本当に可愛いです。日本で旋風を巻き起こして欲しいと願っています。両脇にいる男の子は左がニコ、右がフラビオで共に12歳です。

 

みんな輝いています。この輝きが音に現れているのがスイングキッズです。

1927年の消防車です。写真を撮ると言ったら知り合いの消防士が持って来てくれました。

もちろん合成写真です。バックは4300mの有名なユングフラオ山です。

 

2007年5月12日

ソンニャ、なかなか様になって来ました。耳もいい、リズム感もいい、楽譜も読める、先が楽しみです。

下はコンサートの前にサッカーで暇をつぶすキッズ達。ジェシーとルーカス、右はソンニャ

 

 

 

2007年5月12日

昨日はドイツとスイスの国境をまたいだ商品展示会(Gewerbeausstellung)で演奏をしました。スイス側から入ったのですが実際に演奏したのはドイツの土地でした。

それで、さあ始めようと言った時ハプニングが起きました。ドイツの地なのでベースアンプのコンセントが差し込めないんです。
これはさすがに計算に入れていませんでした。演奏依頼はスイス側の運営委員会からされたものでまさかドイツに入ってやるとは思ってもいなかったのです。サウンド技師が向こうの差込口を
開けて応急措置を取ってくれてなんとかなりましたが開演が10分程遅れました。ヨーロッパではまだ企画が統一されていなくて
本当に不便です。たった数メートル歩いただけでこれです。

契約書には夜8時から10時までと記されていましたが、お客がすごくのって何と11時半までアンコールの連続をしました。
僕はいつもコンサートの終わりごろ冗談で「今日はアンコールの曲を28曲持って来ています」と言ってお客さんを笑わせるのですが今日は現実になってしまいました。

それでもKidsは最後の最後までパワー全開で自分達も心から楽しんで演奏をしました。僕たちが一番の目標としている「たくさんの人たちと一緒に素晴らしい時を楽しむ」というのが今日は存分に実行出来ました。

お客の驚きや喜びの表情、キッズの輝きを見れる僕は本当に幸せでした。
自分達の音楽でたくさんの人たちを感動させる、その喜びを今日はKidsたちも心の底から感じました。

 

バンドの価値はどんな難しいものをやっているかではなく、いかに聴く人に喜びを与えるかだと思います。「喜びを分かち合う」ということが平和への原点ではないでしょうか。

もちろん、もうこれでいいと思ってはダメになるので頑張って練習をやりますが一番の目的は「みんなで素晴らしい瞬間を楽しむ」です。

聴衆者の声;ほんの一例です。                                       
ドイツ人女性;
「私はもう80歳になるんですけど、こんな経験をしたのは始めてです」-

年配のドイツ人男性;
「今日は私の人生で最も素晴らしい夜の一つでした」-

自分も音楽をやるという若い男性;
「こんなのって信じられないじゃないの」-

若いドイツ人男性、ジャズファン;
「たった14人でこのパワー、想像出来ないです」-

スイス人女性;
「外で素晴らしいバンドのサウンドが聞こえて来たので入って来たら子供達が演奏しているのでびっくりしてしまいました」-


等など、たくさんの人達が演奏の後僕のところにやって来て喜びの言葉を感激した様子で話してくれました。
 

 

2007年4月26日

水曜日の夜に州立銀行の総会の後のパーティーで演奏をして来ました。大きな会場に4500人の招待客がひしめき合ってたいへんな賑わいでした。

会場の3隅にステージがありそれぞれ2つずつのグループが交代で演奏をしました。

もちろんキッズは大変に受けました。僕たちが演奏する時は座れない人たちが周りにいっぱい立って大盛況でした。何と言うんでしょうか、こんなものが世の中にあったのかというような驚いた顔をしてたくさんの人達がキッズの演奏を聴いていました。その顔を見るのも楽しみですね。でも皆さんが喜んでくれることが何と言っても一番嬉しいです。

そのために音楽をやっているのですから。

3ステージやりましたが演奏の前後にたくさんの人たちから声をかけられました。みなさんが本当に心から感動してくれました。こんな嬉しいことはないです。

キッズの後で演奏する他のバンドには残酷でした。僕たちの演奏が終わると殆どの人がどっかに行ってしまいました。でもこのバンドの連中は演奏前にはたかが子供のバンドだとなめて大きな顔をしていました。僕たちの演奏を聴いてからは態度が一変しましたが。

 

ジェシー、エヴァ、ソンニャのちびっ子3人娘は楽しくやっています。新しいテナーの13歳のパトリックなどはおっとりして人がいいのでこの3人の餌食になっています。食事の時などにテーブルが一緒になると盛んにからかわれています。その都度この3人は大声を上げて笑っています。

エヴァは元気があり、新米のくせにサンドロを「チビ」と呼んでいます。6歳も若いのに。サンドロは人がいいので何にも気にしていませんが。みんな和気藹々と本当に素晴らしいグループです。

演奏の時にみんなで楽しく食事している姿は本当に微笑ましいです。ステージでも年齢差がかなりあるのですがみんな一丸となってパワーのあるサウンドを聴衆に投げ出しています。この姿をみんなが感動して見ています。僕もこの子達の演奏する姿を見て、又サウンドを聴いて感動している一人です。本当に素晴らしいキッズ達です。

 

 

2007年4月21日

今週は春休みの第2週目です。月曜から水曜までセクションの練習をして木曜日に全体練習を2時間半くらいしました。それから今日金曜日演奏に行って来ました。ある地方銀行の総会です。日本のような株主総会というようなものではなく、口座を持っている人なら誰でも招待されます。

一時間半くらいの形式的な総会がありその後は食事と演芸です。みんなもちろんそれ目当てで行く訳です。900人以上の人達が来ていてスイングキッズの演奏をとても楽しんでくれました。食事に時間がかかり予定の夜の10時が10時半になりました。

遅くなったしこの後デザートを食べるので30分位で止めて下さいと言われましたが、お客さんが大変ノッて一時間近くやりました。

進行係りの人も苦笑していました。僕が「みなさん、どうです、もう一曲やりましょうか?」とけしかけると必ず「やー、アンコール、アンコール」と反応します。それでどんどん長くなってしまいました。

たった30分の演奏なんて本当に面白くないですよ。

演奏の後みんなでデザートを食べて家に帰りました。夜中の12時半を回っていました。

 

 

 

トランペットのセクション練習の後湖畔でソーセージを焼いて食べました。

栗田家のカント君もやって来ました。ジェシーは来客があり先に帰りました。

 

 

2007年4月13

今日は気温が25度まで上がりました。まだこれからまだ少し上昇するとのことです。本当に異変です。

栗田家元気に忙しくしています。たくさんの人達が家具や台所用品などを提供してくれて住居も段々と整って来ました。4部屋のアパートは3階で日当たりが良いし窓から湖や美しい教会が殆ど目の前に見えます。港に入るドイツからのフェリーも見えるというおまけまで付いています。

ニーナちゃんは春休みが明けたら夏まで4年生のクラスに通います。もうどのクラスに入るかも決まりました。先日スーパーに一緒に行っていたら担任の女の先生に会いました。僕はこの人はもう何年も知っています。若くてとても優しい人です。これもニーナちゃんにとっては幸運です。

このクラスには半分日本人の女子がいるのでぜひこのクラスに入れてくれと学校側に頼みました。校長も事務の人ももちろん良く知っているので希望をかなえてくれました。それでも最終的には担任の意思で決まります。日本のように上からの命令ではありません。

担任の先生も子供達にも素晴らしい経験になると考えたと思います。この人はどっちみち日本ファンの人ですから。

栗田さんは日本ではスイングキッズのために本当に尽力してくれたので今度はスイスでみんなに良くしてもらう番です。素晴らしい一年を送ることが出来ると思います。

 

2007年4月12日

スイスは今春休みの最中です。先日は復活祭があり静かな数日を送りました。復活祭の日曜日はスポーツの試合や派手なイベントも出来ません。

休みは2週間あります。今週はスイングキッズの練習も休みです。2週目は毎日セクションの練習をやります。金曜日と次の週に演奏が入っています。どちらも地方銀行の総会です。

日本ツアーは今年は南国周りです。  倉敷、高松、大分、宮崎、北九州、宗像が決まっています。日本にいる間4日間台湾に出向いて3つのコンサートをやります。

前回の日本ツアーで大変お世話になった龍谷大学教授の栗田さんが家族と一緒に4月3日にロマンスホーンにやって来ました。これから一年間スイスに住みます。スイスの福祉システム等の研究の為大学から派遣されています。奥さんと10歳の娘さんニーナちゃん、それにもうじき4歳になる息子さんカント君4人です。ニーナちゃんは日本でもトロンボーンをやっていて引き続き僕のところにレッスンに来ます。上達したらスイングと一緒に練習させます。ひょっとしたら日本ツアーに同行するかも知れません。本人の努力次第ですね。

20度前後の素晴らしい天気が続いています。温かい5月という感じです。

 

2007年4月2日

一泊二日でフランクフルトに行って来ました。スケジュールはきつかったですが、いつものように楽しかったです。新しい5人もすごく頑張ってたくさんの聴衆を魅了しました。即ドイツの2都市から招待を受けました。来年の話ですが日程さえ合えば行きたいと思っています。

小さい3人娘は楽しくやっています。バスの中ではキャーキャー、げらげら笑ってうるさいくらいですが、本当に微笑ましいです。何と言ってもジェシーに同年代の友達が出来て僕も楽になりました。3人はバンドの中では一番若く、近い将来バンドの核になるので大事に育てたいです。男の子より女の子の方が楽です。男の子のように羽目を外さないので。

 

 

2007年3月27日

世界レベルのブレイクダンス・グループ、Floor Roc Kidz のマルコから指導を受けるキッズ。このグループは2度世界チャンピオンになっています。キッズの中ではジェシーと新しく入ったニコが細くて軽いのでとても上手くやっていました。

 

2007年3月22

ジェシーが8歳の時にモントルー・ジャズフェスティバルに出演した時の姿。この日は彼女が主役でした。 野球帽を後ろ向きにかぶってバンドの前で堂々とアドリブソロを吹く小さな女の子の姿は誰にとっても信じられない光景でした。フェスティバル40年の歴史の中で一番若い演奏者です。誰にとっても忘れられない瞬間でした。

 

2007年3月18

又、ご無沙汰してしまいました。なぜか忙しく追われています。ゆっくり生きようとは目標にしているのですが。次はまた平日の月曜日の夜演奏があります。電力会社の株主総会のようなものです。トップの人がスイングキッズの大ファンで、ぜひ頼みますと言われました。彼も過去15年以上毎年交換留学の学生を家で世話をしていたほど国際交流には理解もあり、実際に支援もしています。そういう意味でもキッズが外国に出て活躍しているのをとても喜んでくれています。奥さんはロシア人です。

それから後は31日にドイツのフランクフルトに出かけます。一番大きな音楽展示会というんですか、日本では何と言うのかしりませんが車で言えば自動車ショーのようなものです。

要するに世界の楽器製造会社が一同に集まって展示会をやるものです。その中のイベントで「Music4Kids」という若者のグループだけが出演するコンサートがあります。スイングキッズはそれに出演するのですが、多数のグループの中、お金を貰うのはスイングキッズだけです。だれでも出たがるので主催者としてはギャラを出す必要はない訳です。

でもスイングキッズには例外的にスイスからの遠征費用が全部出ます。ありがたいことです。でも業界にとっては出来る限り多くの子供達が楽器を演奏することは生存への絶対不可欠な要素ですからスイングキッズのよなバンドは最高の宣伝材料になる訳です。

 

グレン・ミラー・フェスティバルで一緒だった熊本の玉名女子高の吹奏楽でドラムを叩いていた北真由美ちゃんの自画像です。実物はどうか想像にお任せします。この人もマーセルに惚れている数ある女の子の一人です。

最近高校を卒業して就職しましたが、プロドラマーになる夢を持っているそうです。頑張って下さい、とみんなで応援しましょう。アメリカでの演奏を聴いた限りではかなりの腕前です。というか演奏に気迫が入っています。これは一番大事なことの一つです。いくらテクニックがあっても演奏に気迫がなければお稽古事で終わってしまいます。ドラムは特に他の人にエネルギーを供給する役目を持っていますから。

でもスイングキッズの生きた演奏にかなり刺激されたようです。

 

 

 

2007年3月7日

今日は火曜日でしたがコンサートがありました。かなり知られているコンサートシリーズに招かれて演奏しました。平日にもかかわらずたくさんの人が来てくれて素晴らしい雰囲気を作ってくれました。8時から10時半まで15分の休みを2回とって3ステージやりました。最後はスタンディングオーベイションを受けました。明日は学校もあるので10時半で止めましたが、これが週末なら延々とやっていたと思います。正味2時間演奏したにもかかわらずみんな疲れた様子は全然なかったです。頼もしい限りです。

 

新しい5人も全く驚くほどうまくやっています。また古いメンバーもこの新しい若い子達をとても可愛がっています。すごく微笑ましい光景です。

どうしてこんなに素晴らしい子供達が集まって来るんでしょうかね。自分でも不思議なくらいです。別にオーディションとかやっている訳ではありません。そんなにたくさん候補者がいれば苦労はないですが。スイスは人口が少ないのでそうは行きません。人数が揃えば満足しなければなりません。でもスイングキッズはとてもいい子ばかりの集団です。

