台北

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神戸を朝早く出て台北に着いたのは昼過ぎでした。ジェシカが財布を飛行機の中に忘れるというハプニングはありましたが、みんな元気で初めての台湾上陸となりました。

その足でJupiterの工場に行き楽器を作っている様子を見学しました。手作業が殆どでたくさんの行程があり子供達にもとても印象に残りました。

それからホテルに荷を置いて会場のKHSホールに入りました。これはJupiterの親会社KHSグループが持っている独自のコンサートホールで音響は素晴らしかったです。お客さんも良くのってくれて台湾での初のコンサートは大成功でした。

翌朝はありがたいことに9時まで眠ることが出来ました。こんなに長く眠れたのはこれが最初で最後でした。午前中は「人形博物館」を訪れ台湾の伝統的な人形劇について色々見たり説明を受けたりしました。昼ごはんは「しゃぶしゃぶ」でこれはみんなにも大変受けました。おいしいものがたっぷり食べられました。

昼は初めて少し繁華街をぶらぶらする時間があり、みんなTシャツやみやげ物を買いました。ステージ用のシャツを買った子も何人かいたようです。安いので。

夜は又同じホールで2回目のコンサートがありました。この日も昨日同様コンサートの後にサイン会があり子供達はスター気取りでせっせとプログラムやポスターにサインをしていました。みんなかなり疲れていて第一部ではルーカスが、第2部ではパトリックが楽器を持たないでステージに上がるというハプニングがありみんなで大笑いでした。

最終日は3つの学校を回るというハードスケジュールでしたが傑作でした。

最初の小学校では朝8時開演という今まで経験したことがない程の早朝コンサートです。これにはみんなかなりこたえたと思います。本当に眠そうな顔をしてステージに立っていた子も何人かいました。まあ、演奏はいいとしてその後が大変でした。その学校にいいプラネタリウムがあってそれを見せてくれるというのです。それには参りました。早起きをして眠いのにそんな暗いところで座っていたら誰でも眠ってしまいますよね。それにプラネタリウムなんて珍しくもないですよ。スイスにももっともっと立派なのがあります。好意でやってくれたのか、それとも「台北の小学校にはこんな立派な施設があるんです」というのを見せたかったのか、どっちにせよ余り歓迎できるものではありませんでした。僕はすぐ寝入ってしまいました。でも出る時は一応「ありがとうございました、とても興味深かったです」と言うしかないですよね。「ありがとうございました、ああ、良く眠れた」とは言えないですから。

それから昼ごはんを食べて又次の学校です。大きな体育館にもう3つのオーケストラが位置に着いて待っていました。吹奏楽、中国古来の楽器を使ったオーケストラ、それにクラシックの弦楽合奏でそれぞれ2,3曲ずつ先ずは演奏を聴かされました。レベルはかなり高かったです。それがその学校のグループなのか台北全体の優秀な子供達を集めたものなのか、それについては何も説明はありませんでした。それからいよいよKidsの演奏です。僕たちはウォーミングアップも何もする時間はなく楽器を取り出してすぐ始めました。ちょっとフェアーではないですよね。3つのオーケストラは早くから周到に練習してKidsを待ち受けていたと思います。でもそんなことでおじけるスイングキッズではありません。ドカーン、と勢い良く始めて大きな体育館いっぱいの人たちをスイングさせました。それが終わって吹奏楽の子供達を記念撮影をして又次の学校へ移動です。なにか風が通り過ぎたようなあっという間の訪問でした。

3つ目は中学校でした。校庭にステージがありました。ステージ自体は良かったですが、音響設備には参りました。50年くらい前の丸いスピーカーが屋根の上にいくつか付いていて、それもいくつも穴が開いたのもありました。付き添いの音楽教師も「第二次世界大戦から使っているやつだろう」と大笑いしていました。この装置を通して音を流すのだけは勘弁して下さい、と断りました。演奏が終わって司会者が「それではバンドのみなさんと一緒に写真を撮ってもいいです」とアナウンスすると女の子達がうわー、とステージになだれ込んで来て身動き出来なくなりました。特にNicoには女の子が集中してそれは大変でした。

続く

 

 

台北にはスイングキッズが使っているJupiterの本社があります。そこの招きで行きます。あそこの中華料理は世界で一番おいしんではないでしょうか?すごく楽しみにしています。

子供達も最近まで世界最高だった台北101ビルに上がるのを楽しみにしています。

ちなみにJupiterは昔はひどい楽器を作っていてヨーロッパでは未だにイメージが悪いのですが最近の進歩には目を見張るものがあります。僕たちはスイスの代理店から「Jupiterを試してみてくれないか」と言われ約一年ほど前から全員Jupiterの楽器を使っています。僕たちがJupiterを吹いていると言うと殆どの人が笑うのですが、でもSwing Kidsほどまとまって素晴らしいサウンドを持っているバンドはありません。有名なメーカーの高価な楽器を使ったからと言ってうまく演奏出来る訳ではありません。要は演奏者の表現力と気迫ですよね。それが音楽の質を決定していると思います。