2007年3月5日

明日の夜遅くまで演奏があるにもかかわらず今日は夜、練習をしました。よっぽどやめようかとおもったのですが、今ここで気分を緩めてはだめだと思い、やりました。金曜日に大変乗った演奏をしたのでみんな今やる気満々です。

殆どの子が電車で来るのですが駅から練習場所までの途中トランペットのエバがトランペットを駅に忘れたことに気が付いて取りに戻ったそうです。幸いまだ置いたところにあったそうです。本人はさぞかしドキッとしたこと思います。彼女を一緒に行ったソンニャは少し遅れて来ました。そしたら誰かが言いました「ルーカスより上手を行くよ」と。すると他の子が「でもルーカスは日本でパンツ3枚忘れたからね」、すると又誰かが「今頃は日本のインターネットでオークションにかかっているよ」、そして最後はジェシーが「オリジナル・スイングキッズ・パンツ」と言ってみんなで大笑いして練習を始めました。

僕もトランペットを電車の中に忘れたことがありますがこれはベルンの国鉄の本部まで行っていて帰って来るまで一週間かかりました。駅に取りに行って規定料金の500円を払おうとしたら係りの人が「ああ、いいですよ、内緒にしときます」と、タダにしてくれました。駅の人はみんな僕のことを知っているのでこんな時は便利です。

駅のレストランの経営者も僕を目にしてやって来て言いました、「練習の時にみんなでおいでよ、おごるから」 もちろん次の練習の時にみんなで押しかけました。スイングキッズ本当にみんなに愛されています。

 

 

2007年3月5日

光陰矢のごとし、というと大げさですが、それでも月日が経つのは速いものです。キッズの新しいメンバーも頑張っています。先輩達にもまれてどんどん上達しています。先週の金曜日は演奏がありました。ある地方銀行の総会の後コンサートをやりました。テレビでキッズを見た人はかなりいたようでうすが、生演奏に接するのはみんな初めてのようでした。

みんな驚いて大変素晴らしい雰囲気でした。銀行の理事長もとても感動して「心から楽しんで演奏している姿を見るだけでも夢のようです」と言っていました。

昔ルイ・アームストロングと個人的な知り合いだったというかなり年配の人もいましたが、涙を流さんばかりに喜んでいました。「あなたの指導は素晴らしい」と、僕まで褒められました。夜の10時から12時半までたっぷり演奏しました。

次はこの火曜日に演奏があります。これからどんどん忙しくなります。でも頑張ってやります。たくさんの人達が心から喜んでくれているので。

 

 

2007年2月14日

今日は仕事をやる気がなかったのでこんなことをして遊びました。

 

 

2007年2月12日

又ご無沙汰してしまいました。

土曜日に写真の撮影がありました。その後みんなでボーリングに行きました。いつものように楽しかったです。2月はまだ暇ですが、3月から又忙しくなります。新しいメンバーは一生懸命頑張っています。もう一人テナーサックスの子が入りました。とても素晴らしい性格をしているし、音楽的にも才能に溢れています。フラビオ、12歳です。後1年したら妹のリンダがバンドに入って来ます。リンゴのように可愛い子です。

 

 

 

 

 

2007年1月24日

今日は火曜日でしたが、銀行の内輪パーティーに招かれて演奏に行って来ました。楽しかったです。いつものことですがみんなで一緒に食べるおいしい食事は最高です。

今日は新しい4人が全員一緒にやりました。みんな素晴らしいです。みんな才能に溢れているしガッツがあります。トロンボーンの小さなソンニャも二つのソロを立派に吹きました。可愛いけど根性があります。秋の日本ツアー楽しみにして下さい。今までに達し得なかったレベルで皆さんに素晴らしい音楽を楽しんでもらえると思います。

年が明けて演奏依頼がどんどん来ていますが今年はもうほとんど埋まっていて断るのが気の毒です。みなさんぜひスイングキッズをイベントにと熱望しているのですが僕たちにも時間的、体力的に限界があります。昨年は夏から冬まで休みなしだったので今年は一月に一回の週末は休ませてやりたいです。知名度が上がるに従って演奏依頼も遠くから来るようになってそれがかえってスケジュールをきついものにしています。みんな学校があるので。

でも少々厳しい目にあった方がいいと僕は思っています。甘っちょろい人生ではだめでしょう。

 

2007年1月14日

新しい4人を紹介します。左からソンニャ、ニコ、パトリック、エヴァです。個人については「メンバー」で読めます。

 

2007年1月4日

今日今年最初のリハーサルがありました。クリスマス前より2週間全く練習を休みました。トランペットの連中はちょっとへばってた感じでした。ジェシーは殆ど練習しなかったと言っていましたが、In The Moodのソロをちゃんと吹いたので驚きました。サックスの新しい二人はかなり上達していました。

明後日はもう最初のコンサートです。サンドロは明日家で練習すれば明後日は大丈夫だよ、と言っていました。気楽なものです。

一月は2回2月は1回3月は4回と徐々に慣らしていく感じで演奏が増えて行っています。今は新しいメンバーが4人入ったのでこういう方が幸いです。

 

夏にはあるジャズフェスティバルで6日間毎日演奏というような楽しいスケジュールも入っています。かの有名なホテル「Waldhaus」からも5日間招かれています。ここはオーナーがキッズの大ファンで「演奏は一回でいいからみんなでゆっくりしていって下さい」、と言って演奏させてくれないんです。ホテルのゲストは「どうしてやらないんだ」とうるさく言うんですが。僕たちも毎日演奏したいんですがオーナーは「余りたくさんやると安っぽくなるから」と言います。

名前が売れてきたのはいいんですが、その分遠くからの演奏依頼が増え「やぶへび」という感じです。移動に時間がかかるし体力的にもきついです。余り遠くに出かけるのはメリットがないです。

金沢の瀬戸彩子ちゃんの作品です。

2007年1月1日

いよいよ2007年に入りました。今年も頑張ります。宜しくご声援、ご支援お願いいたします。

こちらは年越しは派手に祝いますが新年は2,3日休むだけです。

スイングキッズも4日にクリスマス以来の練習があり、6日は今年初めてのコンサートがあります。

4人のメンバー入れ替えがあり、これから又一生懸命練習しなければなりませんが可愛い子が4人加わって雰囲気が若返りました。平均年齢も13歳弱になりました。みんな才能がある子ばかりなので夏ぐらいには今よりもっとレベルが上がっていると思います。秋の日本ツアーを楽しみにして下さい。

 

 

2006年12月30日

13日に今年最後の演奏があり練習もクリスマス以来休んでいます。年が明けて4日に最初の練習があり6日はもう最初のコンサートがあります。

今はみんなそれぞれ家で久しぶりの休みを楽しんでいます。4日にみんなの顔を見るのが楽しみです。

来年もとても忙しくなりそうです。もうたくさん演奏が入っています。今年は63回の演奏をしました。スイスでプロアマ合わせて一番売れているバンドがスイングキッズです。もうこれ以上は出来ない感じです。それに余り全国的に演奏依頼があると遠くて移動に時間がかかり子供達にはしんどいです。学校に行って、それから週末の演奏ですから。

ルーカスの物忘れはもう皆さんにもよく知られていると思います。相変わらず殆ど毎回やっています。最後の演奏ではトロンボーンを楽屋に忘れて平気な顔をして帰る車に乗っていました。その演奏に来る時がこれまた面白かったのです。来るまでたった15分のところなのですがルーカスの父親、これが素晴らしいジャズフルート奏者なのですが、タイプとしてはルーカスと同じでどっかピントが合っていない人です。この日は彼が何人かの子供を乗せて来る日でした。何と1時間かかって開演5分前に到着しました。誰でも簡単に見つかる場所なのですが何とGPSを頼って運転したそうです。それがおかしな作動をしてとてつもないところに行ったそうです。普通ならすぐ気が付くのですがそれがルーカスの父親です、ナガーイ、オソーイ。

 

2006年12月10日

8日の金曜日今年最後の一般公開のコンサートがありました。いつもと同じように楽しくやったのですが、この日は特に皆さんが驚いた表情で聴き入っていたのが印象に残りました。バスで一時間半以上かかる町でみんなキッズの生演奏を聴くのは初めての人ばかりでしたから。

特に面白かったのは新聞記者です。キッズの演奏がすっかり気に入った彼はコンサートの後で楽屋に来てみんなと一緒に騒いでいました。先ずはインタビューをしてそれからCDのブックレットにみんなからのサインを集めていました。写真も一杯撮っていましたが自分も写る記念写真を誰彼となく一緒に撮っていました。何だか有頂天になって子供のようにはしゃいでいました。年は45歳くらいだと思います。こんなに嬉しそうにしている報道関係の人は初めてです。

ステージから聴衆の喜びに溢れた顔を見るのは本当に素晴らしいものです。子供達の演奏をこんなにも喜んでくれているのかと思うと感無量です。

8時から10時までの予定でしたが最後はアンコールの連続で10時半までやりました。家に着いたのは夜中の1時ごろでした。

CD発表会の休憩の時に一人の初老の男性が来てキッズを支援したいと僕に1000フラン札を渡してくれました。約10万円と思ってもらえばいいです。その人は子供の頃からジャズファンで、今こうしてこの子供達の演奏を聴いていると嬉しくてたまらないと話してくれました。僕たちは寄付を募ったりとか全然しないですから、こういう支援は本当にありがたいですがお金なしでも気持ちだけでも本当に嬉しいものです。

今年はアメリカツアー、CD制作等約650万円の出費がありましたがそれでも黒字になるくらいみんなで頑張りました。来年も頑張ります。

来週やっと夏以来演奏のない週末が来ます。ちょと息抜きが出来ますが、1月6日にはもう演奏が入っています。

 

2006年12月4日

昨日は新しいCDの発表会が2500mのセンティス山の山頂のイベント会場でありました。予報では悪天候でしたが午後から太陽がさんさんと降り注ぐ素晴らしい天候になりました。まるで天が新しいCDを祝福するかのようでした。それで思い出したのはスイングキッズの最初のテレビ録画です。ボーデン湖の船の上で撮影したのですが、その日はスイスは全国的に雨でした。それがボーデン湖の上だけぽっかり穴が開いたように太陽が差し込んで撮影クルーもこの恵みに大いに感謝したものでした。2回目のテレビ出演は冬の屋外での撮影でしたがこの時も僕たちの撮影が終わってからしばらくして雪が降り始め以後のグループは予定を変更しなければなりませんでした。3回目も夏祭り的な雰囲気で屋外の撮影でしたがそれまで2週間ぐずついていた天気がその日は持ち直して素晴らしい雰囲気で大勢の聴衆と放送を楽しみました。スイングキッズはいつもこんな幸運に恵まれています。

 さて、昨日は200人近くの人達がイベントホールをいっぱいに埋めて素晴らしい眺望を目前に楽しい2時間を過ごしました。そこまで行くには結構時間がかかるし、山頂までのロープウエイも安くありませんが遠くからもファンが来てくれて新しいCDを祝ってくれました。こちらではCDの洗礼式という表現を使います。

 

大きな透明の器に雪が一杯入っていてそれに赤ワインをレコード会社の代表の人が降り注いで中にあるCDを取り出すという儀式でCDが正式にマーケットに出ました。

CDはその日160枚以上売れました。来場した殆どの人が買ったことになります。

 スイングキッズはたくさんの人たちの声援、支援に支えられてここまでやって来ました。みなさんに心から感謝しています。お互いに喜びを与え合うことを音楽を通じてこれからも頑張って続けて行きたいと思っています。よろしくお願いします。

今年は後2回演奏がありますが月半ばやっと演奏のない週末がやって来ます。夏以来全ての週末に演奏に出かけていましたから子供達もやっとくつろげます。

それでも何千何万という人達が心から喜んでくれました。最近ではなにやら使命感のようなものを感じています。僕たちにとっても素晴らしい思い出がたくさん出来ました。 

12月はこれからいろいろ誰にとっても忙しい月になると思いますが健康を維持して楽しく明るい日々を過ごして下さい。スイングキッズ一堂みなさんの幸せを祈っています。 

2006年11月 30日

今日はリハーサルでカラオケ大会をやりました。新しいCDに入っている2つのボーカル曲をみんなが交代で歌いました。もう抱腹絶倒、低くうなる子、小さい子のような高い細い音で歌う子、音程がまるっきり外れて浪花節のようにうなる子、NHKののど自慢ならみんな鐘一つというところでした。歌は簡単なようで難しいんです。でも本当に楽しかったです。その代わりリハーサルには身が入らなかった感じですが、まあこんな時もあるでしょう。 来年の予定がどんどん入っています。昨年の今頃は今年の予定はゼロでした。それでも今年は60回以上も演奏に行きました。それが今現在来年の演奏は20回以上入っています。スイングキッズの人気上昇を物語っています。最近はもう限界を超えているような感じで厳しいスケジュールをこなしています。みんな普通の学校に行っているのですから。来年はもうちょっと余裕を持ってやりたいと願っています。でも演奏依頼が入るといやと言いにくいです。みんな本当にスイングキッズを聴きたがっていますから。

2006年11月 24日

昨日新しい3人が初めてリハーサルに参加しました。みんなが大変暖かくちびっ子達を迎えて本当に微笑ましい時間を過ごしました。3人ともソロをそれぞれ3曲ずつ吹いて能力を披露しました。その度にみんなが拍手して励ましました。3人にとっては憧れのスイングキッズから励ましの拍手をもらって本当に嬉しかったことと思います。このあたりがスイングキッズの素晴らしさです。良いものには心から拍手を送る、これが彼らには出来ます。この姿勢は公の場でもたくさんの人たちから賞賛されています。この気持ちを一生大切にして欲しいと思います。

 

先日、世界の恵まれない子供達を助ける団体「Terre des hommes」のチャリティーコンサートに行って来ました。これはフランス語で「人間の地(地球)」という意味です。特に東ヨーロッパの親がなく、又は家出をして路上で生活している子供達の支援をしています。ちょっと遠くて、バスを借りるお金もかかったのですが、少しでも支援しなければとみんなで頑張って行って来ました。
来年は5,6回こういうコンサートをやる予定です。
自分達は恵まれているからといってそれにどっぷりと浸かっていてはダメです。世界中のみんなが幸せになって初めて自分も本当に幸せになれると思います。僕たちが今持っているものは仮の幸せですから。
 

 

2006年11月 17日

今日は久しぶりに演奏もレッスンも何もない日でした。夜は友達の家に夕食に招かれて行って来ました。こんなことは一年に何回かです。僕たちの仕事は大抵人が休んでいる時にやるものですから。

来週の木曜日の練習に新しく加入するメンバーが始めて参加します。9歳の女の子のトロンボーン奏者、ソンニャ、10歳のこれまた女の子のトランペット奏者エヴァ、それから12歳の男のでテナーサックスを吹くパトリックです。みんなとても才能があり先がとても楽しみです。これでジェシーも同年代の女の子が二人もバンドに入っていい遊び仲間が出来ました。

12月3日のCD発表会で正式なメンバー入れ替えがあります。バンドから出て行くのはベースのダニエル、トロンボーンのダニエル、テナーのサムエル、シュテファンの4人です。これで平均年齢は12.7歳に下がります。もう一人12歳のアルトサックス奏者が入るかも知れません。これまた才能があります。この子が加わればサックスセクションも一段と充実します。

バンド発足当時は誰でも加入出来ましたが今は本当に才能がある子だけなのでバンドの質は益々良くなる一方です。

2006年11月 17日

大変ご無沙汰してしまいました。こんなに忙しかったのも珍しいです。

みんな元気にやっています。最近は演奏ばかりで余り変わったことはありません。西スイス・アンサンブルコンサートで2位に入ったのが何かのニュースでしょうか。これは伝統的にはクラシックのコンテストで課題曲はなく編成も自由です。ただ8人が限度です。スイングキッズはスタイルから言えば変り種で、他はみんなクラシックのグループばかりでした。

エントリーは22歳までで平均年齢14歳のスイングキッズはもちろん一番若いグループです。入賞したグループはみんな20歳前後でした。実力から言えばスイングキッズがダントツでしたがジャズには一等賞はくれません。参加したグループは19でした。

先日入賞者コンサートがありましたが、誰の耳にも我がキッズが最高のレベルを持っていたということは明快でした。僕たちはだた余興で出ただけなので別に悔しくもなんにもなかったですが。

今月は8回も演奏があり忙しいです。遠くに行くコンサートもありかなり時間を取られます。夜12時を過ぎて家に帰ることもしばしばです。でもみんないつも最高に楽しんで演奏をしています。

これからも一層頑張って行きます。

 

CDの一デザインです。トロンボーンを吹くのはルーカス、犬は我が家のジェニーです。

CDの他のグラフィックはここをクリックして下さい。録音も聴けます。

 

2006年10月 24日

秋休みがあったので最近やっとあたらしいCDの録音を終えました。こんどのCDは前回のと比べるとレベルが相当上がっています。子供のバンドとはとても思えないレベルです。特にトランペットセクションが力強くて素晴らしい鳴りをしています。ソロも各自レベルアップしてみんな素晴らしいものを聴かせています。CDの発表会が楽しみです。

みんな元気で頑張っています。

日本ツアー07も少しずつ形を整えて行っています。来年の秋まで益々頑張って日本のみなさんに素晴らしい音楽を楽しんで頂きたいと思っています。この冬多少のメンバー変更がありますが、次に入って来るちびっ子たちはみんな素晴らしい才能を持った子ばかりで日本でも良い演奏を披露できると思います。みんな可愛いです。

 

2006年10月5日

又少しご無沙汰しました。学校は今3週間の秋休みにはいりました。2週間練習は休みですが週末金土日と3日間演奏がありました。今日は木曜日でしたがスイスの最大銀行USBの社内イベントに演奏に行って来ました。又ものすごく受けました。ジャズの好きな人がたくさんいたので最後はジャムセッション式にアドリブをわんさか入れてノリまくりました。秋休みも結構家族で旅行に行くので練習を少し休みます。何しろ子供達は平生練習やら演奏で忙しいので休みには少し家族と一緒に何か出来る時間を与えねばなりません。

休みの最後の週は新しいCDの練習と録音をします。12月に市場に出る予定です。12月3日に新作発表会を2502mのセンティス山の山頂のイベント会場でやります。このアイデアはロープウエイを経営している会社からのものです。スイングキッズは最近とても人気が出てきたのでこれは会社にとっても良い宣伝になります。マスコミも取り上げると思います。雪の山頂での発表会ですから。こちらではCD洗礼式と言います。本物の牧師が来て教会でやるような儀式をやります。どんなものになるか今から楽しみです。

ところで僕は9月11日から3日間ドイツに行って来ました。スイス観光局が外国でやる観光キャンペーンのショーでトランペットソロを吹くものです。もちろん全員スイス人で僕一人が外国人です。スイスの宣伝をするのに日本人が入っているのはおかしな話ですがもちろんこれには理由があります。

 

昔、もう30年近く前の話ですがドイツの当時ヨーロッパで一番有名だったビッグバンドの一員としてしょっちゅうテレビに顔を出していた時代があります。このバンドはテレビのショーで他の人の伴奏ではなくいつも自分達の演奏を披露していました。大きな番組にちょっちゅう出ていたので国民の茶の間の人気者でもありました。リーダーのマックス・グレーガーは日本でいう長嶋茂雄よりもっと著名度のある人で現在80歳になりますがスイングの伝説として未だに国民から愛されています。なにしろレコードを160枚以上出した例にないバンドです。彼はもちろんスイングキッズのファンです。キッズの成功を心から喜んでいます。

そういうことで30年近く経った今でも年配の人たちは今でも僕のことを覚えているのです。驚くことなかれ。それで僕が呼び出される訳です。今回もショーの後で何人もの人が来て、「あなたのことは昔いつもテレビで見ていましたよ、今日実物に会えて本当に嬉しいですよ」と言いました。今でも時々見知らぬ人から突然「あなたでしょう、昔マックス・グレーガー楽団でトランペットを吹いていた人は?」と言われることがあります。自分でも驚いてしまいます。

スイス国内ではいろいろなところで盛んに声をかけられます。スイングキッズの存在、活躍を心から喜んでくれている人がいっぱいいるんです。本当にありがたいことです。頑張らねばなりません。

 

 

 

2006年9月28日

本番を待つ間ジャムるキッズ、何か絵になっていますよね。これを見た時我ながら感動してしまいました。12歳のルーカス、                                               マティアス、13歳のヤン、15歳のダニエル、見なければ子供とは信じられないアドリブを次から次へと交換していました。                                              マティアスはピアノも上手いんです。

ソロを取るヤン、13歳でばっちり決まっています。プロ顔負けのドライブと力強いトーンを持っています。この構えと口を                                               見て下さい。納得出来るでしょう。

2006年9月18日

みなさんお元気のことと思います。日が経つのは本当に速いものです。忙しくてここもついご無沙汰してしまいます。

毎週毎週演奏に行っています。先先週は金曜日に一回と土曜日に2回ありました。金曜日の夜はトルガオ州の首都Frauenfeldでチャリティーコンサートがありました。たくさんの著名な政治家や企業主がたくさん集まった大きなものでした。その反応は驚くべきものでした。最初の曲を終わった時の大きな拍手がお客さんたちの驚きを示していました。予定時間を大幅に超えてスタンディングオーベイションでコンサートを終えました。みんな家に帰ったのは12時を過ぎていました。余り遅くなったので会場で出たデザートを食べる時間もなかったのが残念でしたが。次の日に2回の演奏が控えていたのですぐ家に帰りました。

土曜日はSt. Gallenの州立子供病院の40周年記念のイベントで昼間演奏してそれから他の町の合併10周年記念のイベントで夜コンサートをしました。最後のステージは10時15分までの予定だったのですがアンコールが鳴り止まず11時15分までやってしまいました。最後は観衆も僕達も大分興奮していました。

 

その会場に入って開演まで一時間くらいあったのですが小さなホールのような楽屋だったのでみんなが楽器を出してバリバリ吹き出しました。それから誰かがグレンミラーの「St. Louis Blues March」を始めるとみんなが一緒にやりだし最後には即席のマーチングバンドを組んで行進を始めました。まるで映画のなかのシーンのようで感動的でした。誰からとなく始めて自分達で夢中になって楽しんでいます。このあたりが本当にスイングキッズらしいところです。昼間演奏して、またこれから長いコンサートがあるというのにちょっとでも時間があれば演奏せずにはいられないという感じです。音楽を心から楽しんでいます。

最近は週末はずうっと演奏があり、子供達は学校の勉強をしているんだろうかと少し心配になりますが、なんとかやっているようです。まあ、日本のように強制される受験勉強とかないのでその点は楽ですが。

みんな自分の力に合った道を選んでゆっくり進んでいくのがスイスのスタイルです。

 

 

 

ベースのダニーが音頭を取って行進

バンドの行進なんかどこで見たんでしょうか、曲がり方も何とか形になっています。

 

2006年9月3日

ちょっとご無沙汰してしまいました。猛烈に忙しいです。日本はまだまだ暑いと聞いていますがスイスは涼しく快適、又は寒いくらいの気候になりました。気温の差が極端で7月のあの暑い日々から8月には気温がどかっと20度も下がりました。今は20度前後で少し暖かくなりましたが。

8月26,27日の週末は厳しかったです。

土曜日                          午後3時から5時まで翌日のラジオの生コンサートのサウンドチェック

夜8時から11時までの間に一時間の演奏を2回、

日曜日                            朝6時半集合、7時から9時までラジオの生コンサート

それから午前11時から午後4時まであるイベントで演奏(途中一時間半の休憩)

信じられないスケジュールでしょう。 それでも最後の最後までパワフルに演奏しました。本当に凄い子供達です。これだからお客を熱狂させられるんですね。 素晴らしいのは誰も「きつい」とか一言も口にしないことです。最後まで心から楽しんで演奏しました。それがまたお客さんにも伝わるんですね。

土曜日の夜はみんな家に帰ったのは12時を過ぎていたと思います。みんな5時間くらい睡眠を取って6時半には会場にやって来たので少し可哀相でしたが、愚痴をこぼす子は一人もいなく本当に助かりました。こういうきついスケジュールの仕事を取る時は一応はみんなにやるかやらないか打診します。みんなはこんなきつい仕事になるとは余り深く考えもしないで「やろう、やろう」と言ったものと思われます。

でもこの子供達は鍛えられています。辛くても頑張るということが身に付いていると思います。これも音楽は心から楽しむのだということを自覚しているし、何と言ってもたくさんの人たちの声援に支えられています。お客さんの暖かい拍手がなければこれだけ頑張ることも出来ません。スイングキッズの成功は本当にたくさんの人たちと一緒に築き上げたものです。この点が本当に素晴らしいものだと思います。喜びをお互いに分かち合い人生を豊かなものにしています。皆さんの声援に心から感謝しています。
9月の最初の週末は日曜日の昼間の演奏一回だけでした。みんなちょっとくつろげましたが僕は土曜の夜他のバンドとの演奏があり又休みのない終末になりました。

次の週末は又演奏が3回入っています。金曜日の夜と土曜日に2回演奏に出かけます。

近年はプロのバンドは余り仕事がない時代ですし、アマのバンドも年に数回程度活動しているのが現状ですから、このスイングキッズの忙しさは本当に例外です。

 

ルーカス又やらかしました。木曜日の練習を忘れました。電話をしたら幸いお母さんがいて車ですぐ連れて来たので少し遅れただけです。

先日のあるイベントでの演奏ではマウスピースを忘れて来ました。幸い近くだったのでお母さんがすぐ持って来てくれました。

土曜日の朝の練習にベースのダニーが朝寝坊して遅れて来ました。家に電話をしたら案の定まだ眠っていました。一番近くに住んでいるんですが。 みんなワーッと大拍手で迎えました。例のごとく言い訳を始めました。

「誰も起こしてくれなかったんだよ」

「でも、お前小学生じゃないんだから自分で目覚まし時計をかけて起きればいいだろうが」と他の子供。

「いやー、オレの目覚まし時計今壊れているんだよ」

こうしていつもハプニングがあります。

 

 

 

 

 

2006年8月19日

8月は7日、12日、16日、そして今日19日と演奏に出かけました。忙しいです。

来週末はまたものすごく忙しいです。土曜日は午後3時からサウンドチェック、夜8時から11時まで演奏をして日曜日はラジオの生コンサートが朝の7時から9時まであるので何と6時に集合です。そして11時から4時までまた演奏があるんです。

24時間の間に実に11時間の演奏です。待ち時間を入れれば寝ている時以外は全てステージという感じです。それも5時間ほどしか眠ることは出来ません。

こんなきついことは初めてなので仕事の依頼が入った時一応みんなにやるかどうか意見を訊きました。でもみんな余り考えもせず、「ああ、やろうよ」と気軽に言ったのもですからOKを取りました。日曜日の夕方ぐったぐたになって家に帰ったら分かると思います。

まあ、日本やアメリカでものすごいきついスケジュールを何回かこなして来たので問題はないと思います。

それにしてもみんなよく頑張ります。これもやはりいつも心から楽しんで演奏しているのでもつのですね。

9月も8回の演奏が入っています。10月は秋休みが3週間あり仕事が余り取れないのですがそれでも4回の演奏が入っています。

11月は今のところ6回の演奏が入っています。演奏依頼の電話はしょっちゅうかかって来ます。今回初めてスイスの最大銀行スイスユニオン銀行から演奏依頼が入りました。これは素晴らしいコネです。この銀行は世界中に支社があり何と1日に100億円以上の利益をあげています。信じられない額ですが本当にそうなんです。それでも人員整理をしたりするのでスイス国内では人気は良くないです。

演奏のギャラについてはまだ話し合っていないのですが、他の銀行が40万円出しているという話をしたので最低でもそれくらいは面子として出すでしょうね。もっと出してくれればいいですが。

スイングキッズの標準ギャラは20万円から30万円の間です。銀行などは支援としてもっと払ってくれます。その他の主催者も時々約束した以上をくれます。演奏が想像した以上だという理由からです。

今日の演奏には市長が顔を出していて「あんた、CDの制作にお金がかかるでしょうが、支援するから形式的に援助要請の手紙を書いて下さいな」と言われました。

僕達はスポンサー探しとか一切しません。向こうから言ってくる支援のみを受けています。前回の演奏の時もある年配の人が「CDの制作に寄付をさせて下さい」と言われました。みんなスイングキッズの存在を喜んでくれています。

スイングキッズの輪が国内外で広がっています。本当に素晴らしいことです。

8月12日

演奏の合間にみんなでおしゃべり

鴨を呼ぶMattisa

休憩時間

ふざけてワルツのダンスをするマーセルとジョエル

休憩時間

休憩時間

港の一部

演奏があった港の一角

 

 

 

2006年8月14日

8月14日に又学校が始まりました。キッズは4週間の休みの後、テレビ出演がありそれから最後の週少し練習をしました。スイングキッズの練習はいつも笑いに包まれています。この笑いがなければ面白くないですよね。 

土曜日の夜は演奏があり又楽しい一夜を過ごすことが出来ました。

7月の初めにフランス語圏で演奏が大変に乗ったことはお話しましたが、土曜日の演奏もドイツ語圏では今までなかった程大いに盛り上がりました。スイングキッズの存在をみんなが喜んでくれています。郷土の人たちにとっては誇りでもあります。

先日久しぶりに映画を観に行ったのですが、隣の知らない男性に「ああ、先日テレビで見ましたよ、今度はどこに行くんですか、それにしても凄いですね子供のバンドが世界中に出かけて、これからも益々頑張って下さい」と言われました。 

これから12月までいよいよすごく忙しい時期に入ります。キッズ全員健康で楽しく頑張って欲しいと思っています。演奏の時楽しいことの一つはみんなで一緒においしい食事をすることです。いつも良い料理がみんなで楽しみます。デザートがたくさんある時は子供たちは本当にハッピーです。たくさん食べた後でも無理して押し込んでいます。  

8月に入って天候ががたっと崩れまるで秋最中という感じです。最高気温が16度というような日があります。これで夏が終わってしまうのは淋しい感じですが、もう一回くらいは暑くなると予想しています。 

栗田教授とニーナちゃんは今首都のベルンに滞在しています。3,4日いてそれからジュネーブの近くに21日まで滞在してそれから帰国らしいです。

ちょと肌寒いのが残念ですが二人とも存分に楽しんでいるようです。

 

 

2006年8月8日

テレビ生放送

8月7日に国営テレビSF1の生放送での演奏がありました。これはいろいろな町を紹介するシリーズもので近くのBischofszellという町を紹介する日に出演しました。昼間リハーサル、夜本番というものです。生で放送するのでスリルがあります。ただ録画だけのだらだらしたものよりうんと面白いです。栗田さん親子も客席でスイスのテレビ放送を体験しました。 キッズは慣れたものですからなんの緊張もなく楽しみながら無難にこなしました。いくつものグループが出たのですがスイングキッズだけ2曲演奏しました。

これは街中の路上で夏祭りのような感じで大勢の人が集まってやるのでなかなか雰囲気があります。

 

生放送出番寸前

夜の部

収録の後はこんな感じの夏祭り

Matthiasの家族

左が両親、右が祖父母

栗田教授

知り合いの人たちと談話する栗田さん。左にBeat Weibel、右に河原由紀子さんが見えます。二人とも昨年の日本ツアーに参加しました。

暇つぶし

出番を待つ間ポーカーで遊ぶKids

PTA

左がJoelのお父さんThomas、その向こうがStefanのお父さんRoger

2006年8月6日

昨年の日本ツアーで大変お世話になった龍谷大学の栗田修司教授が10歳の娘さんニーナちゃんを連れて今スイスに滞在しています。その前にミュンヘンで国際学会があり僕もミュンヘンに行って栗田さんが学会で忙しい時子守をして来ました。楽しい5日間を美しい、僕にとっては懐かしいミュンヘンで過ごしまし。栗田さんは専門は社会福祉で世界の人々を前に英語で研究発表もしました。名と実が伴った本物の教授です。

スイスには8月21日まで滞在して各地を回ります。普通は日本人はスイス2,3日か多くて1週間くらいですが、ミュンヘンも合わせればたっぷり3週間以上。みなさん羨ましいでしょう?大学教授になって下さい。

ニーナちゃんも初めての外国ですが毎日いろいろなことを体験して楽しんでいます。一昨日はTimoの家に行ったり、同い年のスイス人の女子Sonjaとも何時間か一緒に遊びました。Sonjaは前にも紹介しましたが、トロンボーンで秋にSwing Kidsに加わります。

昨日は理容院で髪も切ってもらいました。今日はJanの両親とLuzernルツェルンに行っています。

明日はSwing Kidsのテレビの生放送に付いて来ます。テレビ放送も生体験です。

好き嫌いがなく食欲旺盛でみんな驚いています。

ミュンヘン駅でスイスへの切符を買う

本屋で

Hair Stationという理容室で

フランソワーズというねえちゃんに髪を切ってもらいました。

デパートで

お父さんをぱちり

ミュンヘンで

休憩にアイスクリーム

オリンピック公園で

Timoの家のオーム

チーズ料理

Timoの家族も来て我が家でチーズ料理のラクレットを食べました。Timoの左が両親です。

食欲旺盛

ミュンヘンの通りに面したレストランで

お城

ミュンヘンの有名なニュンフェンブルグ城。これはほんの一部で本当に広大なお城です。

Timoのお父さんに最近生まれた亀4匹を手のひらに乗せてもらいました。亀田親子4匹より可愛い。

夏祭り

丁度ロマンスホーンの夏祭りの日でした。夜店でおもちゃを見る親子

地下鉄

地下鉄駅

地下鉄のマリアンヌ駅で

2006年7月22日

7月5日水曜日の午後演奏があったことはもう書きました。水曜日の午後というのはスイスではみんな学校はないんです。それでスイングキッズも演奏に出かけたり出来るんですがこの日は地元のロマンスホーンでありました。平日の午後演奏というのは殆どないのでジェシーとルーカスが忘れてしまいました。集合時間を大分過ぎても来ないので家に電話をしたら運良くまだいて開演には何とか間に合いましたが。ルーカスは一曲目が終わった後入って来ました。お客さんが笑って、それはそれで面白かったです。ジェシーは慌てて来たものですからステージ衣装(と言ってもみんな自由ですが、それなりにきちんとしたものを着るようにしています)と靴を忘れて来ました。どぎつい色のサンダルを履いていたので「もう裸足で出ないさい」と言いました。以前今ほど売れていなくてギャラも安かった頃はみんなそれぞれ普段着で来ていたものですから暑い夏の日には裸足で来る子もいました。ステージでも自然のままに振舞うというのがスイングキッズのスタイルですから聴衆も全く違和感は感じなかったようです。それも演奏が素晴らしいからこそですが。演奏がひどいともちろんなんとかなんとか粗を探されるので、何だあの格好はユニホームもないのか、と言われるでしょうね。 

その水曜日の演奏の話に戻りますが、地元の先生他300人を招いての勉強会のようなものでした。ドイツから脳の研究で有名な大学教授を招いて講演もあったのですがそのテーマが「学習」というものだったのでぜひスイングキッズが出て、正しく学べば子供達がどれくらいのレベルまでに達することが出来るか証明してくれ、ということで出演依頼があった訳です。その教授の言ったことを全く証明したと、みんなに喜ばれました。 

最初のセットは昼休みの後すぐ25分くらいやりました。次のセットは4時半くらいだったのでみんなで昼食を取った後湖にボートで出ました。みんなもちろん海水パンツを持って来ていてボートから水に飛び込んで体を冷やしました。

ジェシーはと言えば、もちろん水着も忘れて来ていました。それでお母さんに電話して持って来てもらうというのです。車で30分くらいかかるので往復1時間も必要なので町の店で安いものを買ってやるからそれでいいだろう、と言ったのですがどうしても自分のでないと嫌だとダダをこねるのです。ところがお母さんに電話をしたら今行けないというのでジェシーを何とかなだめて店に連れて行きました。何とか納得した彼女が言うには「私、女の子の水着はいやよ」。あの上と下に分かれているツーピースの水着です。いかにも女の子らしいものは絶対嫌らしいんです。

もう10年先に同じ言葉を聞きたいものです。「神様がジェシーのことで一つだけ間違いをしたね」と彼女に言いました。

「何?」

「ジェシーにチンチンを付けるのを忘れたね」

あはは、と笑っていました。 

店に入って男の子の海水パンツを見ていたら女性の店員がやって来て「この坊やにならこれはちょっと小さいでしょう」と疑いもなくジェシーを男の子と見ているのです。ジェシーは当たり前という感じで何の反応も示しませんでした。

「来年このパンツが小さくなったら弟にやるわ、私のはまだ結構大きいから来年もまだはけるもん」

その後大喜びで男の子達とはしゃいでいたことは言うまでもありません。しっかり遊んだ後の第2セットもみんなばっちり決めて本当に楽しい一日でした。 

演奏は楽しいものという感覚を持っているので緊張とかは全くなく後にステージが控えていても何のプレッシャーもなく羽を伸ばして心から遊べるんですね。これだからスイングキッズは今まで上手くなったしこれからも進歩して行くと思います。

 

2006年7月11日

余興で

チーズで有名な町グリュエーで観光客サービスに楽器を取り出して路上で演奏しました。

ジャムセッション

最後の曲に次のバンドが入って一緒にジャムりました。最高に盛り上がりました。オランダから来たバンドです。

ジェシー

ステージでのジェシー。このフェスティバルでも一番の人気者でした。みんなただただ驚くばかり。

ジャムセッション

他のバンドとのセッションでソロを吹くMatthias。彼のソロには経験豊富な大人も脱帽。

遊園地で

昼間遊園地に遊びに行きました。

トランペットセクション

ヤンの加わったトランペット陣は最高の迫力です。

昼ごはん

レストランの庭の木陰で昼間から、それも真夏にチーズフォンデューを食べました。とてもおいしかったし楽しかったです。

ジャム

最近力を付けたTimoもルーカスと一緒にソロに参加。相当自信を持って来たようです。

アイスクリーム

外で遊びで演奏していたら店の人がみんなにアイスクリームを出してくれました。

ジャム

サックスの連中も一緒になって大人達とジャムりました。

遊園地

こんな姿からはステージでさっそうとトランペットを吹くジェシーは想像出来ません。

チェス

朝食の後ホテルでくつろぐKids

 

2006年7月9日

7月5日水曜日に地元の教員講習会で演奏しました。州の教育委員会やドイツからも教育専門の人達が多数参加しましたが「習う」というテーマだったので地元の教育委員会から「ぜひスイングキッズがいかにここまでレベルを上げたかその成果をみんなに見せて欲しい」という要望があり行って来ました。

先生方もKidsのレベルの高さと喜び溢れる演奏に唖然としていました。来年他の4州が合同でやる教育コングレスに出演依頼がありました。

いつもは週末の演奏が殆どなのですが、この日は水曜日の午後だったのでジェシーとルーカスが演奏があるのを忘れていました。余り来ないので電話をしました。ジェシーは最初の曲にきわどく間に合いましたが服装は遊び用の半パンツ、半そでシャツ、サンダルです。裸足でステージに上がりました。

ルーカスは一曲終わった後、大きな会場の客席を背丈もあらんかという大きなトロンボーンのケースを背負ってステージに上がって来ました。みんな大笑いでした。ルーカスの面目躍如です。

ステージの合間が2時間以上あったので、みんなで足こぎボートで湖に出ました。もちろんみんな海水パンツを持って来ていたので次から次へと水に飛び込みました。

金、土、日とフランス語圏のBulleという街のジャズフェスティバルでやって来ました。無茶苦茶楽しかったです。

金曜日は何人かが4時まで学校があったため出発するのが5時くらいになりBulleに着いたのは9時10分前くらいになりました。着替えもせずすぐステージ上がって9時から演奏しました。一時間半休憩なしでぶっ通しでやりました。お客をすごいスイングさせました。みんな腹ペコでしたが、少し休憩して又12時過ぎまで100mほど離れたもう一つのステージでスイングしました。それからやっと食事を取りました。

こんなにお客と一体となってスイングしたのは過去にないくらい大乗りでした。同じスイスと言ってもフランス語圏とドイツ語圏では民族性が全然違います。文化も人生観も大いに異なっています。フランス語圏の人たちは喜びを体で表現出来ます。ですからKidsも大いに乗って演奏することが出来ました。嵐のような拍手をもらいました。学校、長旅の後の深夜までの長時間演奏、大変きつい日でしたが最後の最後までみんなパワーフルな演奏で聴衆を熱狂させました。9歳のジェシー、11歳のルーカスといった小さな子も最後まで大きい子達に負けないで頑張りました。

 

次の日は近くの有名なチーズ・グリュエーの街に行って昼ごはんを食べました。レストランの庭の木陰でなんとチーズフォンデューを食べました。チーズフォンデューと言えば寒い冬に食べるものなので夏に食べるのは初めてです。おまけに室内ではなく外で食べるというのも初めてでした。うーん、最高においしかったです。その後楽器を取り出して路上で観光客サービスに30分程演奏しました。この予期せぬ出来事にみんなとても喜んでいました。

夜は5時半から7時までと10時半から12時までの1時間半のステージを2回やりました。休みなしの1時間半を2回です。プロでも持たないかも知れません。僕はフランス語が殆ど出来ないので司会も最低限のことを話すのみでどんどん次の曲をやっていく訳ですからこれはきついです。特にトランペットにとっては大変な大仕事です。それにお客もバンドも乗りに乗っているので激しいナンバーを次から次とやって行く訳です。それでもKidsが最後の最後までパワーフルにやれると言うのは大きな喜びを持って演奏しているからです。体に余計な力が入っていないからこれだけ長時間の演奏に体力的にも精神的にもついて行けるのですね。

ジェシーなんか想像も出来ないくらいです。3時間の演奏の後「In The Mood」のソロを堂々と吹くんですから。9歳の女の子が夜中の12時に。この子の気力と体力にはただただ驚くばかりです。

終わった後ドラムのマーセルがステージの上で言いました「ああ、もう2,3時間続けてやりたいよ」 みんな音を出している瞬間本当に幸せなんです。その喜びが聴衆に伝わるんですね。

2日目の晩最後のアンコールはいつものように「Marce The Drummer」でそれをアナウンスすると大勢の人達が「わー、」と言って拍手をしました。最初の夜の演奏でもうこんなに強い印象を与えているのですね。

日曜日はBrunchコンサートで11時から1時まで演奏をして帰途につきました。家に着いたのは夕方の6時間でした。しかし又素晴らしい思い出を持って帰って来ました。早速来年のフェスティバルにも招待されました。

いよいよこれで学校も夏休みに入りバンドも4週間の休暇を取ります。

 

 

 

 

 

2006年7月2日

7月1日は2500mのセンティス山の頂上で演奏をしました。ここは有名な観光地で夏は山歩き冬はスキーと一年中にぎわっています。切り立った岩壁を眼前にロープウェーで上がります。もちろんいろいろな角度から歩いても登れます。結構きついですが。高所恐怖症の人には向いていないです。

この頂上にはテレビ塔とモダンな建物がありレストランが3つとイベント会場があります。この日は冬にスイスで行われたハンドボールのヨーロッパ選手権の実行委員会の打ち上げパーティーがあり演奏に招かれました。   冬の選手権でのVIP晩餐会で大好評を得てぜひとも最後の打ち上げにも来て欲しいと言われ行って来ました。またみなさんものすごく喜んでくれました。

バンドにとっても大変記念になる夜でした。初めての山頂での演奏だし演奏の合間の食事やデザートも素晴らしく大いに楽しみました。5時15分に演奏を始めて最後は11時半まで演奏しました。もちろん間にたっぷり休みはありました。

最後は暗闇の中をロープウェーでゆっくりと下りましたが遠くにボーデン湖の対岸のドイツの灯が見えて素晴らしい眺めを楽しみました。

家に帰ったのは1時半くらいでした。

翌日は昼の一時から夕方6時まで録音スタジオで次のテレビ出演の音録りと次のCDに使う3,4曲を録音しました。金曜日の夜もスタジオだったのでみんなさすがに疲れていましたが何とか片付けました。

次の演奏は水曜日に地元の教員講習会で演奏があります。その後金、土、日とフランス語圏のジャズフェスティバルに出演します。それで学校も夏休みに入りバンドも4週間の休暇を取ります。

休みの最後の週の月曜日にテレビ出演があり又忙しいシーズンが始まります。8月、9月はたくさん演奏が入っていて又大変忙しいくなりそうです。

アルバニアにも行かねばならないのですが、今のところ両サイドの日程がかみ合っていません。

ここに来て突然アルゼンチンに行く話も浮上して来ました。7月に仲介者との話し合いが持たれます。これからどんなことになって行くのか楽しみなような恐ろしいような、そんな感じです。

2007年の秋には日本ツアーを予定しています。    ローマ、バチカンでの演奏の話も持ち上がっています。

 

2006年6月23日

水曜日、アメリカから帰ってから2回目の演奏がありました。今回はちょっと小編成でした。というのもマーセル、ジョエル、イェレミアス、ダニエル、カロルが学校からの合宿でいなかったのです。ドラムスにはプロの人を頼んで演奏してもらいました。リハーサルなしのぶっつけ本番でしたがばっちり決まってキッズも大変楽しんで演奏しました。ドラムの人もこのバンドとやるのは凄い楽しいと言っていました。管楽器がスイングするんでリズムセクションもやりやすいからです。 サンドロなんかは演奏中にもドラムと目を合わせてニコッとしながら楽しんでいました。みんないつでも演奏を楽しんでいるんです。これは本当に素晴らしいことだし、スイングキッズの大きな特徴の一つだと思います。

いい食事も出てお土産も貰ってみんないい気分で家に帰りました。

 

2006年6月19日

最近やっと旅の疲れと時差ぼけから開放された感じです。僕は空港から殆ど直行で仕事に行きその日は夜の10時までコーラスグループのリハーサルがありました。それから家に帰って夜中の3時までコンピューターの前に座っていました。連日こんな感じで週末の昼間やっとゆっくり出来ました。夜はコンサートがありましたが。

帰ったのは火曜日の昼前でしたがキッズの連中は午後誰も学校に行きませんでした。

金曜日に演奏がありましたが、まだみんな疲れているという感じでした。ですから土曜日の練習は休みにしました。これから又ぼちぼち頑張っていきます。

 

 

次は水曜日に演奏があり、その後は7月1日に2500mの山の頂上で演奏があります。もちろん建物の中ですが。空気が少し薄いので吹き辛いかもしれません。僕は以前にそこで演奏したことがありますが、なんかそんな感じでした、あれ、今日は息がたりないなあ、という感じで。

スイスは暑いです。今週は27度から30度の間を行ったり来たりするそうです。

アメリカツアーについてはUSA 06のページを見て下さい。

 

 

 

2006年6月2日

いよいよ明日アメリカに出発します。このところ良く練習をしました。先週の木曜日から日曜日まではキリスト昇天祭で学校が休みだったので毎日練習しました。時間もたっぷりあったのでみんなでチャーリー・チャップリンの映画を見て大笑いしました。みんなすっかりチャップリンのファンになってしまいました。金曜日は昼2時間練習して夜は8時半から11時まである商品展示会のステージたっぷり演奏しました。疲れるどころか最後の最後までパワー溢れる演奏で観客を魅了、雰囲気は最高に盛り上がりました。

先週はまた2,3の寄付が見知らぬ人たちから届きました。

一人は77歳の男性で車で2時間くらいかかるところからわざわざ来てくれて500フラン寄付してくれました。この人は最近Swing Kidsをテレビで観て感動したらしいです。

 

 

 

 

もう一人は76歳の女性です。この人は先週月曜日の新聞を見て電話をして来ました。車椅子で生活していて遠くに出られないので誰かバンドのメンバーをよこして下さいと言われ、近くに住んでいるサンドロが彼女のところに行きました。1000ドル寄付してくれました。

もう一人います。5月に演奏に行った会社の社長さんですが、1000フラン銀行振り込みをしてくれました。

演奏の時に時々50フラン札や100フラン札を持って来てくれる人もいます。

みんな始めて見る、聴くスイングキッズに感動するらしいです。特に最近のパワーは凄いですから。

金曜日の演奏を聴いてファンになったという見知らぬ人から次のCDのスポンサーの提供が来ました。

本当にみんなが喜んでくれて音楽の偉大さをまた思い知らされています。

これからアメリカへ行ってSwing Kidsを取り巻く人の輪が又一段と拡大されると思います。益々頑張らねばなりません。

 

2006年5月17日

アメリカ遠征も近くなってみんな気合を入れて練習しています。5月6月と言うのは学校でもいろいろなことがあり子供達にとっては忙しい時期です。スイングキッズの連中は演奏に練習になおさら忙しくしています。

本当にもうすぐなんですが、子供達は興奮している様子もありません。昨年の日本ツアーが大きな自信になっているようです。

 

次の土曜日は少し遠出です。マイクロバスで一時間半かかるBadenバーデンという町に行きます。午後の2時に出発して帰るのは夜の11時くらいになると思います。次の日曜日は午後練習します。今月は週末は土日練習です。普通は土曜日だけですが。

もうじきある会社からバンドの全員に新しい楽器が届きます。これについては又詳しく報告します。

 

 

2006年5月8日

5月5日はある会社の社長の70歳の誕生パーティーに呼ばれて演奏に行って来ました。

もちろん大変に受けたのですが終わってからその人が僕のところにギャラを現金で持って来ました。   そして言うには「今は約束した金額しかないのですが、来週振込用紙を送ってもらえますか。あなたの活動をぜひ支援したいです」

ありがたいことです。人生経験の豊富な人ほど僕のやっていることの意義を良く理解してくれます。

招待客の中にロンドンで声楽を専攻していたスイス人がいたのですがその人が休憩の時に言いました。「入って来てステージに子供のバンドが座っていたので、ああ、何だ又ままごと遊びの音楽か、こんなのを一晩中聴かされたらたまったものではないよ、と嫌気がさしたけど、演奏が始まったらびっくりしたよ」 

 

 

 

5月7日は2回演奏がありました。ですから6日の練習は休みにしました。

7日は朝から夜遅くまでの演奏でさすがにみんな疲れました。出演場所が遠く離れていて移動にもかなり時間がかかりそれだけでも少し疲れました。ステージのセッティングや片付けも2回あり、これは嫌ですね。

でも夜はむちゃくちゃ受けました。何百人という聴衆が全員総立ちで惜しみない拍手を贈ってくれました。みんなの何か不思議なものでも見るような顔をステージから見るのは楽しいものです。夜の10時40分まで演奏しました。みんなベッドに行ったのは12時半くらいになったと思います。朝はみんな6時半には起きているのでジェシーやルーカスのような小さい子にはきついと思います。ちょっと可哀相ですが、でも彼らは幸せですから。

演奏の直後2007年5月4日と9月1日の演奏依頼が来ました。もう来年もかなりの演奏が入っています。

5月はスケージュールが込んでいて子供達には本当に忙しい月ですが、アメリカツアーを控えているのでみんなで頑張らねばなりません。

 

2006年5月4日

ホテルWaldhausでの滞在の写真です。

コンサート

ホテルでのコンサート

カロルも一緒に来ました。

朝食

朝ごはんでも一こま

昼食

ホテル

遠くから望んだホテル

ヤン

背中で雪の斜面をすべるヤン

ジェシー

好き嫌いの激しいジェシーにも時には大好物がありました。

ジェシー

大分女の子らしくなってきましたが最近又髪をばっさりきりました。

チェス

Timoのお父さんのハインツとチェスをするジェシー

ジョエル

食後のデザートを皿一杯に取ってご機嫌のジョエル

ルーカス

ルーカスは腹で滑り降りました。

ルーカス

食事はお得意のルーカス

マーセル

車にチェーンを取り付けるのは慣れたものです。

マティアス

雪も楽しかったです。

サロン

玄関を入ると懐かしい感じのサロンがあり、時代が逆戻りした感じを与えます。

サックス

大きな湖が凍っていて散歩が楽しめます。

ティモ

髪を切って感じが変ってしまいました。

階段

階段も全盛期後半を思わせる雰囲気です。

4月というのにまだ冬真っ只中です。

新雪

新しい雪が40cm積もりました。

外はまだ冬

ホテルの部屋の窓からの眺め

 

 

2006年4月2日

4月1日ドイツのフランクフルトのミュージックフェアーで演奏して来ました。

カロルとジェシー

行きの途中の休憩でふざけあう二人

イェレミアス

大きなコントラサックスを試すイェレミアス

コントラサックを記念に撮影するジェシー

カロルがステージに上がると絵になります。

サンドロが病気だったためヤンがトランペットを吹いたのでサックスは4人だけでした。

 

2006年3月29日

今回はキッズの後継者を一人紹介します。

名前はSonjaソンニャ、9歳です。幼稚園の時に僕のところに来てコルネット(トランペットのちょっと短いやつ)を始めましたが約4ヶ月前にトロンボーンにかわりました。今はSwing Kidsの下のモンキー・ジャズバンドで吹いています。とても上手いです。次の日本ツアーには同行すると思います。

可愛いでしょう。

この子のエピソードを紹介します。

彼女のお父さんとはもう20年来の友人でとても親しくしていることもあり彼女は生まれた時から知っています。

話は幼稚園の頃のことです。母の日を間近に控えたあるレッスンの日彼女に訊ねました。 「お母さんへのプレゼント、もう作ったの?」幼稚園で工作をするのです。       「ええ、もう作って用意してあるわ。日曜日が待ち遠しいわ」      

「ああ、それは良かったね。お母さん喜ぶよ」                    「そうね、私も女の子に生まれて良かったわ」   「どうして?」                 「だって、母の日にプレゼントが貰えるもの」   「そうだね、でもお母さんになるには先ずいい男の人を見つけて、それから結婚しなければだめなんだよ。あんたにいい男見つけられるかな」           彼女はちょと考えてためらいながら言いました。   「多分、私あんたと結婚するわ」                    

それから学校に上がって字が読めるようになった頃、ある曲を吹いた後訊ねました。

「これ、何と言う曲?」             「祈り、と書いてあるよ。ああ、じゃ私毎晩寝る前に神様に吹いてあげるわ」              「でも神様は空の高いところに住んでいるんだよ。あんたのトランペットが聞こえるかな」        「窓を開けて力いっぱい吹いたら多分聞こえると思うわ」 

今は少し大きくなってこんなことは言わないですがまだまだ可愛いです。 

 

 

2006年3月25日

最近みんなでチャーリー・茶プリンのファンになりました。僕は若い頃からの大ファンですが最近の若い人たちは名前は聞いたことはあるけど映画は観たことはないという人が殆どです。スイングキッズの連中も殆どがチャップリンの映画は見たことがない子ばかりです。最初は僕の家でみんなで「サーカス」という映画を観て大笑いしました。それ以後みんなが又観ようよというので時々練習の後で観ます。先日「モダンタイムス」というのを観ました。明日の練習では「独裁者」を観る予定にしています。 みんなで大笑いするって本当に素晴らしいです。  バンドで一番人を笑わせるのはルーカスです。彼は何もしなくてもみんなが笑ってくれます。天才コメディアンです。トロンボーンのダニーやティモもよく笑われます。テンポがちょっとずれているんです。音楽のテンポではないですよ。音楽のテンポもちょっと弱いですけど。でも憎めない連中です。

 

2006年3月24日

昨日の練習の後でルーカスがブレイス(歯の矯正器)が見つからないと言ってあちこち探していました。他の連中はみんなもう外に出ていたし帰る電車の時間もせまっていたので「ポケットを全部見てみろよ」と言いましたがどこにも見つからないと言うのです。仕方なく外に出て残っていた数人に訊きましたが誰も「知らない」と言います。時々いたずらで他人の物を隠したりすることが以前あったものですから、またこれではないかと思っていましたが、そうでもないようです。

もう一度ルーカスに言いました。「トロンボーンのケースの中も全部見てみろよ」

ありました、ありました。トロンボーンのあの大きなラッパの中に入っていたんです。自分でもどうやってそこに入れたか想像もつかないと首をかしげていました。勿論みんなは大笑い。典型的なルーカスです。

 

この子は挨拶を全然しない子です。練習に来た時も帰る時も何も言いません。

「ルーカス、あんた学校でも何も挨拶しないの?」   「うん、もうしないことにした。めんどくさいから」    「でも、コンニチワとサヨナラくらい言ってもいいだろう」                              「言わない」

Timoが言っていました。電車に乗って練習に行く時途中の駅でルーカスが乗って来るのですが、床の上に立てているTimoのトロンボーンのケースにしばらく目をやってそれからすうっと又奥の方に歩いて行くそうです。Timoには一瞥もくれず。この時間この電車にトロンボーンを持って乗っているのはTimoしかいないんです。悪気があってしているんではないんです。いつも何か考え事をしていて目に入るものも脳まで達しないんです。トロンボーンを吹く時は脳の働きは速いんですが。

 

 

 

2006年3月17日

今日の演奏もある銀行の総会でした。1700人の招待客を前に張り切って演奏して来ました。二つの大きなスクリーンに映し出された自分達の姿を見ながらの演奏でした。その後の食事もグリルされたいろいろな肉が皿いっぱいに出されてみんな食べ過ぎました。ジェシーはいつものようにほんの少し食べただけですが。ルーカスは腹がパンクするほど食べました。

 

その後みんなでボーリングをしに行きました。ボーリングはいつ行っても楽しいです。2ゲームしました。僕は200前後出していた昔に比べたらレベルは落ちましたがそれでもまだKidsよりはましです。今日はジョエルがとても頑張りました。得点はDai 273, Joel 249, Sandro 189, Marcel 181, Jeremias 162, Samuel 154, Jan 153, Timo 123, Matthias 104, Jessie 84, Lucas 77 でした。サンドロとヤンが前回に比べるととても上達しています。

2006年3月12

3月10日ある銀行の総会に出演しました。      これは楽屋での一こまです。犠牲者はサンドロです。こういうことにはみんなすぐ乗ってきます。休憩が一時間あり楽屋でみんなで騒いでいたら「ちょっと静かにして下さい」と文句を言われました。ステージと会場内では総会が行われていたんです。

それでもステージでは張り切って楽しみました。お客さん達もKidsのスイング感溢れる演奏を大変喜んでくれました。余りに受けが良かったので予定したよりワンステージ多く演奏して契約していたより多くのギャラを貰いました。銀行の人たちもとても満足してくれたようです。Swing Kids売れているとは言え、まだまだどこに行っても初めて見る聴く、という人がほとんどですから本当にみなさん驚いています。それで僕たちが日本やアメリカにまで行くというのを聞くとみんなが喜んでくれます。

練習も一生懸命やています。トランペットセクションがうるさいくらいにみんな力強くなりました。ヤンの加入でみんな刺激を得ています。ヤンは僕が指揮をしている大人のバンドでもトランペットを吹いていますが、サウンドやフィーリングは大人の20年も30年もトランペットを吹いている人たちより上です。惚れ惚れするドライブのかかったソロを吹きます。

ジェシーも9歳とは信じられない力強いソロを吹きます。この子の高音が凄いんです。みんな唖然としています。これを聴くと又ヤンやサンドロもしゃかりきになって練習します。お互い本当に素晴らしい影響を与え合っています。これから6月にアメリカに行くまで本当に忙しいですが良く練習していい演奏をしようと思っています。日本ツアーの時よりレベルはかなり上がっています。

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2006年3月7日

我が家の庭も雪に埋もれました。

もう春が来るのかと思っていたらドカッと雪が降りました。今までの最高だそうです。チューリッヒでは路面電車やバスがストップしました。高速道路も大きな停滞がありました。土曜日ドラムのマーセルかスキー休暇から帰ってくるのに普通だったら2時間半のところ7時間もかかって少し練習に遅れて来ました。 南ドイツも又交通が大混乱しました。          

日曜日に従兄弟の幹ちゃんと電話で話をしたら殆ど毎日このサイトを覗いていると話していたので、これはヤバイ、これからはもっとこまめに更新しなければならないと思いました。忙しい身ですが頑張りたいと思っています。

雪の話ですが今年はヨーロッパ各地で雪の重みで大きなホールやスーパーの屋根が押しつぶされたということがよくありました。今回のスイスの雪では木がたくさん折れました。我が家では庭の松の大きな枝が折れました。

 

 

8月7日にはまた国営テレビに出演します。同じく8月の終りにはラジオのライブコンサートに出ます。今は放送関係にも結構名前が売れているのでこれからまだ放送の仕事が入って来そうですね。宣伝には一番いいです。

アメリカ行きの切符の手配をやっとこさ始めたところです。ニューヨークで4泊してコンサート等をやり、その間に一日ボストンに移動して有名なバークリー音楽院でジャズの学生達のためにコンサートをやります。それからアイオワ州クラリンダのグレンミラー・フェスティバルで4日間演奏します。

殆どの子が英語が出来るのでアメリカでは楽です。アメリカでも日本食を食べに行きたいと思っています。ニューヨークでの滞在はグレンミラーの有名な曲の「ペンシルベニア6500」の由来になったHotel Pennsylvaniaです。何か因縁めいたものを感じますね。ホテル内でも演奏をしますよ。

 

 

2006年2月27日

国営テレビの収録が2月25日にありました。ベースのダニーが来れなくて                                                                      代わりにヤンのお姉さんカロルが出演しました。可愛い14歳です。                                                                              演奏の腕もとても達者でコンサートでも時々一緒に演奏しています。

2006年210日

またご無沙汰してしまいました。忙しいこと限りないです。

一月は4回も演奏に行きました。普通は冬場は暇なのですがやはり知名度が増すとあっちこっちからお声がかかります。

1月30日はスイスで行われていたハンドボールのヨーロッパ選手権のVIP晩餐会に呼ばれて演奏して来ました。この時期は大概の学校が冬の休みでSwing Kidsも5人も家族とスキー休暇に行っていて小編成で演奏しました。ベースはヤンのお姉さん14歳のカロルが来て弾いてくれました。ベース暦は長くないのですがSwing Kidsのレパートリーを以前から少しずつ練習していて今では殆ど全曲出来ます。この日は本当に助かりました。ヤン同様とても音楽的です。  ヨーロッパ中から来たハンドボール連盟の人たちでいっぱいでしたが、いままで経験したことがない程、最高のノリで素晴らしい一晩を楽しみました。     スイス人は静かな国民なので拍手はしますが、そんなにノッてくれないですが、この晩はイタリア人、スペイン人等のペースメーカーがいて最高に盛り上がりました。ロシア人までが立ち上がって殆ど踊りのように体を動かしていたのには笑ってしまいました。  

この夜最高に受けたのはやはりジェシーでした。サックスが手薄だったのでヤンはこの日はトランペットを吹かないでサックスだけ演奏したので、イン・ザ・ムードのトランペットソロはジェシーが吹きました。驚くなかれ、9歳になったばかりの女の子があの有名なソロを立派に吹きました。アンコールでもやったので2度ちゃんと吹きました。感動の一場面でした。アマチュアなら大人でも難しいソロを小さな女の子が堂々と吹くのですからみんなただただ驚くばかりです。怒涛のような拍手と歓声で会場は割れんばかりでした。僕にとっては生涯忘れられない思い出の場面になりました。

スイスのハンドボール連盟の人たちはヨーロッパ全土からのお客さんに大変素晴らしいプレゼントが出来たととても喜んでくれました。選手権の準決勝の試合の切符を20枚くれました。みんなで行って楽しんで来たのは言うまでもありません。

 

 

スイスではこの時期どこの地域も一週間のスポーツ休みというのがあります。土地柄子供達がスキー等のウインタースポーツを楽しめるようにしたものです。大概の家庭が一週間スキー場に休暇に行きます。それから殆どの学校がこの前後にやはり一週間のスキー合宿を行っています。ですから殆どの子は冬2週間は雪で楽しむという生活を送っています。これはスポーツをするだけに限らず十分な日光を得るという目的もあります。スイスは山に囲まれた谷の地域が多くてこの時期霧が非常に多く太陽の出ない日がかなり続きます。ビタミンD不足にもなるし気分も滅入ってしまします。    そうした意味でもみんな山に行きたがります。       

Swing Kidsで少し問題なのは地区によって休みが違うということです。ですから1月の終りから3月の中ごろまで練習や演奏で全員揃わないことが多々あります。これはどうしようもないですが。

2月25日に国営テレビの収録があります。土曜日の娯楽番組に出演を依頼されています。今年は去年以上に忙しくなりそうです。

3月も忙しくて、4月の初めは一週間有名なホテルから招待されています。金土の二回演奏をするだけで後は 無料で滞在出来ます。ホテルのオーナーがSwing Kidsの大ファンです。このホテルはスイスでも一番由緒あるホテルの一つで1905年当時のスタイルを維持していて部屋の調度品、家具もその当時のスタイルです。お城のようなホテルに入るとまるで時代が逆戻りしたような気分におちいります。食事も最高です。子供達はツインの客室が与えられ食事も他の客と同等の高級なものを食べることが出来ます。屋内プールやテニスコートなどもありうんと楽しむことが出来ます。

 

 

 

 

 

 

 

 

2006年1月20日

今日木曜日練習がありました。夜の練習はみんな疲れていて集中力がなくすぐわいわいがやがやとなってしまいます。今日はジェシーがIn The Moodのソロを見事に吹きました。サンドロも負けじと試しましたがダメでした。ジェシーに軍配が上がりました。これにはみんな唖然としました。あの小さな体のどこにあんなパワーがあるんでしょうか。僕もいつも驚きます。まだ3年生ですから。リズム感も素晴らしくいいです。最近彼女のことばかり書いているようですが、この子が僕と過ごす時間が一番長いのでどうしても身近に感じてしまいます。それに一番小さいので。  他の子は一週間に個人レッスンは30分が一回だけですが、ジェシーは一時間を2回やっています。小さいのでやはりいろいろ見てやらないとみんなについていくのが難しいですから。 他の子供達には適当に課題を与えて家で自分で練習するように言っています。みんなそれぞれ良く頑張っています。

 

 

先日の18日にジェシーが9歳になりました。僕に言うには「この次のコンサートからもう8歳と言ってはだめよ、9歳になったんだから」 

一つでも年を取ったのを喜んでいるようです。こちらはその反対ですが。

サムエルも同じ日に15歳になりました。この子はマイペースで行っています。ヤンやマティアスにはかなわないと思って諦めているのかも知れませんが、それでも最近はソロも成長しています。

同じ誕生日と言えばトロンボーンのダニーとジョエルが同じ日に生まれています。年も同じですから本当に同じ日です。クラスも同じですがタイプは全然違うので一緒に遊んだりとかはしていないようです。ダニーはどちらかと言えば一人で何でも時間をつぶすタイプです。    ジョエルはそれとは反対にいつも誰かいないとダメなタイプです。とても社交性に富んでいます。

 

2006年1月18日

昨日ジェシーがレッスンに来ました。グレンミラーのある曲のソロのところで彼女に言いました。「これはジェシーにはちょっと難しいよ」と。

そしたら彼女が言いました。「でもちゃんと正しく練習すればどんなものでも出来ないものはないわ」

僕は「誰がそんなことを言ったの?」と訊き返しました。彼女は「あんたが私にいつも言っているじゃない」と答えました。

絶対あきらめないところが彼女の凄いところです。

 

ある時僕に言いました。「私もあんたみたいに凄い高い音が吹けるようになりたいわ、あれはカッコいいわ」

昨日も高い音を吹いてみせてやると言いました。   「それ吹いている時きついの?」             「うん、結構きついよ」                    「でも全然そん風に見えないね。私もそんなに楽々と吹けるようになりたいわ」

やりますよ、彼女なら。

 

 

 

2006年1月14日

今年最初の演奏に6、7日と行って来ました。バンドは益々パワーに溢れて来ています。少しずつレベルの高いアレンジをやっているのでみんなも頑張らねばなりません。特にファーストトランペットのサンドロは大きな荷を背負っています。しかしよく頑張っています。あの小さな細い体で高い音をヒットしています。

それから最近の話題は何と言ってもヤンです。一年前からトランペットを始めたのですが今はもう凄いです。火の出るようなホットなソロを吹きます。コンサートでも今年からサックスとトランペットを半々くらい吹いています。この前もGlenn MillerのIn The Moodという曲のトランペットソロを吹きましたが、大げさでなくプロ級です。もし目を瞑って聴いたら絶対上手いプロが吹いているとしか信じられないと思います。この子は才能も凄いですがそれ以上に努力家です。毎朝6時に起きて一時間練習しています。12歳の子ですよ。サックスとトランペットの二つの楽器をやっているので人の倍練習しなければなりませんが本当に良くやっています。サックスだけ吹いていた頃もよく僕のところに一緒に練習しに来ていました。

 

トランペットを始めたのは僕のところに毎週レッスンに来たかったからなんです。それが誰も信じられないスピードで上達して今はバンド全体にぱっと火がついたような、そんな影響を与えています。トランペットの連中も負けじと頑張っています。小さなジェシーまでも以前にも増して頑張っています。ヤンと同じソロを一生懸命練習しています。このソロは元々Glenn Miller楽団のプロが演奏したものを楽譜に書いたものですからそれを8歳の女の子が吹くというのはむちゃくちゃな話なんですが、ジェシーは吹きますよ。あの高い音が出るだけでも驚きですが、フィーリングといいリズム感といい全くセンセーションです。

話はヤンに戻りますが、彼が15歳のシュテファンに言いました。「あんたのアドリブは音階を上に行ったり下に行ったりしているだけだよ。もっとね、ジャズのフレーズを吹かなければだめだよ」

ある時シュテファンがみんなの前で先週はたくさん練習したよ、と言いました。それを聞いたヤンが、        「何、たったのそれだけ?、あんたねえ、心構えを変えなければだめだよ」 と言いました。                      12歳の子が15歳の子にこんなことを本気で言うんです。

 

 

2005年12月30

12月28日練習の後フェリーでドイツに渡り屋内プールに行って来ました。船の上で昼ごはんに食べるサンドイッチを各自が持って行くように言ったのですが、又ルーカスは忘れました。同じ机にいたジェシーが「私のをあげるわ」と言って彼に全部渡しました。すると他の誰かが「だったらお前のがないじゃん」と言いました。ジェシーが財布を取り出して答えました「私はお金を持ってるから何でも好きなものを買うわ」と。あんな気の強い子でも気は優しいです。30日はトロンボーンセクションだけで練習をしました。ある箇所をティモに「一人で吹いてごらん」と言いましたが、吹いた後ルーカスが言いました「そんなに汚くよく吹けるね、オレだったらそんなに汚く吹こうと思っても吹けないよ」11歳の子が15歳の先輩にですよ。ダニエルが「そりゃあ、言い過ぎだろうが」と言うとルーカスは「ごめん、ごめん、そういうつもりはなかったんだけどつい本音がでちゃった」と言いました。それを聞いてティモはがくんとなりました。彼もとても優しいのですんなりとそういう言葉を受け取ります。事実には違いないですから。それにしてもルーカスは普通の人間とは違った常識を持っています。でも可愛いので何を言っても何をやっても憎まれないです。

練習の後両親が車で迎えに来ましたが、それも30分以上遅れてです。この家族はみんなとは違ったテンポを持っています。

 

お父さんがルーカスに訊きました、           「自転車に鍵かけた?」と。                ルーカスは 「いや、かけなかった」           「電車の切符買った?」                 「いや、買わなかった」                  「車掌は来なかったの?」                 「うん、来なかった」。。。これはルーカスは来る時は電車で来たからです。でもいつもぎりぎりに駅に行くので自転車に鍵を掛ける時間なんかないんです。どこかしこ構わず自転車を置いて電車に飛び乗っています。切符は普通は回数券を持っていますが、この時はなくて一回分買わなければならなかったらしいです。スイスでは日本のように改札がなく誰でも電車に乗れます。なかで車掌が来ます。もし持ってなければ8千円くらいの罰金を取られます。最近は車掌がこない時もよくあります。路線によってはまったく車掌は乗っていず、時々コントロールがあるだけです。

僕はそばにいたお母さんに言いました。        「ルーカスと一緒にいると人生がスリルに富んだものになるよね」と。

 

 

 

 

 

 

2005年12月18日

又寒くなり週末は雪が降りました。金曜日の朝道はツルツルに凍っていてヤンは学校までの500Mほどの道で3度転んだそうです。

ヤンは今年の2月からトランペットも習い始めました。まだ一年経っていないですが、もうプロ級と言えます。こんな子に出会ったことはまだないです。本当に天才と言えます。素晴らしい音色とフィーリングを持っています。高音域も信じられないくらい力強く吹きます。少し専門的になりますが、グレン・ミラー楽団の有名な曲「In The Mood」のトランペットソロを一流のプロに負けないくらい吹きます。魂の入った火のようなソロです。12歳の子がこれだけ吹くこと自体驚くことのなのに、

それにも増してトランペットを習い始めてまだ一年にも満たないということが驚きの又驚きです。トランペットはある程度吹けるようになるまで他のどの楽器より時間がかかるのです。僕は彼に及ばないソロを吹くプロを何人も聴いたことがあります。

この子は僕の教える通り真剣にやります。出来るまでやります。この姿勢がこの子の上達を驚くべきものにしています。サックスも勿論天才級ですが、これからはトランペットが主流になるかも知れません。スイングキッズでもトランペット専門で時々サックスのソロを吹くというようになると思います。

 

2005年12月12日

12月10日 、リハーサルの後で両親たちも集まって食事をした後日本でのコンサートのビデオやDVDを鑑賞しました。東京のバードランドでは番組制作会社コスモスペースが3台のカメラで撮影したもので、さすがにプロの作品とみんなが感心していました。とても臨場感があります。バンドも日本最後のコンサートでとても張り切っているのが伝わってきます。翌日11日はオーストリアの日本レストランへみんなで行きました。オーストリアと言っても国境近くで国境駅から歩いて検問所を通って行きました。

 

スイス側の検問所を通る時は警備員に見向きもせず素通り、オーストリア側もそうやって道の反対側を素通りしようとすると警備員に大声で呼び止められました。「あんたら、素通りしたらこまるがね」「でも、車の検問で忙しそうだったから」「それでもちょっと目配せくらいしてくれもいいでしょうが」お咎めはそれだけでした。

レストランでの主人、長野あきらさんがが儲けなしの特別価格で腕を振るってくれました。おいしい寿司やカレーライスで日本ツアーの余韻を楽しみました。

 

 

2005年12月8日

12月2日ライン川に沿って上流に車で役1時間半走った街クーアChurでコンサートがありました。地元のジャズ愛好者達で結成しているクラブが年に何回かジャズバンドを招待してコンサートを企画しています。子供のバンドが出演するのはもちろん初めてです。いつもは著名なバンドが出演しています。

金曜日は何人かは遅くまで学校があり開演前の30分に滑り込みで入りそれからステージを用意してそれでも8時きっかりに始めました。その早業に実行委員の人たちもびっくり。その代わりKidsはウォーミングアップもまったくなしでダイレクトで演奏開始です。これも平生から訓練しているからです。いつでもすぐ演奏出来るようリハーサルでも殆どウォーミングアップをしません。やりながら調子を整えて行くようしています。ですから1,2曲目は軽いスイングナンバーをやります。日本でもいつもウォーミングアップをする時間は殆どなかったです。スケジュールが殆ど分刻みという感じでしたから。

コンサートはあるレストランで行われましたがいっぱいに埋まって素晴らしい雰囲気の中で楽しく演奏することが出来ました。

「噂には聞いていたがこんなに素晴らしいとは」これがどこに行っても皆さんの感想ですね。子供だから本当に想像出来ないですよね。

この日もまたスタンディングオーベイション受けました。終わってからすぐ30枚CDが売れてサインの行列が出来ました。こんなのもおとなしいスイスでは珍しいことです。誰かが言いました。「何だか日本にいるみたいだね」と。

クラブの人が何人か「今までのコンサートの中で一番良かったですよ」と言ってくれました。会長も大変感激して来年と再来年にも来て下さいと言われました。来年は11月に行きます。

その日は遅くなったのでその町に泊まりました。次の日は野外リンクでスケートをする予定でしたがあいにくの雨で、予定を取りやめ町でクリスマスプレゼントを買うショッピングをしました。それも楽しかったです。

 

2005年11月23日

日本ツアーから帰って来て一月が経ちました。最近やっと以前の生活に戻ったような感じがしますが人々の間では日本ツアーはまだまだ話題になっています。

先日歩道を歩いているとある見知らぬ年配の男の人が僕を見て反対側から道路を横切って来ました。それで手を差し出しながら言いました。「日本ツアーの成功おめでとうございます。いつも楽しく新聞を読んでいます。あなた方やっていることは本当に素晴らしいことです。これからも頑張って下さい。」 と。Swinng Kidsが日本ツアーをやっている期間に3回ツアーの状況を知らせる記事がこちらの新聞に掲載されました。スイスに帰国してからも3回大きな記事が写真入りで出ました。  

昨日州立銀行が主催したイベントに演奏に行って来ました。州の全市町村長と校長が出席していたものです。演奏の後でたくさんの人たちから日本ツアーについて話しかけられました。即2つの演奏依頼がありました。スイングキッズの活躍をみんなが喜んでくれています。 

大失敗 

いつもルーカスの忘れ物を笑っている僕ですが今度

は自分でもっと大きい忘れ物をしてしまいました。

電車の中に何とトランペットを忘れてしまいました。木曜日の夜忘れたのですが気が付いたのは何と金曜日の午後、さあこれから演奏に出かけるという時です。トランペットがどこにも見つからないんです。しばらく考えてやっと思い浮かびました。電車の中に忘れたに違いないと。それでももう時間がなく駅に電話をすることも出かけることも出来ませんでした。トランペットはもう3本我が家にあるので一本をケースに入れてすぐ家を出ました。週末は駅の事務所は誰もいなく電話も通じませんでした。結局インターネットで忘れ物の届出をして待っていました。どうせ出てこないだろうとあきらめていたら今日国鉄からメールが来ました。「探し物が見つかりました。24日からRomanshornの駅で受け取れます」と。

一番古い、25年も使っている楽器なんですがなじんでいるんです。他に3本新しいいいのがあるんですが、この古いのでステージに立つと一番落ち着くんです。長く使っているからか音にも一番味があるような気がします。

僕も若い頃は人があきれる程の忘れ物を時々していました。                                 

 

 

2005年7月11日から16日までの合宿の写真が次のサイトに載っています。ここをクリックして下さい

モントルージャズフェスティバルから夜中に帰って来て一日休んで月曜日の朝出かけました。最初の日は午前中2時間、午後3時間、夜2時間の総合練習のほか夜は12時までがんがん音楽が鳴っていました。静かだったのは食事の時だけです。晩御飯を食べ終わるやいなやサックスのマティアスがピアノでジャズロックの伴奏パターンを始めると管楽器奏者が我も我もと集まって自分達で即興で曲を作ってアドリブソロを回し始めました。
8歳のジェシカもトランペットで音を取って一緒に演奏をやりました。何やら映画の中のシーンのようで感動的でした。かの有名なカウント・ベーシー楽団も初期の頃はこんな感じでやったそうです。それをこの小さな子供達がこういう方法を習ってもいないのにごく自然に当たり前のようにやっている姿は本当に感動的です。みんなで一緒の練習の後も12時まで乗りに乗ってやっていました。合宿所の世話をしている家族に悪いので12時で止めさせました。

火曜日は8時起床8時半朝食という時間割だったのですが、7時半から前夜の続きを朝食が用意されるまでやっていました。なにやら狂ったような感じでした。自分達が作った曲なんだという喜びも大きかったものと思われます。それがエネルギーになったのでしょうか。世話をしてくれたおばさんは子供達がこんなに上手だとは想像していなくてすごい喜んでくれて文句の一言も口にしませんでしたが、さすがに悪い気がして午後はみんなで近くの町までバスに乗ってぶらぶらしに行きました。バスの運転手が「学校の遠足か何かですか」と訊くので、「いや、音楽の合宿をやっているんですよ」と答えると、「あー、そうか、テレビで見ましたよ、ジャズをやっているグループでしょう、私はね、スイングジャズが好きなんですよ」と喜んでいました。すかさずサンドロが「ねえ、聴きにおいでよ」と言うと「そうだね、時間が取れたらぜひ、行きたいね」と言っていました。
 
こんな調子で土曜日の昼までやりました。木曜日の午後は又バスに乗ってプールに行きました。
乗換えで又あの運転手に会いましたが、サンドロが又「ねえ、いつ来るの」と誘いました。結局その人は来なかったのですが、又どこかで会うと思います。その夜はみんな疲れていましたがその日は午前中練習しただけなので食事の後、さあ練習やろうと言って始めました。11時に眠りたい人はもう行ってもいいよと言うと3人が部屋に上がって行きました。それから一人二人と抜けて行きました。しかしジェシカは最後まで頑張りました。
大変なエネルギーです。8歳の女の子が夜中の12時まで集中して13,14歳の男の子達と一緒にトランペットを吹くのです。午後何時間もプールで遊んで疲れているというのに。次の朝も起きるのは一番です。大きい子達はまだ深く眠っているというのに。学校では男の子としか遊ばないそうです。未だに週2回サッカーの練習に行っていますが男の子のチームで練習しています。女の子のチームの練習はSwing Kidsの練習と重なるので。この子のエネルギーの発散には丁度いいです。ですから気は強いです。食事の時に14歳のティモが何かからかうと「うるさい、静かにしろ」とぴしっとやり返しました。ティモはすぐ口を閉ざしてしまいました。こんな光景を見るのは本当に楽しいものです。
 

合宿をやったところは元々はレストラン件ホテルでしたが、近年レストランを閉めて主に学校関係やスポーツクラブの合宿に使用出来るよう改築しました。冬はスキーの合宿にも利用されています。標高1000Mくらいのいかにもスイスという
感じの平和な景色の中で過ごした一週間は子供達にとっても
貴重なものでした。

 

 


2005年7月9日 モントルー・ジャズフェスティバル

行って来ました。モントルーへ。
Swing Kidsの演奏、大変な反響でした。
ここに出演しているグループはもちろんみんなレベルの高い素晴らしいバンドばかりですが、これはどこにでもたくさんあるのでいまさら驚く程のものではありません、感心はするでしょうが。

Swing Kidsの登場は聴衆にとっては衝撃的だったと言っても過言ではありません。小さな子供達がスインギーで迫力あるナンバーを始めるとみんな「うわー、何だこれは」といった感じで驚いていました。途中8歳のジェシカが前に出てソロを吹くとその驚きは頂点に達しました。今日はひざ下までの短いズボンに大きな運動靴、それに野球帽を後ろ向きにかぶったジェシカ、誰もが男の子と思ったと思います。しかしこの小さな体から吹き出るエネルギーにみんな驚きました。面白かったのは終わりごろ曲の合間に僕に「ねえ、私トイレに行かなきゃ」と言いました。「じゃ、行って来て」と答えると矢のようにステージから消えました。そして「彼女は今トイレに行きました」とアナウンスすると会場は爆笑。彼女なしで曲を始めると途中から走ってステージに来ました。そこでまた大拍手。その次の曲は彼女のソロがあったのですが、急いで前に出てくる時に滑ってしりもちをつきましたが、すぐ起き上がってチャンとをソロを始めました、
又大拍手。もう彼女のワンマンショーです。もちろんバンドも素晴らしい演奏をしました。前の方にいたアジア系の中年の女性は余りの感激に涙を流しながら聴いていました。

演奏の前に国営テレビのインタビューがありましたが、僕はフランスが殆ど出来ないのでジェシカのお母さんに頼みました。演奏中もカメラがステージ上がって来て撮影していました。女性アナウンサーもキッズの演奏に体を揺らしながら聴いていました。

今日は子供達にとって素晴らしい一日でした。バスで片道5時間の遠出でしたが、実りある一日でした。帰り道みんな眠るのかなあと思っていましたが、とんでもないわいわいがやがや、こちらの方が疲れてしまいました。車中6時間くらいはレイ・チャールズのCDを繰り返し聴きました。
こんな小さな子供達がこんな音楽を好んで聴くというのは想像を絶します。ちなみにジェシカの一番好きな曲はレイ・チャールズの「我が心のジョージア」です。8歳の女の子がこんなバラードを好むといいうのは、やはり彼女には生まれつき持った、音楽を感じる力があるんですね。

 

一緒に吹くと子供達が喜ぶので2,3曲一緒にやります。曲の途中で僕に向かって「ダイ、ソロ、ソロ」と何人かが                                                      叫ぶのでこの写真のように突然ソロを取ることもあります。


2005年7月2日、初めて路上ライブをやりました。

7月2日は午後St. Gallenサンクト・ガレンという街のMusik Hugという楽器屋の前の路上で演奏しました。楽器屋から景気付けにと頼まれました。楽器屋から貰ったギャラは16万円なのですが、それでも楽器屋が何のイベントでもないのに2時間の演奏にこんなギャラを払うというのは本当に例外です。普通ならアマバンドは頼んでギャラなしでやらせてもらうという感じですが。
 
たくさんの人がバンドの前に立って聴いていましたが、ある女性がコインを路上に置くと他の人も真似をしだし最後には1780フラン、16万円以上にもなりました。子供達は「これなら毎週やろうよ」と大変喜んでいました。終わってから楽器屋の2階の控え室でみんなでコインを数えている姿は微笑ましいものでした。

聴衆は初めて耳にする子供達の本格的なスイングに驚いていました。8歳のジェシカがバンドの前に出てトランペットソロを吹くたびに大歓声が上がり雰囲気を盛り上げました。

ここにはプロのシンフォニーオーケストラがありますが、知っている打楽器奏者の奥さんがたまたま通りかかってキッズの演奏を聴いてびっくりして急いで家に帰って主人を連れて来ました。彼もキッズのレベルに驚いていました。東京に住んでいるというスイス人の子供連れの女性が演奏の後僕のところに来て、「日本に行くって、東京でもやるんですか」と興奮していました。そのほかたくさんの人が演奏の後来ていろいろな質問を浴びせかけて来ました。こんなことはスイスでは本当に珍しいというか殆どないことです。
 
キッズの演奏にはただ上手に演奏するというだけでなく、人の心をうきうきさせる何かがあります。みんなが本当に心から楽しんでやっているからでしょうかね。

 

 

後列の真ん中小さなジェシー見えますか。たった一人の女の子、しかもまだ8歳で大きな男の中に入って頑張っ                                   ている姿 感動的です。セクションの中での音量も引けを取っていません。大事に育ててやりたいと思っています。

2005年6月18日、州立銀行のイベントに出演した時のエピソード

金曜日は地元の銀行が主催したゴルフコンペの夜の部で演奏しましたが、大変に受けました。演奏が終わった後、頭取が担当の従業員にバンドにギャラをいくら払ったか尋ねたそうです。30万円ですと答えると頭取曰く、それでは少なすぎる、もう20万円あげなさい。

こういうことが時々あるのです、余り感動して契約したギャラに上乗せしてくれます。こんなことはスイングキッズしか出来ないことだと思います。この日その場で2回の演奏依頼が入りましたし、スポンサーをしたいというある会社の社長も楽屋に来ました。(まだ連絡はないですが)
このバンドには人を感動させる何かがあります。


土曜日の一回目の演奏では前の方に座っていた客の何人かが口をあんぐり開けて目を見開きながらスイングに合わせて体をゆすっていました。それを見て日本語の「開いた口がふさがらない」という表現を思い出しました。こんな子供のバンドがこの世にあろうとは夢にも思わなかったという感じですかね。そういう人たちの表情をステージの上から見るのもまた愉快です。

 

2005年6月29日 、練習の後湖で遊びました。

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2005年6月18日

 

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2005年4月17日、国営テレビの収録

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2005年42

女子のアイスホッケー世界選手権がSwing Kidsの町ロマンスホーンで                                                                               開催されました。大会最終日の4月2日昼の練習の前に日本チームの                                                                              みなさんがキッズの練習場所のHotel Bodanに訪ねて来ました。

監督の信田さん、スタッフの皆さん、そして明るい選手達、素晴らしいスポーツマンシップに溢れたグループです。惜しくも                                          優勝を掛けた最終戦でスイスに3-2で負けましたが、日本の誇りです。勝つだけがスポーツの目的ではないでしょう。

もちろん応援に行きました。チームのユニホームを着て声をからして声援しました。左からトロンボーンのティモ、サックスのヤン、                                              トランペットのジェシカ、ベースのダニエル楽しい思い出になりました。

2005年312

今日は昼と夜2回演奏がありました。どちらも銀行の総会でしたが                                                                                      合間の時間が長くみんなでピザを食べに行って、その後ボーリングを                                                                                       しました。長い楽しい一日でしたがとても楽しい時を一緒にすごしました。                                                                                    夜の演奏は11時近くまでやりましたが、みんな疲れも知らず最後の                                                                                      最後までハッスルしてお客を乗せました。本当はみんなもっとやりた                                                                                      かったのですが他の余興も入っていて断念しなければなりませんでした。 

  

 

夜の出番を待つ間誰かの合図でジャムセッションが始まりました。                                                                                     みんな演奏するのが好きなんです。

 

11歳のサックスコンビ、マティアスとヤンが楽屋でジャムっています。                                                                                       ピアノも出来るマティアスがブギーを弾いてヤンがサックスでアドリブを                                                                                     演奏しています。なんとも微笑ましい光景です。何十年か先にはこの                                                                                     写真は歴史的価値を持つかもしれません。二人の偉大なサックス奏者                                                                                   の子供時代というタイトルで。二人とも大変な才能を持っています。

                                                                                     

2005年2月26

今日はリハーサルがありましたが、今は各地がそれぞれスポーツ休みで3人が抜けた練習でした。                                                       それでもいつもの通り気合を入れてやりました。一人でも素晴らしい音楽が出来るのだから何人                                                                    編成でも一生懸命やろうといつも子供たちには言っています。今日は新しい2曲をやったので一時間                                                                  位したら休みたいという声が上がり、珍しく休憩を取りました。普通は2時間休みなしでぶっ通しで練                                                                  習します。休憩時間はリラックスして楽しみました。

 

 

2005年2月13日

いよいよジェシカがコンサートに登場しました。ステージに上がってロックの曲をトランペットセク                                                       ションで吹いてそれからバンドのフロントでアドリブを披露しました。予期せぬアトラクションにお                                                                 客もバンドもみんな驚いていましたが、もちろん大拍手。バンドの連中にもジェシカが飛び入り                                                         するのは言っていなかったのです。最近8歳になったばかりですがたいした腕と度胸にはみん                                                         な脱帽です。写真がないのが残念です。彼女の写真はメンバーのページを見て下さい。

 

2005年1月22

土曜日の練習は朝9時から11時半までやっていますが、今日はベースのダニーが朝寝坊をして30分遅れて来ました。私が「拍手」というとみんなが大拍手で照れくさそうなダニーを迎えました。やおら席に着くと、目覚まし時計が鳴らなかったと先ずは言い訳。殆どは他の町から電車で来ているのですが彼は歩いて10分程もかからないところに住んでいます。「今度みんなにビールおごれよ」と実現しそうもないことを誰かが叫んでみんな大笑い。このグループは本当に素晴らし子供たちが揃っています。練習の時に誰かが素晴らしいアドリブのソロを吹くとみんなが拍手をします。こういうことでみんなの絆がより強くなっていっています。みんな別々の学校に行っていて定期的に顔を会わせるのは週に2回です。それから週末の演奏がありますが、これは冬場は少なく春夏秋にたくさんあります。多い月には7,8回も演奏に出かけます。これが又楽しいしとても良い経験になっています。

2005年1月9日

新年に入って初めての演奏が1月9日にありました。ロマンスホーンのホテル・ボーダンが朝食コンサートを企画して和やかな雰囲気の中で10時半から1時まで休憩を入れながら楽しく演奏しました。85人程の聴衆も朝ごはんを食べながら楽しい日曜日のひと時をSwing Kidsと過ごしました。何人かいたプロの音楽家達もこんな小さな子がこんな豊かなサウンドをどうやって出すんだろうと驚いていました。ある音楽家はキッズのドライブ感のあるダイナミックな演奏に舌を巻いていました。3つの新聞社も取材に来て、後日それぞれ写真入で大きな記事を掲載してくれました。